映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の概要:野原しんのすけが暮らしている町で、皆で同じ夢を見るという奇妙な事件が起こっていた。しかも、大人達は悪夢に魘されていたのだが、子供達は自分が望む夢を見て楽しんでいた。時を同じくして、しんのすけが通う幼稚園に転校生がやって来る。
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の作品情報
上映時間:97分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、アニメ
監督:高橋渉
キャスト:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ etc
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映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の登場人物(キャスト)
- 野原しんのすけ(矢島晶子)
- 5歳。母親みさえ、父親ひろし、妹ひまわり、ペットのシロと一緒に暮らしている。終始ふざけた態度を取り周りを呆れさせるが、友人思いの優しい性格。
- 風間くん(真柴摩利)
- 政治家になるのが夢。しんのすけの友人で、同じ幼稚園のひまわり組に通っている。アイドルが好き。
- ネネちゃん(林玉緒)
- アイドルになるのが夢。しんのすけの友人で、同じ幼稚園のひまわり組に通っている。気の強い性格で、自分の思い通りにならないと怒る。
- マサオくん(一龍斎貞友)
- 漫画家になるのが夢。しんのすけの友人で、同じ幼稚園のひまわり組に通っている。気弱で大人しい性格。
- ボーちゃん(佐藤智恵)
- 石になるのが夢。しんのすけの友人で、同じ幼稚園のひまわり組に通っている。石がとにかく好きで、集めている。博識。
- 貫庭玉サキ(川田妙子)
- しんのすけが通う幼稚園に転校してきた女の子。気が強い性格だが、本当は寂しがり屋で、自分の気持ちを素直に言えない性格。母親が自分を庇って亡くなってしまったことを気にして、悪夢を見るようになる。母親から貰ったバクのぬいぐるみを大切にしている。
- 貫庭玉夢彦(安田顕)
- サキの父親。科学者。サキの悪夢を取り除くため、他人の夢の力を利用する。不器用ながらも、子供に対しての愛情は深い。
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』のあらすじ【起】
野原ひろしは夢を見ていた。双葉商事の川口は自社の失態を謝罪するため、パンツ一枚で紛剃社長に頭を下げていた。だが、紛剃社長はそれでも許さず、パンツを脱ぐよう川口に指示を出した。川口が泣きながらパンツを下ろそうとしていると、「スーパーCEOマン」(野原ひろし)が現れ助けられる。スーパーCEOマンは颯爽と窓から去って行くが、魚のような巨大な生き物に飲み込まれてしまう。一方、ひろしの妻のみさえは、若いホストに言い寄られる素敵な夢を見ていた。だが、ひろしと同じように魚のような巨大な生き物に飲み込まれてしまう。娘のひまわりも、ペットのシロも、息子のしんのすけも同じように魚のような巨大な生き物に飲み込まれてしまう夢を見て、魘されていた。
朝食を食べながらひろしが新聞を見ていると、「解決!?謎の悪夢現象」という記事が目に入った。それは、隣の越谷市で起こった、集団悪夢シンドローム事件の記事だった。皆怖い夢ばかり見て魘され、特に子供達はパニックを起こして学級閉鎖をするまでになっていた。ひろしはそのことをみさえと話しているときに、昨夜見た不思議な夢のこともポロッと漏らした。すると、みさえもひまわりもシロもしんのすけも、ひろしと同じ魚の夢を見たと言い出した。ひろし達は家族全員が同じ夢を見たと知り、何だか不気味に感じた。
しんのすけが幼稚園に行くと、友人のネネちゃん・マサオくん・風間くん・ボーちゃんも同じ魚の夢を見ていた。ネネちゃん・風間くん・ボーちゃんは真剣にその夢のことを話し合っていたのだが、しんのすけは遊びまわり、マサオくんは自分が描いた漫画のことに夢中で話を聞いてくれなかった。風間くん達はそんな2人を叱った。そして、先にマサオくんの漫画を皆で読むことにしたが、全然面白くなかった。しかし、風間くんはそのことをはっきり言うことができず、苦笑いで面白いと伝えた。
しんのすけ達がいるひまわり組に、転校性の貫庭玉サキがやって来た。皆の前で自己紹介することになるが、サキは個人情報を漏らすのが嫌だからと、名前以外は話さなかった。よしなが先生は戸惑いながらも、皆に仲良くするよう呼びかけた。サキはとても可愛かったため、しんのすけ以外の男子達はサキに群がってデレデレした。ネネちゃんはそんな男子の態度に苛立ち構ってもらおうとするが、全く相手にされなかった。すると、サキがネネを突き飛ばし、群がってくる男子達に向けて馬鹿ばかりだから友達にはなれないと辛辣な言葉を吐いた。しんのすけは空気を読まず、サキに芸を見せに行くが、突き飛ばされてしまう。よしなが先生は慌ててしんのすけに駆け寄った。だが、しんのすけは全くめげていなかった。
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』のあらすじ【承】
野原一家は不思議な玉に乗って浮かんでいた。そこには、野原一家以外にも多くの人がいた。ひろし達は夢なのか現実なのか分からず戸惑った。すると、しんのすけの前に風間くん達が現れる。皆が同じ夢を見ていることを知り、ボーちゃんは「シンクロニシティ」だと呟いた。それは、人間の無意識は深いところで繋がっているという概念を表す言葉だった。皆は本当に繋がっているかを確かめるため、マサオくんの頬を引っ張った。マサオくんは痛がり、夢が繋がっていることが証明できた。
マサオくんが漫画家になる夢を見たいと呟くと、乗っていた玉が形を変え、自分が漫画家として成功している姿に変わった。その玉は見せたい夢を見せてくれるモノだった。皆それぞれ自分の夢を願った。風間くんは政治家として成功する夢、しんのすけは好きなお姉さんと出会う夢を願い、実現させた。
ひろしやみさえも子供達に倣い前回の夢の続きを見ようとするが、上手くいかなかった。すると、突然ブタのぬいぐるみが現れ、上に向かって放り投げられる。他の大人達も同じようにぬいぐるみに投げられ、不気味な魚の背から外へと放り出された。そこは荒れた土が広がる薄暗い場所だった。そこで、ひろしは会社をクビになる夢を見る。みさえはホストからおばさんとなじられ、借金の取り立てをされる夢を見る。他の大人達も同じように悲惨な夢ばかり見ていた。
サキがきつい言葉を言ったため、他の園児達と喧嘩になってしまう。園児はサキが古びたぬいぐるみを持っていることに気づき、取り上げて馬鹿にしようとした。しかし、サキはそのぬいぐるみを取り返して逃げた。園児達がサキの後を追いかけたため、幼稚園内はちょっとした騒ぎになった。しんのすけはサキを追いかけている園児達を、お尻を使って倒した。その混乱に乗じて、サキはいなくなってしまう。ネネちゃんはしんのすけに感謝の言葉を伝えずにいなくなったサキを叱りに行くが、サキの態度は相変わらず冷めたものだった。ネネちゃんはどこまでも態度を変えないサキのことが好きになるが、サキは「どうせすぐに嫌いになる」と悲しそうに呟いた。
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』のあらすじ【転】
大人達が悪夢に魘されている一方、子供達は自分の好きな夢を見て楽しんでいた。だが、風間くんは、ぬいぐるみ達が子供達の夢を吸って集めていることに気づく。マサオくんの夢は崩れ、大人達と同じ場所に放り出されてしまう。
風間くん達は悪夢を見る事件を解決するため、かすかべ防衛隊を結成することにした。しかし、悪夢を見たマサオくんは使い物にならなかった。ネネちゃんがサキを仲間に入れることを勧めたため、皆でサキの家を訪ねることにした。ネネちゃんがサキを勧誘すると、サキは1つの条件を出した。それは「サキのことを嫌いにならない」だった。ネネちゃんは了承し、サキと指切りげんまんをして約束した。しんのすけはサキの家にあったゴミ置き場を気に入り、かすかべ防衛隊の秘密基地にすることを決める。
大人達は悪夢に魘され、元気がなくなっていた。しかも、悪夢の影響で幼稚園もお休みになる。風間くんは夢の世界で皆を探し、サキと父の夢彦が何か密談している姿を見かける。風間くんはサキ達に疑いの目を向けた。現実の世界で、風間くんは夢の世界を生み出しているのはサキ親子ではないかと、サキに尋ねた。するとしんのすけ達が、仲間がそんなことをするはずがないとサキを庇った。
夢の世界で、風間くん達は夢が集められている場所に向かった。すると、そこにサキ親子がいた。やはりこの世界を作り出していたのはサキ達だった。ネネちゃんは嘘を吐いたサキを責め、大嫌いだと叫んだ。しかし、皆ぬいぐるみによって魚の外の世界に放り出されてしまう。しんのすけだけは、途中で巨大化したひまわりに食べられたため無事だった。
ネネちゃん達は怒っており、秘密基地には行かないと言っていた。しかし、しんのすけは1人でサキに会いに行った。サキは普通の夢が見られないことを打ち明けた。それで、父である夢彦が「ユメミーワールド」という世界を作り、人々から集めた「ユメルギー」を使って悪夢からサキを守っているのだ。サキ達はまた別の町に引っ越す気だった。だが、それをしんのすけが止めた。また、サキが1人ぼっちになってしまうからだった。サキはいつものようにきつい態度を取るが、思わず泣き出してしまう。
しんのすけはサキを自宅に連れて帰り、みさえ達に事情を説明した。サキは父親のことを悲しませたくない気持ちと、皆を巻き込みたくない気持ちとで、苦しんでいた。しんのすけは能天気に、サキの悪夢をバクに食べてもらえばいいのだと皆に提案した。サキがいつも大事にしているぬいぐるみは、母親から貰ったバクのぬいぐるみだった。皆バクが本当にいるか疑問を抱くが、しんのすけは夢の中にならいるはずだと自信満々に言い放った。
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の結末・ラスト(ネタバレ)
夢の世界で、しんのすけ・ひまわり・シロはサキの元に行こうとするが、ぬいぐるみと夢彦に阻まれてしまう。ひまわりとシロは魚の外の世界に排出されてしまう。しんのすけは自分の「ユメルギー」を放り投げ、ぬいぐるみ達に後を追わせた。その間にサキの元に行き、一緒に魚の外の世界に飛び出した。巨大化したひまわり・巨大化したシロ・しんのすけ・サキは、バクを探しに向かった。
みさえとひろしは子供になりきり、「ユメルギー」を生み出して魚の中の世界で夢彦を探した。夢彦はしんのすけ達の後を追い、サキを連れ戻そうとするが、みさえ達に邪魔をされてしまう。一方、しんのすけ達は途中で風間くん・ネネちゃん・ボーちゃん・マサオくんを助けていた。ネネちゃんはサキに対してまだ怒りを抱えていたが、凶暴な犬やナイフが襲って来たため、一緒に行くしかなかった。
ひまわりの「ユメルギー」が小さくなってしまったため、巨大化が解けてしまう。風間くん達は偶然見つけた選挙カーに乗り、それをシロに引かせて先を急いだ。しかし、悲惨な状況が続いていたため、マサオくん達は心身共に疲れ果てていた。ネネちゃんがサキを責めると、サキは初めて皆に謝罪の言葉を口にした。
サキが木の蔦のような形をした悪夢に襲われてしまう。しんのすけは必死にサキの元に向かおうとするが、その前に皆悪夢に飲み込まれてしまう。その悪夢はみさえ達がいる魚も噛み千切った。悪夢の正体はサキの母親だった。
目を覚ました皆は、サキの元に急いだ。すると、サキが「ユメミーワルド」を生み出す装置を壊していた。夢彦はサキを変えたしんのすけ達を責めるが、それをサキが止めた。サキはずっと1人で寂しい思いを抱えており、友達が欲しいと思っていた。しんのすけ達がやっとできた友達なのだ。しかし、サキが倒れてしまう。悪夢に取り込まれてしまっているのだ。「ユメミーワールド」の装置が壊れたため、サキの夢に入ることは不可能だった。だが、しんのすけ達子供はサキと一緒に眠り、装置を使わずにサキの夢の中に入ることにした。
サキが母の悪夢を見るのは、母が他界したからだった。実験中の事故で、偶然実験室に迷い込んでしまったサキを守るために亡くなってしまったのだ。サキは自分を責め、母は自分を恨んでいると思い込んでいた。ネネちゃんはサキを助けに行き、仲直りを果たした。しんのすけ達は夢の力を利用してバクや飛行機などに変身し、悪夢と戦った。
みさえは子供達が魘されているのを見て、しんのすけの夢を利用して自分も助けに行くことにした。みさえは悪夢に襲われているしんのすけを助けると、母親が子供を恨むわけがないという思いをサキに伝えた。そして、サキにバクのぬいぐるみを渡した。すると、サキの母親の幻影が現れた。サキは母の元に行き、謝罪しながら泣きじゃくった。母親はサキの涙を拭き、笑顔が好きだから笑ってくれと頼んだ。母親の腕の中で、サキは笑顔になった。
ネネちゃんはサキから届いた手紙を読んだ。そこには、夢彦が夢で困っている人のために、大学で仕事をしていることや、最近やっと新しい幼稚園に慣れたことなどが綴られていた。しんのすけは手紙の内容を聞く前に、寝てしまっていた。
映画『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』の感想・評価・レビュー
劇団ひとりが脚本を書いたという事で話題になっていた作品。
しんのすけ達春日部防衛隊とサキという女の子の友情を描いた内容となっている。
正直、クレしん映画の中ではこの作品が一番お気に入りである。
フタバ幼稚園に転校生としてサキという女の子がやってくるのだが、とても気が強くチーターや、ネネちゃん、風間君らと対立してしまう。
だが、しんのすけはサキを春日部防衛隊に入れたり、実は悪夢に悩まされている事を知り、お助けしようとする。そんなしんのすけにサキも心を許していく所はとても微笑ましい。又、ケツメイシの主題歌が作品としっかり合っていて、イントロを聞くだけで思わずこの映画を思い出してしまう。
エンドロールでサキを含む全員が春日部防衛隊それぞれの夢に入り、楽しく遊んでるシーンが見れるのだが、それも又素晴らしい。(男性 30代)
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