映画『記憶屋あなたを忘れない』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『記憶屋あなたを忘れない』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『記憶屋あなたを忘れない』の作品情報
映画『記憶屋あなたを忘れない』の登場人物（キャスト）
映画『記憶屋あなたを忘れない』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『記憶屋あなたを忘れない』の感想・評価・レビュー
映画『記憶屋あなたを忘れない』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『記憶屋あなたを忘れない』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0050808

製作年	2020年
上映時間	105分
ジャンル	ヒューマンドラマロマンスファンタジー
監督	平川雄一朗
キャスト	山田涼介芳根京子蓮佛美沙子佐々木蔵之介
製作国	日本

映画『記憶屋あなたを忘れない』の登場人物（キャスト）

吉森遼一（山田涼介）: 大学4年生。恋人の記憶を消した記憶屋を探している。
河合真希（芳根京子）: 遼一と同じ大学に通う幼馴染。幼い頃誘拐されるが事件に関する記憶を失っている。
澤田杏子（蓮佛美沙子）: 遼一の恋人。カフェでアルバイトをしている。遼一にプロポーズされるが、ある日突然遼一のことを忘れてしまう。
高原智秋（佐々木蔵之介）: 遼一の大学で講義をしている弁護士。2年前に離婚した。記憶屋を探している。
安藤七海（泉里香）: 高原の助手。高原に好意を抱いている。

映画『記憶屋あなたを忘れない』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『記憶屋あなたを忘れない』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『記憶屋あなたを忘れない』のあらすじ【起】

吉森遼一は、恋人の杏子にプロポーズをするが、杏子はある日突然遼一のことを忘れてしまう。遼一は記憶を消すという都市伝説の怪人「記憶屋」のせいではないかと考え、杏子の記憶を取り戻すために記憶屋を探していた。

隣に住む幼馴染の真希は「本当の辛さは当事者にしかわからない」と言い、記憶屋を探す遼一を心配している。

ある日遼一は大学に講義に来ていた弁護士の高原智秋に出会い、記憶屋について一緒に調査することに。

遼一は高原に、真希が幼いころに誘拐されたが、翌日、祖父で警官の菅原に連れられて無事に戻ってきたときには事件に関する記憶を失っていたと明かした。

高原と遼一は菅原に話を聞くために広島を訪れる。高原は記憶屋に消してもらいたい記憶があるのだという。

菅原は「記憶屋は不条理な世の中のためにある」と言う。高原は真希の事件にこれ以上触れない方がいいと言い、遼一も記憶を取り戻すことで真希を傷つけることになると考えていた。

一方、真希は高原の事務所を訪れていた。高原の助手の安藤七海に「これ以上遼一を傷つけたくないから記憶屋に近づかない方がいい」と話す。

東京に帰ってきた遼一は、真希に記憶屋探しを止めると伝えた。

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映画『記憶屋あなたを忘れない』のあらすじ【承】

事務所に戻った高原は、待っているように伝えた七海が帰宅していることに違和感を覚える。七海は記憶屋に関する記憶を失っていた。記憶屋が現れたのだ。

突然激しい頭痛に襲われる高原。開いていた記憶屋の情報共有サイトに「記憶屋さん会いたい」と書き込み、その場に倒れ込んだ。

翌日、遼一は高原の元妻里香から高原が入院したことを聞かされた。病室に駆けつけると、高原は遼一に「記憶屋が現れた、記憶屋は近くにいる。」と伝える。そして遼一に「自分の代わりに記憶屋を探してほしい」と頼む。高原は脳に腫瘍があり、余命わずかなのだという。2年前に離婚した里香との娘、愛梨を悲しませないために記憶屋に愛梨から自分の記憶を消してもらおうとしていた。

高原の願いに戸惑いながらも調査を再開する遼一。連続強盗強姦事件の被害者、佐々の元を尋ねる。佐々は幼馴染の要に「記憶屋に会いに行く」と言っていた。佐々は事件のことや記憶屋のことを忘れていたが、要は記憶屋を見たという。記憶屋が若い女性だったと聞かされ、遼一は真希のことを思い出した。

映画『記憶屋あなたを忘れない』のあらすじ【転】

高原の病室を真希が訪れる。高原は記憶屋の正体が真希であることに気付いていた。真希は高原に、愛梨から高原の記憶を本当に消していいのか確認する。

高原は真希に記憶屋をやめられないのか尋ねる。真希は「これが私の役目ですから」と静かに涙を流した。

一方、高原の事務所を訪れた遼一は、連続強盗強姦事件の被害者のリストに杏子の名前があることに気付く。杏子のことを想い、絶望し、慟哭する遼一。

翌日、遼一は高原が亡くなったことを知らされる。

高原から離れたくない、という愛梨の付き添いを申し出る真希。

元妻の里香から渡された高原の手紙には「記憶屋は遼一が憎むべき存在ではない。遼一と記憶屋が許しあえることを願っている」と書かれていた。

遼一が真希と愛梨の元へ駆けつけると、真希は既に帰ったと聞かされる。愛梨にはまだ高原の記憶があるようだった。

映画『記憶屋あなたを忘れない』の結末・ラスト（ネタバレ）

遼一は公園にいた真希に声をかけた。真希が記憶屋なのかと問いかけると、真希は「そうだよ」と頷いた。真希の家系には代々そういった力があるのだという。真希から15年前の事件の記憶を消したのは、祖父の菅原だった。

真希は愛梨の記憶を消していなかった。遼一はどんなに辛くて悲しい記憶も消してはだめだと真希に言う。

真希は遼一に、杏子のことで謝らなければならないことがあるという。遼一に好意を抱いていた真希は、杏子から事件の記憶だけでなく、遼一の記憶まで消してしまったのだ。

真希は杏子から記憶を消し去った後、部屋にあったプロポーズリングを持ち帰った。

遼一のことがずっと好きだったと泣き崩れる真希。遼一は「罪を許すことも必要」という高原の言葉を思い出す。「記憶屋なんて嫌だ。どうしてこんなに世の中は不条理なんだ」と泣き叫ぶ真希に、自分が守ると遼一は真希を抱きしめた。

真希は「一度だけでいいから自分のことを好きになって」と遼一に抱きついた。

それから数日後。真希は遼一の元を離れ、どこかに旅立つようだった。遼一は杏子の働くカフェの前で立ち止まる。遼一と杏子は微笑みを交わし、遼一はカフェに入っていくのだった。

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