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映画『キングコング 髑髏島の巨神』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『キングコング 髑髏島の巨神』の概要:「キングコング」シリーズ通算8作目だが、過去作との明確な繋がりはない単独作となっている。映画製作会社のレジェンダリーが生み出したモンスターバースシリーズとしては、2014年制作の「GODZILLA」に続いて2作目。

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映画『キングコング 髑髏島の巨神』の作品情報

キングコング 髑髏島の巨神

製作年:2017年
上映時間:118分
ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー
監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
キャスト:トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソン etc

映画『キングコング 髑髏島の巨神』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)
元SAS大尉で、戦闘やサバイバルに長けているフリーの傭兵。ベトナム戦争で見せたその高い能力を買われ、髑髏島の調査隊に案内役として雇われた。常に冷静に状況判断を行い、未開の地で不安に駆られる調査隊を率いていくこととなる。
メイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)
反戦を掲げる戦場カメラマン。ベトナム戦争の際に軍の姿勢に不信感を持ち、以降反戦運動家としても活動している。今回の依頼がただの地質調査でなく軍が絡んでいると嗅ぎつけ、調査に同行する。
ハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)
太平洋戦争中に髑髏島に墜落したアメリカ兵。いつの日かアメリカ本国に帰ることを夢見ており、飛行機の残骸や漂着した船の部品を使って脱出用の船を組み立てていた。
プレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)
ベトナム戦争でヘリ部隊を率いて活躍した優秀な指揮官。部下思いで信頼も厚い優れた軍師だが、ベトナム戦争で多数の部下を失ったにも関わらず不本意な撤退を余儀なくされたことで、精神的に不安定になっている。
ビル・ランダ(ジョン・グッドマン)
特務研究機関モナークで研究に明け暮れる地質学者。髑髏島に巨大な陸生動物がいることを確信しており、危険な地質調査を強行する。自分が支持している「地球空洞説」思想を学会で証明しようと躍起になっている。

映画『キングコング 髑髏島の巨神』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『キングコング 髑髏島の巨神』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キングコング 髑髏島の巨神』のあらすじ【起】

1944年、太平洋戦争末期の頃。敵機との空戦の末に未だ未開の地である髑髏島に墜落したアメリカ兵のハンク・マーロウは、同じ島に墜落していた交戦相手の日本兵のグンペイ・イカリと墜落後も素手で戦い続けていた。崖際で取っ組み合う2人の背後で、崖下から有り得ないほど巨大なコングがゆっくりと顔を出し彼らを見つめていた。

それから時は過ぎ、1973年。東西冷戦のさなか、ベトナム戦争終結直後の米国ワシントンで特務研究機関モナークで地質学者として研究しているビル・ランダ博士は、観測衛星ランドサットの調査で人類未踏の地「髑髏島」を発見する。この島に自身が提唱する「地球空洞説」を実証する手がかりがあると考えたランダ博士は、髑髏島の地質調査を計画する。
地質調査の予算を出してもらうため、上院議員に取り入ろうと必死にロビー活動に励むランダ博士。資金提供に難色を示す上院議員に、もし髑髏島の地下に資源が存在した場合、ソ連に先を越されてしまうと説いたランダ博士は、無事予算と米軍の護衛を勝ち取ることに成功した。

時を同じくして、ベトナムから本国へ帰還する準備をしていたプレストン・パッカード大佐の元に、髑髏島の地質調査への同行依頼が舞い込む。自らが率いる精鋭ぞろいのヘリ部隊を連れて、パッカード大佐は髑髏島へと向かった。

その頃、無事資金提供を受けたランダ博士は自身の護衛を雇うためバンコクにいた。元特殊部隊所属でサバイバルに詳しいことで有名なジェームズ・コンラッドに護衛を依頼するが、コンラッドは危険すぎるという理由で依頼を断ろうとする。ランダ博士が報酬を更に釣り上げると、コンラッドは仕方なく依頼を受けることを了承したのだった。

一方、反戦カメラマンとしてベトナムに滞在していたメイソン・ウィーバーは、独自の情報網を駆使して髑髏島の地質調査計画を知る。ただの地質調査ではないと判断したウィーバーは、従軍カメラマンと身分を偽り、調査隊に潜り込むことに成功した。

調査隊を乗せた護衛艦「アテナ号」は、髑髏島へ向けて航海に出た。数日かけた上陸作戦についてのミーティングを経て、髑髏島にはまずパッカード大佐率いるヘリ部隊が上陸し、上空からサイズミック爆弾を投下して地質調査に必要なデータを測定することとなった。

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映画『キングコング 髑髏島の巨神』のあらすじ【承】

パッカード大佐が率いるヘリ部隊は、髑髏島の周囲を取り囲む低気圧の嵐を辛くも抜け、無事髑髏島の上空に到達する。一旦上陸したのち、当初の予定どおり次々とサイズミック爆弾を投下していくヘリ部隊。しかし、地質調査のためとはいえ威力の高い爆弾を無数に落としたため髑髏島の地表は燃え盛り、野生の生き物は住処を追われ逃げ惑っていた。

容赦なく爆弾を落とすヘリ部隊の前に、突如として巨大なゴリラが現れる。ヘリの航行高度と同じほどの背丈を持ったゴリラは、必死に攻撃するヘリ部隊をいともたやすく素手で叩き割って墜落させてしまった。ヘリ部隊の隊員は、半数以上が命を落とした。自分の部下を失ったパッカード大佐は、憎しみのこもった目でコングを見つめていた。

数少ない生存者たちも、墜落した先がバラバラだったため2つのグループに分断されてしまう。互いに連絡もつかず現在地もわからない状況下で、コンラッド率いる生存者グループは調査を中止し3日後に合流する予定だった島の北岸を目指し歩き出した。一方でパッカード大佐が率いるヘリ部隊組はランダ博士と合流し、この島の調査の真の目的が「巨大な陸生生物」が存在している証拠を掴むことだったと明かされる。パッカード大佐もまた、島から脱出するため行動を開始していた。

川沿いに歩いていたコンラッド班は、森の奥で原住民の集落のようなものを発見する。よそ者を警戒して武器を構えた原住民たちに取り囲まれてしまう一行。しかし、集落の奥から現れた壮年の白人男性が武器を下ろすよう原住民たちを説得する。老人はマーロウと名乗り、1944年に自分もこの島に墜落したのだと語った。それからずっとこの原住民の村で暮らしながら島を脱出する方法を探し続けていたのだ。

マーロウによって原住民の村に案内されたコンラッドたちは、村に伝わる伝承について教わる。コングがこの島の守り神であること、そしてその天敵の「スカル・クロウラー」という怪物のこと、そして当代のコングはスカル・クロウラーのボスである「スカル・デビル」に両親を殺されていること。話し終えたマーロウは、自分もコンラッドたちと共に島を脱出したいと申し出る。以前脱出用に整備したが自分では動かせなかった船を、マーロウはコンラッドたちに提供してくれることになった。

無事船を動かしたコンラッドたちは、川を下って合流地点である北岸に向かって順調に進んでいた。開けたところに出たためか一瞬パッカード大佐と無線が繋がり、互いに近くにいることが判明する。2組は途中で落ち合い、再度合流して北岸を目指す。

映画『キングコング 髑髏島の巨神』のあらすじ【転】

コンラッドと合流したパッカード大佐は、ひとり離れたところに墜落してしまった部下を助けに行きたいと言い出した。もうとっくに死んでいるだろうと考えたコンラッドは無駄な体力を使わないようパッカード大佐を制止するが、部下の救出に拘るパッカード大佐は一向に譲らない。仕方なく遠回りをして救出に向かうこととなった。

パッカード大佐の先導で歩いていくと、巨大な人形の骸骨が2体放置されている開けた土地にたどり着いた。スカル・デビルに殺されたコングの両親の骨だとマーロウが語る。ここから先はスカル・クロウラーの生息地で、大きな危険が伴うが、それでもパッカード大佐は譲ろうとしない。

無数の骨が打ち捨てられた平地を進む一行の前に、とうとうスカル・クロウラーが姿を現す。恐ろしく凶暴で素早いスカル・クロウラーに全員が必死に応戦するも、ランダ博士は無残にも頭から飲み込まれてしまった。なんとか襲いかかってきた1匹を倒すことに成功した一行は、この先はパッカード大佐とヘリ部隊だけで行ってもらい、コンラッド他のメンバーは船のところまで戻ることにした。

部下の墜落地点に到達したパッカード大佐は、部下を殺したコングに復讐するためにヘリに残された大量の弾薬や武器を隈なく回収した。マーロウとコンラッドはパッカード大佐をなんとか説得しようとするが、復讐に取り憑かれてしまった彼はもはや聞く耳を持とうとしない。

映画『キングコング 髑髏島の巨神』の結末・ラスト(ネタバレ)

コングをおびき出すためにもう一度サイズミック爆弾を爆発させたパッカード大佐の前に、島を荒らされて激昂したコングが現れる。しかし、コングの弱点が火だと知っていたパッカード大佐により火攻めにされ、コングも重篤なダメージを負ってしまう。その瞬間、コングの背後から弱ったコングを殺そうとスカル・デビルが襲いかかった。パッカード大佐の目前で死闘を繰り広げるコングとスカル・デビル。それでもまるで取り憑かれたようにコングだけを執拗に殺そうとするパッカード大佐を、コングはまるで虫でも殺すように手のひらで叩き潰し、スカル・デビルとの激闘に集中する。

川沿いに停泊した船でパッカード大佐班の帰りを待っていたウィーバーたちのすぐ近くに、激しい死闘を続けるコングとスカル・デビルがもみ合いながら現れた。体格ではまだ若いコングの方が劣っていたが、コンラッドやウィーバーの助けもあり、スカル・デビルを倒すことに成功する。

スカル・デビルが死んだことで安全に川を下ることができた船は、無事北岸に迎えに来ていたアテナ号の救助ヘリと合流する。無事脱出して島から離れていくヘリを見送り、満身創痍のコングは静かに去っていった。

アメリカに無事帰国したのち、マーロウは実に28年ぶりとなる妻子との対面を果たす。その一方で、コンラッドとウィーバーは特務研究機関モナークに招かれて尋問を受けていた。髑髏島で起きたことを他の誰にも話すつもりはないと言う2人に、モナークの研究者は彼らが集めたとある壁画を見せた。「王はコングだけではない」と語る研究者。そこには、ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラの姿が描かれていた。

映画『キングコング 髑髏島の巨神』の感想・評価・レビュー

中国資本に買収されたせいで制作姿勢が変わるのではないかと心配したが、姿勢は変わらず真摯に怪獣映画に取り組まれており好感が持てる。怪獣映画というよりはアドベンチャーの要素が大きくマンネリ化を防ぐ工夫が嬉しい。怪獣が出て暴れるばかりでは飽きそうだしね。とはいえ竹に化ける怪物や巨大蛸に加えて地獄の悪魔スカル・クロウラーと多くのモンスターが出てくるために怪獣映画を期待した層にも優しい配慮がなされており、映画の品質は今一歩であるが、ユーザーフレンドリーな作品。商品としてバランスがいい。(男性 30代)


神話上だけの存在とされてきた謎の島「髑髏島」に、未知の生物の探索を目的とする隊員たちが調査に行く話。
隊員に襲い掛かる巨大類人猿コングや巨大生物たちとの壮絶な決闘。
暴れまわる凶暴なコングや人間がなす術もなくいとも簡単に殺されていくシーンに、その強さを見せつけられた。神聖な存在であるコングの優しい一面も垣間見れて、気が付いたらコングを応援していた。
それまでのシリーズを見ていなくても、映像のクオリティーやその迫力を十分に楽しめた。(女性 20代)


単純明快なわかりやすいモンスターパニック映画。とはいえ、巨大化したモンスター同士のバトルは迫力満点だ。
所々にゴジラやガメラの臭いがプンプンするのだが、調べると監督のジョーダン・ヴォードが日本の怪獣映画やアニメにかなり影響されているのだそう。
そして、いつの日も愚かなのは人間である。今回も身勝手な人間たちがたくさん登場する。
パターン化されている内容だが、「もういいよ」とは思わない。何度でも手を変え品を変えで、こういう映画を作り続けてほしい。(男性 40代)


1作目の『キングコング』から84年経った今派手に、とにかく派手に作られたこの作品。キングコングとしての要素はほとんどありませんが、技術が進歩した今の時代に撮られた巨獣の迫力はやっぱり凄い。昔の特撮とは比べ物になりません。
この作品の少し変わった見どころは「MIYAVI」と「GACKT」です。まず、冒頭で出てくる日本兵は世界で活躍する天才ギタリスト「MIYAVI」。短くてもオーラをしっかり放っています。そして主人公の日本語吹替を「GACKT」が担当しています。
いつもとは違うポイントに注目するのも面白いですね。(女性 30代)


『ゴジラVSコング』にも繋がるモンスターバースの第二弾に当たる今作。この作品の後に『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が控えている。

多くの怪獣映画がそうであるように脚本であるとか、深い物語とかよりも、注目すべきは怪獣同士のプロレスである。ド派手な高クオリティCGで大暴れするコング対その他のモンスター。コング対人間の兵器。重量感を感じるコングの挙動。最高である。

そうそうこれが見たかったんだよ、と古くからの怪獣ファンならそう思えるはずだ。サミュエル・L・ジャクソンの大奮闘ぶりにも注目。(男性 30代)


キングコングについて何の知識もない初心者だったが、問題なく楽しめた。
この作品のキングコングがたまたまそうだったのか、それともキングコングという生き物はみんなそうなのかは分からないが、無駄な殺生はせず、己の力をただただ島の平和を守る為だけに使おうとする姿はとても好感が持てたし、戦いに巻き込まれるウィーバーを懸命に守ろうとするシーンは感動した。
出演シーンは短かったが、日本兵のグンペイ・イカリ役を演じたMIYAVIが存在感があって良かった。(女性 30代)

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前作 GODZILLA ゴジラ
※モンスターバース シリーズ前作

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