この記事では、映画『ザ・クロッシング(2021)』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『ザ・クロッシング(2021)』の作品情報
出典：https://gyao.yahoo.co.jp/store/title/308796
| 製作年 | 2021年 |
|---|---|
| 上映時間 | 84分 |
| ジャンル | アニメ ヒューマンドラマ |
| 監督 | フローランス・ミアイユ |
| キャスト | Emilie Lan Dürr Florence Miailhe Maxime Gemin Arthur Perreira |
| 製作国 | フランス ドイツ チェコ |
映画『ザ・クロッシング(2021)』の登場人物（キャスト）
- キョナ（少女時代：エミリー・ラン・デュール / 老人：フローランス・ミアイユ）
- イェルジット人の少女。絵を描くのが好きで、いつもスケッチブックを持ち歩いている。鳥や動物を愛していて、弱い者に優しい。
- アドリエル（マキシム・ジェマン）
- キョナの12歳の弟。イェルジット人。痩せていて反抗的な性格。環境にすぐ適応することができる。
- イスカンデル（アーサー・ペレイラ）
- スカンデルベルグ人で、顔にタトゥが入っている。孤児になった子供らに貴重品を盗ませ、ヨンに売っている男。多くの子供を働かせながら、養っている。
- ヨン（セルジュ・アヴェディキアン）
- イスカンデルに仕事を与えていた悪い男。
- エルデワン（アクセル・オーリアン）
- サーカス団にいた若い男。ハンサムで物腰が柔らかい。キョナに一目惚れする。
映画『ザ・クロッシング(2021)』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ザ・クロッシング(2021)』のあらすじ【起】
ノヴィ・ヴァルナ村に住むキョナは、絵を描くことが大好きな少女である。絵は、彼女の人生の記録でもあった。
ある日兵士と武装した農民が、突然キョナの村の人々を殺害しはじめた。兵士らはキョナたちイェルジット人の家を焼いたり、金品を奪ったりした。彼らは「イェルジット人は欠陥品だ」と言う。
その晩キョナの父は、国境の向こう側にあるアルカタ村へ亡命しようと決める。電車でノヴィ・ヴァルナへ出て山へ行けば、密入国のブローカーがいるはずだと、父は母に話した。キョナには双子の弟や幼い妹がいる。キョナは歳の近い弟アドリエルと、密かに両親の話を聞いていた。
キョナの両親と5人の子供たちは、村を出た。電車に乗る前に検問があり、人々の運命が決まる。キョナたちは電車に乗ることができたが、電車内でもまた検問がはじまり、キョナとアドリエル以外の家族は電車から降ろされた。別れ際父は「終点で降りて、私たちを待て。もし会えなかったら、2人でアルカタ村へ行け」と言った。
キョナと弟は駅の終点で家族を待ったが、誰も来ない。2人はイスカンデルという男に出会い、それ以降は彼の世話になった。
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映画『ザ・クロッシング(2021)』のあらすじ【承】
キョナは毎日駅に通い、家族を待った。そしてイスカンデルに恋をする。弟は仲間を見つけ、悪事を働くようになった。
ある日ヨンという男が、警察を率いてやってきた。ヨンはキョナたち姉弟を連れ、海を渡る。そして金持ちの女優フロラベルとその旦那に売った。豪邸に住むこの夫婦は、キョナの名前をジャネット、弟の名をピーターに変えた。フロラベルは、2人の髪型を自分好みにして、食事のマナーを教えた。キョナは夫婦に対して反抗的な態度を取ったが、弟は歯向かえず別人のようになっていく。死んだ目をして、どんどん太っていった。
ある日キョナはカラスに高価なイアリングをやり、フロラベルを怒らせた。アドリエルは、姉が別の少女と交換されると知り、逃げようとキョナに言う。2人は鳥小屋の鳥を逃がし、自分たちも森へ逃げた。
キョナは、弟が自分らしさを取り戻したので嬉しく思う。だが姉弟は森の中で吹雪に遭い、離ればなれになった。
キョナは、スカンデルベルグ人の老婆に助けられた。春になるとキョナは老婆の家を出て、町へ向かう。別れ際老婆は、キョナにブローチを渡した。
映画『ザ・クロッシング(2021)』のあらすじ【転】
町でサーカス団を覗き見していたキョナは、団長のマダムに見つかった。マダムは「女優の家から逃げた娘だね？捜されてたよ」と言い、キョナを弟の元へ案内する。弟は身を隠すために女装し、ここで働いていた。吹雪で森の外に弾かれた彼は、マダムから保護されたのだ。再会を喜ぶ姉弟。その後はキョナも、サーカス団の世話になった。教育係のエルデワンは、キョナに好意を持つ。
ある日サーカス団にまたヨンが現れた。危険を感じた姉弟とエルデワンはマダムに別れを告げ、国境を目指した。
3人は山道をひたすら歩いたが、兵士に見つかりシャランガーに連行される。そこは、国境越えに失敗した者の収容所だった。キョナが病気になり、同室にいたイサワという子供に、薬を調達して貰うことになった。
イサワが「これが薬の人だよ」と連れてきたのは、イスカンデルだった。弟はイスカンデルとの再会を喜ぶ。エルデワンはイスカンデルがキョナの画帳に描かれていた男だとすぐに分かり、彼に嫉妬した。イスカンデルは毎日、エルデワンがいないとき、キョナに薬を飲ませに来た。ある日イスカンデルとエルデワンは、ばったり出くわし喧嘩になる。
映画『ザ・クロッシング(2021)』の結末・ラスト（ネタバレ）
キョナは意識を取り戻したあとで、誰が自分を助けてくれたのかを知る。だがそれ以降、イスカンデルはキョナの部屋へ来なくなった。
体調が回復するとキョナはまた絵を描きはじめ、子供らの人気を得る。ある日キョナはイスカンデルに声をかけ、老婆から貰ったブローチをあげた。老婆は彼の母親で、キョナはそのことに気づいていた。
キョナはイスカンデルのことばかり考える。だがイスカンデルの方は、収容所でずっと闇取引を行っていた。彼にはそれしかない、キョナはそう思った。エルデワンは、イスカンデルのことをスパイだと言う。
キョナとエルデワンはキスをした。キョナや弟、イサワ、エルデワンは収容所からの脱出を試みた。エルデワンが兵士に撃たれ、死亡してしまう。キョナは、もはや何も感じないまま、弟たちとトンネルの中をひたすら歩いた。トンネルを出ると、イスカンデルとヨンが待ち伏せている。イスカンデルは脱出したのがキョナたちだったと知ると、ブローチでヨンを刺し殺した。
その後彼は、キョナたちの後を少し離れて歩いていたが、気がつくといなくなっていた。キョナと弟、イサワは遂に国境を超えた。
映画『ザ・クロッシング(2021)』の感想・評価・レビュー
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映画『ザ・クロッシング(2021)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『ザ・クロッシング(2021)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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