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映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の概要:眼魔世界では、赤色の空が広がり人々は衰弱していた。指導者のアランと友人達は、青空を取り戻そうと策を練る。そんな時、追放されていたダントンが、突如として眼魔世界に現れる。

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映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の作品情報

ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター

製作年:2017年
上映時間:64分
ジャンル:アクション
監督:上堀内佳寿也
キャスト:山本涼介、磯村勇斗、大沢ひかる、柳喬之 etc

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の登場人物(キャスト)

深海マコト / 仮面ライダースペクター(幼少期:多賀蓮真 / 青年:山本涼介)
本名、リオン。実は、ダントンが作った人造人間。自分の出生について知らなかったため、人間ではないことにショックを受け苦悩する。
アラン / 仮面ライダーネクロム(磯村勇斗)
マコトの親友。眼魔世界の大帝の息子。周りから大帝の息子として扱われていたため、孤独を感じていた。自分を1人の若者として見てくれるマコトに救われる。
ダントン / エヴォリュード(ジェームス小野田)
眼魔世界の創世メンバーの1人。人間自体をこの世界に適合させようと、実験を行う。根底にあるのは、人間を救いたいという気持ち。アランの父と対立し、追放されていた。マコトの生みの親。

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』のあらすじ【起】

眼魔世界では、赤色の空が広がっていた。指導者のアランは青空を取り戻すべく力を尽くしていたが、既に多くの人達が命を落とした。アランはそのことに苦悩していた。友人の深海マコトは、「自分の心に従え、それがこの世界の未来を作る」と言って励ました。「自分の心に従え」という言葉は、父親がアランに言っていたことだった。アランはその言葉に勇気づけられる。深海マコトもまた亡き父のことを思いながら、人類の未来のために戦う覚悟を決める。

マコトの友人である月村アカリは、自分が作った機械を使い、青空を取り戻すことにした。だが、装置を準備中に、突如として空から火の玉が降ってきた。その火の玉と共に現れたのは、ダントンと呼ばれる男だった。マコトが仮面ライダースペクターに変身して戦おうとすると、ダントンは戦う意思がないことを伝えた。ダントンは人類の幸せを願っていた。

マコトはダントンに街を案内することになった。ダントンは疲弊している人々を見て、言葉を失った。全て赤い空が原因だった。だが、アカリの発明で大気を改造し、青空を取り戻す予定だった。マコトは嬉しそうにそのことをダントンに話すが、街の人達の反応は違った。皆生きることに疲れ切っており、作戦が成功するという希望すら抱けずにいた。

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映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』のあらすじ【承】

アランと姉のアリアは、ダントンが町に現れたとの報告を受け驚愕した。ダントンはアリア達の父と同じ、この世界の創世メンバーの1人で、人間自体をこの世界に適合させようと改造を企てている人物だった。自らの体でも実験を繰り返し、不死身とも言える体を手に入れていた。そして、完璧な人間を生み出すために、命すら作ろうとしていた。それを、アリアの父が止めた。ダントンに賛同する者とアリアの父に賛同する者で意見は分かれ、戦争が起こった。アリアの父はグレートアイ(神のような存在)の力を借りてダントンを捕らえ、ダントンの研究を全て焼き払った。アリア達はダントンが人々を先導し、再び戦争が起きることを危惧した。だが、ダントンとしゃべったマコトは、彼がそんな危険な人物だとは思えず戸惑った。しかし、ダントンが生み出す人は心の無い人形なのだと、アリア達から苦言を呈される。

マコトは真相を確かめるため、ダントンに会いに行った。すると、衝撃の事実を聞かされる。それはマコトが、ダントンが生み出した人造人間だということだった。マコトの本当の名前はリオン。ダントンの研究所には、マコトと妹のカノンと同じ顔の人造人間の失敗作が、カプセルに入れられ保管されていた。ダントンの助手でありマコトの父である大悟が、マコトとカノンを攫って研究所から逃げていたのだ。ダントンは再びリオンを生み出そうと研究を重ねていたが、上手くはいかなかった。マコトが唯一の成功した完全体だった。マコトはダントンの話を受け止めきれず、その場を飛び出した。

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』のあらすじ【転】

ダントンが人々の前に現れ、「進化」か「死」を選ばせた。アランや友人の天空寺タケルは人々を止めようとするが、ダントンについて行く者とそうでない者に分かれてしまう。アラン達はダントンと戦おうとするが、そこにダントンを父と慕うクロエが現れる。タケルは女性であるクロエと戦うことはできず、またアランもダントンに敗れてしまう。

マコトは自分が人間ではないことに苦悩した。カノンは兄を心配して何があったのか聞こうとした。だが、マコトは研究所の光景が思い浮かび、何も言うことはできなかった。その時、雷が岩山に落ち、カノン達の上に落下してきた。カノンは兄を救うため、突き飛ばして1人犠牲になった。だが、マコトがカノンの方を見ると、ダントンが自らの腕を犠牲にしてカノンを守っていた。

マコトはダントンが悪い人間だと思えなかった。だが、マコト達の前に、ダントンを始末しようとアランが現れる。マコトは仮面ライダースペクターに、アランは仮面ライダーネクロムに変身して戦った。アランは出生など関係なく友達だと思っていることを伝え、マコトに力をぶつけた。だが、マコトに腹を刺されてしまう。

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の結末・ラスト(ネタバレ)

ダントンはカノンが一度死んだ後生き返ったことを知り、態度を豹変させた。カノンのことを失敗作だと詰り、攻撃を仕掛けた。それを救ったのは、アランの協力者である西園寺主税だった。西園寺はダントンの攻撃により消滅した。ダントンは連れてきた人々の命を奪い、腕を再生させた。さらに、ダントンは自分の呼びかけに応じなかった人々を殺すため、アカリの装置に細工を施していた。アランの仲間である御成は突然現れると、ダントンが持っていた、装置を動かすために必要な部品を奪い逃走した。

マコトはダントンを信じた自分を恥じ、アランを手に掛けたことを後悔した。カノンを逃がすと、研究所を破壊した。一方、御成はクロエに追いかけられるが、タケルに助けられる。御成は部品を握り締め、アカリの場所まで急いだ。

マコトは仮面ライダースペクターに変身し、エヴォリュードに変身したダンカンと戦った。マコトの脳裏には、心を鍛えてくれた父(タケルの父である天空寺龍)、厳しくも愛情を持って育ててくれた父(深海大悟)、そして生み出してくれた父(ダントン)の姿があった。方法は間違っているが、ダントンの1人で信念を貫く心の強さは認めていた。マコトは父の思いを受け継いで生きるため、渾身の力でダントンを打ち破った。ダントンはマコトの腕の中で、幸せそうに微笑みながら消滅した。タケルと戦っていたクロエは、父が亡くなったことを感じ取る。クロエは生きる意味を失ったと嘆き悲しんだ。すると、タケルから自分のために生きるべきだと諭される。

青空が戻った。アランは人々の前で演説を行った。苦労をかけたことを謝罪し、これから共に力を合わせて生きていくことを誓った。

映画『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の感想・評価・レビュー

深海マコトの出生の秘密が明かされ、苦悩することになる。そんな彼を支えるのは、友人や家族の姿だった。アランが自分の身を挺して、去って行こうとするマコトを引き止める姿はかっこよかった。

アラン達と対立する相手としてダントンという男が現れるのだが、本当は人間を救いたいと思っている優しい人物である。完全に悪とは言い難い男で、アラン達と手を取り合えなかったことが残念でならない。やった行為はダメなことなのだが、そこまで嫌いになれなかった。(女性 20代)


仮面ライダーゴーストに登場するサブライダー、仮面ライダースペクターに焦点を当てた作品。スペクターこと深海マコト、そしてネクロムことアランは、眼魔世界という地球とは別の世界に人類は存在していたが、眼魔世界は赤い空が広がっており、徐々に人々が息絶えていく状態。2人は青空を取り戻すべく奮闘するが、なかなかうまくいかない。そんな中ダントンという人物が現れ、人々に世界そのものに適合するように進化を促す。しかし、ダントンは進化の研究として人造人間を作り続けており、マコトも実は作られた人間という事が判明し苦悩する。ダントンという人物も完全に悪というわけではなく、こういった研究も平和を願う故の行動であり、単純な善悪とは違う信念のぶつかり合いが闘いへと発展する内容となっている。(男性 30代)


「眼魔世界」という地球とは別の星を舞台にした今作は、『仮面ライダーゴースト』に登場する「仮面ライダースペクター」を主人公として作られたスピンオフ的作品です。
私が子供の頃に見ていた仮面ライダーとはかなり違った印象で、子供向けの作品と言うよりも、大人が考えさせられるような内容でした。
人造人間と言う当初の設定はしっかりと守られているので往年の仮面ライダーファンも楽しめる作品だと思います。(女性 30代)

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