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映画『ファンタスティポ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ファンタスティポ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『ファンタスティポ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0088749

製作年 2004年
上映時間 109分
ジャンル コメディ
ヒューマンドラマ
監督 薮内省吾
キャスト 堂本剛
国分太一
大河内奈々子
池乃めだか
製作国 日本

映画『ファンタスティポ』の登場人物(キャスト)

鯉之堀トラジ(国分太一)
ミネラルウォーター会社「アルマジロ社」の2代目社長。1代目社長の父親に忠実で、弟想い。幼い頃、弟のハイジはよく迷子になり、親がトラジまで迷子になっては困るからその場にいろと言っても、必ずハイジを探しに行った。家で飼っている類人猿のトムが懐いてくれないことを寂しく感じている。
鯉之堀ハイジ(堂本剛)
トラジの弟。「アルマジロ社」の2代目社長にトラジが任命されたとき、同時に専務に任命される。マイペースで自由に生きており、大学を中退した後はフィンランドに渡り、そのまま5年間帰らなかったことで家族を心配させる。感情的になることは殆どなく、いつも淡々と手短に話をし、相手を肯定することも否定することもない。
鯉之堀金太郎(宝田明)
「アルマジロ社」の1代目社長。独自の発想と印象的なパフォーマンスで、「アルマジロ社」を年商500億円の大企業に成長させた。妻を病気で亡くした後は、2人の息子のために、父親としてだけでなく母親の役割も果たそうと決心した。明るく豪快な気質の持ち主である。
マシュウコ(大河内奈々子)
金太郎の旧友・フランキ―の娘。ギリシアのクレタ島に長く住んでいたが、日本で落ち着きたいと言って帰国した。フランキーと金太郎の計らいで「アルマジロ社」の広報担当となり、トラジ、ハイジと共に「アルマジロ社」の重要ポストに就く。浮世離れしていて、どこにも馴染まない、独特の孤独感を醸し出している点で、ハイジは「同じ匂いを感じる」という印象を持つ。

映画『ファンタスティポ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ファンタスティポ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ファンタスティポ』のあらすじ【起】

ミネラルウォーター会社「アルマジロ社」の若き社長・鯉之堀トラジは、弟で専務のハイジと共に自社スタジオで作曲をしている。
トラジとハイジは昨年、会社のCMソングを作り、社会的なブームを巻き起こしたことで、自分たちの音楽の才能に気付き、現在は「ファンタスティポ」という楽曲の製作中だ。
ハイジは「ファンタスティポという言葉には、あのときの俺とお兄ちゃんの独特の気持ちが込められている」と回想する。

1年半前、「アルマジロ社」の社長であったトラジとハイジの父・鯉之堀金太郎は、ミネラルウォーター業界で成功し、年商500億円を売り上げて話題となった。
メディア露出も多く、金太郎の考案した「アルマジロ体操」はダイエットやアンチエイジングに効果的だと好評だ。
金太郎は会社を息子たちに継がせようと考えており、父に忠実なトラジは社員として、マイペースで自由人のハイジは週1勤務のバイトとして会社に勤めている。
金太郎は、大学中退後、フィンランドで5年間放浪していたハイジに「ふらふらしていないでちゃんと働け」と訴えるが、ハイジは聞き流す。

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映画『ファンタスティポ』のあらすじ【承】

金太郎は「アルマジロ社」の成功と、それを支えた社員の尽力を讃えるために、感謝祭を開催した。
その席で金太郎は、自分は、後世に残る自叙伝の執筆に専念するために引退し「アルマジロ社」の社長はトラジに引き継がせ、ハイジを専務に任命すると発表した。
トラジもハイジも寝耳に水だったが、受け入れるしかないと覚悟をした。

金太郎はトラジに「アルマジロ社」の今後の展望として、動物園とミネラルウオーター博物館の設立の夢を託していた。
それと同時に金太郎は、旧友フランキーの娘・マシュウコを「アルマジロ社」の広報宣伝マネージャーとして雇うことを独断し「アルマジロ社」に送り込んだ。
トラジは社長としての重い責任を背負い、父の夢を叶えるべく奔走するも、マシュウコはハイジとしか話したがらず、金太郎が自宅で密かに飼育している類人猿・トムも、ハイジには懐いているのに、自分には牙をむくという状況に追い詰められ、ノイローゼになってしまった。
ハイジは金太郎と共に、トラジを救おうと心を砕くが、ハイジにもずっと胸に抱えてきた闇があった。

映画『ファンタスティポ』のあらすじ【転】

ハイジは、幼い頃から繰り返し、どこまでも落下し続ける夢を見てきた。
いつも落下中に目が覚めるが、ハイジは落下することよりも、落ちた先に自分を待っている何かが恐くてたまらなかった。

ある日、金太郎の提案で、トラジ、ハイジ、マシュウコと金太郎は、トラジとハイジの母が好きだった海に来た。
檻に入ったトムと、世話役の社員2名も一緒だ。
トラジは車から降りようとしないので、ハイジとマシュウコは2人で海辺を歩きながら会話をした。
ハイジは、7歳のとき、母が病気で亡くなったこと、父は泣かずにトラジとハイジに「これからはパパがお前たちのママになる」と言ったことを語った。
トムは初めて見る海に興奮して暴れた後、突然泡を吹いて倒れた。
トラジがトムを助けようと檻の中に入ったところ、トムは目を覚ましてトラジに襲い掛かり、トラジは大怪我をしてしまう。

会社にベッドを設置し、トラジは怪我の治療を受けながら仕事を再開する。
テレビ局から、番組スポンサーのオファーを受けたトラジたちは、子供番組を作って子供用アルマジロ体操を展開することにした。

映画『ファンタスティポ』の結末・ラスト(ネタバレ)

心身ともに回復したトラジは、ハイジを連れて「マミー牧場」という怪しげなバーを訪れる。
そこで、ふくよかな中年女性がステージ上に現れ、トラジがステージに上がって女性と楽しそうに踊るのを、ハイジは不思議な気持ちで眺めた。

ある日のCM撮影を終えたトラジ、ハイジとマシュウコ。
いつもは3人でハイジの車で帰るところを、トラジはスタッフの車に乗って帰ってしまった。
ハイジとマシュウコは2人で帰路についたが、山道で車が故障して止まった。
マシュウコはそこで、会社を辞めるつもりだとハイジに打ち明け、ハイジは「知ってた」とだけ答えた。
車から降りたハイジに、マシュウコは「ありがとう」と言って抱きついた後、去った。
ハイジはその後、姿を消した。

トラジと金太郎はハイジを探し続けたが見つからず、半年が経った。
ハイジは「マミー牧場」の真っ暗なステージで独り佇み、マシュウコの幻影を見ているうちに、それが母の幻影であることに気付いた。
そこへトラジと金太郎が現れ、ハイジは迷いから目を覚ます。
再会を果たした3人は、親子の絆を再確認するのだった。

映画『ファンタスティポ』の感想・評価・レビュー

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映画『ファンタスティポ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ファンタスティポ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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