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映画『ジョーカー・ゲーム』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ジョーカー・ゲーム』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジョーカー・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ジョーカー・ゲーム』の結末までのストーリー
  • 『ジョーカー・ゲーム』を見た感想・レビュー
  • 『ジョーカー・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選

映画『ジョーカー・ゲーム』の作品情報

ジョーカー・ゲーム

製作年:2014年
上映時間:107分
ジャンル:サスペンス、アクション
監督:入江悠
キャスト:亀梨和也、深田恭子、小出恵介、山本浩司 etc

映画『ジョーカー・ゲーム』の登場人物(キャスト)

嘉藤次郎(亀梨和也)
仲間をかばう為上司に反抗し、極形を待っていた青年。その後結城中佐にD機関に勧誘され、スパイとしての道を歩く。
リン(深田恭子)
嘉藤が一目惚れした美女。実はスパイで、嘉藤同様ブラックノートを狙っている。
結城中佐(伊勢谷友介)
嘉藤の上司でありD機関のトップ。その全ては謎に包まれている。

映画『ジョーカー・ゲーム』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ジョーカー・ゲーム』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジョーカー・ゲーム』のあらすじ【起】

時は第二次世界大戦。その頃の日本は国中が厳しい状況にあり、国民達は絶えず張り詰めた緊張感の中で日々を送っていました。それは戦場の前線で戦う、最も戦争を身近に感じる軍隊では殊更です。軍隊では上司の命令は絶対、絶対的な上下関係が重視されていました。

そんな中、上司に刃向かった1人の青年がいました。青年は軍隊の同じ仲間を庇った事で結果として上司に刃向かうこととなってしまったのです。結果青年は極刑を言い渡されますが、そんな青年の前に結城中佐という人物が現れます。結城中佐は青年を、彼が運営する「D機関」という組織に勧誘します。

D機関は軍隊の中でも独立した、優秀なスパイばかりで構成されたスパイ組織でした。青年は他の候補生達と共に一流のスパイとして生きていくための厳しい訓練を受けます。その内容は一度も見る事なく銃を組み立てることから他言語の習得まで多岐に渡ります。そして一線で活躍できる十分な実力を得た青年に、初めての任務が言い渡されるのでした。

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映画『ジョーカー・ゲーム』のあらすじ【承】

それは『嘉藤次郎』として『魔の都』と呼ばれる都市に潜入し、機密文書である『ブラックノート』を手に入れるというものでした。これまで厳しい訓練をくぐり抜けて来た青年は華麗な手腕で順調にターゲットに接近する事に成功します。そしてターゲットの隙をついた青年は、見事に目当てのブラックノートを手に入れる事に成功するのでした。

しかし、ここまで全てがうまくいっていた青年にとっての誤算が一つ生じます。ターゲットの屋敷で働くメイドで、ターゲットに暴力を振るわれていたリンという美しい女性に一目惚れしてしまったのでした。青年は思わず暴力を受けているリンを助け、彼女が屋敷から逃亡する事に手を貸そうとします。

しかし、実はリンもスパイで、青年と同様にブラックノートを手に入れる為に屋敷に潜入していたのでした。全く気がつかない青年はリンのハニートラップにまんまと引っかかってしまいます。そして、リンに見せた一瞬の隙のうちに、折角手に入れたブラックノートを奪われてしまうのでした。

映画『ジョーカー・ゲーム』のあらすじ【転】

一流のスパイであるリンの追跡に苦労する嘉藤でしたが、煩雑な街中での逃走劇の果てに何とかリンからブラックノートを奪い返す事に成功します。すぐさま仲間と合流し魔の都からの脱出を図る嘉藤でしたが、何と目の前で仲間の乗る車が爆破されてしまいます。車に乗り込んでいなかった嘉藤は一命を取り留めますが、しかし爆風に巻き込まれ意識を失ってしまいました。

次に目を覚ました時、嘉藤はブラックノートを狙うもう一勢力の敵にリンと共に拉致されていました。ブラックノートのありかを吐かせようと、嘉藤は激しい拷問を受けます。そしてリンの命も天秤にかけられた嘉藤は、自ら二重スパイになるという提案を持ちかけるのでした。敵側は、嘉藤を試すべく日本国に不利となる嘘の暗号を発信させます。そして嘉藤は、敵の言うがままの文章を送信したのでした。

しかし、それこそが嘉藤の狙いです。D機関に所属するスパイは、必ず文章に何らかの暗号を隠して送るのが通例でした。つまり何の暗号も含んでいないそのメッセージこそが、D機関にとっての救助要請だったのです。

映画『ジョーカー・ゲーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

囚われの身となっていたリンを救い出した嘉藤は、脱出の途中地下にあった火薬保管庫から火薬を盗み出します。そして火薬を全面にばら撒いた嘉藤はそれに火をつけ、的勢力をアジトごと破壊するのでした。爆発に巻き込まれる寸前、嘉藤のもとに要請していたD機関からの救援が到着します。

ヘリコプターでその場を離れた嘉藤とリンは、新しくトラックに乗り換え魔の都からの逃亡を図ります。するとなんと、トラックを運転していたのは自分の目の前で車両爆発に巻き込まれて死んだと思われていた仲間達だったのです。彼らも優秀なD機関の一員、敵勢力に死んだと思わせる事で自由に動けるように細工していたのでした。

その途中、一緒に車に乗っていたリンは霧のように消え去っていました。恐らく彼女も嘉藤同様、これからもスパイとして活動していくのでしょう。もしかするとどこかの潜入先で再び顔を合わせる事があるかもしれません。そして嘉藤は乗り合わせていた仲間から新たな依頼内容について書かれた任務書を受け取り、潜入先へと向かうのでした。

映画『ジョーカー・ゲーム』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

俳優陣の魅力が存分に楽しめる動画である。
主演の亀梨はとにかく格好いい。その一言に尽きる。そして伊勢谷友介の存在感。経っているだけでオーラが溢れ出ている。原作の結城中佐を完璧に再現していて、伊勢谷友介以外は演じることはできないだろう。
しかし、肝心のアクションシーンが少し物足りなかった。映像の迫力や動きなど、もっと改善できたはずだ。脚本も普通であり、映画を楽しんだというよりも、俳優を楽しんだというべきかもしれない。(男性 20代)


世界大戦真っ只中の日本のスパイに関しての作品。新型爆弾の設計図が書いてあるブラックノートが何者かに」盗まれた。死ぬ殺すなの掟を守りつつ情を捨てなければならないが、主人公はなかなか捨てきれない。主人公を演じる亀梨和也のかっこよさが十分に発揮された役柄であった。恋愛要素があるスパイ映画は初めてだったので新鮮で面白かった。
特に私自身のお気に入りは、亀梨がメイドの指の血をなめるシーンである。不覚にもキュンキュンしてしまった。(女性 20代)


酷評しているコメントを見たことあるが、個人的にはそこまで悪くはなかったと思う。続編が制作されれば見たいなと思うぐらい、おもしろい作品だった。特に、嘉藤次郎の早着替えのシーンはスマートで、カッコ良かったと思う。亀梨和也さんが演じていたのも良かった。作品の雰囲気に合っていたと思う。
嘉藤次郎とリンの関係性がじれったく、本当の気持ちが読めなくてドキドキした。サスペンス要素と恋愛要素のバランスが良く、最後まで飽きることなく楽しめた。(女性 30代)


伊勢谷友介の最高のハマり役と言えば『るろうに剣心』の四乃森蒼紫だと思いますが、今作の結城中佐も彼の影のある妖艶な雰囲気にぴったりでとても魅力的でした。
スパイ映画は洋画邦画問わずすごく好きなのですが、今作はブラックノートを手に入れるという本来の目的から少し逸れたストーリーも多く、亀梨和也演じる嘉藤がミスをするなどスパイらしからぬシーンもあり、見ていて冷めてしまう瞬間がありました。
全体の雰囲気や世界観は好きなので、もう少し個々のキャラクターの能力を強化したり任務を遂行するという良い意味での「人間味の無さ」が見られたら良いなと思います。(女性 30代)


大人気小説『ジョーカー・ゲーム』の実写映画化作品。自分自身ジャニーズに興味がないので、主人公が亀梨和也というだけでどこか身構えてしまっていたが、スパイ映画としてとても面白い作品であった。スパイものが好きな私としては、優秀なスパイ、潜入、暗号と好きな要素が盛りだくさんで、ワクワクが止まらなかった。亀梨和也の演技も全く違和感がなく、正直驚いた。この小説は『D機関シリーズ』と呼ばれるシリーズもののようなので、いつか続編が出ることを期待したい。(女性 20代)


原作とはだいぶ異なるテイストでしたが、映画としてのエンタメ要素はしっかり詰め込まれていて楽しめました。亀梨和也さん演じる嘉藤=“J”のクールなスパイ像はハマっていて、アクションシーンや騙し合いの展開もテンポ良く進みます。ラストでの斎藤工さん演じる三好との意外な関係性も良い裏切り。スパイ映画としてのリアリティよりも、スタイリッシュな娯楽として観ると満足度は高いです。(20代 男性)


映画ならではの演出が効いていて、全体的にスピード感のあるスパイアクションに仕上がっていました。女性目線で観ても、Jとリン(深田恭子)の関係性にほどよい緊張感とロマンスがあり、最後まで飽きずに楽しめました。特にクライマックスの飛行機内のシーンは、映像の迫力もあり印象的です。原作ファンからすると別物ですが、これはこれで一本の娯楽作として成立していると思います。(30代 女性)


スパイ映画好きとしては、やや軽めの印象でしたが、映像のスタイリッシュさとテンポの良さで最後まで見せきった感じはありました。舞台設定や小道具の使い方、そして何より深田恭子さんの存在感が際立っていました。あくまでリアリティ重視というよりは、ファンタジー寄りのスパイものとして楽しむべき作品。Jのキャラもクセがなくて観やすいので、入門編として良いかも。(40代 男性)


原作とはかなり方向性が違ったので、戸惑いつつも、映画オリジナルの世界観としては楽しめました。亀梨くんのクールな演技と、深田恭子さんのミステリアスな雰囲気が上手くマッチしていて、キャスティングは正解だったと思います。最後にリンがJのことを信じるか否かで見せた表情の変化は見事。物語としては突っ込みどころもありますが、ビジュアルと雰囲気で押し切った印象です。(50代 女性)


アクション・ロマンス・スパイ要素がバランスよく配置されていて、エンタメとして安心して楽しめる作品。Jが死刑を目前にスカウトされる冒頭から、彼のスキルと信念が少しずつ明かされていく構成が上手い。ミッションの真相に迫るごとに、リンとの信頼関係が築かれていく描写も丁寧でした。原作未読ですが、映画だけでも十分に楽しめました。エンタメ重視の方にはおすすめです。(20代 女性)

映画『ジョーカー・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ジョーカー・ゲーム』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)

この映画を一言で表すと?

クールでスタイリッシュ、ユーモアも効いた極上スパイアクション!

どんな話?

冷戦時代を舞台に、敵対する米ソのスパイ2人が手を組み、国際的な犯罪組織を追う物語。緊張感あるミッションの中にも軽快なやり取りが光り、洒落たスパイ映画に仕上がっています。男たちのバディ感と頭脳戦が見どころ。

ここがおすすめ!

スーツ姿のクールなスパイ、騙し合い、スタイリッシュな映像演出など、『ジョーカー・ゲーム』好きなら刺さる要素が満載。音楽や衣装にもこだわりがあり、お洒落でスマートなスパイ映画を楽しみたい方にピッタリです。

スパイ・レジェンド

この映画を一言で表すと?

元CIAエージェントVS教え子、緊迫のスパイバトル!

どんな話?

かつてCIAで活躍していた伝説のスパイが、今は敵となった教え子と再び対峙。高度な心理戦とアクションを交えながら、隠された陰謀と真実が次第に明かされていくストーリーです。ベテランと若手の知恵比べも注目です。

ここがおすすめ!

師弟の関係性や信頼と裏切りが絡むドラマは、『ジョーカー・ゲーム』のJと司令部の緊張関係に通じるものがあります。落ち着いたトーンながらも、しっかりとしたスパイサスペンスとして楽しめる作品です。

カサブランカ

この映画を一言で表すと?

戦時下のスパイと愛が交差する、永遠のクラシック。

どんな話?

第二次世界大戦中のモロッコ・カサブランカを舞台に、亡命を求める人々とそれに関わる男女の愛と葛藤が描かれます。スパイ活動、政治的駆け引き、そして別れの美学が詰まった名作です。

ここがおすすめ!

レトロなスパイ映画や戦時スリラーの雰囲気が好きな方にぴったり。Jとリンの関係にグッと来た人なら、リックとイルザの切ない再会に心を打たれるはず。物語の余韻も深く、何度も観たくなる作品です。

キングスマン:ゴールデン・サークル

この映画を一言で表すと?

型破りで超スマート!英国紳士が世界を救う爽快スパイムービー。

どんな話?

ロンドンに本拠を置くスパイ組織「キングスマン」が壊滅状態に。生き残った若きスパイ・エグジーがアメリカの同盟組織と手を組み、新たな敵に挑む。派手なアクションとスーツ文化が融合した新時代のスパイ映画。

ここがおすすめ!

クールなスーツ、ガジェット、スパイ任務、ユーモアが絶妙に絡む『ジョーカー・ゲーム』好きにおすすめのシリーズ。テンポの良さと大胆な演出で、一気に引き込まれること間違いなし!ファッションも要チェック。

MI-5(スパイ・ハンター)

この映画を一言で表すと?

現代のロンドンを舞台に描かれる、リアルな英国スパイの生存戦。

どんな話?

イギリスの情報機関MI-5で起こる機密情報流出と、その背後にある大規模テロ計画。現場を追放されたベテランスパイが再び現場へ戻り、若手と共に国家の危機に立ち向かうサスペンスアクションです。

ここがおすすめ!

政治的背景や現代のテロリズムなど、リアルなスパイの現場を描いていて、『ジョーカー・ゲーム』のようなシリアスさが好きな方に刺さるはず。派手すぎず、緊張感のある展開を重視する方におすすめの良作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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