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映画『ガチバン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ガチバン』の概要:幼い頃から喧嘩三昧の主人公と仲間達。地元では有名な三羽カラスと呼ばれていた。高校進学を期に、それぞれの学校で番長を目指そうと誓い合うが、主人公はとあるきっかけで出会った女子に恋をし、腑抜けてしまう。懐かしい雰囲気のヤンキー映画、第1作目。

映画『ガチバン』の作品情報

ガチバン

製作年:2008年
上映時間:74分
ジャンル:アクション、青春
監督:城定秀夫
キャスト:窪塚俊介、深水元基、秋山奈々、南桂介 etc

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映画『ガチバン』の登場人物(キャスト)

八重樫拓海(窪塚俊介)
幼い頃から喧嘩ばかりしている。喧嘩上等。真っすぐな気質で純情。アヤに恋をするも、喧嘩と恋とで板挟みに悩む。勉強が嫌いで、喧嘩はめっぽう強い。
城島秀人(深水元基)
幼い頃、拓海と喧嘩して額に傷を負う。その後、高校へ進学し番長となるも、長期停学になる。ほら貝を吹くのが特徴で昔気質な面もあるが、卑怯な手を使う。
北白川アヤ(秋山奈々)
女優になるのが夢。拓海に恋をし、喧嘩を止めるよう諭す。清楚で可憐。
沢村亮(南圭介)
拓海の幼馴染で女たらし。中学で付き合った女は69人。喧嘩が強くイケメン。仲間思い。
古田真也(沖原一生)
拓海の幼馴染で坊主頭。石頭が武器。ごつい身体で喧嘩が強い。仲間思い。
出口大河(松浦裕也)
三羽カラスの幼馴染。情報屋のような役割を担っており、純粋な面もある。拓海に憧れている。

映画『ガチバン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ガチバン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ガチバン』のあらすじ【起】

八重樫拓海と沢村亮、古田真也は幼馴染。幼い頃から喧嘩三昧で、地元では三羽カラスと呼ばれていた。中学卒業時、三羽カラスと幼馴染の出口大河の4人は、それぞれ別々の高校へ進学することになったため、進学先の高校で番長を目指すことを誓い合ったのだった。

拓海と大河は同じ高校へ進学。入学式早々、怪我をさせられた大河の仇とばかりに拓海は早速、喧嘩を始めるのだった。
そんな喧嘩っ早い拓海だったが、まだ16歳。思春期真っただ中でもある彼は、自分が童貞であることを密かに悩んでおり、出会いを求めるも簡単に転がっているはずもなく。日々自慰に励む毎日。

ひとまず、番長奪取は置いておいて、先に脱童貞をしたい拓海。母親に誘われて演劇サークルへ向かった。母親曰く、若い女の子も来るという話だったが、しかし目当ての女子など1人もおらず帰ろうとする。その矢先、たった1人遅れて来た北白川アヤにときめきを感じ、サークルへ参加することにした。

映画『ガチバン』のあらすじ【承】

人が変わったかのように演劇の指導をする母親に度肝を抜かれつつ、演劇の稽古をした拓海はその帰り、アヤを送って帰ることに成功。彼女は女優になるため、日々演劇の稽古に勤しんでいるのだった。

一緒に演劇を頑張ろうと言うアヤに心を奪われてしまった拓海。学校でナンバー2に挑んだものの、負けてしまいそうになる。大河の手助けでどうにか引き分けとなった。
放課後、仲間達で集まって現状報告。沢村も真也も制圧へ順調に駒を進めている様子だった。しかし、拓海はアヤと会うために演劇練習へ。そんな拓海の姿を見かけた仲間達は、彼の元へ向かい気合を入れ直そうとするも、腑抜けた拓海に失望し立ち去ってしまう。

そんな折、拓海の学校に長期停学となっていた番長、城島秀人が戻って来る。大河は拓海に学校へ戻るよう説得に行くも、劇の本番が近づいているからと追い出されてしまう。そのこともあり、拓海はアヤと番長打倒で思い悩むことになる。

映画『ガチバン』のあらすじ【転】

戻って来た城島は生意気な学生たちに次々と制裁を下し、自分の兵隊を増やし続けあっという間に自校を制覇。しかも、それだけに飽き足らず、沢村の高校へと殴り込みをかけるのだった。

その頃、拓海はアヤと2人きりで演劇の稽古中、アヤに好きだと告白。彼女も好きだと両想いになるが、脱童貞には激しい拒否をされてしまうのだった。
このことにより、拓海はようやく目を覚ますもその頃にはすでに遅く。乗り込まれた沢村は城島にやられ大怪我を負っており、大河にはもう来るなと言われる。

肩を落とした拓海は自宅へ帰ると一晩中、自慰に耽る。
翌日は演劇の本番だった。演劇を辞めると言うと母親と口論になり、拓海はとうとう1人きりになってしまうのだった。

映画『ガチバン』の結末・ラスト(ネタバレ)

沢村の高校を制覇した城島は、次に真也の高校へ。決闘場所は海辺の砂浜。真也と大河はたった2人で城島の兵隊と殴り合いを開始。多勢に無勢だったが、奮闘する。
しかし、兵隊を倒した真也はすでに満身創痍で城島と戦う頃には、大分弱り切っていた。真也は必死に城島と戦うも、負けてしまう。

その頃、自分自身との折り合いをつけた拓海は、決闘場所へと向かっていた。そして、とうとう城島との対決に挑むのである。
城島は幼い頃に拓海と戦い、額を傷つけられ負けたことがあった。正に因縁の対決である。

城島と拓海は激しい喧嘩を繰り広げる。力量は互角かと思われた。そうして、拓海は城島に勝利。沢村と真也の仇を討つことに成功するのである。
その後、拓海はみんなを引き連れて演劇へ。アヤとの気持ちを確かめ合うも、口付けはできず。演劇はハッピーエンドで終息した。

映画『ガチバン』の感想・評価・レビュー

番長になるか、恋心を優先するのか、主人公の拓海の葛藤が面白く笑えた作品だった。女優を目指して演劇を習うアヤに一目惚れをし、喧嘩はしないでくれと頼まれた拓海の気持ちや、幼馴染の亮と真也が各高校で番長になるという、約束を守れるのかどうかという気持ちがそれぞれ重なり、一人一人の気持ちが共感した。停学処分を受けていた城島が帰って来て、次々と喧嘩をし、勝ち越していくのだが、他校にも手をだし、亮や真也をぼろぼろにしている所に拓海が戻り、城島に勝つシーンも見所である。(女性 20代)


ヤンキー映画と言ってまず思い浮かぶのは小栗旬主演の『クローズ』では無いでしょうか。高橋ヒロシの原作漫画をベースに漫画よりも前のストーリーを描いていて、何より面白いのが「男」の戦いだと言うこと。女を取り合うわけでもなく、ただ鈴蘭の「てっぺん」を目指すという物語。今作が『クローズ』と違うのはてっぺんを目指しつつも「恋」にうつつを抜かし、板挟みになってしまう点です。
喧嘩と恋どちらを選ぶか、そして仲間のために戦う「友情」など盛り沢山の内容で、ヤンキー映画と言うよりも青春物語として楽しめました。続編にも期待しています。(女性 30代)


単なるヤンキー映画ではありません。喧嘩等の緊迫感漂うシーンは勿論ありますが、基本的にほのぼのとしています。終いには、ヤンキーが芝居に打ち込みますから、何とも不思議で目が離せませんでした。初恋や性欲に心を乱され葛藤する描写に、青春を感じて応援したくなりました。ヤンキーの平和な日常は、意外にもいつまででも眺めていられます。全身白タイツ姿の佐藤二朗は、恐らく『ガチバン』でしか見られないでしょう。カメラの長回しが、素晴らしいと感じました。(女性 30代)

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