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映画『グッバイ、リチャード!』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『グッバイ、リチャード!』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『グッバイ、リチャード!』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0054869

製作年 2018年
上映時間 90分
ジャンル ヒューマンドラマ
監督 ウェイン・ロバーツ
キャスト ジョニー・ディップ
ローズマリー・デウィット
ダニー・ヒューストン
ゾーイ・ドゥイッチ
製作国 アメリカ

映画『グッバイ、リチャード!』の登場人物(キャスト)

リチャード(ジョニー・デップ)
大学で英文学を教える終身教授。妻と娘、愛犬と暮らしている。真面目な性格で、感情的になることはあまりないが、親友ピーターにはいつでも本音を話せる。
ヴェロニカ(ローズマリー・デヴィッド)
リチャードの妻。無神論者の芸術家。自由奔放で、大胆。
オリヴィア(オデッサ・ヤング)
リチャードの娘。レズビアンで、同年代の彼女テイラーがいる。
ピーター(ダニー・ヒューストン)
リチャードの同僚で親友。寛大で勤勉。リチャードから「この大学になくてはならない逸材」と評される。ハリーを軽蔑している。
ハリー(ロン・リビングストン)
リチャードの勤める大学の学長。高慢で強引な面があるため、敵も少なくない。
クレア(ゾーイ・ドゥイッチ)
リチャードの講義を受ける学生で、ハリーの姪。ハリーを軽蔑している。文学を愛し、リチャードを尊敬している。

映画『グッバイ、リチャード!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『グッバイ、リチャード!』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『グッバイ、リチャード!』のあらすじ【起】

大学で英文学の教授をしているリチャードは、ある日医師から「肺がんで、余命半年」という宣告を受ける。「治療が上手く行けば、1年半生きられる可能性もある」と説明を受けるが、リチャードは治療を拒否した。

夕食の席で、妻のヴェロニカと、娘のクレアに自分の病気について話そうとするリチャードだったが、クレアが先に「私、レズビアンなの」と告白、それに否定的な態度を見せたヴェロニカと口論を始める。クレアが怒って、食席から立ち去った後、今度はヴェロニカが「実は私、不倫してるの」と告白。しかも不倫相手は、リチャードの勤める大学の学長ハリーだという。

結局リチャードは、家族には自分の病気のことを話せずじまいだったが、同僚で親友のピーターには打ち明けた。ショックを受けるピーターに、リチャードは「研究休暇を取りたいんだが」と相談する。申請できる期間を過ぎていたが、ピーターは「力になりたい」と協力することを約束した。
リチャードは、休暇を取って遠くへ行き、一人で最期を迎える決心をしていた。

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映画『グッバイ、リチャード!』のあらすじ【承】

リチャードが、大学で自分が受け持つクラスで「やる気はないが単位だけ欲しい奴は、単位はやるから、今すぐ出てくれ」と言うと、教室内のほとんどの学生は退出した。リチャードはさらに、「人生の楽しみのために文学に触れない奴、スウェットをはいてる奴も出てくれ」と続け、教室に残ったごく少数の学生を対象に、発表形式の講義を始めると宣言した。

リチャードの新しい講義の初日は自己紹介。学生から煙草をもらい、一緒に吸いながら進める中、クレアという学生が「叔父がこの大学の学長です」と話すのを聞いて動揺するリチャード。妻の不倫相手の姪が、自分のクラスにいる。しかし、リチャードが「奴は嫌い」と言うと、クレアは「私も大嫌い」と微笑んだのを見て、リチャードは安心した。

リチャードは型破りな講義を行った。場所は教室にこだわらず、構内の芝生でマリファナを吸いながら行うこともあり、講義中の飲酒・喫煙は、自身も学生も自由とした。
パブの店員を口説いてトイレで性交したり、同性愛者の学生に誘われるまま構内で淫行したり、リチャードはやりたい放題だった。

映画『グッバイ、リチャード!』のあらすじ【転】

ピーターはリチャードの休暇申請が通るよう、ハリーに直談判するが通らなかった。

ハリーは、ヴェロニカへの愛情表現として、ヴェロニカのアートを構内に設置する。そのアートを見たリチャードは「まるで勃起したペニス、駄作だ」と呟く。

その後、リチャードは学長室に呼ばれた。リチャードが構内で学生と一緒にマリファナを吸っていた件で、追及しようとするハリーに「あんたは欠乏してる予算を使って、キャンパスじゅうに石の男根を建ててる。それを造ってるのはあんたの不倫相手で、俺の妻だ」と反撃する。言葉を失うハリーに、リチャードは研究休暇の承認を迫った。

クレアが今学期最後の発表を終えると、リチャードは語り始める。「凡庸さに屈するな。他の98%の人間に迎合するな。それは君ら自身にとっても、世界にとっても大きな損失だ。君らの才能を無駄にしてはならない」。心に迫る言葉を、一言も聞き逃すまいとする学生たちの目を見ながら、リチャードは続ける。「一瞬一瞬を、一度ごとの呼吸を大切にしろ」

講義を終え、一人になったリチャードは、うめき声をあげて倒れる。

映画『グッバイ、リチャード!』の結末・ラスト(ネタバレ)

リチャードとヴェロニカは、ハリー主催のパーティーに参加する。招待されたのは大学職員とその家族。それぞれのテーブルで皆が食事と歓談を楽しむなか、突然立ち上がったリチャードは、スピーチを始める。ハリーに皮肉を放ち、ピーターに感謝の言葉を述べた後、「皆さんに会うのはこれが最後だ。研究休暇に入るのも理由だが、私は死ぬ」と語ったことで、会場はざわついた。限りある命の時間を、豊かに過ごす義務は、自分たちに課せられた最も大切な義務であることを切実に訴え、ヴェロニカに愛の言葉を語った。パーティーの後、リチャードはヴェロニカに、「幸せを見つけてくれ。私は遠くへ行く」と告げて去る。

自宅に、交際中の彼女とデートに出かけたオリヴィアが、泣きながら帰って来た。彼女に振られたという。リチャードは「大丈夫、お前の未来は何よりも明るい」と励ました後、自身の病気のことを告白。「パパは旅に出るよ」というリチャードの言葉が、別れの言葉だと分かってしまうオリヴィアは泣き崩れる。

リチャードは、愛犬と一緒に車に乗り込む。
星空の下、リチャードの車は走り続けた。

映画『グッバイ、リチャード!』の感想・評価・レビュー

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映画『グッバイ、リチャード!』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『グッバイ、リチャード!』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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