この記事では、映画『潔白』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『潔白』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『潔白』の作品情報

出典:https://video.unext.jp/title/SID0054941
| 製作年 | 2019年 |
|---|---|
| 上映時間 | 110分 |
| ジャンル | サスペンス ミステリー クライム |
| 監督 | パク・サンヒョン |
| キャスト | シン・ヘソン ペ・ジョンオク ホ・ジュノ ホン・キョン |
| 製作国 | 韓国 |
映画『潔白』の登場人物(キャスト)
- アン・ジョンイン(シン・ヘソン)
- 弁護士。母が父を殺したことを知り、彼女の弁護に乗り出す。
- チェ・ファジャ(ペ・ジョンオク)
- ジョンインの母。夫やその仲間へ毒入りマッコリを飲ませたとして逮捕される。
- アン・ジョンス(ホン・キョン)
- ジョンインの弟。軽度の知的障害を持っている。
- ヤン・ワンヨン(テ・ハンホ)
- ジョンインの幼馴染。警官の立場から彼女に協力する。
- アン・テス(チェ・ホンイル)
- ジョンインの父。マッコリ事件で死亡する。かつてはジョンインを虐待していた。
映画『潔白』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『潔白』のあらすじ【起】
採石場の元所長テスの葬儀に、チェ・イネ市長が訪れる。
情緒不安定なテスの妻ファジャは、義妹と争った。
彼女の息子、知恵遅れのジョンスもいる。
ファジャの娘ジョンインは弁護士として裁判所にいた。
やがて彼女は実家の葬儀で起きた殺人と、母の逮捕を知る。
被害者にはチェ市長や村長、ジョンインの叔父が含まれている。
死者も出たようだ。
父の虐待でジョンインは早くに家を出ていたが、再会した母は認知症を発症していた。
ファジャは、ジョンスを庇おうとしているようにも見えた。
ジョンインは母の義妹と会い、死亡直後の父を母が火葬したと聞く。
その後、ジョンインが母の弁護をすることに。
叔父のチョンからは、父が事業失敗で住民から恨みを買っていたと聞く。
裁判でジョンインは、警察と検察のずさんな捜査を糾弾する。
検察は『殺人に使われた農薬が容疑者の服からも検出された』と反論。
ジョンインは目撃者の矛盾を指摘し、認知症の母を考慮した拘留執行停止も要求。
ジョンインの要求は認められるが、怒ったチェ市長はシン部長検事を頼ることにした。
映画『潔白』のあらすじ【承】
ファジャは病院を抜け出し、拘留執行停止は却下となる。
ジョンインは、同級生で今は警官のワンヨンから、ある映像を見せられる。
母は3ヶ月前に、警察署で『殺人があった』と主張していたのだった。
ジョンインは前任の弁護士に会いに行くものの、依頼人が分からない。
その後に弁護士は誰かに電話をかけていたが、ジョンインはその内容を盗聴していた。
『ジョンインはカジノのことを話していた』と報告しているようだ。
さらに彼女は実家で、父を含めた6人の男の写真を見つける。
その直後に何者かに襲われ、それをワンヨンに相談するジョンイン。
やがてマッコリ毒殺事件の重体者がさらに1人、亡くなった。
被害者の葬儀後に男たちに襲われるジョンインだが、ジョンスが身を挺して姉を守った。
その後の裁判でシン検事は事件の計画性を主張し、参考人としてジョンスの出廷も要求。
ジョンスはチェ市長の映像を見て、『悪者だ』と叫ぶ。
その後、シン検事は『マッコリを運んだのはジョンスだけ』と主張。
緊急逮捕されたジョンスを見て、やはりファジャは彼を庇うのだった。
映画『潔白』のあらすじ【転】
実家でジョンインを襲った人物が逮捕されたが、すでにシン検事によって釈放された後。
テンバン施工という、マッコリ事件の被害者の1人が経営する会社に向かっているようだ。
追跡先でジョンインは、カジノ関連で再開発される地域と各土地の所有者を記した資料を入手。
所有者は、例の写真に写る者たちと一致していた。
ジョンインは事件の被害者でもある叔父から、真相を聞く。
ファジャはもともと、採石場経営者の息子・イムと結婚していた。
しかしテスや彼の仲間がイムを殺し、採石場を乗っ取ったのだ。
例の写真はその時のものであり、マッコリ事件の被害者はイム殺しの加害者だった。
そこまで知ったジョンインは、チェ市長の差し金で殺されかける。
事情を知るチョンが法廷に立ち、父や市長の悪事を話す。
テスは仲間と暗躍して市議になろうとしていたが、実際に選ばれたのはチェだった。
彼が事業で失敗したのが理由だが、裏切られたテスは『毒殺してやる』と叫んでいたらしい。
ジョンインは、マッコリ事件の参考人としてチェ市長の喚問を要求した。
映画『潔白』の結末・ラスト(ネタバレ)
法廷でチェは追及を否定する。
しかし彼はテスが採石場を手放した後、その土地をカジノの建設地にしたのだ。
さらにジョンインは、実家に侵入した男を証人として召喚。
男は、テンバン施工の社長からカジノ建設地の資料原本を盗むように指示されていた。
そしてシン検事が自分を釈放した、と告白する。
マッコリ事件と政治スキャンダルの関連が報じられる中、ジョンインは弟の携帯からある動画を見る。
父が映っていたのだが『妻に毒殺される』と言っていた。
ジョンインは母から真相を聞く。
テスがイムを殺した後、仕方なくファジャは彼と再婚した。
しかし、彼女はイム殺しを許していなかった。
テスやその仲間たちに、毒入りマッコリを飲ませたのだ。
しかしジョンインは法廷で『毒を入れたのはテス、ファジャは証拠不十分』と主張。
ジョンスの証言もあり、ファジャは無罪判決となった。
実際はファジャがマッコリに毒を入れたのだろうが、彼女の余命は長くない。
ジョンインは思い出の貯水湖で母と無言で向き合い、その様子をジョンスが撮影するのだった。
映画『潔白』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
韓国映画らしい社会派サスペンスで、最初から最後まで緊張感が続く作品だった。弁護士の主人公が母の無実を証明するため故郷に戻り、事件の真相を追う展開はとても引き込まれる。特に、村全体が何かを隠しているような空気が不気味で、真相に近づくほど恐ろしさが増していくのが印象的だった。終盤で、事件の裏に権力者の思惑や土地開発の利権が絡んでいたことが明らかになる展開は衝撃的。個人の人生が権力に踏みにじられていく構図がリアルで、社会の闇を感じさせる作品だった。母親の切ない過去も胸に残る。(20代 男性)
法廷サスペンスとして非常に見応えのある映画だった。母が毒殺事件の犯人として逮捕されるところから物語が始まるが、記憶を失っている彼女の状況がとても切ない。娘である弁護士が必死に真実を追う姿が力強く、家族の絆を感じる部分も多かった。調査が進むにつれて、村の住民たちが沈黙している理由や、事件の裏側にある政治的な問題が浮かび上がる展開が興味深い。最終的に真犯人や隠されていた事実が明らかになる流れは見事で、サスペンスとしても完成度が高い作品だと感じた。(30代 女性)
韓国社会派映画の魅力が詰まった作品だと思う。単なる毒殺事件の真相解明にとどまらず、地方社会の閉鎖性や権力構造の問題まで描いている点が印象的だった。主人公が事件の裏にある利権や陰謀に気づいていく過程はスリリングで、観ている側も一緒に真実を追っている感覚になる。母親が事件当時の記憶を思い出していく場面も重要で、彼女の苦しみや孤独が伝わってきた。ラストで真相が明らかになった時、ただのミステリーではなく社会批判としての強さを感じた映画だった。(40代 男性)
序盤は静かな雰囲気で進むが、徐々に事件の裏側が見えてくる構成がとても面白かった。母親が毒殺犯として疑われている状況は絶望的だが、娘が弁護士として戦う姿が頼もしい。村の人々が何かを隠しているような雰囲気が続き、観ている間ずっと緊張感があった。終盤で権力者による隠蔽や利権の問題が明らかになる展開は重く、地方社会の闇を感じさせる。母の過去や家族の関係も丁寧に描かれていて、サスペンスでありながら人間ドラマとしても印象に残る作品だった。(50代 女性)
ストーリーが非常に緻密で、最後まで目が離せなかった。毒殺事件の犯人として逮捕された母親の無実を証明するため、主人公が証拠を集めていく展開は王道ながらもスリリング。特に、村の権力者や住民たちが事件の真相を隠そうとする姿がリアルで、社会の構造的な問題を感じた。最終的に事件の背景に土地開発や政治的な思惑があったことが明らかになる展開は見応えがある。単なるミステリーではなく、社会の不正を描く作品として強いメッセージを感じた。(30代 男性)
母親が記憶を失った状態で殺人犯として疑われるという設定がとても切ない。娘が弁護士として故郷に戻り、事件を調べる中で少しずつ真実が見えてくる構成が巧みだった。村の閉鎖的な雰囲気や、住民たちが真実を語らない様子が不気味で、観ていて緊張感が続く。終盤で権力者による隠蔽が明らかになる場面は怒りを感じるほどだった。家族の絆や母娘の関係も丁寧に描かれていて、サスペンスだけでなく感情面でも心に残る作品だった。(40代 女性)
韓国映画らしい社会批判の鋭さを感じる作品だった。最初は毒殺事件の犯人探しのミステリーだと思っていたが、物語が進むにつれて政治や利権の問題が絡んでいることが分かり、物語のスケールが大きくなっていく。主人公が孤立しながらも証拠を集めていく姿は見応えがあり、法廷シーンも緊張感があった。ラストで事件の真相が明らかになった時、単なる犯人探しではなく社会の歪みを描いた作品だったことを実感した。考えさせられる映画だった。(20代 女性)
法廷ドラマとしての完成度が高く、テンポも良いので最後まで飽きずに観られた。母親が記憶喪失という状況の中で事件が進むため、真実が分からないまま物語が展開していくのが面白い。主人公が調査を進める中で、村の権力者や政治家が事件に関わっている可能性が見えてくる展開はとてもスリリングだった。終盤の法廷シーンでは真相が次々と明らかになり、見事なカタルシスがある。社会問題とサスペンスがうまく融合した良作だと思う。(50代 男性)
事件の裏にある人間関係や権力構造が丁寧に描かれていて、単純なミステリー以上の深みを感じた。母親が犯人として扱われながらも記憶を失っているという状況はとても辛く、娘が必死に真実を探す姿に感情移入してしまう。村の住民が沈黙を守る理由や、政治家が関与している可能性が見えてくるにつれて物語の緊張感が高まっていく。最後に真相が明らかになった時、社会の不正に対する怒りと同時に、家族の絆の強さも感じる作品だった。(30代 女性)
サスペンス映画としてだけでなく、人間ドラマとしても印象に残る作品だった。母の無実を信じて戦う主人公の姿はとても力強く、真実を追う過程で故郷の暗い一面が明らかになっていくのが興味深い。事件の裏には政治的な思惑や土地の利権が絡んでおり、個人が権力に翻弄される構図がリアルだった。終盤の展開では、これまで隠されていた事実が一気に明かされて驚かされた。社会の闇を描きつつ、家族の物語としても心に残る映画だった。(40代 男性)
映画『潔白』を見た人におすすめの映画5選
7番房の奇跡
この映画を一言で表すと?
無実の罪で投獄された父と娘の絆を描く、涙なしでは見られない感動ドラマ。
どんな話?
知的障害を持つ心優しい父ヨングは、ある事件をきっかけに殺人犯として逮捕されてしまう。無実でありながら死刑判決を受けてしまった彼は、刑務所の仲間たちの協力で幼い娘と再会する奇跡の時間を過ごす。やがて事件の裏にある真実が少しずつ明らかになっていく中、父娘の強い絆と人々の優しさが物語を大きく動かしていく感動のヒューマンドラマ。
ここがおすすめ!
冤罪というテーマを扱いながら、父娘の深い愛情を描いた感動作。刑務所の仲間たちとの交流や、娘との再会シーンなど心を揺さぶる場面が多く、観る者の涙を誘う。ユーモアと切なさが絶妙に混ざり合ったストーリーで、終盤には胸が締めつけられるような展開が待っている。家族の絆や人間の優しさを改めて感じさせてくれる名作として多くの人に支持されている作品。
それでもボクはやってない
この映画を一言で表すと?
冤罪に巻き込まれた青年の戦いをリアルに描く、日本屈指の社会派法廷ドラマ。
どんな話?
ある日突然、電車内で痴漢をしたと疑われ逮捕されてしまった青年。無実を主張する彼だったが、日本の司法制度の中では「疑い」を晴らすことが非常に難しい現実に直面する。裁判が進むにつれて、証言や証拠、そして社会の空気が彼を追い詰めていく。無実を信じて戦う主人公と弁護士の姿を通して、冤罪の恐ろしさと司法制度の問題を鋭く描く作品。
ここがおすすめ!
日本の刑事裁判の実態をリアルに描き出した社会派映画の代表作。派手な演出ではなく、法廷での証言や証拠の積み重ねを丁寧に描くことで、観客に強い緊張感を与える。無実を証明することの難しさや、社会の先入観の怖さを考えさせられる内容で、観終わった後も深い余韻が残る。冤罪をテーマにした作品に興味がある人にはぜひ観てほしい一本。
母なる証明
この映画を一言で表すと?
息子の無実を証明するため母親が真実を追う、衝撃の韓国サスペンス。
どんな話?
小さな町で女子高生が殺害される事件が起こり、知的障害を持つ青年が犯人として逮捕される。彼の母親は息子の無実を信じ、警察の捜査に疑問を抱きながら独自に真相を追い始める。調査を進める中で町に隠された秘密や人間関係が少しずつ明らかになり、事件は思いもよらない方向へと進んでいく。母の執念と愛情が強烈な印象を残すサスペンスドラマ。
ここがおすすめ!
息子を守るためにどこまでも突き進む母親の姿が圧倒的な存在感を放つ作品。緻密な脚本と独特の演出によって、物語は最後まで予測できない展開を見せる。サスペンスとしての面白さだけでなく、人間の愛情や狂気を描いた心理ドラマとしても非常に完成度が高い。衝撃的なラストは多くの観客に強烈な印象を残し、韓国映画の傑作として高く評価されている。
真実の行方
この映画を一言で表すと?
法廷で明かされる驚愕の真実が観客を翻弄する、名作法廷サスペンス。
どんな話?
ある青年が司祭殺害の容疑で逮捕され、若き弁護士が彼の弁護を担当することになる。証拠や証言を追う中で、事件には複雑な背景があることが徐々に明らかになっていく。法廷での尋問や心理戦を通して、真実がどこにあるのか観客も揺さぶられる展開が続く。裁判が進むにつれて驚くべき事実が浮かび上がり、最後には衝撃の真相が待っている。
ここがおすすめ!
法廷サスペンスの名作として長く語り継がれている作品。弁護士と被告の会話や法廷での駆け引きが非常に緊張感に満ちており、観る者を物語に引き込む。最後に明かされる真実は衝撃的で、観終わった後も様々な解釈が浮かぶ奥深さがある。シンプルな舞台ながら、脚本と演技の力で圧倒的なドラマを作り上げた名作。
チェイサー
この映画を一言で表すと?
元刑事が連続殺人犯を追う、息もつかせぬ韓国クライムサスペンス。
どんな話?
元刑事で現在は風俗店を経営している男は、店の女性たちが次々と姿を消していることに気づく。調べるうちに、一人の男が事件に関係している可能性が浮上する。警察に通報するものの、証拠不足や組織の混乱により捜査は思うように進まない。主人公は独自に犯人を追い詰めていくが、事件は想像以上に残酷な真相へとつながっていく。
ここがおすすめ!
圧倒的な緊張感とスピード感で観客を引き込む韓国サスペンスの代表作。物語は序盤から強烈な展開を見せ、最後まで息をつく暇がない。主人公の執念と犯人の異様な存在感が対比され、重厚な人間ドラマとしても見応えがある。社会の闇や警察組織の問題も描かれており、緊迫したサスペンスを求める人には特におすすめの作品。



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