映画『ダイバージェントNEO』の概要:世間を虜にした、SF大作の第二弾。敵の手から抜け出し、自由になった主人公達が新たな脅威に挑む。彼女達ダイバージェントとは一体どんな存在なのか。その秘密も明らかになる。
映画『ダイバージェントNEO』の作品情報
上映時間:119分
ジャンル:SF、アクション
監督:ロベルト・シュヴェンケ
キャスト:シェイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ、オクタヴィア・スペンサー、レイ・スティーヴンソン etc
映画『ダイバージェントNEO』の登場人物(キャスト)
- トリス(シェイリーン・ウッドリー)
- どのカテゴリーにも属さない、特異な存在であるダイバージェントの一人。ジェニーンと再び相対する。
- トビアス・イートン / フォー(テオ・ジェームズ)
- トリスの恋人。トリスを命をかけて守ることを誓っている。
- ピーター・ヘイズ(マイルズ・テラー)
- トリスの同期。トリスとは折り合いが悪かったが……?
- イブリン・ジョンソン(ナオミ・ワッツ)
- フォーの母親。「無派閥」のリーダー。
- ジェニーン・マシューズ(ケイト・ウィンスレット)
- 「博学」のリーダー。「博学」こそが頂点に立つべきだと考えている。
映画『ダイバージェントNEO』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ダイバージェントNEO』のあらすじ【起】
全人類に多大な影響を及ぼした戦争から、150年の月日が経過した頃。その近未来では、二度と同じことが起きないように、全人類をカテゴリー分けして管理を進めていた。そのカテゴリーはそれぞれの性格からなされており、全人口は勇敢、無欲、平和、博学、高潔のいずれかに属することとなる。
しかし、そのいずれにも当てはまらない特異な存在がいた。ダイバージェントと呼ばれる人間である。ダイバージェントと認定されたトリスは、前作で博学のリーダー、ジェニーンがカテゴリーの頂点に立つために行なっていた恐ろしい計画を、仲間と共に止めていた。しかし、トリスはその際に両親や友達を失い、そのことを長い間引きずっていた。
そして、ジェニーンはまだカテゴリーのトップに君臨することを諦めてはいなかった。彼女は、自分が目指す世界が正しいことを証明するため、「無欲」に長年守られていたとある箱を手に入れる。しかし、彼女ではその箱を開けることはできなかった。箱を開けることができるのは、ダイバージェントのみだったのだ。
映画『ダイバージェントNEO』のあらすじ【承】
そして、ジェニーンは箱を開けるために、全国に散らばるダイバージェントを捕らえ始めた。また、ジェニーンは前回自分の野望を阻んだトリスとトリスの恋人、フォーを許してはいなかった。
「勇敢」に属していたトリスとフォーは、現在「平和」に身を潜めていた。しかし、その「平和」のコミュニティに、ジェニーンの追っ手がやってくる。逃げ出した一行だったが、そんな一行の前に、どのカテゴリーにも属さない、「無派閥」の人間が現れるのだった。そして、なんとフォーの母親、イブリンが無派閥のリーダーを務めていたのだった。幼少期に自分を捨てたイブリンとフォーの仲は、決して上手くいっているとは言えない状況であった。
そんな時、トリス達の元に、かつての仲間が現在「高潔」に身を寄せているというニュースが飛び込んでくるのだった。トリスは仲間と合流するために「高潔」のもとへ向かう。一方、ジェニーンはダイバージェントを捕まえテストを行なっていた。しかし、いずれのダイバージェントも箱を開けきる前に限界を迎え、命を落としてしまうのだった。
映画『ダイバージェントNEO』のあらすじ【転】
ジェニーンは、箱を開けるためにはダイバージェントの中でも強い力を持つ者が必要であると考える。そして、トリスこそが彼女達の求める力を持った存在だったのである。仲間と合流したトリスのもとに、ジェニーンの追っ手がトリスを捕まえるべく現れる。しかし、フォーと仲間が身を呈して守ってくれたおかげで、トリスは何とか彼らの魔の手から逃れるのであった。
しかし、ジェニーンは卑劣な方法を用い、トリスの仲間を洗脳してしまう。そして、仲間の内3人が操られたまま、自ら死を選んでしまうのだった。これはトリスが自らジェニーンの元に向かわない限り終わらないという。そして、トリスは仲間を助けるため単身ジェニーンの元へと向かう。
捕らえられたトリスは、早速箱を開けるための実験を強いられるのだった。強い力を持つトリスはその厳しい試練に耐えるが、あと一歩というところで力尽き命を落としてしまう。しかし、それは博学のもとに潜入していたトリスの仲間、ビーターの作戦だった。ピーターはトリスに、仮死状態にする薬を打ち込みジェニーンの目を逃れたのだった。
映画『ダイバージェントNEO』の結末・ラスト(ネタバレ)
フォーとピーターは逃げることを提案するが、トリスはあの箱に何か秘密が隠されていることを確信していた。再び自らの意思でトリスは箱を開けに戻る。そして、先ほどはクリアできなかった最後の試練をクリアし、箱を開けたのだった。
その箱の中には、遥か昔の、自分たちの祖先の肉声が残されていた。そして、祖先は、ダイバージェントこそが危うい状態にあるこの世界を救う救世主であると断言したのである。しかし、それはジェニーンが欲していた内容とは大きく異なっていた。彼女は、ダイバージェントが危険因子であるという証拠が欲しかったのである。
彼女は自分にとって不利になる箱を壊そうとする。しかし、その場にトリスの仲間と「無派閥」が攻め入り、ジェニーンは捕らえられた。そして、メッセージには、ここではない外の世界についても言及していた。フェンスの外にあるというその別世界を目にするため、トリスは仲間とともに、フェンスへと向かうのだった。
映画『ダイバージェントNEO』の感想・評価・レビュー
シリーズの第2部で原作はヴェロニカ・ロスの『ダイバージェント2叛乱者』。
批評家の評価はあまり良くないが、主要キャストの演技については評価されており、中でも主演のシェイリーン・ウッドリーは全力を出していると言われている。
特別な存在であるダイバージェントであるヒロインと、宿敵ともいうべき支配者の対決が見物。ヒロインの恋人と母親の確執も険呑としていて良かったが、終盤の箱の試練が近未来的で自由度が高く、面白いと感じた。ヒロインの仲間にはタフな恋人の他、気弱な実の兄や裏切り者もいて、なかなか気が抜けない。今作では彼らの絆がきちんと結び合い、第3部へと繋がるよう整えられる。複雑な人間関係と社会の仕組み、世界の謎を追う面白い作品。(女性 40代)
性格によって5つの属性に振り分けられる世界を描いた人気シリーズ第2弾。前作では、ダイバージェントである主人公の苦悩や葛藤そしてこの世界の闇を描いていましたが、今作ではダイバージェントとして追われることになる主人公と周囲の人間との関わりが描かれていて、最終的に彼らはどこへ行くのかが次作へ続くようなストーリーになっていました。
5つの属性は本当に雰囲気が異なるので、鑑賞しながら私はどの属性が合うだろうと考えながら見るのも面白いかもしれません。次で全ての謎が明らかになるのか、とても楽しみです。(女性 30代)
シリーズの2作目で異端者と診断されたヒロインが自らの生き方を貫く様子を描く。
ヒロインの元仲間で裏切り者がいるのだが、すり寄っては裏切るのでまず、信用できない。それなのにヒロインと共に行動するので、奴の本心が凄く見えにくい。信用できないけど、スパイとして情報を流したりしてくれるので役には立つわけだ。そういう立ち位置でいいのだろうが、個人的にはずっと疑っていた。今作ではヒロインがとうとうケイト・ウィンスレットに捕まって試練を受けさせられる。この試練がなかなか曲者で見どころの一つになっていると思う。天地がひっくり返るような映像はなかなか面白かった。そして、物語はとうとう国外へと進んでいく。評価が低いと言われているが、個人的には面白いと思う。(女性 40代)
関連作品
次作 ダイバージェントFINAL
前作 ダイバージェント
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