この記事では、映画『いい湯だな全員集合!!』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『いい湯だな全員集合!!』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0051123
| 製作年 | 1969年 |
|---|---|
| 上映時間 | 88分 |
| ジャンル | コメディ |
| 監督 | 渡辺祐介 |
| キャスト | いかりや長介 加藤茶 仲本工事 高木ブー |
| 製作国 | 日本 |
映画『いい湯だな全員集合!!』の登場人物（キャスト）
- 長吉（いかりや長介）
- 誤認逮捕で捕まり、留置所で他の4人と知り合った。アウトローとして振舞うが、根は小心者で、何かあると他の4人を矢面に立たせようとする。5人のまとめ役のような存在。
- 忠治（荒井注）
- 誤認逮捕で捕まった5人のうちの一人。長吉からハードボイルドについて学び、実践する。ヒデオには強く出るが、長吉には逆らえない。
- 風太（高木ブー）
- 誤認逮捕で捕まった5人のうちの一人。長吉からハードボイルドについて学ぶが、悪事の実行役はいつもヒデオに押しつけている。
- 工介（仲本工事）
- 誤認逮捕で捕まった5人のうちの一人。長吉からハードボイルドについて学ぶ。忠治、風太とともに長吉の太鼓持ちのように振舞い、ヒデオをこき使っている。
- ヒデオ（加藤茶）
- 誤認逮捕で捕まった5人のうちの一人。長吉からハードボイルドについて学ぶが、悪党としての振舞いはいつも失敗してしまう。一番年下で、他の4人から実行役を押しつけられることが多い。
- 美代（生田悦子）
- 高校生芸者の元締めであるお玉の娘。高校で教員をやっている。大学進学のために芸者をしている生徒たちを庇い、停学にするべきという他の教員の意見に反対した。
- お玉（木暮実千代）
- ホテルの女主人兼高校生芸者の元締め。高校生を芸者に起用することで、一度はさびれた洞爺湖温泉郷の人気を取り戻したが、もともとあった芸者組合の理事長とは真っ向から対立している。
- 千枚通しの鉄（東とん平）
- 芸者組合の理事長に雇われているやくざ者。千枚通しを武器にしている。実際は臆病で、東京から来た殺し屋と内心では戦いたくないと思っている。
映画『いい湯だな全員集合!!』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『いい湯だな全員集合!!』のあらすじ【起】
閉店直後の銀行が強盗に襲撃される。犯人たちは、銀行と同じビルにあるサウナ風呂から、壁に穴を開けて侵入したようだった。早速刑事が、サウナ風呂の従業員から、犯人と思われる男たちの特徴を聞き込む。のっぽでゴリラのような顔の男、色白のデブ、中肉中背の眼鏡、など、犯人たちの外見的特徴が次々と上がる。そして5人に共通しているある特徴について聞き出した刑事は、すぐにその特徴に当てはまる男たちを逮捕していった。
捕まった長吉、忠治、風太、工介、ヒデオの5人は留置所で無罪を訴え、出してくれと騒いでいる。その頃、警察署に一本の電話が入る。その電話で彼らを誤認逮捕してしまったことに気づいた刑事は、責任逃れのため、わざと牢屋の鍵を開けたまま放置し、5人が脱走するように仕向ける。思惑どおり脱走し、下水道を使って逃げた5人は、それぞれの家に戻ったが、一度拘留された彼らに世間の目は冷たかった。
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映画『いい湯だな全員集合!!』のあらすじ【承】
居場所がなく、脱走した時の下水道に再び戻ってきた5人。親も身寄りもない彼らはアウトローとして生きていくことを誓い、長吉がリーダーとなって、ハードボイルドの特訓を始める。
一方その頃、北海道の洞爺湖温泉郷では、高校生芸者の存在が町を二分するほどの問題となっていた。とある高校でも芸者をしている女子生徒を停学にするべきか職員会議で話し合いがされていたが、厳しすぎるのでは、と高志と美代という教員が声を上げる。彼らは親同士が高校生芸者をめぐって対立しているが、生徒を思う気持ちで意見が一致しているのだった。
夜、高校生芸者たちが宿泊客をもてなしていると、芸者組合お抱えの、千枚通しの鉄というやくざがやってきて彼女たちを脅しにかかる。それに対抗し、高校生芸者の元締め兼ホテルの女主人のお玉は、東京の殺し屋を雇い、やくざにぶつけることを企んだ。
映画『いい湯だな全員集合!!』のあらすじ【転】
お玉に雇われた5人は北海道洞爺湖へやってくる。しかし内心ではお互いに戦いたくないと思っており、人目につかないようこっそりと、千枚通しの鉄が5人と協定を結びにやってくる。鉄からお玉が資産家であることを聞いた5人は、やくざと戦うより、ひそかにお玉を殺し、その財産をものにしようと目論んだ。
一方、お玉は銀行強盗の記事を読み、5人が東京の空襲で生き別れとなった息子たちかもしれないと思い始める。息子たちの足には空襲の時に負ったやけどの痕がある。こっそり脱衣所に確認しに行くと、確かに5人全員に似たような傷跡がついていた。
美代に、あの5人がお前の兄かもしれないと打ち明けるお玉。しかし財産を狙ってくるかもしれないので、親子の名乗りは上げないという。翌朝、突然お玉から東京に帰れと言われた5人は、彼女がいつも使っている電気あんまの椅子を改造し、高圧電流を流して殺害することを計画した。
映画『いい湯だな全員集合!!』の結末・ラスト（ネタバレ）
今まさに計画を実行に移そうとした瞬間、5人は美代に見つかってしまう。彼女からお玉が5人の母親であること、5人が正真正銘血のつながった兄弟であること、その証拠が脛にあるやけどの傷であることを聞き、すんでのところで計画を中止する。しかし誤ってヒデオが電気のスイッチを入れてしまい、5人はお玉を殺してしまったと誤解する。
警察署に出頭した5人。そこには息子たちが逮捕されたと聞いて駆け付けたお玉がいた。実は、お玉の息子たちは本物の銀行強盗の方で、北海道で潜伏していたところを捕まっており、その件で警察から呼び出されていたお玉は、難を逃れていたのだった。
お玉は一人あたり5千万円の保釈金を用意し、網走刑務所に収監された息子たちのところへ行こうとする。ホテルは美代に任せるつもりだったが、美代はそれを断り、東京に出て自活していくという。美代の願いを聞き入れ、お玉は網走行きを止めてホテルの経営を続けていくことを決心した。
5人はお玉のホテルの従業員として雇われ、再出発することとなった。
映画『いい湯だな全員集合!!』の感想・評価・レビュー
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映画『いい湯だな全員集合!!』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『いい湯だな全員集合!!』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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