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映画『インベージョン(2007)』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『インベージョン(2007)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『インベージョン(2007)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『インベージョン(2007)』の結末までのストーリー
  • 『インベージョン(2007)』を見た感想・レビュー
  • 『インベージョン(2007)』を見た人におすすめの映画5選

映画『インベージョン』 作品情報

インベージョン

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:96分
  • ジャンル:SF、アクション、サスペンス
  • 監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
  • キャスト:ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、ジェレミー・ノーサム、ジャクソン・ボンド etc

映画『インベージョン』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『インベージョン』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『インベージョン(2007)』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『インベージョン』 あらすじ【起・承】

ある日、スペースシャトルが墜落する事件が起こる。墜落した破片には、未知のウイルスが付着しており、現場に居合わせたタッカーは誤ってそれに触れてしまう。何事もなく帰宅したタッカーだったが、眠っている間に妙な変化が起こる。

一方、タッカーの元妻で精神科医のキャロルは息子のオリバーと二人で暮らしていた。連絡を取っていなかった元夫のタッカーから突然オリバーに会いたいという連絡があり、キャロルは少々疑問に思う。
その頃、キャロルは患者から「夫が別人のようになってしまった」という話を聞く。半信半疑で、新しい薬を処方して帰すが、他にもおかしなことが周辺で起こるようになっていた。
ハロウィンパーティで、オリバーの友人が突然犬に襲われる。その友人と遊んでいる際、オリバーの皮膚に妙な膜のようなものが付着しているのを見つける。

友人のベンに相談し、謎の膜のようなものを分析してもらうことにした。
オリバーをタッカーに預け、ベンとパーティに出かけた後帰宅すると、夜中にも関わらずキャロルの自宅に国税調査員が訪ねてくる。無理やり家に入ろうとする様子に恐怖し、寸でのところで追い返すが、どうやら街のあちこちでおかしなことが起こっていると気づく。

ベンの友人スティーブンが妙な膜を分析し、その結果が出た。それは皮膚で、人間が眠っている時に変化が起こるということが分かった。
世界各地で広がっているが、アメリカではなぜか新型インフルエンザとされている。
未知のウイルスではあるが、感染して眠っても変化のない人間がいることがわかる。それはキャロルの患者で、過去の病気によって免疫があることがわかる。これを利用すればワクチンを作ることができる。

映画『インベージョン(2007)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『インベージョン(2007)』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。

映画『インベージョン』 結末・ラスト(ネタバレ)

原因が分かった時、キャロルとベンの友人から泊まっている知人の様子がおかしいと連絡が入る。すぐにそこへ向かった一行は、変化の様子を目の当たりにする。
タッカーの様子も変だったことを思い出し、キャロルはすぐにオリバーを連れ戻しに行くが、そこにオリバーはいなかった。家の中に閉じ込められたキャロルは、別人のようになったタッカーが吐き出した粘液を顔に浴び、ウイルスに感染してしまう。
眠ったら最後、自分もウイルスに乗っ取られてしまうが、急いでオリバーを探しに向かう。

オリバーはタッカーの母宅にいることが分かった。そこに向かうには電車に乗らなければならないが、公共の施設は全て危険。ウイルスに感染して完全に身体を乗っ取られた人間は無表情なので、キャロルも心を落ち着けて無表情に徹した。

オリバーは昔かかった病気で免疫があり、眠っても変化していなかった。二人はベンと合流するために食料品店に隠れるが、なかなかベンは現れない。キャロルは眠らないようにするために興奮剤を打ち、万が一の時のためにオリバーに注射を打つよう頼む。
途中眠りかけることもあったが、なんとか変化せずに耐えていた。そこにようやくベンが現れるが、彼は既に感染した後だった。ベンから逃れるために足を打ち、オリバーと二人車で逃走していると、スティーブンから連絡が入る。

街中の人間から追われながらも、二人はスティーブンが乗るヘリに助けられて逃げ延びる。
スティーブンらの研究者によってワクチンが作られ、事態は次第に収束していった。

映画『インベージョン』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『インベージョン(2007)』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

まるで『バイオハザード』のよう

謎の宇宙生命体に人体を乗っ取られ、それが世界中に広まっていくというストーリーなのだが、変化する様子とか群衆が襲ってくる様子とか、まるで『バイオハザード』のようで、SFというかゾンビホラーのようだった。
原作の『盗まれた街』は規模がもっと小さく、家族や恋人など身の回りの人間が変だということに気付き、徐々に「別人」であるとわかるというジワジワした怖さがある作品のようだが、この映画ではコンパクトにするためか規模が大きいためか、「変だ」と気付く過程が蔑ろにされているような気がする。感染した人間をゾンビのように描き、そっちのインパクトの方が重視されているように思える。

まとめがお粗末

最後、スティーブンによって救出された後、だいたい一年後くらいだったと思うがすぐに世界が落ち着きを取り戻す様が描かれる。しょうがない気もするが、そこに至るまでをもう少し詳細に見せてほしかった。
また、作中の中盤までは、キャロルは自分に好意があるベンに対して「親友のベンを失いたくない」と言って拒んでいたのに、ラストではどうやら結婚している。この辺も、終わり良ければすべて良し、ハッピーエンドだから文句ないだろ?という適当な考えがミエミエで残念だった。最後までベンが戦っていたというならわかるが、感染してフェードアウトしてこれはない。ベンを演じているのはダニエル・クレイグ。今ではジェームズ・ボンドの印象が強くてかっこいいので、きっとこの作品でもこの人が何とかしてくれるんだろうと期待していたら、感染した挙句撃たれて倒れたので、ちょっと笑ってしまった。


本作は、宇宙の謎のウイルスが人間に感染していく恐怖を描いたSFサスペンス作品。
未知のウイルスに感染した人々の様子が徐々におかしくなっていき、そして感情を失い、外見までも変わってしまう様相、特に体液を他人にかける感染の仕方がとてもグロテスクだった。
いつでも争うのは人間。そんな虚しさを感じられた。
また、母親で精神科医役のニコール・キッドマンの才色兼備っぷり、愛する我が子を守るために見せた強い一面には非常に惹きこまれた。(女性 20代)


ダニエル・クレイグの無駄使いすぎて思わず笑ってしまった今作。ダニエル・クレイグが大好きな私は、彼がこう言った宇宙系の作品に出ているのは珍しいと思い鑑賞しましたが、まさかの未確認生物に身体を乗っ取られた人間が次々とウイルスを感染させていくパニックムービーでした。
病気が免疫だったり、眠ると感染してしまったりと設定は面白かったのですが、周りの人達が様子が変だと気づいてもどうすることも出来ないのが不甲斐ないと言うか切ないというか、パニックムービーでありつつ人間ドラマも描いていた気がします。
それにしてもベンはダニエル・クレイグじゃなくても良かっただろうと思ってしまうほど残念なキャラクターでした。(女性 30代)


冒頭のスペースシャトル墜落から、一気に不気味な感染の広がりに引き込まれました。宇宙由来の胞子によって、人々が眠っている間に“感情を失った存在”へと変わっていく設定が恐ろしい。主人公キャロルが息子を守るため、眠らないよう必死に抵抗する緊張感は圧巻。ラストでワクチンが完成し、元の世界に戻る展開は安堵と同時に、感染者としての平和な世界も少し惜しい気がしました。(30代 女性)


感染が拡大するスピード感と、街の異様な静けさのコントラストが見事。ネタバレですが、息子オリヴァーの免疫が唯一の救いになる展開は予想していなかった。人類が感情を失った社会は争いもなく、逆説的に理想的にも見えるという皮肉なテーマが心に残ります。終盤の疾走シーンは息を呑む緊迫感でした。(20代 男性)


社会派の視点から観ると、“感染後の世界”は戦争も差別もない平穏な社会であるという皮肉が際立っていました。キャロルがそれでも人間の感情を守ろうとする姿は感動的。ラストで元の世界に戻っても、ニュースで再び争いが起きている描写が深い余韻を残します。単なるSFホラーではなく、人間性とは何かを問う作品。(40代 男性)


子を持つ母として、キャロルが眠らずに息子を守る姿は胸を締め付けられる思いでした。感染者たちの無表情な群れがじわじわと近づく演出は、派手なアクションがなくても恐怖を感じさせる。ラストでオリヴァーの免疫が人類を救う展開は涙が出ました。(50代 女性)


眠ってしまえば人間でなくなる恐怖感が、観ているこちらにも伝染するよう。特に地下鉄のシーンは群衆の視線が怖すぎました。ネタバレですが、感染者が戦争や犯罪をなくした社会を作ったという皮肉は衝撃的。結末では元の世界に戻るも、人類の愚かさがすぐに顔を出す描写が印象的でした。(30代 男性)


主人公が必死で眠気と戦いながら逃げるシーンは、まるで自分まで眠れなくなるような臨場感。科学的な感染描写や、ワクチン開発の流れがリアルで説得力がありました。ラストの“平和な感染者社会”というテーマ性に考えさせられます。(20代 女性)


感染者の静かな侵略という演出が斬新でした。銃撃戦や爆発ではなく、無言でじわじわ迫る群衆がこれほど怖いとは。息子の免疫がカギになる展開は王道ですが、説得力がありました。エンディングでの平和と暴力の対比が見事。(40代 女性)


軍事スリラー的な展開を期待して観ましたが、静かな恐怖と心理的な圧迫感に圧倒されました。感情を失うことで争いが消えるという逆説は、まるで現代社会への警鐘のよう。結末がハッピーエンドのようでいて、実はビターなのが好みです。(50代 男性)

映画『インベージョン(2007)』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『インベージョン(2007)』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ボディ・スナッチャー/恐怖の街

この映画を一言で表すと?

「感情を失った人間にすり替えられていく恐怖を描くSFホラーの古典。」

どんな話?

小さな町で、家族や友人が“何か”にすり替わっているという不気味な現象が広がる。医師マイルズは原因を探るうちに、地球外生命体が人間を感情のない複製体に置き換えている事実に直面する。信じてもらえない恐怖が緊迫感を増す。

ここがおすすめ!

本作は『インベージョン』の原点とも言える作品。静かな日常が少しずつ侵食される描写が秀逸で、派手さより心理的恐怖が際立つ。冷たい論理と人間らしさの対立が、時代を超えて観る者を引き込む。

ヴィレッジ

この映画を一言で表すと?

「閉ざされた村と外界の謎が交錯するサスペンススリラー。」

どんな話?

外の世界と隔絶された小さな村。村人たちは“外の森に棲む怪物”を恐れ、決して境界を越えない。だが、ある事件をきっかけに、若い女性が村の外へ向かうことを決意する。そこで明かされる衝撃の真実とは…。

ここがおすすめ!

恐怖の正体が単純な怪物ではなく、人間の作り出した構造であるという展開が秀逸。『インベージョン』同様、表面上の平和や秩序の裏に潜む心理的支配を描く点が魅力。M・ナイト・シャマラン監督ならではの静かな緊張感も必見。

ザ・ホスト/不思議な訪問者

この映画を一言で表すと?

「人間の体を乗っ取る“平和的”な侵略者と、抵抗する者たちの物語。」

どんな話?

地球は既に外宇宙から来た“ソウル”に支配され、人間の体を穏やかに乗っ取られていた。少女メラニーは身体を奪われても意識を保ち、寄生者と共存しながら家族を守ろうとする。やがて両者の間に奇妙な絆が芽生える。

ここがおすすめ!

侵略者を“悪”として描かず、共存や理解の可能性を模索する点が新鮮。『インベージョン』が示した「感情なき平和」に対し、こちらは感情と共生の道を探る物語として対比的に楽しめる。

クワイエット・プレイス

この映画を一言で表すと?

「音を立てたら即死、沈黙が支配する終末サバイバル。」

どんな話?

突如現れた“音”に反応して襲う怪物によって、人類は沈黙を強いられる。残された一家は音を立てずに生活しながら、生き延びる方法を探る。しかし、家族の間にも葛藤が生まれ、極限状態での選択を迫られる。

ここがおすすめ!

静けさそのものを恐怖の演出に昇華した傑作。『インベージョン』の“無音の脅威”や“人知れぬ侵略”と通じる緊張感がある。家族愛とサスペンスが融合した物語に心を掴まれるはず。

チルドレン・オブ・メン

この映画を一言で表すと?

「子どもが生まれなくなった絶望の未来で、人類最後の希望を守る物語。」

どんな話?

世界中で18年間、子どもが誕生しなくなった近未来。社会は崩壊の危機に瀕し、移民迫害や内戦が激化する中、ひとりの妊婦が現れる。元活動家の男は彼女を守るため、命懸けで安全な地を目指す。

ここがおすすめ!

社会崩壊の描写が生々しく、観客を現場に放り込むような臨場感。『インベージョン』同様、“人類の危機”を背景に人間性の本質を問いかける。緊張感あふれる長回し映像も見どころ。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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