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映画『冷たい水』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『冷たい水』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『冷たい水』の作品情報


出典:https://www.themoviedb.org/movie/64901-l-eau-froide?language=fr-FR

製作年 1994年
上映時間 94分
ジャンル ドラマ
監督 オリヴィエ・アサイヤス
キャスト ヴィルジニー・ルドワイヤン
シプリアン・フーケ
ラズロ・サボ
ジャン=ピエール・ダルッサン
製作国 フランス

映画『冷たい水』の登場人物(キャスト)

クリスティーヌ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)
16歳の少女。家庭に問題を抱えており心が荒んでいる。愛情を欲していて、同級生のジルが精神的支柱になっている。
ジル(シプリアン・フーケ)
16歳の少年。両親や弟と何不自由なく暮らしているが、どこか鬱屈した日々を送っている。クリスティーヌや自分を理解してくれない大人達に苛立っている。
ジルの父(ラズロ・サボ)
したいようにさせてきたにも関わらず、学校で度々問題を起こすジルに失望する。
クリスティーヌの父(ジャッキー・ベロワイエ)
金物店を営む。離婚後、裁判でクリスティーヌの親権を持つことになる。反抗的なクリスティーヌの態度に手を焼いている。
マドレーヌ(ドミニク・フェイス)
クリスティーヌの母。娘と一緒に暮らしたいが、父親に親権を取られ悶々としている。一緒に暮らす恋人のムラドと共に新興宗教に入信している。
ムラド(スマイル・メッキー)
マドレーヌのアラブ人の恋人。以前はサッカー選手だったが、転職してから気性が荒くなる。

映画『冷たい水』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『冷たい水』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『冷たい水』のあらすじ【起】

1972年、冬のパリ。同じ高校に通うジルとクリスティーヌは、鬱屈した日々を送っていた。クリスティーヌは両親が離婚しており、家庭に問題を抱えている。母親のマドレーヌはアラブ人の恋人ムラドと暮らしているが、娘のクリスティーヌを引き取りたいと思っていた。しかし裁判で父親が親権を持つことに決まる。

ある日ジルとクリスティーヌは、スーパーで店のレコードを万引きして店員に見つかる。逃げる二人だったが、クリスティーヌだけ捕まって補導される。警察で事情を聞かれていたクリスティーヌを、父親が迎えに来る。クリスティーヌはこれまでも度々問題を起こして手に負えないため、父親は彼女を施設に入れてしまう。

授業中にジルは、盗んだレコードを友達に渡して金を受け取る。それを先生に見つかり、教室からつまみ出される。その後ジルは鬱憤を晴らそうと、レコードを売った金で友達からダイナマイトを買う。

ジルはクリスティーヌが帰っていると思い、マドレーヌの家を訪れる。家に入ると、マドレーヌの恋人のムラドが現れる。彼は、クリスティーヌを置いて1人で逃げたジルを詰った。ジルは、クリスティーヌが施設行きになったと聞かされてショックを受ける。

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映画『冷たい水』のあらすじ【承】

家に帰ったジルは、学校での度重なる不品行から退学勧告が届いたと父親に説教される。そして、これからは親に頼らずに何もかも1人でやれ、と言って寄宿学校に入るように言われる。

夕方、郊外の森の中にある廃屋では、学校の友達が大勢集まってパーティーが行われていた。みんな音楽に合わせて踊ったり、マリファナを吸ったりして楽しんでいる。その中にはクリスティーヌの姿もあった。逃げてきた彼女は、施設で飲まされた精神安定剤の影響で朦朧としている様子だ。彼女は一人でふらふら歩きながら、はさみで自分の髪を切り始める。

そこへ家を抜け出してきたジルが、自転車に乗ってやって来る。ジルは、クリスティーヌが施設を抜け出して逃げてきたことを友達に聞かされる。再会したクリスティーヌとジルは、抱き合って喜んだ。

夜も更けてきてパーティーはますます盛り上がり、みんなで灯油をまいて焚き火が始まる。ムードも高まり、男女でペアになって各々踊り始める。ジルとクリスティーヌも抱き合って踊り、キスをする。

映画『冷たい水』のあらすじ【転】

ムラドとマドレーヌが、クリスティーヌを探して廃屋にやって来る。ジル達はクリスティーヌはここにいないと嘘をついた。信用できないムラドは、クリスティーヌを探し始める。

ジルはマドレーヌに、クリスティーヌは1人になりたがっていると話す。しかしマドレーヌは、彼女はまだ16歳だから無理だと言う。結局二人は、クリスティーヌを見つけられず去って行った。

クリスティーヌは、二人で話がしたいとジルを連れ出す。そして、中学校の時に姿を消したクロエという同級生の少女の話を始める。クリスティーヌはクロエから手紙をもらったと言う。そこには、画家の父親と南仏の農場に引っ越したと書いてあったらしい。その農場は芸術家が集まって暮らす桃源郷だ、とも書かれていたと語るクリスティーヌ。

クリスティーヌはクロエのところに行こうと考えていると話した。そして、ジルにも一緒に来てほしいと言う。今の生活に嫌気が差しているジルはそれを了承し、クリスティーヌは喜ぶ。

映画『冷たい水』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝、出発するクリスティーヌを女友達が見送りに来る。女友達からクロエの電話番号は知っているのかと聞かれたクリスティーヌは、電話を持っていないと答える。さらに住所を知っているのかと聞かれると、クリスティーヌは口籠もってしまう。そしてクリスティーヌは、クロエの話は嘘だと打ち明ける。本当は行く当てなどなく、ジルに一緒について来てもらうための口実だったのだ。

ジルとクリスティーヌは、とりあえずヒッチハイクすることにする。通り掛かったトラックに乗せてもらい、到着した寒村で降ろされた。近くに建物は何もなく、寒さを凌げるところで野宿することにした。地図を広げるジルに、クリスティーヌは見る必要はないと言う。しかし、本当のことは話し出せなかった。

川の中に立って遠くを見つめ、考え事をしているクリスティーヌ。彼女は川から上がると服を脱いで裸になった。そしてジルがいる納屋に歩いていき、二人は体を重ねる。

翌朝、目覚めたジルはクリスティーヌがいないことに気づく。探しに出たジルは、川辺にクリスティーヌの服が置いてあるのを見つける。その上には何も書かれていない手紙が添えてあった。

映画『冷たい水』の感想・評価・レビュー

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映画『冷たい水』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『冷たい水』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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