この記事では、映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0066408
| 製作年 | 2020年 |
|---|---|
| 上映時間 | 117分 |
| ジャンル | ラブストーリー ヒューマンドラマ |
| 監督 | キム・ジョングァン |
| キャスト | ハン・ジミン ナム・ジュヒョクホ・ジン パク・イェジン |
| 製作国 | 韓国 |
映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』の登場人物（キャスト）
- ヨンソク（ナム・ジュヒョク）
- 卒業を間近に控えた大学生。機械専攻の真面目な学生として、複数の教授たちから一目置かれている。素直で少し鈍感なため、雑用を任されたり、利用されたりすることもあるが、それに対して不満を持つことも怒りを感じることもない。
- ジョゼ（ハン・ジミン）
- 生まれつき足が不自由で、おばあさんと2人暮らしをしている若い女性。おばあさんが廃品回収で日銭を稼ぎ、自身は料理をする。台所は立ち歩かなくても調理が出来るように改造されており、美味しい料理を作る。廃品の中から拾ってきた本を読み、空想にふけることが好きである。
映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』のあらすじ【起】
韓国のある街。
卒業を控えた大学生のヨンソクは、道端で倒れている車椅子の女性に遭遇する。
彼女の電動車椅子は壊れていたため、ヨンソクは近くの雑貨屋でリヤカーを借り、彼女と車椅子を乗せて、彼女の家まで送った。
彼女は足が不自由で、古い一軒家でおばあさんと二人で暮らしており、助けてくれたお礼にと、ヨンソクに食事を振る舞った。
それから数日後、ヨンソクは偶然、そのおばあさんが粗大ごみの中から家具を運び出そうとしているのを見かけ、家に運ぶのを手伝うと、やはり先日の女性が、お礼にと食事を振る舞ってくれた。
ヨンソクはミン教授と不倫関係にあるが、ヨンソクを慕う後輩のスギョンはそれに気付くこともなく、ヨンソクにアプローチを続けている。
スギョンはヨンソクとバーで飲んだ後、彼を自室に誘ったものの、いざ、ヨンソクがことに及ぼうとすると、壁が薄いことを理由に拒否した。
ある日ヨンソクは、バイト先でスパムをもらった。
彼は、件のおばあさんと暮らす女性が振る舞ってくれた食事にスパムが使われていたことを思い出し、2人の家へ届けることにした。
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映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』のあらすじ【承】
ヨンソクは彼女にスパムを渡した後、彼女の提案で一緒に料理をすることになった。
そしてこの日やっとヨンソクは、彼女の名前を尋ねた。
彼女はジョゼと名乗った。
ジョゼは家の外に出ることはほとんどなく、家の中で、廃品の中から拾って来た本を読んで過ごしていた。
ヨンソクがジョゼに携帯電話の番号を教えると、数日後ジョゼから連絡が入り、サガンの小説「ブラームスはお好き」を買ってきて欲しいと頼まれた。
ジョゼはサガンが好きで、ヨンソクと初めて出会った日は、ジョゼはその本を買いに行くところだったという。
また、ジョゼという名は、サガンの小説の登場人物の名前だった。
就職活動中のヨンソクは、チェ教授からマーケティング会社のインターンの話を持ちかけられ、喜んで準備と手続きを進めた。
また、ボランティア活動の経験を持つスギョンの伝手で、障害者であるジョゼの家を無料で修繕してくれる福祉団体を、ジョゼの家に派遣してもらった。
派遣された職員と一緒にジョゼの家を訪れたスギョンは、ジョゼとヨンソクの関係を疑い、ジョゼはスギョンに嫉妬した。
映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』のあらすじ【転】
紅葉の美しい秋のある日、ヨンソクはジョゼに頼まれて、自動車修理工場で働くジョゼの幼馴染チョルホのもとを訪れた。
ジョゼはチョルホに、電動車椅子の修理を頼もうとしていたが、無理だと言われた。
ヨンソクはチョルホから、ジョゼの生い立ちを聞かされた。
ジョゼとチョルホは同じ養護施設で育った捨て子で、施設長はひとでなしだった。
ジョゼは10歳の時に施設長の食事に殺虫剤を入れて、施設を脱走し、行方不明となったが、実際はおばあさんに匿ってもらっていた。
15年前、ジョゼがチョルホにクリスマスカードを送ったことがきっかけで、2人は再会した。
スギョンとヨンソクが親しげに話しているのを見たジョゼが、ヨンソクに「もう会いたくない。二度と来ないで」と告げ、ヨンソクがジョゼの家を訪れるのをやめたまま、街は冬を迎えた。
クリスマスの夜、ヨンソクはチェ教授とバーにいた。
ヨンソクはインターンに採用されることが決まったと聞いていたが、チェ教授はミン教授がヨンソクについて否定的なことを会社に話したことで、採用が取り消しになりそうだと打ち明けた。
映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』の結末・ラスト（ネタバレ）
ヨンソクは、人づてにジョゼと一緒に暮らすおばあさんが亡くなったことを知り、ジョゼの家を訪ねた。
自分を心配するヨンソクに、ジョゼは「憐れまないで。二度と来ないで」と追い返そうとしたが、帰ろうとするヨンソクを「行かないで。ずっと私のそばにいて」と引き留めた。
ヨンソクはジョゼの気持ちを受け入れ、ジョゼの家に引っ越して2人で暮らし始めた。
ある夜ジョゼはヨンソクに、窓の外に虎がいたと話し、「でもあなたがいるから、私は怖くない」と続けた。
5年後、ジョゼは空想の中で、ヨンソクとスコットランドを訪れ「あなたと遠い所へ行きたいと思う一方で、2人だけで閉じこもりたかった」と告白する。
ヨンソクはスギョンとの結婚式を控えている。
ジョゼは、ヨンソクに別れを告げた日のことを回想する。
2人で訪れた水族館で、ジョゼは「魚が閉じ込められているように見える？魚たちから見れば人間が閉じ込められている。私はあなたと一緒なら閉じ込められても幸せだった。でももう大丈夫、あなたがいなくても、あなたがそばにいると思って生きる」と告げたのだった。
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映画『ジョゼと虎と魚たち(2020・韓国)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
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