この記事では、映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0050421
製作年 | 2019年 |
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上映時間 | 167分 |
ジャンル | アニメ 戦争 ヒューマンドラマ |
監督 | 片渕須直 |
キャスト | のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 |
製作国 | 日本 |
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の登場人物(キャスト)
- 北條 / 浦野すず(のん)
- 広島市で生まれ育つ。想像力が豊かで絵を描くのが得意。おっとりしているが、素直で芯のある女性。
- 北條周作(細谷佳正)
- 呉鎮守府の書記官。口数が少なく真面目な性格。すずに一目惚れして結婚を申し込む。
- 黒村径子(尾身美詞)
- 周作の姉。きつい性格で最初はすずを受け入れないが、徐々に心を開く。
- 黒村晴美(稲葉菜月)
- 径子の娘。すずにとても懐いていて、軍艦の知識が豊富。
- 水原哲(小野大輔)
- すずの幼馴染。海軍に入隊し、重巡洋艦の乗組員になる。すずとは互いに想いを寄せていた。
- 浦野すみ(潘めぐみ)
- すずの妹。女子挺身隊として工場に動員された。
- 白木リン(岩井七世)
- 呉にある遊郭の遊女。貧しい家庭に生まれ、辛い過去を持つ。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のあらすじ【起】
広島に住むすずは、兄の代理で家業の手伝いをしていた。ある日、男の子と一緒に誘拐されそうになるが、すずが機転を利かせて逃げ出すことに成功した。その数年後、草津にある祖母の家を訪れた際に座敷童と出会う。少し目を離すと、座敷童はいなくなっていた。誘拐されそうになったり座敷童に会ったりと、幼少期のすずは不思議な体験をしていた。
小学校に通うすず。おっとりした性格もあり、ガキ大将の水原に目を付けられていた。ある日の授業で絵を描く課題が出された。絵が得意なすずは、兄を事故で亡くして気落ちする水原に代わり風景画を描いた。これをきっかけに、すずと水原の距離が少しずつ縮まっていくのであった。
すずが18歳になったある日、呉の北條家から嫁入りの話が飛び込んできた。急な話に戸惑うが断る理由も見つからず、北條家に嫁いでいった。ろくに会話もできていなかったが、結婚式の夜になり、ようやく夫の周作と話をすることができた。マイペースなすずは急な環境の変化にもうまく適応し、妻としての役割をこなしていった。
ある日、周作の姉である径子が娘の晴美を連れて帰ってきた。その後、一度は嫁ぎ先に戻った径子であったが、建物疎開で下関に行く事を拒み、離縁して再び呉の家に帰ってきた。
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映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のあらすじ【承】
一生懸命に家事をこなしていたすずであったが、ちょっとした失敗で北條家の貴重な砂糖を水に溶かしてしまった。砂糖を買うため闇市に行ったすずは、道に迷ってしまう。そこで遊女の白木と出会い、帰り道を教えてもらった。お礼に得意の絵を描くが、渡しそびれてしまう。
後日、すずが病院から帰る途中、絵を渡しに白木を訪ねる。字が書けない白木に代わり、お客さんが書いてくれたメモを見せてもらった。そのメモが周作のノートの一部だと気づいたすずは、過去に周作と白木に何らかの関係があったことに気付いた。過去を語らない周作に対して、すずは不安を募らせていった。
その冬、重巡洋艦の乗組員になっていた水原が北條家を訪れた。水原に対して自分の知らない表情を見せるすずに、穏やかにはいられない周作。その夜、水原はすずに自身への想いを確かめるが、すずの心は周作を選んだ。水原はすずがいつまでも普通でいることを願い、翌朝早く出ていくのであった。
昭和20年3月、畑で空襲にあったすず。それ以降、たびたび続く空襲警報に戦争が近づいていることを感じていた。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のあらすじ【転】
翌月、満開の花見を家族で楽しむすずは、偶然白木と出会った。周作と白木の再会に不安を募らせていたが、二人はすれ違いざまに軽く会釈をするだけだった。
昭和20年5月、空襲が多くなってきていた。軍で航空機開発をしていた周作の父は、多忙で帰れない日が続いた。周作は海兵団の軍事教練により3カ月間家を空けることになった。すずは周作に自分の気持ちを伝え、不安を押し殺して見送るのであった。
すずは周作の父が入院したことを知り、径子と晴美の疎開を見送りがてら見舞いに行くことにした。径子が切符を買う間に、すずと晴美は病院へ向かった。その帰り道に空襲に巻き込まれ、晴美は時限爆弾により亡くなってしまった。すずも大切な右腕を失った。径子はすずを責め続けた。右手を失い、大切な晴美を失い、自分を責め続けるすず。軍事教練が中止になり帰ってきた周作の腕の中で、すずは気を失った。
昭和20年7月、戦争はさらに激化していた。右手を失い、家事もまともに出来ないすずは、自分の居場所を見失っていた。見舞いに来た妹のすみが、広島へ帰ってくることをすずに勧めた。さまざまな感情にすずの心は耐えられず、広島に帰りたいと周作に伝えた。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の結末・ラスト(ネタバレ)
ついに広島へ帰る日になった。自分の居場所が呉には無いことを径子に話すと、径子はすずに謝った。すずと径子の関係が元に戻り、すずは呉に残ることを決めた。その時、広島に原爆が落とされた。長崎にも原爆が落とされ、戦争は終わった。日本は負けたのであった。
仕事のため出掛ける周作を見送るすず。焼け野原になった遊郭の跡地に白木の存在を思い出す。海岸では、大破した重巡洋艦を見つめる水原を見つけた。これからも笑顔で生きていくことを胸に、すずは水原のうしろを黙って通り過ぎた。
昭和21年、すずは生き残った妹のすみを見舞いに広島に帰った。母は行方知れず、父は亡くなり、すみは原爆症に苦しんでいたのだ。そんな状況のすみを元気づけようと、すずは想像の物語を話した。
爆心地となった広島の惨状を目の当たりにしたのち、すずは周作と再会した。この世界の片隅で自分を見つけてくれたことに感謝し、これからも一緒に生きていくことを願った。
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の感想・評価・レビュー
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映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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