この記事では、映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0071439
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 92分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | マルー・ライマン |
キャスト | カヤ・トフト・ローホルト ミケル・ボー・フォルスゴー リーモア・ランテ ニール・ランホルト |
製作国 | デンマーク |
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』の登場人物(キャスト)
- エマ(カヤ・トフト・ローホルト)
- デンマークの郊外で暮らす、11歳の少女。幼い頃からサッカーが好きで、現在は地元のサッカークラブに所属している。家族との関係は良好で、姉には心配なことや密かな悩みも打ち明けることができる。素直で真っ直ぐな性格で、思ったことは言動と態度に直結しがちである。
- トマス / アウネーテ(ミケル・ボー・フルスゴー)
- エマの父。2人の娘の誕生後、自分の心の中での性別が女であることを認識してからホルモン治療を始め、エマが11歳のときに離婚して、タイで性転換手術を受けることを決意する。誠実で賢く、家族想いであるため、自分の性の問題で家族を巻き込むことに思い悩む。
- カロリーネ(リーモア・ランテ)
- エマの姉。父がトランスジェンダーであることを受け入れ、父の変化に戸惑うエマを、優しく、ときには厳しく諭す。 賢く冷静で、大人びた雰囲気を漂わせている。堅信式を間近に控え、式に参列するゲストを喜ばせるために丁寧に準備を重ねる姿を、母に褒められる。
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のあらすじ【起】
エマは、デンマークの郊外で暮らす11歳の少女だ。
彼女はサッカークラブに所属し、父・トマス、母・ヘレ、姉・カロリーネとの関係は良好で、その日はサッカーの練習試合に、父が見に来ていた。
エマの所属するチームは敗退し、帰り道で父が「新しいコーチはいい感じだね」と言うのに対し、エマは「最後の交代を見た?負けているのに、サッカーを始めたばかりのサリーを出して、失敗だよ」と反論した。
父は「勝つことが全てじゃない。チームで力を合わせることも大事だ。それをコーチは教えている」と、エマを諭した。
ある日、朝食の席で家族4人が揃った際、ヘレが突然「私たち、離婚するの」と宣言した。
理由は、トマスが女性になりたいから。
トマスは以前から自身の性について迷い悩んでいたが、女性として生きることを決め、ホルモン治療を始めたということだ。
エマは「勝手じゃない?」と言い、カロリーネは間近に迫った堅信式について心配する。
トマスが、食席を離れたエマを追って声を掛けると、エマは涙を浮かべながら「なぜ子供を作ったの?」と問い、トマスは返答に窮した。
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映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のあらすじ【承】
トマスは独り暮らしを始め、タイで性転換手術を受けることにした。
手術の前に、トマスの変化に対して2人の娘に何が必要かを理解させるために、カウンセラーを交えて、家族4人のセラピーセッションを行う。
ヘレは、父親が女性になることを受け入れられないエマがセッションに参加する条件として、トマスが男性の姿で参加することを提示したが、当日、トマスは女性の服装とメイクで現れた。
それを直視したくないエマは、顔をマフラーで覆ってセッションの席に着いた。
女性の格好をしていることについて「既に半年間ホルモン治療を受けているのに、昔のままのふりをするのは変だ」というのがトマスの言い分だったが、ヘレは「娘たちのことを考えていない」と憤慨し、口論となる。
また、ヘレの「パパとのお別れの儀式が必要。お葬式は出来ないけれど」という言葉に、カロリーネが「パパは死んでいない」と怒り、セッションは不成立となった。
エマは女性・アウネーテとなった父に「これからもパパでいてくれる?」と問い、父は「約束する」と答えた。
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のあらすじ【転】
トマスはタイでの手術を終え、女性・アウネーテとして2人の娘たちと再会する。
アウネーテはケーキとトロピカルドリンクを作って娘たちをもてなし、タイ土産のパレオを渡した。
カロリーネは素直に喜んだが、エマはピンクのパレオを手に「ピンクは嫌い」と言い放った。
日曜日はエマのサッカー試合がある。
アウネーテは試合会場までエマを送った後、ピッチ横でエマを応援する。
しかし、エマは作戦会議中も上の空でコーチに注意をされ、試合では相手チームの選手に怪我を負わせる寸前のファウルを犯し、退場処分を受けた。
アウネーテは休暇を取り、スペインのマヨルカ島で2人の娘と過ごすことにした。
滞在中にアウネーテが誕生日を迎え、娘たちはプレゼントを用意して祝い、ネイルサロンやビーチで楽しい時間を過ごしたが、アウネーテが滞在先のホテルで知り合った女性と「母親同士の会話」を交わすのを聞いたエマは「母親じゃない」と言って怒り、ホテルの部屋で泣きながら荷造りをする。
そこへ現れたカロリーネはエマに、父をアウネーテとして受け入れて欲しいと伝えた。
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』の結末・ラスト(ネタバレ)
エマはサッカーチームの懇親会に、アウネーテがコーディネートした服装とメイクで参加した。
チームメイトとの楽しい時間を過ごすはずだったが、偶然、チームメイトが、エマの服装と、アウネーテが性転換手術をしたことを中傷する会話をしている場に出くわしてしまう。
エマは勧められたウォッカを飲み続け、酔いつぶれて床に倒れ込んだ。
コーチから連絡を受けたアウネーテがカロリーネと共に駆けつけると、エマはアウネーテに「パパなんか死んじゃえ」と言った直後に意識を失い、病院に運び込まれる。
エマの体調が回復した後、アウネーテはエマのために距離を置くことが必要だと考え、転職してロンドンで独り暮らしをすることにした。
アウネーテの引っ越しの日、色々なことがあったけれど、やっぱり父を愛しているという自分の気持ちに気付いたエマは「行かないで」と伝えたが、それは叶わなかった。
月日は流れ、エマとカロリーネがロンドンのアウネーテを訪ね、チェルシーFCの試合を観戦したり、観光を楽しんだりする頃には、新しい親子の絆が生まれていた。
映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』の感想・評価・レビュー
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映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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