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映画『くじらびと』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『くじらびと』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『くじらびと』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0064792

製作年 2021年
上映時間 112分
ジャンル ドキュメンタリー
監督 石川梵
キャスト エーメン
イナ
ピスドニ
アガタ
製作国 日本

映画『くじらびと』の登場人物(キャスト)

エーメン(エーメン)
「ラマファ」と呼ばれる銛打ちに憧れる少年。
イナ(イナ)
エーメンの妹。天真爛漫な性格。
ピスドニ(ピスドニ)
エーメンの父親。息子には進学を勧める。
アガタ(アガタ)
エーメンの母親。バリでピスドニと出会い、一緒にラマレラへ戻ってきた。
イグナシウス(イグナシウス)
「アモタラ」と呼ばれる船大工。ある日、息子のベンジャミンを亡くしてしまう。
デモ(デモ)
ベンジャミンの兄。ラマファだったが、弟の死をきっかけに別の道を考えることになる。

映画『くじらびと』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『くじらびと』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『くじらびと』のあらすじ【起】

インドネシアのラマレラは、クジラ漁が盛んな村だった。
男たちは儀式の後、船に乗って海に出ていく。
小さなエンジン式の船に大勢が乗り、獲物を探す村人たち。
そしてマンボウやジンベイザメなど、獲物を次々に捕らえるのだった。

エーメンはそれまで、2人用の船に父・ピスドニと乗っていた。
今回の漁からは大勢が乗る船に参加したので、船酔いを起こしてしまう。

大人たちはマンタを掴まえようと、複数の銛を打ち込んでいる。
マンタの息の根が止まると、大人たちが船で引き揚げる。
エーメンはその様子を眺めていた。

船が陸に戻ると、残っていた子供たちが獲物の引き揚げを手伝う。
この日は大量だったが、1ヶ月通して漁獲がない時もあるという。

エーメンの祖父・サバルは、『神聖なクジラ漁は掟を守らなければいけない』と言う。
ラマファと呼ばれる銛打ちになれるよう、日々練習に励む村の子供たち。
休みの日のエーメンは、母・アガタや妹・イナと共に教会に向かった。

やがて再び漁に向かうべく、多くの船が沖に出る。
ピスドニとエーメンは、バカテナ号に乗り込んだ。

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映画『くじらびと』のあらすじ【承】

男たちはクジラの群れを見つける。
慎重かつ迅速に、そして団結して彼らはクジラを仕留めようとした。
クジラの尾ヒレの攻撃は強力であり、船が沈む可能性もあるのだ。
やがて、ラマファのサンガが銛を打ち込む。
クジラは逃げ出してしまうが、致命傷を与えていたようで、後になって死体となっていた。
男たちは、クジラを持ち帰ることに成功したのだった。

漁師たちは、獲物を公平に分ける。
彼らの村は助け合いの精神で成り立っているからだ。
週に1度、村では市場が開かれる。
クジラの肉は人気で、1切れに対しバナナ12本に相当するほどだった。

この村では船大工を「アモタラ」と呼び、イグナシウスという老人もその1人。
漁に使われる船「テナ」も作れるのだが、彼の息子・ベンジャミンはアモタラを継ごうとしない。
ベンジャミンはラマファとして独立し、妻のイタや子供に恵まれていた。

その1年後、ベンジャミンは漁の最中に亡くなる。
彼の遺体は見つからなかったので、ならわしとしてオウム貝を遺体に見立てて弔われた。
ベンジャミンの兄・デモも、悲しむのだった。

映画『くじらびと』のあらすじ【転】

争いごとが禁じられている村の中で、ベンジャミンは前日に妻と口論をしていた。
彼は「掟を破った報いを受けた」と考えられ、妻と娘・イナが残された。

さらにデモは、弟と同じ運命を自分も辿ると思い込み、怯えてしまう。

喪が明け、イグナシウスは新しいテナを作ると決めた。
デモは兄と同じくラマファだったが、アモタラになると決意。
イグナシウスはテティヘリ号という新たなテナを作り、その傍らではデモが父から船作りを教わっていた。

数ヶ月後、テティヘリ号は完成間近となり、デモも船作りの腕を上げていった。
村に伝わる特殊な製法を父から教わりながら、着実に成長するデモ。
一方、エーメンも成長していた。
彼はラマファになる夢があったが、両親は進学してほしいと願っている。

村の女性は漁に使う綱を作っている。
何本もの糸をより合わせ、一本の綱に仕上げているのだ。
銛は用途によって3種類あり、クジラ用・マンタ用・他の魚用に分けられていた。

やがて、テティヘリ号が完成した。
イグナシウスは、『デモはもう立派なアモタラだ』と話すのだった。

映画『くじらびと』の結末・ラスト(ネタバレ)

テティヘリ号の進水式が行われる。
死んだベンジャミンの妻・イタはこの1年間、夫の死は自分のせいだと責めていた。
しかし最近になって笑うようになり、娘のイナも元気に成長していた。
進水式の夜は、海の犠牲者を悼む儀式が開かれる。

テティヘリ号が初めて漁に出る日が訪れ、イグナシウスもデモも1年ぶりに海に出た。
それ以外にも複数の船が海に出て、やがて彼らはクジラを見つける。
テティヘリ号も果敢にクジラに挑んだ。
「クジラは船の弱点を見抜いて的確に攻撃してくる」と言われている。
そこから「船はクジラの攻撃を受けて初めて一人前になる」とも考えられていたのだ。

協力し合い、クジラを捕まえた男たち。
陸に戻ると大勢でクジラを切り分け、村の全員に平等に配られた。
人々は、脳油や皮などもしっかりと使うのだった。

ある日、ベンジャミンの一周忌の儀式が開かれる。
イグナシウスは『私たちはクジラを殺すが、クジラに生かされている』と語った。

最後に『故ベンジャミン・ブリコロロン氏に捧ぐ』とメッセージが表示され、物語の幕が閉じる。

映画『くじらびと』の感想・評価・レビュー

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映画『くじらびと』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『くじらびと』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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