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映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0074641

製作年 1996年
上映時間 98分
ジャンル アート
コメディ
監督 オリヴィエ・アサヤス
キャスト マギー・チャン
ジャン=ピエール・レオ
ナタリー・リシャール
アントワーヌ・バズラー
製作国 フランス

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』の登場人物(キャスト)

マギー(マギー・チャン)
香港のスター俳優。ルネの熱烈なラブコールで新作のヒロインに抜擢され、パリに呼ばれる。異国の地で戸惑いながらも、周囲に流されない自分をしっかり持った女性。
ルネ(ジャン=ピエール・レオ)
映画監督。スランプに陥っておりノイローゼ気味。かつては天才と呼ばれたが、最近では落ち目の監督と周囲から馬鹿にされている。
ゾエ(ナタリー・リシャール)
スタイリスト。明け透けな性格で、製作助手のマイテと現場で口喧嘩が絶えない。レズビアンで、衣裳を担当するマギーに好意を持ちアプローチをかける。
マイテ(ドミニク・フェイス)
製作助手。ゾエと仲が悪く、彼女の悪い噂を周りに吹聴している。
ミュラノ(ルー・カステル)
ルネの古くからの友人で映画監督。ルネの後釜の監督に指名されるが、外国人を主役に起用したことに異議を申し立てる。

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のあらすじ【起】

パリにある映画製作会社のオフィス。スタッフ達は新作のクランクイン直前でその準備に追われていた。そこに新作の主演をオファーされたマギー・チャンがやって来る。彼女は香港の映画スターだが、スタッフ達はそれどころではないという様子だ。マギーはしばらく待たされたものの、監督のルネ・ヴィダルの家に連れて行ってもらえることになった。

マギーはルネの家で今回のオファーの理由を聞く。ルネは、1915年のサイレント映画「吸血ギャング団」のリメイクをテレビ局から依頼されたと話す。ルネは昔、場末の映画館でマギーが出演する香港映画を見て、ヒロインのイルマ・ヴェップ役にぴったりだと直感したと言う。

ルネは最近ノイローゼ気味でスランプに陥っていた。しかし今回のリメイクには熱意を燃やしており、「君に期待している」とマギーに熱く語った。

マギーは、スタイリストのゾエと映画の衣裳を選ぶことになった。しかしやって来たのはサン・ドゥニ街のセックスショップで、マギーは戸惑う。しかも監督が要望しているのは黒いぴちぴちのラバースーツだったが、マギーは文句も言わずに衣裳合わせを行う。

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映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のあらすじ【承】

撮影が始まった。しかし、ルネは講釈ばかり垂れて若いスタッフと反りが合わない。さらにゾエと製作助手のマイテがことあるごとに口喧嘩を始め、現場はピリついたムードになる。

撮影が終わった後、スタッフ達とラッシュを見た監督は出来に納得がいかず怒って帰ってしまう。スタッフの間にも不満が広がり、皆散り散りに現場を後にしていく。1人取り残されたマギーだったが、ゾエのバイクに乗せてもらうことができた。

マギーはゾエと一緒に、ゾエの先輩であるミレイユの家に招かれホームパーティーに参加する。パーティーの途中マギーは、ゾエはレズビアンでマギーに好意を持っている、とミレイユから聞かされて戸惑う。マギーはとりあえず笑ってはぐらかした。

その後ゾエにホテルまで送ってもらったマギーは、ルネから「すぐ会いたい」と連絡を受ける。マギーがルネの自宅へ向かうと、警察が集まっていて物々しい雰囲気になっていた。ルネが躁鬱状態で暴れたらしいのだ。部屋に入ったマギーは、自分を責めるルネの話を聞いてやり励ます。しばらくすると、警察に飲まされた鎮静剤でルネは眠ってしまった。

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のあらすじ【転】

再びホテルに戻ったマギー。時刻は深夜になっていたが、撮影中のルネの演技指導や言葉が頭を離れないマギー。マギーは役に入り込もうと、イルマ・ヴェップのラバースーツを纏い部屋を抜け出す。

劇中の女盗賊よろしく、マギーは他の客が泊まる客室にこっそり忍び込み、咄嗟に置いてあった宝石を盗んでしまう。マギーは身を隠しながら屋上へと上がり、雨が降り頻る中で盗んだ宝石を投げ捨てた。

翌朝、何度電話しても応答がないマギーの部屋に、ゾエが迎えにやって来る。部屋に入ると、マギーは衣裳を着たまま眠り込んでいた。

遅れながらも現場入りしたマギーは、撮影前に映画ジャーナリストのインタビューを受けることになった。ルネを酷くこき下ろし、嫌味ばかりを言うジャーナリストにマギーはうんざりする。

そして、現場では大きな問題が起きていた。ルネが失踪してしまったのだ。仕方なく相手役の俳優と稽古をするマギー。それでも一向にルネは現れず、撮影は中断となる。

マイテと一緒に帰ることになったマギー。マイテは、ゾエが隠れて麻薬を売って儲けていると聞かされるが、話半分に聞いていた。

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』の結末・ラスト(ネタバレ)

その夜、ゾエはマギーをクラブに誘う。しかしいざ到着すると、マギーは「気乗りしない」と言って帰ってしまう。残されたゾエはバッグから薬を取り出して飲み、クラブに入っていった。

ルネは結局監督を解任されてしまう。そして、彼は田舎の療養所にいるという噂が流れていた。

ルネの後釜に指名されたのは、ルネの友人の映画監督であるジョゼ・ミュラノだった。彼は主役に中国人を起用したことに疑問を持っており、主役を変更することを条件に監督を引き受けていた。そして、マギーを降板させてフランス人の新人女優をイルマ役にすげ替えてしまう。

オフィスでは、降板させられたマギーについてスタッフ達が話をしていた。彼女は早々に、リドリー・スコット監督との新作打ち合わせのためニューヨークへ出発したらしい。

その直後、ミュラノやスタッフたちは途中まで撮影しているラッシュの試写を行うことになった。しかしそのフィルムは、実はルネが再編集したものだった。ミュラノたちはそれを見て驚き、画面に見入るのだった。

映画『イルマ・ヴェップ(1996)』の感想・評価・レビュー

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映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『イルマ・ヴェップ(1996)』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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