この記事では、映画『ザ・メッセージ(2018)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・メッセージ(2018)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ザ・メッセージ(2018)』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0060451
| 製作年 | 2018年 |
|---|---|
| 上映時間 | 98分 |
| ジャンル | ホラー |
| 監督 | スコット・スピアー |
| キャスト | ベラ・ソーン リチャード・ハーモン ダーモット・マローニー エイミー・プライス=フランシス |
| 製作国 | アメリカ |
映画『ザ・メッセージ(2018)』の登場人物(キャスト)
- ロニー(幼少期:ゾーイ・フィッシュ / 高校生:ベラ・ソーン)
- 高校生の女の子。10年前のラボの爆発事故で父を亡くした。今は母親と2人暮らしである。父が亡くなった時6歳で、その朝は機嫌が悪く父親に駄々をこねた。自分のせいで、父親が事故に巻き込まれたと思っている。
- カーク・レーン(リチャード・ハーモン)
- あだ名はゴースト少年。前の高校を退学になり、ロニーの学校に転校してきた。ロニーと同じく爆発事故で父親を亡くした。父が残存者として現れないと悩み、残存者オタクになる。
- オーガスト・ビットナー(ダーモット・マローニー)
- ロニーやカークが通う高校の教師。残存者について詳しく、授業で教えている。ロニーと同じぐらいの歳の娘がいる。
- ロニーの父(ショーン・ベンソン)
- ラボの爆発事故の被害者。生前はロニーに、アイススケートを教えていた。日頃は電車通勤だったが、爆発事故当日、ロニーが駄々をこねたので車で通勤し亡くなった。
- ロニーの母(エイミー・プライス=フランシス)
- 子離れができていて、さっぱりとした性格。ロニーが男友達カークを家に連れてきても、臨機応変に受け入れる。
- スタイナー博士(ルイス・ハーサム)
- 爆発事故が起こった時、政府のラボの責任者だった人物。何の研究をしていたのかは不明。
- ブライアン(トーマス・エルムス)
- ある日、ロニーの入浴中に現れた謎の残存者。浴室以外の場所でも、幾度か姿を見せた。
映画『ザ・メッセージ(2018)』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ザ・メッセージ(2018)』のあらすじ【起】
政府のラボで爆発事故が起こり、ラボ付近にいた市民が大勢亡くなった。ロニーの父親もその1人である。事故後ラボは閉鎖された。
10年後、ロニーは高校生になっていた。朝食時ロニーの横には、残存者の父が座っている。ロニーは父を無視する母を非難した。
残存者は大抵、同じ時間に同じ姿で現れ、掃除したり談話したりしていた。いわば、過去の投影である。通常、彼らが生きている人に影響を与えることはないと言われている。
ビットナー先生は、授業で残存者の話をした。授業が終わると先生はロニーを呼び出し、悩みがないかと訊ねる。そして来週誕生日を迎えるロニーのために、テストの採点を甘くした。
学校には残存者オタクで有名な、カークという男子が転校してきた。
ロニーがシャワーを浴びていると、突然若い男の残存者が現れた。ロニーは恐怖で転び、頭を打つ。男は鏡に「逃げろ」と書いて消えた。
翌日ロニーは、授業中耳から血を流した。心配した先生は自宅にロニーを招き、彼女の相談に乗る。先生は「残存者と意思疎通はできない」と説明した。彼は、ロニーと同じぐらいの歳の娘がいると話す。
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映画『ザ・メッセージ(2018)』のあらすじ【承】
ロニーはなぜか、浴室にいた男の名がブライアンだと分かった。そして初対面のカークに浴室での出来事を相談し、ブライアンの写真を撮った。
後日撮った画像をカークが調べると、ブライアンが殺人犯だったと分かる。殺されたのは、牧師の娘メアリーだ。彼女の誕生日は2月29日で、ロニーと同じ誕生日だった。カークたちは、メアリーの話を聴くため牧師を訪ねた。牧師からは苦情が入り、カークは校長に呼び出される。
学校のバスケ大会の最中、突然上のフロアから校長が落ち死亡した。
カークはロニーの家に来て「校長はメアリーの件に深入りしたから殺された」と話す。ロニーとカークは、共に爆発事故で父を亡くしていた。ロニーは、父が自分のせいで死んだと話す。その晩カークはロニーの家に泊まった。
翌朝の食卓で彼は、ロニーの父が読んでいる新聞が8年前のものだと気づく。事故が起こったのは10年前だから、残存者に何か変化があったのかも知れない。そう思ったカークは、新聞の記事を控えた。
8年前の記事を調べてみると、エマが2月29日に殺害されていた。そのちょうど1年前には、クレアという女の遺体が発見されている。
映画『ザ・メッセージ(2018)』のあらすじ【転】
2人はクレアの妹を訪ねた。妹は、クレアがブライアンと付き合っていたと話す。
2人はクレアのことを深く知るため、爆心地付近の立ち入り禁止区域に入っていった。廃虚と化したその場所は、残存者で溢れている。2人は他の人に見つからないようキスをし、残存者のフリをした。ラボの中に入ると、カークがスタイナー博士を見つけた。
博士は死者を蘇らせる実験の最中に、あのような惨事が起こったのだと話す。ブライアンは元々、優秀な研究助手だった。しかし事故の後、恋人のクレアを殺してしまった。だから同じ誕生日の人の体を使い、クレアの復活を試みたと考えられる。これで、ロニーが狙われている理由が分かった。博士は全てを話し終えると、拳銃で自殺した。
ロニーの誕生日まで、あと2日しかない。カークはロニーの身を守ると誓った。
2人が学校へ戻ると、カークのロッカーから銃が見つかった。カークは拘束され、不安になったロニーは先生の所へ行く。先生は、カークが以前も銃を持っており、そのせいで退学になったと話す。ロニーはカークに対して不信感を抱いた。先生は脅えるロニーを見て、助けになると言う。
映画『ザ・メッセージ(2018)』の結末・ラスト(ネタバレ)
29日が過ぎるまで、地下の避難部屋で過ごせばよいと先生は提案した。2人がロニー宅で準備しているとカークが来たが、取り合わなかった。先生は残存者が入れないよう地下室の内装を変え、食糧調達のため出ていった。
カークは検索した画像から、先生が博士の研究チームの一員だったと知る。カークが先生の家へ行くと、何と娘のエバは残存者だった。ラボにいたエバは、爆発事故で死亡したのだ。カークは、先生が娘を蘇らせるために、同じ誕生日のロニーを狙っているのだと気づいた。その直後、先生はカークをシャベルで殴り、生き埋めにした。
ロニーも、先生こそが犯人だと気づき凍った湖へ逃げた。ロニーは氷を蹴って穴を空け、追ってきた先生を巻き込みながら水の中に落ちた。水中ではブライアンが現れ、ロニーを助けた。ブライアンに礼を言うロニー。地面へ上がろうとすると、父が彼女の手を握る。その手が離れた時、カークが到着しロニーを地上へ引き上げた。カークは、初めて父が現れ地面を掘り起こしてくれたと、興奮して言った。
後日、ロニーはカークと墓参りに行く。その様子を残存者になった先生がじっと見ていた。
映画『ザ・メッセージ(2018)』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
爆発事故で多くの人が亡くなった世界に、残像として現れる“リマインダー”という設定がとても印象的でした。最初はホラー寄りの作品かと思いましたが、物語が進むにつれてサスペンスと切ないラブストーリーの色合いが強くなっていきます。ロニーが謎の少年と向き合うことで、自分自身の過去や罪と向き合っていく過程が丁寧でした。犯人の正体が明らかになる終盤は意外性がありつつも納得感があり、派手ではないけれど余韻の残る作品だと思います。(20代 男性)
設定が少し難しそうに感じましたが、観てみると意外と分かりやすく、物語にすぐ引き込まれました。リマインダーは怖い存在というより、未練を残した死者の象徴のようで、どこか哀しさがあります。ロニーとカークの関係も単なる恋愛ではなく、互いの喪失を埋め合うものとして描かれていて好印象でした。ラストで未来を選び直す展開も前向きで、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品だと思います。(30代 女性)
全体的に静かなトーンで進むサスペンスで、派手さはありませんが世界観がよく作り込まれていました。爆発事故後の社会や、人々が死者の残像に慣れてしまっている描写がリアルです。犯人の動機も単なる悪意ではなく、歪んだ愛情から来ている点が印象に残りました。ロニーが恐怖に立ち向かいながら成長していく姿は王道ですが、だからこそ安心して観られます。良質なB級SFサスペンスという印象です。(40代 男性)
ホラー要素を期待すると少し物足りないかもしれませんが、感情面を重視した作品としてはとても好みでした。リマインダーがただ怖い存在ではなく、未解決の感情を示す存在として描かれているのが良いです。ロニー自身も心に大きな喪失を抱えており、その再生の物語として観るととても切ない。ラストで彼女が前を向く選択をする点も希望があって、観後感は思ったより温かかったです。(20代 女性)
設定自体はSFですが、描かれているテーマは人間ドラマに近いと感じました。死者が日常に存在する世界は異常なのに、人々がそれを受け入れている様子が逆に怖いです。犯人の計画が明らかになるにつれ、物語は一気にサスペンス色を強め、最後まで緊張感が続きました。派手な演出はないものの、丁寧な伏線回収が好印象で、大人向けの落ち着いた作品だと思います。(50代 男性)
序盤は世界観の説明が多く、少し退屈に感じましたが、中盤から一気に面白くなりました。ロニーが自分の恐怖を乗り越えて行動する姿が印象的で、ヒロインとして好感が持てます。カークとの関係も甘すぎず、物語の邪魔にならない点が良かったです。犯人の真意が分かるシーンは切なく、単純な勧善懲悪では終わらないのがこの映画の魅力だと思いました。(30代 女性)
若者向けのサスペンスかと思いましたが、意外と重いテーマを扱っていて驚きました。喪失、罪悪感、そして再生という要素がしっかり盛り込まれています。リマインダーという存在が、忘れたくても忘れられない過去を象徴しているようで印象的でした。終盤の展開も破綻がなく、静かに物語を締めくくる構成は好みです。派手さより雰囲気を楽しむ映画だと思います。(40代 男性)
ホラーが苦手な私でも最後まで観られました。怖がらせるよりも、不安な空気感で引っ張るタイプの作品です。ロニーの視点で物語が進むため感情移入しやすく、謎解きも難しすぎません。犯人の動機が分かった瞬間は悲しく、同時に納得もしました。恋愛要素も控えめで、物語のバランスが良いと思います。静かな余韻が残る作品でした。(20代 女性)
全体的に地味ながら、設定の面白さで最後まで飽きずに観られました。死者が見える世界という設定を、過剰にホラー化しなかった点が評価できます。主人公が過去と向き合い、未来を選択する物語として非常に分かりやすい。犯人の計画はやや強引にも感じましたが、感情的な動機がしっかり描かれているので納得できました。落ち着いたサスペンスが好きな人におすすめです。(60代 男性)
期待せずに観たら意外と良作でした。ティーン向けのミステリーかと思いきや、喪失や再生といった普遍的なテーマが描かれていて、幅広い年代に刺さると思います。ロニーの成長物語としても成立しており、ラストは静かな希望を感じさせてくれました。強烈な印象はないものの、じんわり心に残るタイプの映画です。気軽に観られるサスペンスとしておすすめできます。(30代 女性)
映画『ザ・メッセージ(2018)』を見た人におすすめの映画5選
シックス・センス
この映画を一言で表すと?
「見えてはいけないもの」が真実へ導く、伝説的サスペンス。
どんな話?
死者が見えるという少年と、彼を助けようとする精神科医の交流を描いた物語。不可解な出来事の裏に隠された真実が、静かに、しかし決定的に明らかになっていく。ホラー要素と人間ドラマが高い完成度で融合している。
ここがおすすめ!
死者の存在を「恐怖」だけでなく「未練」や「想い」として描く点が『ザ・メッセージ』と共通している。物語後半で明かされる真実の衝撃と、切ない余韻は今なお色褪せない名作。
アザーズ
この映画を一言で表すと?
静寂の中で真実が反転する、ゴシック・ミステリー。
どんな話?
古い屋敷で子どもたちと暮らす母親が、家の中で起こる不可解な現象に悩まされていく。静かで抑制された演出の中で、観客の認識が徐々に揺さぶられていく物語。
ここがおすすめ!
派手な恐怖演出に頼らず、雰囲気と構成で魅せる点が『ザ・メッセージ』と似ている。死と生の境界を扱いながら、ラストで価値観を覆す展開は強い余韻を残す。
ゴースト/ニューヨークの幻
この映画を一言で表すと?
死を越えて想いが届く、永遠のラブストーリー。
どんな話?
突然命を落とした男性が幽霊となり、愛する恋人を守るために奔走する。霊媒師を通じて想いを伝えようとする中で、事件の真相も明らかになっていく。
ここがおすすめ!
死者が「伝えたい想い」を残しているというテーマが『ザ・メッセージ』と重なる。ホラーよりも感情に重きを置いた構成で、切なさと温かさを同時に味わえる。
ライト/オフ
この映画を一言で表すと?
恐怖の正体が心の闇と結びつく、短編発想ホラー。
どんな話?
暗闇にだけ現れる存在に悩まされる家族を描くホラー映画。恐怖の原因が、過去のトラウマや喪失と結びついていることが次第に明らかになる。
ここがおすすめ!
超常現象を心理的な問題と結びつける点が『ザ・メッセージ』と共通している。怖さの裏にある感情の物語が印象的で、ホラーが苦手な人にも比較的観やすい。
君の名は。
この映画を一言で表すと?
時間と記憶を越えて繋がる、切なくも希望に満ちた物語。
どんな話?
時を隔てた少年少女が、夢を通じて入れ替わる不思議な現象をきっかけに、運命的な出来事へと巻き込まれていく。失われたものを取り戻そうとする物語。
ここがおすすめ!
直接的なホラーではないが、「喪失」「記憶」「見えない繋がり」というテーマが『ザ・メッセージ』と響き合う。感情を大切にしたミステリー要素が好きな人におすすめ。



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