この記事では、映画『エルヴィス(2022)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『エルヴィス(2022)』の作品情報
出典:https://wwws.warnerbros.co.jp/elvis-movie/index.html
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 159分 |
ジャンル | ミュージカル |
監督 | バズ・ラーマン |
キャスト | オースティン・バトラー トム・ハンクス オリヴィア・デヨング リチャード・ロクスバーグ |
製作国 | アメリカ |
映画『エルヴィス(2022)』の登場人物(キャスト)
- エルヴィス・プレスリー(大人:オースティン・バトラー / 少年:チェイトン・ジェイ)
- 世界で最も成功したソロ・アーティスト。キング・オブ・ロックンロールと呼ばれる。
- トム・パーカー大佐(トム・ハンクス)
- エルヴィスのマネージャー。
- プリシラ・プレスリー(オリヴィア・デヨング)
- エルヴィスの妻。
- グラディス・プレスリー(ヘレン・トムソン)
- エルヴィスの母。
- ヴァーノン・プレスリー(リチャード・ロクスバーグ)
- エルヴィスの父。
- B.B.キング(ケルヴィン・ハリソン・Jr
- ブルースミュージシャン。エルヴィスの友人。
- ハンク・スノウ(デヴィッド・ウェナム)
- パーカー大佐がマネージャーを務めるカントリーミュージシャン。
- スティーヴ・ビンダー(デイカー・モンゴメリー)
- クリスマス特番のプロデューサー兼ディレクター。
映画『エルヴィス(2022)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『エルヴィス(2022)』のあらすじ【起】
1953年の夏、アメリカ。人気カントリー歌手、ハンク・スノウのマネージャーを務めるトム・パーカー大佐は、ラジオから流れる白人青年が歌うリズム・アンド・ブルースに衝撃を受ける。彼の名はエルヴィス。
1935年、エルヴィスはミシシッピ州の東トゥペロで生まれる。しかし、家計が苦しかった一家は、黒人地区のテネシー州メンフィスへと引っ越す。エルヴィスはそこで、黒人音楽に触れ、音楽の感性を磨いていった。
1954年、エルヴィスはレコードデビューし、ハンクの前座を務める。しかし、緊張のあまり上手く声が出せず、観客からもヤジを飛ばされる。開き直った彼は、大きく息を吸い込むと、次の瞬間、圧倒的な歌唱力と独特の身のこなしで女性観客を興奮の渦に巻き込む。それを見た大佐は、ツアーに同行するよう持ち掛ける。
エルヴィスの人気は凄まじく、ライブは大盛況。パーカー大佐はエルヴィスに大手レコード会社RCAビクターと契約することを勧める。初めはパーカー大佐に不信感を抱いていたエルヴィスの両親であったが、パーカー大佐がプレスリー・エンタープライズを設立。彼らを経営者にすることで信用を得る。
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映画『エルヴィス(2022)』のあらすじ【承】
ヒット曲を次々と出し、映画界にも進出するエルヴィス。メンフィス郊外に豪邸“グレイスランド”を建て、「母にピンクキャデラックをプレゼントする」という夢を叶える。
名声を得る一方、世間からの風当たりも強くなる。ミシシッピ州上院議員で白人至上主義者のイーストランドは「エルヴィスは黒人音楽で白人社会を脅かしている」として糾弾。改めなければ逮捕も辞さないと警告する。
自らの音楽的ルーツである黒人音楽を封じられたエルヴィスは、多くの黒人ミュージシャンが集う、ビール・ストリートへ車を走らせる。B.B.キングの「自分のやりたいことをやれ」という言葉と、リトル・リチャードの歌から力を貰う。
翌日、ラスウッド・パークスタジアムでのライブ。これまで通りのパフォーマンスを披露するエルヴィス。興奮した観客は一部、暴徒と化し、彼は警察に拘束されてしまう。
1958年、エルヴィスは、アメリカ陸軍に入隊。それは、収監を逃れ愛国心をアピールするため、というパーカー大佐の案だった。数か月後、最愛の母グラディスが亡くなる。悲嘆にくれるエルヴィスを慰めるパーカー大佐。
映画『エルヴィス(2022)』のあらすじ【転】
1960年、エルヴィスはアメリカ陸軍を除隊。従軍していた西ドイツで知り合ったプリシラと恋に落ち、一緒に暮らし始める。しかし、1960年代のエルヴィスは、大佐の意向で映画俳優に転向するも、評価を得られずキャリアは低迷。
1968年、パーカー大佐は全米ネットワークテレビ局NBCとクリスマス特番「エルヴィス」制作の契約を締結。スポンサーの意向により、全編クリスマスソングを歌うことを決める。そんな大佐に、エルヴィスは次第に不満を募らせていく。
エルヴィスは番組プロデューサー兼ディレクターのスティーヴ・ビンダーと、プロデューサー兼エンジニアのボーンズ・ハウと会う。意気投合した三人は、4月に公民権運動の指導者、キング牧師が暗殺されたことを受け、特番を気楽なクリスマス番組で終わらせないと決める。
さらに6月、大統領選に出馬していたロバート・ケネディが暗殺される。衝撃を受けるエルヴィスに対し、大佐は「気にすることはない」と言い放つ。その夜、エルヴィスは自身の思いを込めた曲を徹夜で制作する。
迎えた収録日。クリスマスムード満載のセット横。白いスーツのエルヴィスが現れ、完成したばかりの「明日への扉」を熱唱。メッセージ性の高さに、スポンサー陣は感激するが、何も知らされていなかった大佐は不満を露にする。
映画『エルヴィス(2022)』の結末・ラスト(ネタバレ)
特番は高視聴率を獲得。キャリアの復活を遂げたエルヴィスは、ライブ活動を本格的に再開。ワールドツアーを希望するも、大佐は安全面からこれを却下。代わって、ラスベガスにオープンしたてのインターナショナル・ホテルでワンマンショーを行う契約を結ぶ。この契約には、大佐がカジノで作った借金を帳消しにし、無期限で融資を受けられるという密約があった。
不安定な社会情勢の中、エルヴィスに殺害予告などの脅迫状が届くようになる。不安と恐怖から薬物に手を出し、溺れていくエルヴィス。プリシラにも別れを告げられ、ますます孤独へと追い込まれていく。
そんな中、パーカー大佐の正体がアンドレアス・コルネリス・ファン・カウクというオランダ人であり、アメリカ市民権を持たない密入国者だったことが発覚。事実を知ったエルヴィスはクビを宣告するが、父親が多額の借金を背負っていることを告げられる。やむなくクビを取り消すエルヴィス。
エルヴィスは孤独と不安の中で、薬物によって身体を蝕まれていく。ついに1977年、心臓発作により命を落とす。42歳の若さだった。彼の最後のライブは、一人では立っていられない程衰弱しながらも、それを感じさせないパワフルなステージだった。
大佐のエルヴィスに対する金銭的搾取は、エルヴィスの死後、訴訟によって明るみになった。大佐は残されたわずかな財産を、ラスベガスのスロットマシンにつぎ込み余生を送る。
エルヴィスは世界で最も成功したソロ・アーティストであり、彼の音楽への影響は今日まで続いている。
映画『エルヴィス(2022)』の感想・評価・レビュー
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映画『エルヴィス(2022)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『エルヴィス(2022)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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