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映画『イン・ザ・ハイツ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『イン・ザ・ハイツ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『イン・ザ・ハイツ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0062175

製作年 2021年
上映時間 142分
ジャンル ミュージカル
ヒューマンドラマ
監督 ジョン・M・チュウ
キャスト アンソニー・モラス
コーリー・ホーキンズ
レスリー・グラス
メリッサ・バレラ
製作国 アメリカ

映画『イン・ザ・ハイツ』の登場人物(キャスト)

ウスナビ(アンソニー・ラモス)
ワシントンハイツでコンビニを経営している。故国ドミニカを愛し、自分の店のカウンターに父との思い出が詰まった海辺の写真を飾っている。いつか故国に戻り、父の夢を継いで店を開きたいと思っている。バネッサに恋心を抱いている。
バネッサ(メリッサ・バレラ)
ウスナビの店の常連で、ダニエラの経営する美容室でネイリストとして働いている。いつかワシントンハイツを出て、デザイナーとして成功したいと夢見ている。
ベニー(コーリー・ホーキンズ)
ウスナビの店の常連で、ニーナの父親が経営するタクシー会社で、配車係として働いている。ウスナビとは古くからの友人。ニーナのことが好き。ワシントンハイツで唯一の、ラテン系ではないアフリカ系移民。
ニーナ(レスリー・グレイス)
母亡き後、ワシントンハイツでタクシー会社を経営する父親と2人暮らしだった。幼い頃から成績優秀で、街の皆から期待されてきた。ワシントンハイツで初めて大学に入学したことで、街じゅうで尊敬の的となる。ワシントンハイツを出て、寮生活をしながらスタンフォード大学に通う。バネッサと仲が良い。
アブエラ(オルガ・メレディス)
幼い頃、キューバからの移民としてアメリカに来てから、母とともに苦労を重ねて来た。忍耐と信仰を重んじている。現在、ワシントンハイツの住民に、母親のように慕われている。ウスナビの店の常連で、ウスナビにとって「育ての親」である存在。
ダニエラ(ダフネ・ルービン=ヴェガ)
ウスナビの店の常連で、ワシントンハイツで美容室を経営する、プエルトリコからの移民。強気で豪快、噂話が好き。
ソニー(グレゴリー・ディアス4世)
ウスナビの従弟。ウスナビの経営するコンビニで働いている。賢く、明るい性格で皆に愛されている。向学心旺盛で、ニーナのように大学に進学することが目標。

映画『イン・ザ・ハイツ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『イン・ザ・ハイツ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『イン・ザ・ハイツ』のあらすじ【起】

「これは、消えかけたある町の物語だ」
美しい海辺で、ウスナビが4人の子供に語っている。「町の名はワシントンハイツ。その住民の物語を語ろう」

猛暑のワシントンハイツで、ウスナビはコンビニを経営している。一緒に店を切り盛りするのは、従兄弟のソニー。故郷のドミニカには、親の死後帰れていないが、いつか故郷で店を開きたいと考えている。

彼は、開店前の店のシャッターに、スプレー缶で落書きをしているチンピラを追っ払い、日よけを拭いて開店準備をする。何でも揃うコンビニだが、宝くじとコーヒーがよく売れる。ウスナビの育ての親であるアブエラも、宝くじとコーヒーを購入し、ウスナビに「忍耐と信仰を」と祈りの言葉をくれた。アブエラはウスナビだけでなく、この町のみんなのお袋だ。

タクシー会社を経営するロザリオは常連客で、娘の大学の高額な学費を工面するのに苦労している。しかし今朝は「昨夜、娘のニーナが帰って来たんだ」と上機嫌。
ロザリオの会社で働くベニーと世間話をしていると、ウスナビの意中の人バネッサが入店してきた。

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映画『イン・ザ・ハイツ』のあらすじ【承】

ベニーとソニーはウスナビに、バネッサを誘えとけしかけるが、ウスナビにその勇気はない。
バネッサは、ウスナビの店の常連客であるダニエラが経営する美容室で働いているが、将来的にはこの街を出て、デザイナーとして成功することを目指していた。

ニーナは幼い頃から優秀で、周囲からの期待に応えるべく努力を重ねて来た。この街で大学に入学したのも彼女が初めてで、街の皆の誇りだった。彼女は大学を退学したいと思っていたが、皆を落胆させるのが怖くて言い出せずにいた。ニーナはアブエラの家を訪れ、母親のようにニーナの悩みを傾聴し、励ますアブエラの言葉に後押しされ、ニーナは父に、大学中退の意志を伝える。

落胆し怒るという、予想通りの父の反応に落ち込むニーナを癒したのはベニーだった。ベニーは子供の頃からニーナことが好きだった。ワシントンハイツの中で唯一、ラテン系ではないアフリカ系の移民であるベニーは、そのことで疎外感を感じていたため、ニーナが大学で感じた疎外感をよく理解できた。ベニーはニーナに、「君がいれば全て上手くいく」と、想いを伝える。

映画『イン・ザ・ハイツ』のあらすじ【転】

ウスナビは、ついにバネッサとのデートにこぎつけた。週末、アブエラのパーティーに一緒に顔を出した後、2人でクラブに繰り出した。美しく人気者のバネッサに、次から次へと男が声をかけ、自信なさげなウスナビは、バネッサと他の男が踊るのを少し嫉妬しながら見ているだけ。そんなウスナビに、バネッサは不満顔。
そんな中、突然停電が起こる。真っ暗になった現場はパニック状態、ウスナビとバネッサははぐれてしまう。

帰宅したウスナビは、暑さで朦朧とするアブエラを心配し、彼女をベッドに寝かせる。
彼女は夢の中で、移民として母とともに苦労を重ねた人生を振り返り、「忍耐と信仰」を忘れないうちに母の元へ行く決断をした。
アブエラはベッドの上でそのまま、逝ってしまった。

街の母であるアブエラを亡くし、停電が続く猛暑の街は生気を失くしていたが、ダニエラは街の広場の台に立ち、皆を鼓舞する。「故国は毎晩停電。それでもパーティーはやめない。現実を嘆くより旗を掲げろ」その言葉に動かされ、街の皆はそれぞれの国旗を持ち踊り始め、街は活気を取り戻す。

映画『イン・ザ・ハイツ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ウスナビは故国ドミニカに戻り、父の残したバーを再建する決心をし、店を畳むことを街の皆に伝える。バネッサはデザイナーを目指して、ニーナは大学に戻ることを決意し、それぞれ街を出ることになった。
ウスナビはドミニカに発つ前日、アブエラの小物入れを見つける。その中にあったのは、当選した宝くじ。賞金は96000ドルで宝くじには「ウスナビへ」と書かれていた。
ウスナビは、法律家に相談し、アブエラの遺した賞金を、不法移民として差別されているソニーの救済のために使うことにした。

ウスナビの部屋を訪れたバネッサは、彼に去らないでほしいという気持ちを伝え、彼にキスをして去る。

出発当日、バネッサはウスナビを、彼の畳んだコンビニへ連れて行く。そこには、バネッサが創作した服がいくつも並び、壁にはウスナビの故郷の海景色が描かれていた。
街で壁画を描くアーティストが、ウスナビの店のカウンターにあった写真を思い出しながら書いたという。

舞台は冒頭の海辺に戻る。
4人の子供のうちの1人はバネッサとウスナビの娘で、3人はワシントンハイツで幸せに暮らしている。

映画『イン・ザ・ハイツ』の感想・評価・レビュー

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映画『イン・ザ・ハイツ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『イン・ザ・ハイツ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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