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映画『イチケイのカラス』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『イチケイのカラス』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『イチケイのカラス』の作品情報


出典:https://www-video-lp.unext.jp/title/SID0090731

製作年 2023年
上映時間 119分
ジャンル ヒューマンドラマ
コメディ
監督 田中亮
キャスト 竹野内豊
黒木華
斎藤工
山崎育三郎
製作国 日本

映画『イチケイのカラス』の登場人物(キャスト)

入間みちお(竹ノ内豊)
中卒の最終学歴を持ちながら裁判官となった、法曹界の異端児。趣味はふるさと納税で、デスクは常に日本各地の特産品で溢れている。笑顔で物事をのらりくらりと交わす、余裕のある言動が特徴で、法廷から疑問がなくならない限り判決を下さない判事としても有名。職権の発動率が高く、裁判所主導で自ら捜査を行いながら真実を追い求めるが、結果周囲を振り回す。東京地裁第3支部第1刑事部・通称イチケイで坂間と共に多くの事件の真相を暴いてきた。権力に屈することなく信念を貫くが、地方裁判所に移動となりイチケイを離れた。
坂間千鶴(黒木華)
エリート判事を目指す特例判事補。真面目な性格で、小中高と学級委員を務めた。8年間裁判官としてキャリアを積み10年間のうち2年間別の職務に就く人材育成プログラム・他職経験制度のため、3か月前から日尾美町で弁護士を始める。勉強や仕事はできるが、頭が固く融通が利きづらい。事務的に判決を下していたが、入間をはじめとするイチケイの仲間たちと出会って考えが変わり始める。入間を認めてはいるが、性格的に合わないため再会は望んでいない。
月本慎吾(斎藤工)
弁護士過疎地域を渡り歩き、社会正義を実現する人権派弁護士。半年ほど前に日尾美町にやってきた。7年前、会社を内部告発で訴えた妹の弁護をしたが、結果的に妹が自殺した過去を持つ。
鵜城英二(向井理)
史上最年少防衛大臣で、次期総理大臣候補とも言われる若手政治家。イージス艦の謎を握っている可能性がある。
小早川悦子(吉田羊)
日尾美町出身でシキハマ株式会社・日尾美工場内の診療所の医師。町にやってきた坂間の良き相談相手で、坂間をサポートする。
小早川輝夫(宮藤官九郎)
悦子の夫で日尾美町出身の町役場職員。坂間に事務所を貸している。柔らかい雰囲気の男性で、坂間を励ましてくれる。
島谷秀彰(津田健次郎)
日尾美町出身の貨物船・西央丸の船長。日尾美町が大好きで、いつも妻・加奈子に日尾美の話をしていた。
島谷加奈子(田中みな実)
秋名市在住の秀彰の妻。自身も傷害事件を起こすが、信頼する夫の無実を訴え続ける。
木島昌弘(平山祐介)
シキハマ株式会社の日尾美工場で工場長を務めている。体も声も大きく、体育会系の雰囲気を持つ。
三田村武晴(尾上菊之助)
シキハマ株式会社の顧問弁護士。くっきりとした目鼻立ちで、発言に説得力がある。
植木幸太郎(八木勇征)
日尾美商店街に店を構える、和菓子屋の店主。金髪で笑顔があどけない若者で、坂間にも明るく接する。

映画『イチケイのカラス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『イチケイのカラス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『イチケイのカラス』のあらすじ【起】

貨物船・西央丸の船長・島谷秀彰が倒れ、船はイージス艦と衝突した。

イージス艦の航海記録が紛失していたと知った島谷の妻・加奈子は、島谷の墓前で防衛大臣・鵜城英二に真実の公表を訴える。倒れた加奈子の鞄から包丁が落ち、SPが負傷した。

岡山県日尾美町で弁護士活動をする坂間は、シキハマ株式会社・日尾美工場内の診療所の医師・小早川悦子と商店街を歩き、和菓子屋の店主・植木幸太郎から和菓子をもらう。

坂間が町に来て3か月が経過したが、依頼は悦子の夫・小早川輝夫から紹介された1件のみ。その1件も打ち切られそうになった坂間は、日尾美工場のトラックと交通事故を起こした依頼人の家で弁護士・月本慎吾と出会う。月本は、工場を調べるため町民の7割がシキハマの関連会社に務める日尾美に来ていた。依頼人は、坂間と月本2人に弁護を頼む。

週末、月本を野球の試合に連れてきた坂間は、偶然にも岡山地裁・秋名支部に赴任した入間と再会した。

秋名市に住む加奈子の傷害事件の初公判が秋名支部で開廷される。加奈子は、夫は殺されたと訴えた。

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映画『イチケイのカラス』のあらすじ【承】

傷害事件の原因となった衝突事故は、西央丸が航路から外れたために起こった。しかし、西央丸が航路から外れた原因が不明である点に着目した裁判長・入間は、加奈子に真実を明確にすれば罪と向き合うと約束させ、職権を発動して傷害事件とは別案件の捜査を行う。

坂間と月本が、日尾美工場長・木島昌弘を訪ねると依頼は解決に向かうが、工場では急な配置換えや退職者が多く、それに対し職員たちは口を閉ざした。何か裏があると察した坂間と月本は、工場を調べ始める。配置換えや退職した職員は全員、長期の通院歴があり、町で健康被害が起きていると考えた坂間と月本は、夜中の工場に忍び込んだ。

入間を訪ねた鵜城は、衝突事故の捜査を止めるよう警告するが、入間は捜査を続行した。すると、後日、入間に傷害事件の裁判長交代の通達が出された。入間が島谷の墓を訪れると、悦子とすれ違う。

坂間と月本は町民を集め、工場の環境汚染による健康被害を公表した。しかし、木島とシキハマの顧問弁護士・三田村武晴が、環境汚染はないと言い切ると町民はあっさり解散する。

映画『イチケイのカラス』のあらすじ【転】

坂間は、月本が木島から金を受け取っている現場を目撃する。月本は坂間に、法には限界があると告げた。

3年前、町に移住し息子が健康被害を受けたと主張する町民が坂間を訪ねて来る。坂間は、相談に来た町民とシキハマに対して健康被害訴訟を起こすと、裁判長を入間が務めた。
健康被害賠償裁判の初公判後、坂間の依頼人が嫌がらせを受け、坂間は家を燃やされる。月本は坂間に裁判から手を引くよう警告した。

入間から裁判所に呼び出された月本は、坂間は真実を追うと聞き、入間のデスクに2枚の写真を置いて裁判所を出る。その後、月本は神社の階段から突き落とされ、帰らぬ人となった。

坂間の家を放火した犯人が逮捕される。犯人は、植木だった。

入間は健康被害賠償裁判に加奈子を呼び、西央丸で船内汚染が起きていたと告げる。入間は、調査の結果、破損した容器で工場から汚染土が運び出された証拠を発見し、密閉されずに積まれた土で船内が汚染され船員たちに意識障害が起きていた可能性があると報告した。

映画『イチケイのカラス』の結末・ラスト(ネタバレ)

衝突事故の原因が工場にあると発表した入間は、悦子を証言台に呼ぶと、汚染の隠蔽はシキハマではなく日尾美の町民が行っていたと明らかにした。

2年前、工場で常用していた化学物質に突然、国際基準値が定められ工場は廃止の危機に陥る。工場の廃止は町の衰退を意味するが、国からの援助は受けられず、町民は町を守るため汚染土を運んでいた。悦子と輝夫は警察に向かい、この事実を持って裁判は閉廷する。

入間の元に鵜城が現れた。イージス艦で鵜城の目撃証言を得た入間は、国家機密事項が動いていたと推測する。鵜城は、入間に真実を語ることなく後日、衝突事故と加奈子の傷害事件を引き起こした責任を取り、防衛大臣を辞職した。

商店街の店は、次々と閉店していった。

警察で事件の詳細が明らかとなる。月本が残した写真には、隠蔽の中心となった悦子、輝夫、島谷、木島、三田村の幼少期の姿が映っていた。町の隠蔽に気付いた月本は、真実を話すよう5人に訴えたが、三田村は月本を階段から突き落とした。坂間は、月本が坂間に宛てた伝言を聞き、涙を流す。

映画『イチケイのカラス』の感想・評価・レビュー

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映画『イチケイのカラス』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『イチケイのカラス』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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