映画『ラストハザード 美しきジハード』あらすじ＆ネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は？

2006年のアメリカ映画、日本未公開。ある日を境に突然死者が甦る現象が起こり半死者と呼ばれるゾンビ達への偏見が広がっていく。監督はマーク・フラット、出演はジーナ・ラムスデン。

映画『ラストハザード 美しきジハード』 作品情報

• 製作年：2006年
• 上映時間：109分
• ジャンル：ホラー
• 監督：マーク・フラット
• キャスト：ジーナ・ラムスデン、ジョシュア・ネルソン、クリスタ・マクナミー、コンスタンティン・ジョサイア・テイラー etc…

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映画『ラストハザード 美しきジハード』 評価

• 点数：15点／100点
• オススメ度：★★☆☆☆
• ストーリー：★★☆☆☆
• キャスト起用：★☆☆☆☆
• 映像技術：★★☆☆☆
• 演出：★☆☆☆☆
• 設定：★★☆☆☆

[miho21]

映画『ラストハザード 美しきジハード』 あらすじ（ストーリー解説）

映画『ラストハザード 美しきジハード』のあらすじを紹介します。

世界各地で異変が起こっていた、死んだはずの人々が甦るのだ。心拍数は２分に１回で普通なら生存不可能のはずの状態の彼らを半死者と呼び隔離政策を行っていた。しかし次第に数を増やす彼らに危機感を抱いた一部の人は過激な方法をとってゾンビ狩りを行っていた。

アンジェラは浴槽で震えていた、付き合っていた元彼ジョシュが彼女を脅していたのだ。扉を蹴りやぶり中に入ったジョシュは激高したまま持っていた銃でアンジェラを撃ってしまう。気がつくとアンジェラは浴槽で血まみれの状態だった、自力で救急隊に連絡するが既にゾンビになっていたためそのまま放置されてしまう。それから５カ月後アンジェラは不死症候群たちの会合に参加していた、同じように半死人となった彼らはグループカウンセリングを行い共にドーナツを食べていた。ただし体は受け付けない、食べられるのは生肉だけ。

半死人だとばれてしまったアンジェラは会社を首になり就職活動をするため生きている人と同じ肌色になれるという染色料を買って体中に塗り見事面接に合格する。しかしゾンビは採用しないので健康診断すると言われて断念、失意の中歩いていると会合仲間の一人が声をかけてきた。これからいいところへ行くから一緒にと誘われた、アンジェラはこれを承諾し車に乗る。その途中あるものを渡された、それを食べるととてもおいしい！ハイになった彼女を見ていた元彼のジョシュは嫉妬のあまり仲間に連絡して襲わせてしまうのだった。

映画『ラストハザード 美しきジハード』 感想・評価・レビュー（ネタバレ）

映画『ラストハザード 美しきジハード』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

聖母ソルスティスの目的

聖母のグループはアンジェラを助けます、その目的は自分の仲間にすることです。聖母はすべての半死人を助けるのが目的ではありません、その証拠に半死人が収容されている施設を何箇所か爆破しています。

聖母の主張は主の再臨にならって自分達は甦った、神こそゾンビの起源だから自分たちこそが選ばれし者。だから命の始末もするし汚れた生命イコール生きている人間を片付けているのだと、そして生き残った人間はエサにする。

アンジェラが口にした途端ハイになるほどおいしかった肉は人肉でした、もともと菜食主義者だったアンジェラは人肉を拒否しますが脳にエキスを注入され意識が飛んでしまいます。

元彼ジョシュ

アンジェラを理不尽に殺し、半死人となった後も執拗につけまわすジョシュ。何故アンジェラがジョシュに別れを告げたのかが最後に分かります。ジョシュは人前でも平気でアンジェラを殴りつけさらに浮気をしていました。愛するが故にそれを許してきたアンジェラですがあまりの横暴さに耐えかねて別れを告げたのです。それなのにジョシュは一方的にアンジェラを責め銃で撃ち殺してしまうのです。

隊長は半死人になったジョシュに自分に協力すれば元彼女をすきにしてもいいと言っていましたが、あまりのジョシュのクズっぷりに呆れ果て頭を撃ちぬいて粉々にしてしまうほどです。

映画『ラストハザード 美しきジハード』 まとめ

普通ゾンビといえば知性がなくただ本能のおもむくままに生きた人間を襲うというのが定番でしたが、この映画は知性も理性もあって普通に生活ができるゾンビという全く新しい概念で描かれていて本当にびっくりした作品です。ゾンビだからという理由だけで差別され迫害される彼らを見ているのは本当に辛かったです。ギャングのような人間が罪のない半死人達をリンチして殺していく（？）場面を見ていて自分も死ねば同じようにゾンビになるという単純な事が理解できていなくてびっくりしました。

劇中では今後２０年でゾンビは２００億人になると予測されると報道されていました。そうなれば聖母ソルスティスのような過激な行動を起こさなくても生きている人間と半死人の数が逆転するということです。どんな死に方をしても何歳で死んでも動き出す彼らを完全に安楽させるためには脳を粉砕することのみなのです。

ラストに半死人として堂々と生きていく事を決意したアンジェラ、これからどうなっていくのかと考えさせられます。