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映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』の概要:1978年のアメリカ映画で、今も尚カルト作と名高い『発情アニマル』のリメイク版。残忍な男たちから壮絶な暴行と凌辱を受けた女性が、犯人の男たちへ復讐を繰り広げるバイオレンス・リベンジ・ムービー。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』の作品情報

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

製作年:2010年
上映時間:106分
ジャンル:サスペンス、ホラー
監督:スティーヴン・R・モンロー
キャスト:セーラ・バトラー、ジェフ・ブランソン、ダニエル・フランゼーゼ、ロドニー・イーストマン etc

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映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』の登場人物(キャスト)

ジェニファー・ヒルズ(セーラ・バトラー)
美人の女小説家。新作執筆のため田舎を訪れロッジを借りるが、その先で、地元の野蛮な男たちに目をつけられてしまう。
ジョニー・ミラー(ジェフ・ブランソン)
地元でも有名な荒れたグループの1人。ガソリンスタンドで働いており、ジェニファーをナンパするが振られる。
スタンリー(ダニエル・フランゼーゼ)
ジョニーの悪友。太った体型で、カメラでジェニファーへの暴行シーンを撮影していた。
アンディ(ロドニー・イーストマン)
ジョニーの悪友その2。ジェニファーの下着で遊んだりヘラヘラとその場を煽ったりといかにもな感じのするチンピラ。
マシュー(チャド・リンドバーグ)
ジョニーの仲間だが、気弱でおどおどしている。若い修理士で、ジェニファーの家のトイレを修理したところ彼女にキスされ舞い上がってしまう。彼女が自分に気があると勘違いさせてしまうことに。
ストーチ保安官(アンドリュー・ハワード)
妻子持ちで、更にはもうすぐ第2子を授かりそうな保安官。しかし裏の顔はジョニーらのグループのボス的存在で、助けを求めに来たジェニファーを一緒になって手酷く輪姦する。
アール(トレイシー・ウォルター)
ロッジの管理人をしている老人。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のあらすじ【起】

女流作家のジェニファーは、人里離れた田舎へ小説執筆作業のために1人訪れていた。ジェニファーはロッジの管理人、アールから地図と鍵を借り目的の場所へ向かうも、土地勘がなく迷ってしまう。その途中で立ち寄ったガソリンスタンドで働くジョニー、スタンリー、アンディに早速絡まれる。中でもジョニーは彼女を気に入りナンパするが、その気などないジェニファーは軽くあしらう。

道に迷いながらロッジへと到着し、のんびりと執筆作業を始めるジェニファー。辺りが薄暗くなり、夜の気配がし始めた頃、ジェニファーは担当者と携帯電話で進捗について話し合う。その時、近くの小屋から不気味な物音を聞き正体を探りに覗きに向かう。中には沢山の工具や水酸化ナトリウムなどが置かれていたが物音の正体は分からず、気のせいだったかと引き返すことにする。

翌日、気晴らしにランニング中のジェニファーは森の中で不気味な廃屋を見つける。中へと入ってみるが誰もおらず、不気味になりつつもとりあえずロッジへと戻ることに。ロッジへ帰ると、トイレの水が壊れたのか流れなくなってしまう。管理小屋に電話し、修理士を向かわせてもらうことになる。その矢先、手から携帯を滑らせてトイレに水没させてしまうジェニファー。慌ててトイレから取り出しドライヤーをかけてみるも、直る気配はないようだ。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のあらすじ【承】

修理にやってきたのはまだ若そうな青年・マシュー。何とかトイレを直すと、喜んだジェニファーは彼の頬にキスをする。耐性がなかったのか、驚いて金も貰わず慌てて逃げ帰ってしまうマシュー。

一方、例のガソリンスタンドの男3人組は釣った魚をバットで虐待し、それを映像に収めて笑い合っていた。するとそこへ、先ほどの修理士・マシューも合同してくる。彼もこの男たちの仲間らしい。4人が集まったところで、太った男のスタンリーが見せたいものがあるとカメラを取り出す。曰く「最高の映像が入っている」そうだが、何かと思えばジェニファーのロッジを盗撮した映像だった。下着姿の彼女の姿を見てはしゃぐ男たち。マシューは「彼女は僕にキスをしてくれた。僕に気があるんだよ」と言うが誰も信じるどころか馬鹿にするだけだ。ジョニーは振られた腹いせなのか口汚く「都会の女が田舎にくる理由なんて1つしかねえ。色んな男とやりまくりたいからさ。この女も欲求不満のアバズレに違いない」と罵る。そして男たちは、彼女の美貌に目をつけある計画を企てていた。

その晩、執筆がうまくいかないのか苛立ち気味のジェニファー。携帯も直らず、むしゃくしゃとした彼女は持参していたマリファナを吸いそのまま寝てしまう。目を覚ますともう明け方で、ロッジの中にはジョニーたちが侵入していた。怯えたジェニファーが出ていくように言うが、勿論聞き入れられるわけもなく調子に乗った彼らは彼女を脅し遊び始める。無理やり酒を飲ませようとしたり、執筆中の原稿の内容を読み上げて嘲笑したり、好き勝手部屋の中を開けて撮影したりとやりたい放題だ。泣きながら「お願いだから帰って」と頼み込むと、「田舎の男はダサいから相手にしたくないのか?」と却って怒らせることに。ジョニーらの行為はエスカレートし、拳銃や酒瓶を無理やり口に突っ込ませるなど暴力的なものになっていく。隙を見てジェニファーは酒瓶でアンディの脚を殴り、撮影中のスタンリーには唐辛子スプレーを浴びせロッジから逃げ出す。

森の中を逃走中に出会ったのは管理人のアール、それから保安官のストーチ。ジェニファーはパニックになりながら状況を説明し、保安官であるストーチにロッジへ送ってもらうことに。ストーチの話では、ジョニーはここらでも有名な人物だそうである。しかしロッジへついた途端、ストーチの態度は一変。マリファナの吸殻と酒瓶を見つけジェニファーに非があるのではないかと責め始める。果ては身体検査と言いながら明らかなセクハラを働く。実はこのストーチ、ジョニーとグルであった。再びロッジの中へ入り込んでくるジョニーたち。ジェニファーにとって本当の地獄が始まろうとしていた。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のあらすじ【転】

ジェニファーは殴られ、下着姿で踊らされるのを強要される。端で怯えていたマシューだったが、ジョニーに彼女をレイプするように言われた。初めは拒否していたマシューだったが脅しに負け、ジェニファーを犯し始める。囃し立てる周囲。そこへストーチの元へと電話が入り、彼は1人その場を離れる――「もしもしパパだよ、どうしたんだい」。何と、この男には妻と娘がいるのだ。何ごともなかったかのように良き父親の振りをして娘に電話し、再びその場へ戻って犯行に加わるストーチ。ジョニーらの行為は更にエスカレートする。外でジェニファーの頭を水溜まりに突っ込み泥水を飲ませ、彼女を代わる代わる輪姦していく……。ジョニーたちは証拠隠滅のためにジェニファーを殺害しようとするが、放心状態のままで彼女は川に飛び込んでしまった。浮かんでくる気配もなく、ストーチが隈なく辺りを探すよう彼らに指示するが、結局彼女の姿は見つけられなかった。一先ずロッジにあったジェニファーの荷物を処理し、車も処分することにし、ロッジの鍵もアールへと返却する。1ヶ月が経過してから、編集者のバーバラからアールの元にジェニファーが行方不明であると連絡が入る。同じ時、スタンリーの元から暴行の現場を収めていた例のカメラとテープが無くなる。

ある晩、ジョニーの家の前には鳥の死骸が置かれるという嫌がらせが起きる。銃を手に、物音のした方へ走っていくとジェニファーのサンダルが落ちていた。同時にマシューが腕に着けていたゴムも落ちていたために、マシューの仕業だと決めつけてしまう。一方、ストーチの家にはジェニファーの暴行現場が録画されたテープが送りつけられていた。中身はまだ見ていないという妻に安堵し、ストーチは激怒しながらジョニーたちの元へ向かう。撮影者でもあるスタンリーを怒鳴りつけると、恐らくそれらは全部マシューの仕業だとジョニーは断言する。マシューを探すよう命じ、ストーチは管理人のアールも口封じのために射殺してしまう……。しかし、全ては生きていたジェニファーの仕業だった。ジェニファーはうろうろしていたマシューを誘い出し、謝罪を繰り返す彼を優しく諭した後で彼の首にロープを巻き失神させる。彼女の壮絶な復讐劇が開始されることとなる。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』の結末・ラスト(ネタバレ)

マシューを探して森を走っていたアンディとスタンリーであったが、単身になったスタンリーの前に姿を見せたのはジェニファーだった。彼女を捕まえようと一歩踏み出したスタンリーは虎挟みで足を捕られてしまう。スタンリーがアンディを呼ぶが、背後からジェニファーに殴られダウンしてしまう。アンディが気付くと、いつかの廃屋で、バスタブの上に拘束されていた。バスタブの中に水が流され始め、彼は大声でスタンリーを呼ぶがスタンリーはジェニファーによって木にきつく縛られており、うまく声が出せない。「カメラが好きなんでしょ。撮影してあげるわ」と惨めな彼の姿をカメラで撮るジェニファー。更には瞼に釣り糸を通しまばたきできないような状態にした挙句、顔に魚の内臓を塗りたくり放置する。その匂いに寄ってきたカラスによって顔を啄まれ始め、最後は眼球を食い取られてしまう。一方、アンディは水で満たされたバスタブの中に顔を突っ込まされ「許して」と泣き叫ぶ。ジェニファーはバットでバスタブを殴り脅しかけながら「私も同じ言葉を言った。でもあんたはそうしなかった」とアンディの頭を掴んで水に突っ込ませる。更に、バスタブの中には水酸化ナトリウムが流し込まれた。肌に付けば激しく焼け爛れる劇物と化した水の上で放置され、初めは水に着かないように上体を逸らしながら逃げようとするアンディだったがやがてそれも限界が来てしまい顔が溶けて死亡してしまう。ジェニファーの復讐は止まることを知らなかった。今度はジョニーの働くガソリンスタンドへと向かうと、彼を誘い出し再びバールで殴り飛ばして気絶させる。ジョニーは全裸にさせられ、廃屋の天井から吊るされていた。口には金具をはめ、歯をペンチで抜き痛みを味わわせるジェニファー。苦痛に叫ぶジョニー。「他の2人はしなかったけど、アンタは失禁した」とジョニーに屈辱を与えるのも忘れないジェニファー。しかしジョニーは苦痛の末にも笑っており、中々気丈に「お前のフェラは最低だった」とジェニファーを煽る。ジェニファーはこの挑発にも乗ることはなく、しっかり用意してあった方法で彼を葬る。それは、植木鋏を使って男性器を切除することだった。一変し青ざめるジョニーだが既に遅く、彼は下半身を傷つけられ失血死したのだった。

残る1人は、家ではマイホームパパのストーチだった。ジェニファーは娘の教師に成りすまし、彼の家族へと近づいたのだ。妻からの電話でその事態を知ったストーチ。「娘さんの明るい未来を約束します」と不穏なことを言い残し電話を切るジェニファーに、慌てて家へと向かう。そこには妊娠中の妻しかおらず、娘はジェニファーと共に公園へ向かったとのこと。公園へ向かうと娘の姿はなく、車の中に潜んでいたジェニファーの手で気絶させられ、縛り上げられた挙句尻の穴にショットガンが刺されているという何とも滑稽な姿にさせられるストーチ。引き金にはロープが縛ってあり、下手に動くと発砲してしまうようなギミックだ。娘はどうしたと泣きながら問いかけるストーチに、ジェニファーはショットガンを深く突き刺しながら言った。――「可愛い娘さんね。小さくて純粋で。でも知らない男にこんな風にされたらどう思うのかしらね!」。助けてくれと懇願するストーチを無視し、引き金を結んでいたロープを持って前方へと歩いていく。そこには気絶していたマシューがおり、彼の腕へとそれを結びつける。「彼が目覚めても動かないように言った方がいいわよ」と言い残しその場を去ってしまう。やがて目を覚ましたマシューだったが、ストーチの叫びも虚しく、ショットガンの散弾でストーチもろとも撃ち抜かれ死亡してしまう。

外ではショットガンの発砲音を聞き、全ての復讐を終えたことを知るジェニファーは一体何を思っているのだろうか。満足とも後悔とも、何とも言えない表情の彼女だけが、その真実を知っている。

映画『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』の感想・評価・レビュー

性犯罪者は殺人と同等に裁かれるべきだと思っている私にとっては、復讐される側は然るべき報いを受けたなぁと加害者側に何の情も沸かせないどころか娯楽として見れてしまうのが、良いのか悪いのか。ジェニファーは川に飛び込んでからどうやって生き延びたの?女性一人でここまで手際よく復讐装置が作れるの?ていうか気絶させるの上手すぎ!と、野暮な突っ込みどころもあるがそれもご愛敬といったところか。決して、女性には視聴を奨めないが。(MIHOシネマ編集部)


本作は1978年公開のカルトムービー『発情アニマル』をリメイクしたもので、野獣と化した男たちから性的暴力という残忍な目に合わされ心身共に踏みにじられた女が、その男たちに復讐に挑む姿を描いたリベンジバイオレンス作品。
彼女を痛めつけた男たちが一人一人見るも無残な姿で殺されていくグロテスクなシーンは最高に爽快感があった。
性的犯罪や動物虐待はそれがたとえ作品だとしても観ていて辛いものがあり共感はできない。少しでも多くの命が救われてほしいと思った。(女性 20代)


カルト作品として今も尚語り継がれる「発情マニュアル」のリメイク作品。都会で暮らす女性作家が田舎にある森のロッジで執筆活動をしていると、地元の保安官を含む男たちにレイプされ殺されそうになる。間一髪で逃げた彼女はその男たちに「復讐」という名の「拷問」を仕掛けるというストーリー。
過激で残酷なシーンが多く、グロテスクなものが苦手な方はとても観ていられない作品です。彼女が仕掛ける「復讐」は、ある意味常軌を逸していて怖くなりました。
好きな人は大好きな作品。覚悟して鑑賞しましょう。(女性 30代)


ストーリーはシンプルでわかりやすいですが、残酷な描写が苦手な人は無理しない方が良いでしょう。後半の復讐劇がスタートするまでは、見ているのが辛かったです。登場人物の男性全員が人間として酷すぎます。それにしても、セーラ・バトラーの演技力には脱帽しました。序盤と後半では、まるで別人のように表情が異なります。さらには、復讐後は単純な爽快さではなく、成し遂げたものの虚無感を含むような、複雑な表情を見せます。復讐の仕方の多種多様さに思わず感心してしまいました。(女性 30代)

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