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映画『キス&キル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『キス&キル』の概要:愛する夫は元凄腕のスパイで、何も知らない妻は夫の命を狙う賞金稼ぎの殺し屋たちの襲撃に翻弄される。そしてその黒幕は意外な人物だった。軽いタッチのアクションコメディ。2010年公開のアメリカ映画。

映画『キス&キル』の作品情報

キス&キル

製作年:2010年
上映時間:101分
ジャンル:アクション、コメディ、ラブストーリー
監督:ロバート・ルケティック
キャスト:アシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグル、トム・セレック、キャサリン・オハラ etc

映画『キス&キル』の登場人物(キャスト)

ジェン・コーンフェルド(キャサリン・ハイグル)
両親との家族旅行先でスペンサーと恋に落ちる。裕福な家庭で過保護に育てられた天然気味のお嬢様だが、純粋な心の持ち主。実は凄腕の殺し屋だったパパのことをパイロットだと信じていた。ママは自由奔放な酒飲み。
スペンサー・エイムス(アシュトン・カッチャー)
大学時代にスカウトされてCIAのスパイになった。平凡な家庭に憧れており、ジェンと結婚してからはスパイ活動をやめて建築家の仕事をしていた。しかし、謎の黒幕に命を狙われる。

映画『キス&キル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『キス&キル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キス&キル』のあらすじ【起】

アメリカ合衆国CIAは標的レベノーをフランスのニースで発見し、その暗殺をスパイのスペンサーに指示する。同じ頃、アメリカからコーンフェルド家の3人がニースへ向かっていた。口ひげを蓄えたたくましいパパとお酒が大好きなママは一人娘のジェンを溺愛しており、いつまでもジェンを子供扱いして何かと口出ししてくる。

海沿いの高級リゾートホテルへ到着したジェンは、自分の部屋へ行く途中で水着姿のスペンサーと出会う。ジェンはイケメンのスペンサーからディナーに誘われ、大喜びでドレスを買いに出かける。その頃スペンサーは忠実に任務を遂行し、ヘリコプターに爆弾を仕掛けていた。

その夜、スペンサーはヘリが爆発したのを確認してジェンとクラブへ飲みに行く。スパイであることを隠して各地を転々と移動しているスペンサーは、平凡な結婚生活に憧れていた。ジェンは冒険を嫌う平凡な自分にコンプレックスを持っていたが、スペンサーにはそこが良かった。2人はあっという間に恋に落ち、スペンサーは仕事を辞めるとボスに告げる。ボスは許してくれなかったがスペンサーは強引に仕事を抜け、ジェンのパパに結婚の許しを乞う。意外にもパパはあっさり承諾してくれた。

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映画『キス&キル』のあらすじ【承】

3年後。スペンサーとジェンは郊外に一軒家を構え、ラブラブの結婚生活を送っていた。スペンサーは建築の仕事につき、ジェンはソフト開発の会社で働いていた。スペンサーの誕生日が近づき、ジェンは思い出の場所ニース行きの航空券をプレゼントする。しかしスペンサーはつれない反応で、ニース行きはキャンセルとなる。しかもジェンはスペンサーの誕生日当日にシスコへ出張するよう上司から命令されてしまう。

スペンサーは近所のリリー夫婦や会社の同僚たちとも親しくなり、平和な日々を楽しんでいた。しかしスペンサーのオフィスにかつてのボスから“会いたい 愛を込めて”というメッセージつきのハガキが届く。スペンサーはすぐボスへ連絡して依頼を断る。自分の身に危険が迫っていることを察知したスペンサーは、隠し持っていた銃を装備する。そこへパパがスペンサーを迎えにやってきて、ボスからのハガキを見る。スパイだった過去をみんなに隠しているスペンサーは何とかその場を誤魔化すが、パパは不審に思っていた。

自宅ではジェンがサプライズパーティーの準備をしており、帰宅したスペンサーを大勢の友人たちとともに迎えてくれる。スペンサーはジェンの気持ちに感謝しつつも心ここに在らずで、ジェンはそんなスペンサーに不安を覚える。

映画『キス&キル』のあらすじ【転】

翌朝、ジェンは出張へ出かけ、自宅にはスペンサーと昨晩ここに泊まったスペンサーの同僚のヘンリーが残される。すると突然ヘンリーが包丁を持ってスペンサーに襲いかかってくる。実はヘンリーはスペンサーの命を狙う殺し屋だった。2人がもみ合っていると、スペンサーの様子に不安を抱いていたジェンが戻ってくる。ジェンは訳がわからないままスペンサーの指示でヘンリーに銃口を向け、腕を撃つ。ヘンリーの話からスペンサーには2000万ドルの賞金が懸けられ多くの殺し屋が彼の命を狙っていることがわかる。

その言葉通り、自宅内にはマシンガンが撃ち込まれ、スペンサーはジェンを連れて車で逃げる。ヘンリーがその後を追いかけ、激しいカーチェイスとなる。格闘のすえ、何とかヘンリーを始末することに成功したが、ジェンはスペンサーが過去に15人も人を殺したと聞いて大きなショックを受ける。しかしグズグズしている暇はなく、2人は黒幕を知るためボスに会いに行く。しかしボスはすでに殺されていた。その手口から、スペンサーはこれが熟練の殺し屋の仕業であると予想する。

ヘンリーのパソコンを調べるために向かったオフィスでも同僚のヴィヴィアン、オリビア、配達員にまで襲われる。しかもジェンはスペンサーの子供を身ごもっていた。

映画『キス&キル』の結末・ラスト(ネタバレ)

2人は必要なものを取りに自宅へ帰る。2階へ行ったスペンサーは、近所のリリー夫婦に襲われる。下にいたジェンは物音を聞いて台所へ向かう。するとジェンの同僚のクリステンがママに銃口を突きつけて裏口から入ってきた。しかしクリステンもまた何者かに撃ち殺される。殺したのはパパだった。リリー夫婦を片付けて台所へ来たスペンサーとパパは互いに銃口を向けあう。

実はパパもスペンサーと同じスパイで、ボスを殺した熟練の殺し屋はパパだった。パパはニースでスペンサーがヘリを爆破したことも知っており、ジェンと結婚してからもスペンサーのことを疑っていた。ボスからのハガキを見てスペンサーが自分の命を狙っていると勘違いしたパパはスペンサーの暗殺を指示。賞金稼ぎの殺し屋たちが一斉に動き出したのだった。スペンサーは銃を下ろし、自分が本当にスパイを辞めたことを信じてもらう。ジェンは4人で「信頼の輪」を作り、赤ちゃんの顔が見たければ2度と殺しをしないことをパパとスペンサーに誓わせる。

後日、ジェンは可愛い男の子を出産し、お守りを両親に任せてスペンサーとデートに向かう。しかしスペンサーは未だに昔の習慣が抜けず、子供部屋に赤外線センサーを張り巡らせるのだった。

映画『キス&キル』の感想・評価・レビュー

こういったスパイラブコメ?映画といえば、他にもMr&Mrsスミス、バッドバディなどが挙げられるが、こちらの作品の魅力としては、天然気質のお嬢様と、心配性でやり手のスパイという相反する2人が恋に落ちていくラブコメ的な要素と、スパイ映画にはかかせない見応えのあるアクションシーンなど、色々な角度での楽しみ方が盛り込まれている所である。父親も実は殺し屋であったりと、隠し事や勘違いから生まれるやりとりや、最終的に母親となったヒロインが独特のやりとりで全てをしっかりまとめるというオチで、なんだかんだホッコリしてしまう、不思議な魅力のある作品となっている。(男性 30代)


まさかと思う事実が徐々に発覚していき、見ていくうちにはまりだす映画である。スパイ映画、コメディ、アクション、ラブストーリー、すべて該当する。ジェンの天然気質な性格や、スパイならではの心配性のスペンサーとのやり取りなど、面白くて笑えるシーンが特に好きだ。父親が夫を殺そうとしているのを、ジェンのやりかたで回避したところも見所である。激しいアクションシーンも、わくわくしながら見れるため、自然と夢中になって映画をみてしまう。(女性 20代)


過保護な親を持つジェンとスパイのスペンサーがパリの旅行でたまたま出会い恋に落ちます。スパイを引退しジェンと穏やかな生活を送っていたはずのスペンサーに突然事件が起こります。なんと彼の命が狙われることに。

味方か敵か、誰も信じることができない中、何も知らないジェンは戸惑いながらも夫を信じ最後には愛する夫のために戦うことを決意。
笑いあり、けんかをしながらも息の合ったアクッションで盛り上がった後には予想外の結末が待っています。(女性 20代)


物語の舞台が素敵で、ジェンとスペンサーが恋に落ちるシーンはドキドキした。殺し屋が登場したり夫がスパイだったり悲壮感が出そうな物語だが、笑えるシーンがたくさんあり最後まで楽しめた。まさか、ジェンのパパが殺し屋だとは思わなかった。驚きあり、爽快感あり、トキメクシーンありで、盛りだくさんな物語だった。普通のラブコメディ映画に飽きたという人に、ぜひともおすすめしたい。ハッピーエンドで終わるので、楽しい余韻に浸ったまま見終わることができるのも良い。(女性 30代)


内容はスパイアクションですが、実態はラブコメでしょうか。アクションもあるのですが、そこに重きを置いてはいないことが観ていてわかります。
アシュトン・カッチャー主演の本作は、深く考えずに軽い気持ちで観るにはピッタリだと思います。恋人同士のストーリーかと思いきや、夫婦設定というのもなぜか笑えてしまいました。
ドタバタしてからの結末は、まったく身構えていなかったので意表を突かれました。
ベタベタなラブ・ストーリーが苦手な女性にもオススメです。(女性 20代)


スペンサーが、自分の仕事についての秘密を妻ジェンに打ち明けてからが、全てにおいて急激に面白くなっていきます。友人や仕事仲間、身近な人間が、突然スペンサーの命を次々と狙い、展開が予測不能でスリル満点です。身内同士で銃を突きつけ合うラストは、思わず疑心暗鬼に陥りそうです。しかし、テンポが良くノリが軽いため重苦しくありません。スパイ映画といえますが、同時に夫婦や親、ご近所さんなど、リアルな人間関係を描いたシーンも程よく挿入されています。(女性 30代)


笑い、アクション、ラブストーリー、家族愛など沢山の要素が詰まった今作は、主演のアシュトン・カッチャーがとにかくカッコイイです。彼が演じるのは神経質なスパイ。そしてその妻は夫がスパイだなんて知る由もない、天然のお嬢様。この正反対な2人の組み合わせがとても面白くて、自然と笑顔になってしまう作品でした。
敏腕の殺し屋たちに狙われる夫。その黒幕は意外な人物でした。おっとりしていて、天真爛漫な妻がとても可愛らしく、殺し屋の登場やアクションシーンがあってもなんだかほっこりしてしまいます。(女性 30代)

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