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映画『犬神家の一族(1976)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『犬神家の一族(1976)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『犬神家の一族(1976)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0020349

製作年 1976年
上映時間 145分
ジャンル サスペンス
監督 市川崑
キャスト 石坂浩二
高峰三枝子
三条美紀
草笛光子
製作国 日本

映画『犬神家の一族(1976)』の登場人物(キャスト)

金田一耕助(石坂浩二)
私立探偵。古舘法律事務所の若林の依頼で、信州那須市に犬神家を調査しにやって来る。
犬神松子(高峰三枝子)
犬神佐兵衛の長女。
犬神佐清(あおい輝彦)
松子の一人息子。
犬神竹子(三条美紀)
犬神佐兵衛の次女。
犬神佐武(地井武男)
竹子の息子。
犬神梅子(草笛光子)
犬神佐兵衛の三女。
犬神佐智(川口恒)
梅子の息子。
犬神佐兵衛(三国廉太郎)
犬神家当主。事件の7カ月前に亡くなっている。
野々宮珠世(島田陽子)
犬神佐兵衛の恩人の孫娘。
青沼静馬(あおい輝彦)
佐兵衛が女工との間に産んだ息子。

映画『犬神家の一族(1976)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『犬神家の一族(1976)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『犬神家の一族(1976)』のあらすじ【起】

昭和22年7月、犬神製薬の創業者犬神佐兵衛の死から、7カ月が経った信州那須市に、私立探偵金田一耕助がやって来る。金田一は、犬神佐兵衛の遺言書を管理する古舘法律事務所の若林の依頼を受けていた。しかし、遺言書の内容を知っていたと思われる若林は、何者かに殺害されてしまう。

佐兵衛の遺言書は9人の肉親と、佐兵衛の恩人の孫娘珠世が同席した上で発表されることになっていた。長女松子は、復員兵である息子の佐清を伴いやって来るが、彼は戦争で大怪我を負い、顔に白い仮面を被っていた。本物の佐清かどうか疑う面々だったが、松子が息子であると証言したため、古舘は遺言書を開封する。

遺言書には、犬神家の全財産と事業の相続権を象徴する三種の家宝「斧・琴・菊」は珠世に譲る、と書かれていた。ただし、佐兵衛の孫、佐清・佐武・佐智のいずれかと珠世が結婚することが条件とされていた。また、珠世・佐清・佐武・佐智が死んだ場合、全財産は青沼静馬という、佐兵衛が工場で働いていた女に産ませた子どもに相続させる旨が記されていた。

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映画『犬神家の一族(1976)』のあらすじ【承】

佐清の正体を疑う犬神家の人々は、彼が出征前、神社に奉納した手形を使い、指紋を照合しようと考える。その頃、珠世は佐清に壊れた懐中時計を修理してくれるよう頼むも突き返され、那須の旅館柏屋にはストールで顔を隠した怪しい復員兵が現れる。

翌朝、古舘からの電話で犬神家に駆け付ける金田一。次女竹子の息子佐武が殺害され、菊人形と首が挿げ替えられていた。松子は佐清の疑惑を晴らすため、手形を照合させる。

佐武の殺害現場と思しき展望台では、珠世のブローチが発見される。珠世は昨夜、佐武を展望台に呼び出したことを認める。それは懐中時計についた佐清の指紋を奉納手形と照合してもらうためであったが、突然佐武に襲われ、その時にブローチを落としたというのだ。使用人の猿蔵に助けられ珠世は危機を脱したのだった。

捜査を進めるうち、金田一は柏屋の復員兵に辿り着き、顔を隠した男が2人いることに気付く。やがて佐清の手形の鑑定が終わり、本人であることが証明される。佐武の通夜の晩、今度は佐清が展望台で何者かに襲われる。更に佐武の胴体が湖から発見される。

映画『犬神家の一族(1976)』のあらすじ【転】

佐智は珠世を薬で眠らせ、旧犬神邸に連れ込む。珠世の服を脱がし、馬乗りになる佐智。そこへ復員兵の男が現れ、佐智を撃退する。

一方、金田一は犬神製薬が、ケシから抽出される麻薬を軍部に売ることで栄えてきたことを知る。そして。若林が市の直前に吸っていた煙草には毒が混入しており、それはケシと関係が有ることを突き止める。

翌朝、佐智が大雨の中、屋根の上で遺体となって発見される。佐智の首には琴の糸が巻き付けられていた。立て続けに起こった殺人が、菊と琴に関することであったことから竹子は、かつて青沼菊乃という女工が佐兵衛の子、静馬を産んだこと。佐兵衛が静馬に三種の家宝を与えたため、三姉妹は親子を襲撃。菊乃に激しい暴行を加えた末、菊乃が彼女らに向かって「斧・菊・琴で犬神家に復讐する」と叫んだことを語る。その後、菊乃は空襲で死亡し、静馬は出征後行方不明となっていた。

金田一は、佐兵衛について調べるうち、珠世の母は佐兵衛の娘、つまり珠世は佐兵衛の実の孫娘であったことを知る。一方、犬神家では松子が珠世に佐清との結婚を迫るが、珠世は「この人は佐清さんではありません」と言って拒絶する。

佐清は松子に対し、自分の正体が静馬であることを明かす。戦場で偶然、佐清に会った静馬は、犬神家への復讐心を支えに戦争を生き延び、佐清に成り代わって犬神家を乗っ取ろうと目論んでいたのだった。

映画『犬神家の一族(1976)』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌日、湖面から人間の足が2本突き出ているのが発見される。それは、斧で頭を割られた静馬の遺体であった。

一方、珠世の前に兵隊服姿で佐清が現れる。佐清は変更を自供する手紙を託し去って行く。逮捕された佐清は、静馬を脅して協力させ、弟達を殺害したと自白する。しかし、金田一は脅されていたのは佐清であることを見抜く。佐清は真犯人である母松子を庇うため、静馬の言いなりになっていたのだ。

松子の犯行を次々と暴いていく金田一。若林を買収して遺言書の内容を知った松子は、遺産を佐清に独占させるため甥を殺害。菊人形や琴糸の細工をしたのは佐清と静馬だった。

佐清は犬神家へと連れて来られ、親子は5年ぶりの再会を果たす。関係者が全員揃った席で、松子は佐兵衛の怨念から逃れられなかったことを懺悔する。古舘が佐清の弁護を引き受け、珠世が佐清の帰りを待つことを約束すると、安心した松子は煙草を深く吸い込みその場に倒れる。松子は若林を殺害したのと同じ手口で自殺を図ったのだった。

金田一が東京へ戻る日。古舘から皆が駅まで見送ろうとしていることを聞いた金田一は、人知れず事務所を後にする。予定よりも早い列車で帰路につくのであった。

映画『犬神家の一族(1976)』の感想・評価・レビュー

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映画『犬神家の一族(1976)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『犬神家の一族(1976)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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