この記事では、映画『オアシス』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『オアシス』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0046460
製作年 | 2002年 |
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上映時間 | 133分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ ラブロマンス |
監督 | イ・チャンドン |
キャスト | ソル・ギョング ムン・ソリ アン・ネサン チュ・グィジョン |
製作国 | 韓国 |
映画『オアシス』の登場人物(キャスト)
- ホン・ジョンドゥ(ソル・ギョング)
- 29歳。ひき逃げで捕まり服役していたが、刑期を終え出所。以前からことあるごとに問題を起こし前科三犯。家族には邪魔者扱いされており、社会に馴染めないまま30歳を迎えようとしている。
- ハン・コンジュ(ムン・ソリ)
- ジョンドゥが交通事故で死なせてしまった清掃員の娘で、重度の脳性麻痺を抱えている。兄夫婦と一緒に同じアパートで暮らしながら、不自由な体ゆえ日々空想の世界に浸っている。
- ホン・ジョンイル(アン・ネサン)
- ジョンドゥの兄。勤めていた会社を辞め、修理工場を経営。ジョンドゥのことを疎ましく思いながらも、仕事を紹介するなど面倒をみている。
- ホン・ジョンセ(リュ・スンファン)
- ジョンドゥの弟。出所したてで無銭飲食をして捕まったジョンドゥを警察まで迎えにいく。
- ハン・サンシク(ソン・ビョンホ)
- コンジュの兄。妻、妹のコンジュと古いアパートで一緒に暮らしていたが、妻と共に引っ越しコンジュをアパートに置き去りにする。
- ジョンイルの妻(チュ・グィジョン)
- 何かと問題を起こすジョンドゥのことを露骨に嫌っている。
- サンシク夫妻の隣に住む主婦(パク・ミョンシン)
- サンシクから金を受け取り、コンジュの面倒を見ている。
映画『オアシス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『オアシス』のあらすじ【起】
29歳のホン・ジョンドゥは、交通事故による過失致死罪で服役していたが、その刑期を終えて出所した。前科三犯のジョンドゥは、家族から疎まれており刑務所まで迎えに来る者は誰一人いなかった。
ジョンドゥは母のために服を買って実家に帰るが、家族はすでに引っ越してしまっていた。途方に暮れるジョンドゥは、飲食店で無銭飲食をして警察に捕まってしまう。ジョンドゥは、連絡を受けて迎えにやってきた弟のジョンセと家族の新居へ向かい、ようやく家族と再会することができた。しかし、兄のジョンイルや兄嫁、母にまで鬱陶しがられ温かく迎えられることはなかった。
2日後、ジョンドゥは自分が死なせてしまった被害者の家族に謝罪をするため、彼らが住むアパートを訪ねる。被害者の息子ハン・サンシクは引っ越しの最中で、怒って彼を追い返す。サンシクとその妻は自分たちだけ引っ越し、脳性麻痺の障害を抱える妹コンジュを置き去りにしようとしていたのだった。
ジョンドゥは、夫婦が出ていったあとコンジュのところに戻り、果物のバスケットを置いて部屋をあとにする。
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映画『オアシス』のあらすじ【承】
ジョンドゥは、兄のジョンイルが話をつけてくれた中華料理店の出前配達として働くことになるが、要領の悪さから配達の帰りが遅くなって店から締め出されてしまう。ジョンドゥはそのまま配達バイクでコンジュに会おうと彼女のアパートに向かうが、思い直してそのまま帰ることにする。
そして、その帰り道で転倒事故を起こしたジョンドゥは、いつものように兄ジョンイルから説教を受け、ジョンイルの妻からは「あなたは家族のお荷物だ」とはっきり言われてしまう。
その翌日、ジョンドゥは花束を持ってコンジュのアパートを再び訪ねる。隣の部屋に住む主婦にたまたま出くわしたジョンドゥは、コンジュに花束を渡してほしいと頼む。そのまま立ち去ったふりをするジョンドゥだったが、女が鍵を隠した場所を密かに盗み見ていた。ジョンドゥはその鍵でコンジュの部屋に忍び込む。
コンジュに対して好意を抱くジョンドゥは、自分の電話番号を教え、そのままコンジュの体を奪おうとする。必死に抵抗するコンジュだったが、ショックのあまり気絶してしまう。パニックになったジョンドゥは、彼女を浴室に運び水をかけて起こしたあとアパートを立ち去る。
映画『オアシス』のあらすじ【転】
サンシク夫妻は、国が用意したコンジュ名義の障害者向けマンションに自分たちが入居し、古いアパートに置き去りにしたコンジュの世話を隣家の女性に金を渡して任せていた。定期で入る行政の検査のときだけ、コンジュを障害者向けマンションに連れてきて同居しているように偽装していたのだ。
コンジュはジョンドゥに電話をかけ、「なぜ自分に花束をくれたのか」と尋ねる。それにジョンドゥはうまく答えられなかった。直接会って話をしようと思ったジョンドゥは、再びコンジュの家を訪れ、お互いを「お姫様」「将軍」と呼び心を通わせていく。
コンジュは、夜になると自分の部屋に飾られている「オアシス」という絵に、街路樹の影が重なって怖いとジョンドゥに話す。そんなコンジュのためにジョンドゥはおまじないを唱えてあげる。
中華料理店をクビになったジョンドゥは、兄ジョンイルに頼み込み彼の自動車整備工場で働かせてもらうことになる。
ジョンドゥはコンジュを食事に連れ出すが、訪れたレストランで追い払われ、仕方なく兄の工場に戻り出前を注文することにする。そしてジョンドゥは、客の車を勝手に持ち出してコンジュと街へドライブに繰り出し楽しいひとときを過ごすが、当然のごとく兄からその行動を咎められる。
映画『オアシス』の結末・ラスト(ネタバレ)
数日後、ジョンドゥが母の誕生パーティーにコンジュを連れてきたことで、家族は気まずい雰囲気になる。ジョンイルはついに堪忍袋の尾が切れジョンドゥに掴みかかるが、間に入った弟のジョンセが「ジョンドゥ兄さんは、事故を起こしたジョンイル兄さんの身代わりになった」という真実を暴露してしまう。
その後、コンジュとジョンドゥはアパートに戻り愛し合うが、そこへたまたまサンシク夫妻がやって来る。強姦と誤解されたジョンドゥは、またしても警察に逮捕されてしまう。コンジュは彼の疑いを晴らそうとするが、うまく伝えることができない。
アパートに連れ戻されたコンジュは「オアシス」の絵に映る影に怯えていた。その時、警察署を脱走してきたジョンドゥがアパートの外の木によじ登り、木の枝を切り始めた。それに応えるかのように、コンジュはラジオのボリュームを目一杯に上げた。
結局ジョンドゥは再度警察に連行されてしまった。
月日が経ち、コンジュの元に服役中のジョンドゥから手紙が届く。そこには、刑務所の中の暮らし、出所したらまた美味しい料理を食べさせてあげると綴られていた。
それを読んだコンジュは、思わず幸せそうな表情を浮かべるのだった。
映画『オアシス』の感想・評価・レビュー
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映画『オアシス』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『オアシス』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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