映画『もしも昨日が選べたら』の概要:2006年のアメリカのコメディ・ファンタジー映画です。本作はアダム・サンドラー主演の、お馴染みのコメディ映画ですが、いつもと違ってファンタジー要素が強くなってます。ケイト・ベッキンセイルやクリストファー・ウォーケンなどの、有名な俳優も多数出演しています。
映画『もしも昨日が選べたら』の作品情報
上映時間:107分
ジャンル:コメディ、ファンタジー
監督:フランク・コラチ
キャスト:アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセイル、クリストファー・ウォーケン、デヴィッド・ハッセルホフ etc
映画『もしも昨日が選べたら』の登場人物(キャスト)
- マイケル・ニューマン(アダム・サンドラー)
- 本作の主人公で生き急いでいるサラリーマンです。早く昇進したくて、モーティから手に入れたリモコンで時間を操作し、大変な事になってしまいます。
- ドナ・ニューマン(ケイト・ベッキンセイル)
- マイケルの奥さんでかなりの美人です。しかし、マイケルには飽きられており、夜の行為も早送りさせられてしまいます。
- モーティ(クリストファー・ウォーケン)
- マイケルに不思議なリモコンを授けた人物です。恐らく人間では無さそうな人物であり、マイケルの目の前にどんな時でも現れます。
映画『もしも昨日が選べたら』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『もしも昨日が選べたら』のあらすじ【起】
あるところに、つまらない普通の男がいました。その男の名前は、マイケル・ニューマンと言い、普通のサラリーマンでした。昇進する事を夢見ており、毎日せっせと汗水垂らして働いていました。そんなマイケルにとっては、家庭での生活も面倒くさく、妻の誘いも断ってばかりでした。
マイケルはそんなある日、テレビを見ようとリモコンを探していると、リモコンが多過ぎる事に気付き、とても不快になりました。リモコンが多過ぎて、どのリモコンを使えばテレビが見れるか分からず、マイケルは酷くイラつきました。イラついたマイケルは叫びまくり、怒りました。
マイケルは後日、スーパーマーケットに来ました。そのスーパーマーケットは何でも売ってる事で有名であり、マイケルは凄いリモコンを探しに来ました。マイケルが求めているリモコンは、一つのリモコンでどんな操作でも出来るリモコンです。そんな便利なリモコンがある筈は無いのですが、マイケルは機械に疎く、そんなリモコンがあると信じてスーパーマーケットに来ました。
映画『もしも昨日が選べたら』のあらすじ【承】
スーパーマーケットに来たマイケルは、中をウロウロしてましたが、広過ぎる店内に又もイラつき始めていました。そして歩き疲れたマイケルは、店内にある布団売り場の布団の上に寝転がりました。そしてマイケルはおしっこがしたくなり、店内を散策し始めました。トイレが見付からずまたイライラしていると、変な部屋に辿り着きました。その部屋は、開発中の物が置いてある部屋らしく、この部屋にならリモコンがありそうだと思ったマイケルは、部屋の中を物色し始めました。
すると、後ろから急に声をかけられました。声をかけてきた男は、店員らしからぬ格好をしており、マイケルはその男を見て訝しみました。しかし、男は自ら名を名乗り、ここの研究員である事をマイケルに告げました。男はモーティと言い、マイケルの求めている物を知っている様な顔をしました。
モーティは奥の棚から箱を取り出し、その箱の中から不思議なリモコンを取り出しました。このリモコンは万能であり、何でも出来る物である事を、モーティはマイケルに説明しました。
映画『もしも昨日が選べたら』のあらすじ【転】
マイケルはその説明の意味が分からず、不思議そうな顔をしてましたが、値段はタダと言われたので、そのまま貰いました。そして、家に帰るとマイケルは、テレビを見る事にしました。テレビをつけようとマイケルは、貰ってきたリモコンを使いました。
リモコンは正常に動作し、テレビは普通につきました。マイケルは満足し、テレビを見始めました。すると奥さんのドナが話しかけてきて、マイケルのテレビ鑑賞を邪魔してきました。マイケルはウザそうな顔をしながらテレビを止めました。
すると、ドナは一向に喋ろうとせず、止まっていました。マイケルは、何故ドナが止まっているのが不思議でなりませんでしたが、理由は何となく分かっていました。リモコンのせいだと思ったのです。マイケルがもう一度リモコンの再生ボタンを押すと、ドナが喋り出しました。マイケルは凄い物を貰ってしまった事に気付き、大層テンションが上がりました。
マイケルが早送りやスローボタンを押すと、家の中の犬や娘が、止まったりスローになったりしました。マイケルは楽しくなってきました。
映画『もしも昨日が選べたら』の結末・ラスト(ネタバレ)
マイケルは仕事場でもリモコンを使いまくり、悪戯の限りを尽くしていました。上司の目の前で時間を止め、上司の顔を殴ったり、セクシーな美女が通ると時間をスローにし、胸の揺れをジロジロと見たりしました。
そしてマイケルはいい事を思いつきました。自分が昇進出来るまで、時間を早送りすればいいと思いました。そして時間を早送りすると、マイケルはおじいさんになっていました。マイケルが昇進するには時間が大層かかり、時間が進み過ぎたのです。
そしてマイケルは病気になっており、不治の病にかかっていました。マイケルの周りには、ドナや大きくなった子供達がおり、皆泣いていました。マイケルは時間を早送りした事に、大層後悔しました。
マイケルはそのまま息を引き取り、家族は大層悲しみました。するとマイケルは突然目が覚め、起き上がるとそこは、スーパーマーケットの布団売り場でした。マイケルは、スーパーマーケットでずっと夢を見ていたのです。しかし、マイケルはその夢のお陰で家族の大事さに気付き、妻や子供達、果ては犬にまでもプレゼントを買って帰りました。そしてマイケル達は幸せに暮らしました。
映画『もしも昨日が選べたら』の感想・評価・レビュー
時間を止めたりスローにしたり早送りしたりできるリモコンを手に入れたマイケルの、自由で気ままに生活している姿や、今までの不満を全てぶつけている姿に、スカッと気持ちの良い感覚になると同時に、家族の大切さや尊さを感じることができた。普通の家庭を持ち、サラリーマンとして昇給を目指し働いていたマイケルであったが、謎めいたモーティと一つのリモコンとの出会いで全てが変わり、また夢から覚めたシーンがとても面白く、何回も見たいと思った映画である。(女性 20代)
この話はハリウッド版『笑ゥせぇるすまん』みたいな内容です。昇進したい一心で周囲をおざなりにする男が主人公。面倒くさがりでもある彼が怪しい男からもらったリモコンでやり過ぎてしまいます。
確かに、こんな便利グッズを手にしたら大抵の人はやりたい放題楽しむでしょう。かわいい悪戯から犯罪まで、やろうと思えば何でも出来てしまうのですから。
結果は夢オチという、わかりやすいラストでした。後悔することや周囲の存在を再認識するという教訓が伝わってくる、単純だからこそ良かった作品です。(女性 20代)
人生を自由に操る「万能リモコン」。嫌な時間・面倒くさい時間がスキップでき、好きなことだけ経験できる人生は楽しそうです。主人公を演じるアダム・サンドラーのコミカルな演技も、「万能リモコン」の便利さを引き立てます。
仕事では出世する一方、リモコンの副作用で徐々に家族と疎遠になるシーンは辛いです。
止まらない・戻れない人生。飛ばしてきた時間は、愛を育む時間であることに気づいた瞬間、見ていて胸が締め付けられます。幸せな人生に必要なことは「愛」であることを、はっきり伝えてくれた映画です。(男性 20代)
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