この記事では、映画『コントラクト・キラー』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『コントラクト・キラー』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0071863
製作年 | 1990年 |
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上映時間 | 79分 |
ジャンル | コメディ サスペンス |
監督 | アキ・カウリスマキ |
キャスト | ジャン=ピエール・レオ マージ・クラーク ジョー・ストラマー セルジュ・レジアニ |
製作国 | フィンランド イギリス ドイツ スウェーデン |
映画『コントラクト・キラー』の登場人物(キャスト)
- アンリ・ブーランジェ(ジャン=ピエール・レオ)
- ロンドンの水道局で働くフランス出身の中年男性。働きぶりは真面目だが、人と関わるのが苦手で孤独に暮らしている。
- マーガレット(マージ・クラーク)
- アンリのアパートの前のパブで花売りをしている女性。アンリから求愛される。
- 殺し屋(ケネス・コリー)
- アンリの依頼でギャングから差し向けられた殺し屋。病を患っており、余命わずかと宣告されている。
映画『コントラクト・キラー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『コントラクト・キラー』のあらすじ【起】
ロンドンの水道局で真面目に働くフランス人の中年男アンリは、人付き合いができず友人も恋人もおらず、職場でも孤立していた。
ある日、アンリは上司に呼び出され、外国人労働者を対象にした人員整理という名目で突然解雇されてしまう。15年間勤め上げたアンリだったが、その慰労に渡されたのは安物の金時計1本だけだった。
絶望したアンリは首を吊って自殺を図るが、フックが外れて失敗してしまう。今度は一酸化炭素中毒で死のうと台所に向かう。しかし、ちょうどガス会社がストライキを決行しておりガスが止まってしまっていた。ことごとく死に切れないアンリ。
次の日、新聞欄にコントラクト・キラー(殺しの請負い)の文字を見つけたアンリは、自分で自分の殺害を依頼しようと考える。全財産を用意し意を決して殺し屋のいる酒場へ向かったアンリは、ギャングのボスに金を渡し、殺してほしい人物の写真を手渡す。そこに写っていたのがアンリ自身だったことにボスは驚きつつも、殺し屋を仕向けると伝える。
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映画『コントラクト・キラー』のあらすじ【承】
次の日、アンリは部屋で殺し屋を待つが、夜になっても一向に現れない。しびれを切らした彼は、「向かいのパブにいる」とメモを残し部屋を出る。
アンリがやけくそになってウィスキーを飲みタバコをふかしていると、花売りの女・マーガレットが店に入ってくる。彼女に一目惚れしてしまったアンリは、酔っ払った勢いで彼女を誘う。マーガレットは、自分の住所をコースターに書いてアンリに渡す。そんな2人の様子を、ようやくやってきた殺し屋が陰で見ていた。
部屋に戻ったアンリはメモがなくなっていることに気づき、一瞬で酔いが覚める。殺し屋がやってきたことに気づき、急に怖くなったアンリは慌てて部屋から逃げ出す。そして、マーガレットにもらった住所を頼りに、夜明けまで歩いて彼女の家へ向かう。
マーガレットの家に着くと、アンリはマーガレットに事情を話し「君に出会ったから死ぬのを思いとどまった」と告げる。
映画『コントラクト・キラー』のあらすじ【転】
アンリは依頼をキャンセルしに酒場に向かうが、店は取り壊されてなくなっていた。一方アンリの部屋に荷物を取りにきたマーガレットは、密かに張り込んでいた殺し屋に後をつけられアパートの場所を知られてしまう。
その夜、殺し屋はマーガレットのアパートに押し入るが、花瓶で殴られ気絶する。2人はその隙に逃げ出し、場末の安ホテルに身を隠すことにする。
どうも落ち着かずアンリは外出することにした。街をぶらぶらしていると、強盗が宝石店に押し入っている現場に出くわす。通りすがりのアンリに気づき驚いた強盗犯は、誤って店主に銃を発砲する。そのままアンリに銃を持たせて逃げてしまい、彼は無実の罪を着せられてしまう。
いつものように花売りに出ていたマーガレットがホテルに戻ると、アンリは手紙を残していなくなっていた。悲しみに暮れるマーガレットだったが、フロントの老夫がハムステッドの墓地でアンリを見かけたと教えてくれる。
マーガレットは墓地の近くにあるハンバーガー店で働いているアンリを見つけ、再会を喜ぶ。
映画『コントラクト・キラー』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌朝、マーガレットは、海外へ一緒に逃げようとアンリに話を持ちかける。渋々ながらアンリはそれを了承し、2人は夜9時に駅で落ち合う約束をする。
その夜、宝石強盗をしようとした2人組が真犯人として逮捕されたことを新聞で知ったマーガレットは、アンリの疑いが晴れて喜ぶ。
一方、殺し屋は癌で余命わずかだと医師に宣告されていた。離れて暮らす娘が心配して家にやってくるが、金を渡して冷たく追い払う。彼は最後の仕事を遂行するため、アンリの元へ向かう。
アンリは待ち合わせの駅に向かうため出発するが、そこに殺し屋が現れ追い詰められてしまう。しかし殺し屋は、アンリを殺そうとはせず「自分は癌に冒されていてもう長くない」と告白する。そして、アンリに向けていた銃口を自らに向け自殺する。
その後、アンリとマーガレットは駅で無事に落ちあうことができたのだった。
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映画『コントラクト・キラー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『コントラクト・キラー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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