この記事では、映画『渇水』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『渇水』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0095222
| 製作年 | 2023年 |
|---|---|
| 上映時間 | 100分 |
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 監督 | 高橋正弥 |
| キャスト | 生田斗真 門脇麦 磯村勇斗 山崎七海 |
| 製作国 | 日本 |
映画『渇水』の登場人物（キャスト）
- 岩切俊作（生田斗真）
- 水道局に勤める孤独な職員。妻と息子がいるが、二人との接し方に悩んでいる。現在は別居中である。
- 小出有希（門脇麦）
- 水道代の支払いや二人の娘の育児も放棄してしまう母親。水商売をしており、マッチングアプリなどをして、相手を探している。
- 木田拓次（磯村勇斗）
- 岩切の同僚で、一緒に停水作業をするため、滞納家庭を回る。交際中の彼女がおり、結婚生活について岩切に相談をする。
- 小出恵子（山崎七海）
- 家に取り残された姉妹のしっかり者の姉。なかなか帰ってこない母親を待ちながらも、妹である久美子の面倒を見る。
映画『渇水』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『渇水』のあらすじ【起】
梅雨が明けて一か月。雨が降らない日が続き、ついに県には給水制限が設けられてしまう。幼い姉妹が市民プールにやってくるが、水の入っていないプールを見てがっかりする。
市の水道課の執行停止を担当する岩切と木田は、水道料金の未納が続いている家庭を訪問して、料金の支払いを催促していた。それでも支払いが滞るのであれば、水道からの水の供給を停止していた。
最初に訪問したのは、無職の伏見の家。家を訪ねると、エアコンは稼働しているので、電気代は支払っている様子。支払いを催促するのだが、伏見は開き直ってなかなか支払いに応じない様子であった。
次にシングルマザーの小出有希の自宅を訪問すると、スマホを操作している有希が現れる。スマホ代は支払っているようだが、水道代の支払いは滞っていた。水道料金を支払うよう促すが、真面目に取り合ってもらえない。執行停止をしようとしたところに、有希の娘たちが現れ、岩切は執行停止を止める。
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映画『渇水』のあらすじ【承】
岩切には、妻と娘がいた。ところが、現在はとある事情で別居中であった。
有希が仕事に向かう途中で、川で釣りをしていた娘の恵子と久美子に出会う。二人に有希が当面の間留守にすることを伝え、現金を姉の恵子に手渡しして、そのまま仕事へ向かう。家に戻ってきた恵子と久美子の前に、再び岩切たちが訪問してくる。
水道料金の支払いを促された恵子は、先ほど有希から貰った現金で支払おうとするのだが、岩切は事情を察してお金を受け取らなかった。岩切は、二人にありったけの水を自宅の中に溜めておくよう指示を出す。みんなで風呂場ややかんなどの容器に水を溜めて、執行停止されても当面の間は水不足にならないよう対策をする。その後、岩切は執行停止を決める。岩切は、執行停止の書類を恵子に渡し、有希にも伝えるよう指示を出して、家を去っていく。
映画『渇水』のあらすじ【転】
岩切たちが家を去ってからしばらく経っても雨が降る様子はなかった。また、有希は恵子たちが待つ家に帰る様子がなく、マッチングアプリで出会った男と遊び歩いていた。恵子が持っていたお金も無くなってしまい、飢えていた恵子は万引きをし、公園の水などで飢えをしのいでいた。
岩切は、偶然有希を見かけ、水道料金の支払いをするよう催促する。ところが、有希は無理だと支払いを拒否する。岩切は、有希のネグレクトを非難すると、逆に有希から自分はどうなのか問い詰められてしまう。岩切は、自分の息子との付き合い方や接し方に悩んでいた。岩切は、かつて親から虐待を受けており、自分も息子のことを虐待してしまうのかと恐れていた。そのため、息子や妻と自然と距離を置いてしまっていた。そのことが原因で妻は、息子を連れて実家に帰ってしまったのである。
映画『渇水』の結末・ラスト（ネタバレ）
有希の言葉を受けて、家族との接し方について、改めて考えるようになった岩切。まずは妻の実家を訪れて、海に出かけることを提案する。妻は、岩切の心情の変化に理解を示しつつも、今はまだタイミングではないと、海に出かけることを拒否する。
岩切は、拒否されたことに落ち込みながらも、帰り道に何かを思いつく。
町には一向に雨が降らず、とうとう公園の給水も止められてしまう。岩切は、たまたま通りかかったスーパーで恵子が万引きで店員に捕まっているのを目撃する。恵子を強引にスーパーから連れ出した岩切は、二人で近く公園に行く。公園の水道管を許可なく開け、放水を始める。
恵子と久美子は、久しぶりの水に大喜びを見せる。しかしながら、岩切は警察に連行され、恵子たちも保護されることになる。保護された恵子と久美子は、新しく施設に入ることになる。釈放された岩切のところへ着信が入る。それは、息子からのものだった。岩切は、息子に海へ行くことを提案する。
映画『渇水』の感想・評価・レビュー
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映画『渇水』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『渇水』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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