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映画『カンフー・パンダ2』あらすじネタバレ結末と感想

映画『カンフー・パンダ2』の概要:2008年の「カンフー・パンダ」の続編であり、龍の戦士となったパンダのポーの生い立ちを含めた物語である。マスター・ファイブと共に平和を守っていたポーだが、ある山賊達の来襲で自分の出生を思い出して行く。

映画『カンフー・パンダ2』 作品情報

カンフー・パンダ2

  • 製作年:2011年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:アクション、コメディ、アニメ
  • 監督:ジェニファー・ユー・ネルソン
  • キャスト:ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマン、ルーシー・リュー etc

映画『カンフー・パンダ2』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『カンフー・パンダ2』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『カンフー・パンダ2』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『カンフー・パンダ2』 あらすじ【起・承】

「龍の戦士」として山賊から住民を守ろうとし、マスター・ファイブと一緒に戦っていたパンダであり、カンフー使いのポー。しかし、山賊の肩の印を見てデジャブに襲われる、どこかで見たような?自分の出生が気になったポーは父親の店に一時戻り、自分はパンダで父は鳥だが、子供の頃の話をして欲しいと頼む。
簡単な「拾った」位の説明しかしてくれない父親だったが、ポーは老師の命により、孔雀のシェン大老を倒しに旅立つ事に。

ゴンメン市の最強のサイが亡くなったと聞き、驚くポーとマスター・ファイブ。
シェン大老は火を吹く武器により中国を制圧する野望に燃えていた。シェン大老を止めないとカンフーに終わりが訪れると危機を諭されポー達は谷を出る。
武器を壊し大老の野望を止めろと言われたが、覚えたてだしなど自信はイマイチないポー。父は旅の荷造りをしてくれ、送り出すが内心戦士となった息子を寂しく心配していた。

巧みな動きで大老の元に向かうマスター・ファイブ達と、必死で動くポー。
船の上で特訓しながら進むポーとマスター・タイガー。

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映画『カンフー・パンダ2』 結末・ラスト(ネタバレ)

シェンに使える占い師の話しでは、白と黒の戦士によりシェンの道は阻まれると予言が出る。占いに憤慨したシェンはパンダの出現に慌て、パンダを捕まえ連行する事を部下達に命じる。

護衛が厳しい為、慎重に進む一同。助けた町民によりゴンメン刑務所に助っ人となるワニとウシがいると言う情報を得たポー達は刑務所を目指す。
牢の鍵を開けたポーだが、マスター・ワニとマスター・ウシは出ようとしない。
自分達が立ち向かえばシェンは武器を街に向けるであろうと動こうとしない。

牢に来た護衛を追うと、気がつけば城の広場に来ており、護衛達に囲まれてしまっていた。
手錠や檻に入れられ、あと少しで武器に点火と言う時に、カマキリとヘビが鍵を開け、武器を破壊。
しかし生後の記憶を思い出しかけ固まってしまったポーはシェンに逃げられ、武器の攻撃をくらってしまう。再び牢に戻ったポー達だが、タイガーにシェンを逃したことで責められ、自分が両親と別れた時にシェンが居た、自分の秘密をシェンなら知っていると話す。

ポーを置いてマスター・ファイブは武器を積んだ船を追う、こっそり単独で船を追ったポー。シェンと対峙し、武器より弾丸を受けてしまったポーは、川で失神していたところをシェンの元を解雇された占い師に助けられる。
気が付くとそこはシェンに侵略された故郷だった。

全てを思い出したポーは、両親や故郷の敵を取るべく、再びシェンの元に向かう。
拘束されたマスター・ファイブ達は武器と一緒に港に運ばれようとしていた。
駆けつけた師匠である老師、マスター・ワニ、ウシと共に船で運河を塞ぐが、シェンは弾を放つ。

爆破され散り散りになった一同だが、止めで打たれた弾をポーは弾き、シェンに打ち返す。
シェンを倒したポーは父の元に戻り、自分は父さんの息子だと話す。
遠くの地では死んだはずのポーの本当の父親が新たにパンダの村を作っていた。

映画『カンフー・パンダ2』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『カンフー・パンダ2』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

音楽と絡めながらの動き

前作である「カンフー・パンダ」の時からノリの良い映画ではあったが、今作は特に中華テイストがアップしており、戦闘シーンなどでも助けられる側のモブが楽器を弾いているのをそのままBGMとしていたり、など工夫がなされている。
前作ではポーの戦士になるまでの奮闘ぶりがメインだった為に、音楽より映像に目を奪われる傾向があったが、今作は音楽と合わせたキャラクター達の戦闘や、動きに注目するとレベルアップ感が感じられ楽しめる。
カンフーの使い手としてはやはり何度見ても巧みな動きのマスター・ファイブ達の連携や、成長し動きが俊敏になりつつあるポーなど、全作と見比べるとさらに楽しめる。
逆に全作を観ていない人には、最初の設定やキャラクターとの関係性がわからない部分もあるので、うっすら内容を知ってから観る事をお勧めする。

親子関係とポーの強さ

ダメダメメタボなパンダであるはずのポーだが、無事に龍の戦士となり、戦って守っていく中で、自分の生い立ちや親子関係を見つめていく強さに注目したい。
親子関係も種族が違えど(鳥の父と息子はパンダ)、甘甘な感じの親子関係でもあり、真剣なシーンでも笑える要素があるのでどうにも決まらない残念さを楽しむと良い。
ポーの赤ちゃんパンダ時代の姿が可愛さ溢れているので、メタボパンダでなく可愛いパンダ好きの人には萌え度が高いはずである。
餌付けしていく父親の包丁さばきも必見。今回は影絵の様な中華テイストも増えているので、少し雅な雰囲気もアップしておりキャラクターの衣装など凝った造りにも気をつけて観ると良い。


前作ではお腹ぽよぽよで、何をしてもダメダメだった普通のパンダだったポーが龍の戦士となり、マスターファイブたちと平和を守る今作。ポーの声を演じているジャック・ブラックとポーのイメージがピッタリすぎて、至る所でジャック・ブラックっぽさを感じることが出来るでしょう。
今作はシェンの陰謀を阻止する任務以外にも、自分の出生の秘密にも迫っていてポーが色々なことを考え、成長していく姿も見ることが出来ました。
シリーズ通して楽しめたので、続編も鑑賞してみようと思います。(女性 30代)


様々な部分で前作よりもレベルアップ。前作を楽しめたならこれも楽しめるはず。前作を観てない方は先に前作を観ていないと、人間関係(?)がイマイチ分からないかもしれない。
ストーリーはまあよくある展開と言えばそれまで、しかしそれは大きな問題ではない。十分に魅力的な世界観の中で、主人公が皆に応援されて成長する姿にカタルシスを得られる。それにしても「自分は何者なのか」はどこの国の人にもメジャーなテーマなのだなとあらためて思った。(男性 40代)

映画『カンフー・パンダ2』 まとめ

今回の2は、完全に前作である「カンフー・パンダ」を観ていない人には、入りにくい内容になっているのが少し気になる点。それ以外は、既に「龍の戦士」として平和を守り、マスター・ファイブとも良い関係を築けているポーの活躍は見所満載である。
何故パンダがカンフーをしていて、どの様な経由で皆が敬う「龍の戦士」になれたかなど、マスター・ファイブとの連携の良さなどは前作を見てから今作を観る事をお勧めする。
音楽や映像は相変わらず上質で、細かい点まで造りが綺麗である。回想シーンで、アニメ的な絵柄になるのも新鮮。
また、前回より相手の城責めと言う面から冒険度が高くなっているのでアクションにも注目大である。

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次作 カンフー・パンダ3
前作 カンフー・パンダ

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