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映画『伊豆の踊子(1954)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『伊豆の踊子(1954)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『伊豆の踊子(1954)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0034858

製作年 1954年
上映時間 98分
ジャンル 青春
時代劇
監督 野村芳太郎
キャスト 美空ひばり
石浜朗
由美あづさ
片山明彦
製作国 日本

映画『伊豆の踊子(1954)』の登場人物(キャスト)

水原(石浜朗)
小説家を志し、鬱屈とした悩みを抱える青年。修善寺で旅芸人の一行と出会い、一座の最年少の踊子、薫に淡い想いを抱く。彼らに同行して下田まで旅をする。
薫(美空ひばり)
旅芸人一座の踊子。17歳の生娘で、座敷で酔客に絡まれるのを嫌がる。自分たちにも普通に接してくれる水原に恋心を抱き、一緒に大島の家に来るよう誘う。
栄吉(片山明彦)
旅芸人一座の座長。昔は東京の学校に通っていたこともあったが、実家の没落により、家族を養うため今の仕事についている。
順作(三島耕)
栄吉の幼馴染。村会議員の父を持ち、猟友会に所属している。薫のことを好いており、旅芸人の境遇から救いたいと思っている。
杉村(大宮敏)
一高生水原の先輩にあたる小説家。水原の悩みを孤児ゆえの不健康さだと窘め、よく考えるようにと諭す。

映画『伊豆の踊子(1954)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『伊豆の踊子(1954)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『伊豆の踊子(1954)』のあらすじ【起】

昭和のはじめ、沼津より修善寺へ向かう乗り合い馬車に、一高生の水原は乗車していた。

小説家の先輩、杉村が滞在している宿に着いた水原は、ふと外を眺め、橋から川を見おろす美しい少女に目を留める。そのうち宿に戻ってきた杉村に水原は学校での悩みを打ち明ける。杉村は彼の考えを孤児独特の不健康さだと諫め、風呂にでも入っていけと勧めた。

その晩、水原が温泉街を散策していると、昼間見かけた少女と遭遇する。彼女は族芸人の一座で、街頭で客引きをしており、水原の隣の宿の座敷に入っていった。

翌朝、旅館の裏にある川で洗濯をしている女将に水原は話しかける。ああした人たちはどこに泊まっているのかと尋ねると、女将は温泉街を流して歩く根無し草だと答え、今ごろは下田の方へ流れていったのではないかと教えてくれた。水原は急いで杉村の元に帰り、彼女たちを追いかけるため、修善寺を発つことを決意する。

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映画『伊豆の踊子(1954)』のあらすじ【承】

修善寺を出、下田へ向かう道中雨に降られた水原は、雨宿りしようと入った茶屋で旅芸人の一座と再会する。茶屋の老婆は水原の身なりを見て、すぐに火の傍に通し、温かい茶でもてなしてくれた。

ようやく一行に追いついた水原は、下田まで彼らに同行することにした。座長の栄吉は下田の温泉旅館の生まれで、昔は東京で学校にも通っていたこと、あの少女が薫という名前で彼の妹であることなどを水原に語った。

雨に濡れたせいで風邪を引いてしまった水原に、薬を渡しに薫が彼の宿を訪れる。嬉しそうな笑顔を見せる水原だったが、彼女は今晩も仕事だった。大勢の客の前で舞い、酔客に体を撫でまわされて嫌がる薫。彼女が座敷でどんな扱いを受けているかを思い、水原は向かいの部屋を窓から眺め、眠れぬ夜を過ごしていた。

映画『伊豆の踊子(1954)』のあらすじ【転】

翌朝、風邪で寝込んでいた水原の元に栄吉が現れる。昨晩うるさくしていたことを詫び、今夜もうひとつ仕事が入りそうなため、出発するのは明日になることを告げる。外から楽しそうな笑い声が聞こえ、窓を開けると薫たちが温泉に入ろうとするところだった。水原に気づき、無邪気に手拭いを振る薫を見て、思わず彼も笑みをこぼす。

彼女たちに昼食をふるまった後、水原は薫と碁を打っていた。栄吉から、薫を早くこの仕事から辞めさせてやりたいと聞いていた水原は、彼女に今の仕事は好きかと尋ねる。薫は、兄が続けていく限り、自分も辞められないと寂しそうに笑った。

宿に帰る薫を送っていく水原に、彼女は東京へ行きたいと語る。東京のどこに家があるのかと尋ねる薫に、水原は自分が寮に住んでいること、親兄弟のいない孤児であることを話す。そんな水原に、薫は自分たちの家がある大島へ来るといいと誘った。

映画『伊豆の踊子(1954)』の結末・ラスト(ネタバレ)

下田にある栄吉や薫の生まれた村にたどり着いた一行は、栄吉の幼馴染である順作と出会う。美しく成長した薫に心惹かれた順作は、せめて彼女だけでも今の境遇から救いたいと、自分のところに引き取ることを願い出た。ゆくゆくは薫と結婚したいと言う十作だったが、水原に恋心を抱いていた彼女はその申し出を断り、旅芸人を続けていくことを選んだ。

その晩、水原はこのまま東京へ帰ることを一行に告げる。薫はふさぎ込み、行きたがっていた活動写真への誘いも断った。

翌朝、栄吉と共に港へ着いた水原は、一人見送りのために来ていた薫と顔を合わせる。櫛と万年筆を交換し、水原を乗せた船が出航する。船が遠ざかり、彼の姿が見えなくなるまで、薫は手を振り続けた。

いつまでも下田の港の方角を眺めている水原の目には、薫との別れを惜しみ、涙が浮かんでいた。

映画『伊豆の踊子(1954)』の感想・評価・レビュー

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映画『伊豆の踊子(1954)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『伊豆の踊子(1954)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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