この記事では、映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0045021
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 137分 |
ジャンル | クライムサスペンス |
監督 | ユン・ジョンビン |
キャスト | ファン・ジョンミン イ・ソンミン チョ・ジヌン チュ・ジフン |
製作国 | 韓国 |
映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』の登場人物(キャスト)
- パク・ソギュン(ファン・ジョンミン)
- 元国軍機務司令部少佐。対北朝鮮の工作員として、国家安全企画部にスカウトされる。コードネームは黒金星(ブラックビーナス)。
- リ・ミョンウン(イ・ソンミン)
- 北朝鮮対外経済委員会所長。パクと国家を超えた友情を育む。
- チェ・ハクソン(チョ・ジヌン)
- 国家安全企画部室長。
- チョン・ムテク(チュ・ジフン)
- 北朝鮮国家安全保衛部課長。
映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のあらすじ【起】
米ソ冷戦終結後の1992年。朝鮮戦争の休戦下にある朝鮮半島では、北朝鮮と韓国は互いにスパイを送り込み、激しい諜報戦を繰り広げていた。
韓国軍の情報部隊の将校パク・ソギョンは、情報機関・国家安全企画部チェ・ハクソン室長に呼び出され、北朝鮮に工作員として潜入する命令を受ける。パクは「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」というコードネームを与えられ、北朝鮮の核開発・保有の実態を掴むため準備を進める。
1995年、パクは北朝鮮の外貨獲得部門に近づくため、ビジネスマンに扮し、中国に向かう。北朝鮮の対外経済委員会の所長リ・ミョンウンとの接触に成功したパクであったが、北朝鮮側から取引の条件として、現金と韓国の機密情報の提供を迫られる。
リ所長との交渉に臨んだパクは、同席した北朝鮮の国家安全保衛部の課長チョン・ムテクに、ビジネスの条件として北のスパイになることを要求される。パクは拒絶し、交渉は決裂するが、リ所長は改めて交渉の場を設ける。
次の交渉でもパクは強気な態度を見せる。その物怖じしない態度を「浩然の気」として評価するリ所長。彼はパクが工作員でないか、信頼できるビジネスパートナーであるか見極めようとしていた。
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映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のあらすじ【承】
パクは、北朝鮮で韓国企業のCMを撮影し、その際に北朝鮮の軍事機密を映像に収めようと画策する。自らの商才とビジネスへの熱意をアピールするパク。当初はCM撮影に消極的であった北朝鮮側であったが、最終的には事業を共同で展開することを確約させることに成功する。
1996年4月5日、韓国の総選挙の6日前に、38度線で武力衝突が起きる。時を同じくして、韓国国家安全企画部の協力者が不審死を遂げる事件が起きる。
4月27日、北朝鮮に対し不信感を抱きつつも、金正日総書記が面会を求めているとの連絡を受け、平壌へと向かうパク。面会前に健康診断と称して自白剤を打たれたパクは、チョン課長の尋問を受けるが、正体を見破られることは免れる。
金正日との面会で、CM事業がもたらす利益と事業展開について説明したパクは事業の開始許可を得る。北朝鮮側からは骨董品ビジネスをもちかけられ、北朝鮮の中枢へと取り入ることに成功する。
パクとチェ室長は、骨董品を発掘するという名目で、核開発施設があると思われる土地へと立ち入る。そこでパクは貧困にあえぐ人々を目の当たりにしショックを受ける。
映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のあらすじ【転】
1997年12月、大統領選を控えた韓国では金大中候補が優位に戦いを進めていた。金大中が当選すると、かつて野党を弾圧した国家安全企画部は、廃止される恐れがあった。
国家安全企画部は存続をかけて、北朝鮮と接触可能なパクに密書を届けるよう指示する。その結果、韓国の与党議員や国家安全企画部、北朝鮮の国家安全保衛部や軍艦部との密談が北京で実施される。
先の南北軍事衝突に不審を抱くパクは、北京での会談を盗聴する。そして、北朝鮮と韓国が互いの権力を維持するため、北側が軍事行動を起こし、その見返りとして韓国与党は北朝鮮に400万ドルを支払っていたことを知る。北の軍事行動で韓国国民の不安を煽り、北朝鮮に対して融和的な金大中の当選を阻止しようとしていたのだった。
これまでの工作活動が無になり、南北交流事業も頓挫すると考えたパクは、リ所長と接触する。パクは、リ所長の手引で再び金正日と面会。北朝鮮上層部に裏切り者がいることを示唆する。それを聞いた金正日は軍事行動の中止を指示する。
映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』の結末・ラスト(ネタバレ)
1972年12月の大統領選で金大中が当選。金正日との会談を終えたパクはリ所長の自宅へと招かれ、「浩然の気」と刻まれたネクタイピンを贈られる。
裏切りに気付いた韓国の国家安全企画部は、パクの情報をマスコミにリークすることで、北朝鮮に始末させようと目論む。それを察したリ所長は、パクに通行証を渡し、北朝鮮を脱出させる。
一方、韓国では国家安全企画部が権力維持のため行った、対北朝鮮の工作活動が問題に。チェ室長は逮捕され、国家安全企画部は解体、大統領直属の国家情報院へと改編される。
2006年、南北朝鮮のモデルが共演するCMが撮影される。パクが事業を始めて10年以上の歳月が経っていた。パクはビジネスマンとして対北朝鮮の事業を続けており、記者会見の場で北朝鮮側関係者として出席していたリ所長と再会。リ所長はパクから贈られた時計を見せる。パクはそれに対し、リ所長から贈られたネクタイピンを見せるのであった。
2010年6月、対北事業を続けていたパクは、国家保安法違反で逮捕されるが、2016年に刑期を終え、釈放される。
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映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
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