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映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』の概要:バットマンはゴッサム・シティの街を、悪者集団から守った。人々からの称賛を受ける一方、誰とも馴れ合わず孤独な日々を過ごしていた。執事のアルフレッドはそんなバットマンのことを心配し、家族を作ることを勧めた。

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』の作品情報

レゴバットマン ザ・ムービー

製作年:2017年
上映時間:105分
ジャンル:コメディ、アドベンチャー、アニメ
監督:クリス・マッケイ
キャスト:ウィル・アーネット、ザック・ガリフィナーキス、マイケル・セラ、ロザリオ・ドーソン etc

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』の登場人物(キャスト)

ブルース・ウェイン / バットマン(ウィル・アーネット)
大富豪。両親は既に他界している。親しい人を失うことを極端に恐れている。身勝手で独りよがりな性格。
ジョーカー(ザック・ガリフィアナキス)
バットマンの敵。悪者。バットマンのことを憎んでいる。ゴッサム・シティを破壊しようと画策する。
リチャード・グレイソン / ロビン(マイケル・セラ)
通称、ディック。両親が他界している。孤児。孤児院で苛められている。明るく陽気で素直な性格。
バーバラ・ゴードン / バットガール(ロザリオ・ドーソン)
ゴッサム市警の新本部長。ハーバードの警察学校を首席で卒業。正義感が強く、警官として優秀な人物。
アルフレッド・ペニーワース(レイフ・ファインズ)
元イギリス空軍の射撃手。ウェイン家の執事。ブルースの育ての親でもある。家族を作ろうとしないブルースのことを心配している。

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のあらすじ【起】

10時25分、ゴッサム・シティ上空。ダイナマイト1100万本を積んだ飛行機が飛んでいた。すると、ジョーカーが仲間を引き連れて現れ、飛行機を占拠した。ジョーカーはその爆弾を使い、街を乗っ取るつもりだった。だが、機長は恐れてはいなかった。なぜなら、映画の『ダークナイト』で、バットマンが街を救ったのを見たからだった。

ジョーカーの仲間である悪者集団によって、ジェームズ・ゴッサム発電所が占拠されてしまう。ゴッサム市警のジェームズ本部長は、発電所の襲撃の報告を受け、「バット・シグナル」という装置を使いバットマンを呼ぼうとした。しかし、悪者集団のエッグヘッドによって、シグナルは卵塗れにされていて動かなかった。悪者集団はバットマンがいない隙に、発電所の炉心に爆弾を設置した。ジョーカーはジェームズ本部長に連絡を取り、5分以内に市長が降参しなければ爆弾のスイッチを押すと脅した。ゴッサム・シティは薄いプレートの上に建っていた。もし爆弾が爆発すれば、プレートは砕け、市民は建物と共に奈落の底に落ちることになってしまう。

市長は降参するため、ジョーカーに会いに行った。だがその市長は、実はバットマンが変装した姿だった。バットマンはバッサバッサと敵を薙ぎ倒していった。ジョーカーは逃げようとするが、バットマンに捕まってしまう。しかし、爆弾の解除もまだできていなかった。ジョーカーは「街の平和か、最大の敵を捕らえるか」選べるのは2つに1つだと嘲笑った。すると、バットマンから最大の敵だと思っていないと言われる。ジョーカーはショックを受け、涙を浮かべながら去って行った。バットマンは爆弾を解除し、街を救った。

バットマンはアジト兼自宅へと帰るが、出迎えてくれるのはコンピューターのピューちゃんだけだった。バットマンは家族写真を眺め、殺されてしまった両親に思いを馳せた。すると、突然誰かに声を掛けられる。驚いたバットマンは、思わず相手を蹴り倒してしまう。声を掛けたのは、執事のアルフレッドだった。バットマンはアルフレッドに謝罪した。

アルフレッドは落ち込んでいるブルース・ウェイン(バットマン)を心配した。だが、ブルースは素直に胸の内を明かさず、自分には怒り以外の感情はないのだと突っぱねた。アルフレッドはブルースをそのままにしておけず、最大の恐怖と立ち向かうべきだと苦言を呈した。ブルースが恐れているのは、家族を作ることだった。

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映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のあらすじ【承】

ウェインはアルフレッドに説得され、渋々ジェームズ本部長の引退記念パーティーに足を運んだ。そこで、孤児院で苛められているという、リチャード・グレイソン(通称ディック)に声を掛けられる。ディックはウェインに自分を養子にして欲しいと頼んだ。ウェインは新本部長のバーバラ・ゴードンに見とれており、ディックの話を聞き流しながら適当に頷いた。

バーバラは新たな方針を打ち立てた。それは、バットマンが警察とチームを組んで悪と立ち向かうことだった。なぜなら、バットマンは1人で長年悪と戦ってきたが、ゴッサム・シティの犯罪発生率が未だに世界一だったからだ。話を聞いたウェインは、驚きを隠せなかった。すると、そこにジョーカーが仲間を連れて現れる。バーバラは市長達を守りながら悪と戦った。バットマンも変身してジョーカーと戦おうとするが、ジョーカーは自ら手錠を嵌め自首した。そして、他の仲間達も箱に閉じ込めた。ゴッサム・シティから悪が一掃されたのだ。

ウェインは暇を持て余していた。すると、アルフレッドから、まずは子供を育てるべきだと注意を受ける。実は1週間ほど前から、ディックがウェイン邸で暮らしていたのだ。だが、ウェインは子供を育てる気はなく、孤児院に返して来いと命令した。しかし、アルフレッドは拒み、ディックを基地内に招き入れた。

バットマンは大悪党が収監されている宇宙刑務所ファントム・ゾーンに、ジョーカー達を送りたいと考えていた。しかし、転送装置は、スーパーマンの隠れ家にあった。しかも、転送装置を盗むまでの道のりは狭く、ムキムキのバットマンでは通れなかった。バットマンはディックの顔を見て、手伝わせることを思いつく。ディックはバットマンの指示に従うが、外出間際になって養父のウェインの許可が必要だと思うと言い出した。バットマンは考えを巡らせ、自分とウェインで養育権を半分ずつ持つことになったと嘘を吐いた。ディックはバットマンの話を信じ、父親が2人もできたと喜んだ。

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』のあらすじ【転】

バットマンがスーパーマンと話している間に、ディックに転送装置がある場所まで忍び込んでもらった。スーパーマンの家では、自分以外のヒーローが集まってパーティーを楽しんでいた。バットマンは呼ばれておらず、疎外感を感じた。バットマンはパーティーから抜け出すと、ディックに転送装置までの道のりを指示した。ディックはバットマンに言われた通りに軽やかに動いた。その時、ディックはヒーローになった暁に、ロビンというコードネームを名乗ってもいいか尋ねた。ロビンとは中西部に生息する小鳥の名前だった。バットマンはダメだと却下し、指示を続けた。ディックは転送装置を持って戻って来た。その時、バットマンは誇らしい気持ちになるが、褒めたのはディックではなく指示を出した自分自身だった。

バットマンはディックと刑務所に侵入し、転送装置を使ってジョーカーをファントム・ゾーンに送った。また街を守ったと誇らしい気持ちになるが、誰も喜んではいなかった。バーバラは自分勝手な行動をしたバットマンにがっかりし、バットマンとディックを牢屋に閉じ込めた。もしかしたら、ファントム・ゾーンに送られることが、ジョーカーの作戦かもしれないからだった。

ジョーカーの仲間によって転送装置が奪われてしまう。ジョーカーはファントム・ゾーンに閉じ込められていた悪党と共に、ゴッサム・シティに戻ってきた。悪党は魔法使いのヴォルデモート、キングコング、魔女などがいた。ジョーカーは仲間を引き連れ、バットマンのアジトがあるウェイン邸を襲撃した。

バーバラはバットマンを牢屋から出すことにするが、条件として自分と組むことを求めた。すると、ディックはとアルフレッドも協力すると名乗りを上げた。バットマン達は刑務所から飛び出すが、敵の攻撃は激しく、逃げるだけで精一杯だった。しかも、ジョーカーは巨大な目を持つサウロンで見張っており、転送装置があるウェイン邸に近づくのも容易ではなかった。

バットマンは戦闘機を組み立てると、皆で乗ってウェイン邸を目指した。しかし、敵から激しい攻撃に遭ってしまう。バットマンは1人で戦うことを望むが、アルフレッド達は協力して戦うことを止めなかった。しかし、ディックとアルフレッドが雷に当たり、下に落ちてしまう。バットマンはディックを助けるが、アルフレッドは手を掴むことができなかった。バットマンがアルフレッドの死を覚悟して絶望したとき、バーバラが戦闘機を操縦し、アルフレッドを救い出した。

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』の結末・ラスト(ネタバレ)

バットマンは仲間の協力の元、敵の攻撃を利用してサウロンを破壊した。作戦の成功を喜び、ディックは皆で写真を撮った。バットマンはその写真を見て、両親のことを思い出した。バーバラ達を死なせないようするため、機械の中に閉じ込め、ピューちゃんに隣町まで運ぶよう指示を出した。

バットマンは1人でウェイン邸に侵入した。ジョーカーはバットマンの前に立ちはだかり不満を爆発させた。ジョーカーはバットマンのことを憎んでいるのに、同じ思いを返してくれないバットマンにガッカリしていた。こんなに騒動を起こしても、バットマンはジョーカーのことをウザイと思っても憎んでいなかった。ジョーカーはバットマンの気持ちを変えるのを諦め、バットマンとの別離の記念にゴッサム・シティを破壊することにした。バットマンは転送装置によって、ファントム・ゾーンに送られる。

バットマンはファントム・ゾーンにいた受付ロボットから、悪人かどうか審査を受ける。結果は「悪人」ではないが「いい人」でもないだった。バットマンはバーバラ達に辛辣な態度を取り続けていたことに胸を痛めた。すると、受付ロボットはバーバラ達の現状をモニターに映した。バーバラ達はピューちゃんにバットマンの危機を訴え、引き返すことを求めていた。ピューちゃんはその指示を受け入れ、ウェイン邸に戻った。しかし、キングコングに襲われてしまう。ディックはバットマンを真似て、1人で行動していた。バットマンは悪党を連れて帰ることを受付ロボットに約束し、ディック達を助けに戻った。

バットマンは怒っているバーバラに謝罪の言葉を伝えることはできなかったが、親しい人を失うことを恐れていた気持ちを正直に話した。そして、1人で街を救うのは無理だから協力して欲しいと頼んだ。バーバラはバットマンの気持ちを受け入れ、和解した。バットマンはジョーカー達に対抗するため、ヒーロー達を呼び寄せた。

ジョーカーに裏切られた悪者軍団も仲間に加わり、バットマン達は協力して戦いながらウェイン邸に侵入した。しかし、ジョーカーが用意していた爆弾が作動し、街が真っ二つに割れてしまう。バットマン達はロープのように一列に繋がり、街をくっつけようとするが、後少しのところで手が届かなかった。バットマンはジョーカーに協力を呼びかけた。ジョーカーは嫌がるが、バットマンから街を救えば2人の関係も救われると説得され協力することにした。町民達の協力もあり、街は無事にくっついた。バットマンはジョーカーに、お前のことが憎いと伝えた。ジョーカーはバットマンに認められたことを喜んだ。

バットマンはファントム・ゾーンに戻らなければならなかった。バットマンは自分がウェインであることを明かし、ディックに別れを告げた。その時、初めて「息子」と呼びかけた。バットマンが去って行くのを、バーバラ達も見守った。だが、バットマンはファントム・ゾーンに侵入することができず、再び地上に戻ってきた。世界のためによりよい自分に生まれ変わったバットマンを、受付ロボットはファントム・ゾーンから解放したのだ。

バットマンのアジトには、バットマンの他にアルフレッド・ディック・バーバラの姿があった。そして、ウェインの家族写真の横に、4人で撮った写真が飾られた。

映画『レゴバットマン ザ・ムービー』の感想・評価・レビュー

バットマンの性格が悪くとにかく嫌な奴なのだが、見た目が可愛いレゴブロックだからなのかそこまで嫌いにはならなかった。要所要所で笑いもあり、思っていたよりも楽しい映画だった。

孤独なバットマンが、人との繋がりの大切さに気づく物語になっている。孤児でバットマンの弟子となるリチャードが、天真爛漫な性格でとにかく可愛かった。冷たい態度をとるバットマンに果敢に話し掛けに行き、交流を持とうとするところは感動させられる。(女性 20代)

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