この記事では、映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0075493
製作年 | 2006年 |
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上映時間 | 131分 |
ジャンル | コメディ 青春 |
監督 | 金子文紀 |
キャスト | 岡田准一 櫻井翔 酒井若菜 岡田義徳 |
製作国 | 日本 |
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』の登場人物(キャスト)
- ぶっさん(岡田准一)
- 本名・田淵公平。木更津第二高校野球部の元キャプテンでポジションはキャッチャー。高校野球部時代の仲間と昼は草野球チーム「木更津キャッツ」を結成し、夜はメンバーと「木更津キャッツアイ」として強盗などの犯罪を繰り返すが犯行は珍道中を辿っていた。3年前、22歳で癌に侵され亡くなったが、生前は余命宣告後も死の淵を彷徨うも幾度となく目を覚ましなかなか死ななかった。入院先の病院から抜け出して酒を飲み煙草を吸うなど破天荒かつ天邪鬼で、傍から見ると絡みづらく面倒くさい性格。素直ではないが、人情に厚く仲間や家族、街の人が大好きで周りからも慕われていた。最期はキャッツの誰にも看取られず、この世を去った。英語は喋れない。
- バンビ(櫻井翔)
- 本名・中込フトシ。キャッツのメンバーでポジションはピッチャー。小鹿のように弱々しい性格からバンビとあだ名がつけられた。市役所に就職し、現在はメンバーで唯一木更津に留まっている。ぶっさんに亡くなる直前に就職祝いを貰ったが、最期の挨拶ができなかったことを心残りに思っている。元カノはモー子。
- アニ(塚本高史)
- 本名・佐々木兆。キャッツのメンバーでポジションはサード。金髪で、一見怖そうだが物事を深く考えず調子がいい性格。弟は千葉ロッテマリーンズのエースで、周りからは常に弟のおまけのように見られてきた。周りには東京でIT会社に就職しているといっている。自分の死後を気にするぶっさんを見て見舞いに行きづらくなり、最期の挨拶ができなかった。
- マスター(佐藤隆太)
- 本名・岡林シンゴ。キャッツのメンバーでポジションはファースト。木更津で飲み屋「野球狂の詩」を営んでいたが、現在は大阪でたこ焼き屋台「野球狂の詩2号店」を出店し、変な関西弁で商売をしている。しかし、店は上手くいってはいない。結婚し子供もいたが、既に離婚し、妻と子供たちは新たな父親と暮らしている。ぶっさんが亡くなる直前、もう見舞いに来るなと言われ、最期の挨拶ができなかった。
- うっちー(岡田義徳)
- 本名・内山はじめ。キャッツのメンバーでポジションはショート。留年しているためバンビたちより1つ年上の26歳。言葉がすらすらと出てこないことが多く、神出鬼没な不思議キャラ。キャッツの中で最後にぶっさんと会っていた人物で、夜中ぶっさんとカニを食べて過ごした。現在は行方不明となっている。
- オジー(古田新太)
- 駅前駐車場にブリーフ一枚で寝泊まりしていたアルコール中毒のホームレス。人を幸せにする笑顔から「木更津の守り神」と呼ばれていた。実はぶっさんたちより上の世代の木更津第二高校野球部のOBで、県内随一の速球王だった。殺された双子の兄の仇を打とうとしたが、返り討ちにあい、殺されてしまった。死ぬほどビールが好き。
- 田淵公助(小日向文世)
- ぶっさんの父親で、木更津でバーバータブチを営む。息子を「公平君」と呼び、穏やかな性格。
- 杉本文子(栗山千明)
- 自衛隊の美人教官で、女子野球全日本代表選手。気が強く、パワフルな女性で訓練生たちに容赦はしない。特にうっちーには厳しく指導を行った。言葉遣いが悪く酒乱だが、ハッキリと正論をぶつける。
- ゾンビ長(橋本ジュン)
- 戦後の日米親善高校野球大会のため来日し、ゾンビとなって現れた米代表選手の一人。日系2世で、片言の日本語が喋れる。「要するに」が口癖だが、使い方が間違っていることが多い。
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のあらすじ【起】
2006年12月、大型複合施設の建設予定空地に立つバンビは、不思議な声を聞いた。
ぶっさんの三回忌が近づいていたが、街を出たアニとマスターは戻ってこず、うっちーは行方不明。誰も木更津に帰ってこないと怒るバンビも、市長選挙真っ只中の市役所に務め忙しい生活を送っていた。
バンビが選挙カー内で最後にぶっさんに会った日のことを思い出していると再び声が聞こえる。「ぶっさん」と叫んで車を飛び出したバンビが、以前声が聞こえた空地に立つと、「If you build it,he will come.」と声が聞こえた。バンビはそのまま秋葉原へ向かいアニと再会すると、ぶっさんの声が聞こえたと報告する。アニは、ぶっさんの見舞いに行きづらさを感じ、別れの言葉を交わすことができなかった。バンビは話を信じないアニを連れ、マスターに会うため大阪に向かう。バンビは、マスターにもぶっさんの声を聞いたと語る。マスターもまた、ぶっさんに見舞いに来るなと言われ別れを告げられなかった。その時、再会したアニとマスターがいがみ合う。
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映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のあらすじ【承】
ぶっさんの一周忌の日、市長室で盗みを企んだキャッツだが、鍵担当のバンビが参加できずアニが窓を割って侵入した。警報が鳴りアニとうっちーは逃走。マスターだけが逮捕され、それ以来アニとマスターは犬猿の仲だった。
バンビに促され、アニとマスターも木更津の空地へ向かう。空地で、「それを作れば…」という声を聞いたバンビたちは、「何かを作れば誰かが来る」というセリフがある映画を知った。物を作って大切な人が生き返るという映画の物語に習い、バンビたちはぶっさんが好きな風俗店やカフェ、飲食店を作って空地で報告するが、声は、違うと答える。
野球場が閃いたバンビは退職届を出し、空地に球場を作ってぶっさんに、「ばいばい」を言おうとアニとマスターを誘った。
3人がキャッツスタジアムを完成させると近くの茂みで爆発が起き、うっちーとゾンビの集団が走ってくる。マスターが捕まった日、訓練所に逃げ込んだうっちーは自衛隊に入隊したが、教官・杉本の指導に耐えられず脱走した。ゾンビたちは、戦後、野球大会のため来日した米代表選手だった。
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のあらすじ【転】
空地の声が、うっちーの声だったと判明する。ゾンビ長はバンビたちに、帰国時に船が沈没し船内に残った宝を引き上げてほしいと頼んだ。バンビ長が自衛隊に協力を要請すると、うっちーを追っていた杉本が現れ、うっちーは逃走する。バンビたちは杉本にぶっさんや自分たちの近況を話すが、杉本はバンビたちが友達の死を理由にダメな自分を正当化していると言い放った。杉本は、バンビの球を打ち返す。その様子を見ていたゾンビは、杉本に自衛隊女子との野球試合を申し込んだ。ゾンビ長は、自分たちとキャッツが勝ったら船を引き上げ、負けたらキャッツ全員が入隊すると条件を出す。
バンビたちが球場の整備をしていると、ぶっさんが現れた。球場完成後に蘇ったぶっさんは、街を歩き回る中、父・公助にだけ自分が見えないと知る。また恩師に会ったぶっさんは、「あいつらにばいばい言ってねぇし。」とこぼした。
球場に、ぶっさんと共に蘇ったオジーがうっちーを連れてくる。3年ぶりに再結成した木更津キャッツアイは円陣を組み、自衛隊女子との野球試合に挑んだ。
映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
試合は盛り上がりを見せるが、ホームランを打ったオジーが消える。
試合中、22歳のぶっさんと25歳のバンビたちとで意見が食い違った。バンビたちは、最期ぶっさんに会いに行けなかったことを謝る。そしてアニが死後、自分たちを見守っていたぶっさんに、もう自分たちは大丈夫、帰ってほしいと告げるとぶっさんは了承した。バンビたちは一人ずつ、「ばいばい」と別れを口にする。
キャッチャーポジションでミットを構えるぶっさん。バッターの杉本が、ホームラン級の当たりを出すとぶっさんが球を取りに走った。球を追い、茂みに姿を消すぶっさん。この時、公助は息子の最期の姿を思い出す。公助は、ぶっさんが唯一別れの言葉を交わした人物だった。その後、ぶっさんが再び姿を現すことはなく、ぶっさんが消えた茂みにはグローブとばいばいと書かれたボールが残されていた。
キャッツは試合に負けたが、杉本は沈没船を引き上げる。ゾンビたちは宝を取り戻し、成仏した。バンビたちは、木更津でそれぞれの日常を生き始める。遺影の中のぶっさんは、笑顔を浮かべていた。
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映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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