映画『アイアンガール』の概要:荒廃した世界。無法者集団クレイジードッグスが地域を牛耳る中、謎の美女アイアンガールが現れる。彼女は驚異的な能力を持ち、集落の人々を守ろうと戦いに身を投じることになる。どこから来て、どこへ行くのか。アイアンガールとは何者なのか。始まりの物語。
映画『アイアンガール』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:SF、アクション
監督:長嶺正俊
キャスト:明日花キララ、秋山莉奈、栩原楽人、古原靖久 etc
映画『アイアンガール』の登場人物(キャスト)
- アイアンガール(明日花キララ)
- 過去の記憶を持たず、行き先もなく放浪している。悪事を許せず、襲われているアンヌを助ける。死ぬための戦いではなく、生きて守る戦いを信条としている。装甲スーツ着用により、普段の何倍もの力を引き出している。本名はクリス。
- アンヌ(秋山莉奈)
- 幼い頃に両親と兄をクレイジードッグスに殺されている少女。いつも熊のぬいぐるみを持っている。少々幼い面があり可憐で清楚。
- ワタル(栩原楽人)
- アンヌの幼馴染。アンヌを守ろうと強い意思を持っており、集落内で唯一希望を失っていない少年。身長は低いが、勇敢。
- ビリー(古原靖久)
- アンヌの兄イサム。幼い頃に攫われクレイジードッグスで育つ。洗脳されているため、過去の記憶を失っている。洗脳から逃れた後は、妹を守るために身を挺し命を落とす。
- クレイジージョー(虎牙光揮)
- クレイジードッグスのボス。実はアイアンガールと同じように作られた存在であり、過去の記憶を失っている。アイアンガールに匹敵する強さを持つが、性格は歪んでいる。
映画『アイアンガール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アイアンガール』のあらすじ【起】
荒廃した時代。とある地域ではクレイジードッグスという荒くれ集団が略奪や殺戮を繰り返し、人々はそれらの脅威から身を隠しながら怯えて暮らしていた。
ある日、クレイジードッグスに襲われている少女を、たまたま通りかかった不思議な身なりをした女性が助ける。装甲スーツを身に纏った彼女は非常に強く、瞬く間に奴らを倒してしまうのだった。
少女アンヌは彼女への礼の代わりに自分の集落へ案内。しかし、集落の人々は見たこともない出で立ちの女性に不信感を覚える。
女性には過去の記憶がなく、名前も覚えていなかった。どこから来てどこへ行くのかも分からず、ただ放浪の旅を続けていると言う。
集落の長老はそんな彼女を言い伝えである鉄の救世主、アイアンガールなのではないかと考えるのであった。
アイアンガールがアンヌを助けたことで、クレイジードッグスへ盾突いたことになってしまったため、集落の人々は報復を恐れ当然、アイアンガールを追い出そうとする。
そんな中、アンヌの友人であるワタルという若者だけが反撃しようと声を上げるが、集落の人々は武器もないのに抵抗しても無駄だと諦めの境地に至っている。だが、ワタルはアンヌを守るために戦うとアイアンガールを引き止めるのだった。
映画『アイアンガール』のあらすじ【承】
アイアンガールは長老に指摘されて初めて、自分が何者なのかを考え始める。
深夜、そんな彼女の元へワタルがやって来て、戦い方を教えて欲しいと言う。彼女は生きて守るための戦い方なら教えると言うが、そこへ集落の若者達が更に集まり、彼女に戦い方を教えて欲しいと頼み込むのだった。
アイアンガールは彼らの根性を叩き直すべく、厳しい訓練を課した。
そうして、いよいよクレイジードッグスの手先が報復のために集落へ現れる。付け焼刃ではあるが、訓練の甲斐もあり若者達とアイアンガールはたちまちの後に奴らを倒してしまう。
そんな中、一派の中に集落から連れ去られたアンヌの兄イサムが混じっていることが判明。捕縛された彼は、自分はビリーだと名乗る。幼い頃に攫われたイサムはクレイジードッグスで洗脳され、ビリーという名を与えられる。そして、父親はボスだと思い込まされていた。
映画『アイアンガール』のあらすじ【転】
粋がるビリーをアイアンガールが叩きのめす内、彼は洗脳から解かれ過去の記憶を思い出し始める。翌朝、目を覚ましたビリーはアンヌのことを思い出していた。
そんな時、クレイジードッグスのボスが集落にやって来る。ボスの狙いはアイアンガール。長老を人質に取り、彼女を差し出せと言う。
ボスは手下にアイアンガールの捕縛を命令。その間にワタルはビリーとアンヌを逃がそうとするも、アンヌは逃走することを許せず立ち向かおうとする。
3人はボスの元へ向かい、両親の仇を討とうとするもビリーがボスの女に刺されてしまう。裏切り者には死を与えるのがクレイジードッグスの掟だった。
ビリーはワタルにアンヌを守れと言葉を残してこと切れる。怒りから立ち向かおうとしたワタルだったが、一撃で倒されてしまいアンヌが捕まってしまう。
映画『アイアンガール』の結末・ラスト(ネタバレ)
ボスはアンヌを人質にし、アイアンガールを捕縛。集落はクレイジードッグスの巣窟と化した。アイアンガールは拷問にかけられ、アンヌはワタルの目の前でボスから手籠めにされそうになる。
上手く取り入った集落の若者達がアイアンガールの救出に現れ、彼らのお陰で捕縛から脱出。若者達を逃がしたアイアンガールは、ボスの女と対峙し勝利。身を隠した。
そうして、自分の女を殺されたボスは激怒。アンヌを自分の女にしようとするも、ワタルが登場。彼は果敢にもボスへ立ち向かうも、やはり負けてしまう。
その頃、アイアンガールは自らが戦う理由を見出し、ボスと対峙する。
熾烈を極めた戦いを展開。しかし、ボスもまた彼女に匹敵する力を秘めていた。ボスの言葉により、互いに戦い合うために作られた存在であることが判明。だが、ボスもまた過去の記憶を失っており、なぜ自分達が作られたのかまでは分からないと言う。
茫然としたアイアンガールだったが、集落の若者が身を挺したことで守られる。彼女は彼を看取り、スーツの機能を開放。ボスを倒した。
夜が明け、集落の人々に見送られながら、アイアンガールは新たな目標、過去の記憶を探す旅へと足を踏み出す。今回の戦いで、彼女はクリスという自分の名前を思い出していたのだった。
映画『アイアンガール』の感想・評価・レビュー
明日花キララって聞くと男性はああ、あの人ねって思うんですかね?最近の明日花キララは女性から絶大な支持を得ていて「きい様」「きいたん」なんて呼ばれていたりして。そんな明日花キララが主演を務めるこの作品。ただ、ひたすらに明日花キララを拝みます。ストーリーは王道でテンポや間も悪い。設定もまあまあ。ですが、明日花キララが本当に可愛くて、衣装も最高です。
余計なことは考えずに、明日花キララを思う存分楽しみましょう。(女性 30代)
近未来的なコスチュームを身に纏った明日花キララがとにかく綺麗です。コスチュームが『アイアンガール』の全てといっても過言ではないくらい、本格的です。時代背景は『北斗の拳』に近いと感じました。キャストの演技はお世辞にも上手いとは言えません。しかし、見ようによっては味があり徐々に面白くなっていきました。BGMについては、どことなく古めかしい類のものが数種類使用されています。恐らく、限られた予算の中で一生懸命作られた作品なのでしょう。(女性 30代)
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