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映画『ダムネーション 天罰』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ダムネーション 天罰』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ダムネーション 天罰』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0072542

製作年 1988年
上映時間 121分
ジャンル 恋愛
監督 タル・ベーラ
キャスト ガーバー・バロウ
ジャノス・バロウ
ツェーケリ・B・ミクロシュ
ケレケシュ・ヴァリ
製作国 ハンガリー

映画『ダムネーション 天罰』の登場人物(キャスト)

カーレル(セーケイ・B・ミクローシュ)
炭鉱の町で、毎日飲んだくれるだけの荒んだ生活を送る中年の男。夫と娘がいる歌手と不倫している。
歌手の女(ケレケシュ・ヴァリ)
カーレルの愛人。家庭を守るため、カーレルとの関係を断ち切ろうとする。町の生活にうんざりしており、都会に出て歌手として成功したいと思っている。
クロークの女(テメシ・ヘーディ)
歌手の女が出演するタイタニックバーで、クロークの仕事をする初老の女。ことあるごとにカーレルの前に現れ、謎めいた忠告をする。
酒場の店主(パウエル・ジュラ)
カーレルが行きつける酒場の店主。カーレルに仕事を持ちかける。狡猾で計算高い。
歌手の夫(チェルハルミ・ジュルジュ)
歌手の女の夫。妻に手を出したカーレルを問い詰める。借金があり生活が苦しいため、カーレルから仕事を持ちかけられて二つ返事で引き受ける。

映画『ダムネーション 天罰』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダムネーション 天罰』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダムネーション 天罰』のあらすじ【起】

ある荒廃した炭鉱の町。石炭を運ぶ滑車がレールを行き来している。カーレルは、その様子が窓から見える部屋に住んでいる。彼は定職にも就かず、一日中飲んだくれて帰って寝るだけの生活を続けていた。

カーレルには、夫と娘がいる愛人がいた。今日も彼女のところへ行くため髭を剃り、身支度をして家を出る。

彼は柱の陰に隠れ、愛人の夫が出掛けるのを確認してから部屋を訪ねる。部屋に入れてくれと頼むカーレルだったが、女は「もう会えない」と言い無情に扉を閉める。カーレルは、仕方なく部屋をあとにする。

その後、カーレルが行きつけの酒場で酒を飲んでいると、店主からある仕事を持ちかけられる。店主は、「小包を外国に運ぶだけの簡単な仕事だ」と言うが、カーレルは町を離れたくない。そこで、知り合いに小包を運ばせることを店主に提案する。「誰でも良い訳ではない」という店主に、カーレルは「同感だ」と言ってひとまず話は保留になる。

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映画『ダムネーション 天罰』のあらすじ【承】

雨が降り頻る中、「タイタニックバー」の前で煙草を吹かすカーレル。そこへ愛人の夫が車でやって来る。彼が中に入って行った後、カーレルも続けて入って行く。

ステージでは歌手であるカーレルの愛人が歌を歌っていた。彼女の声に耳を傾けていたカーレルは、愛人の夫に店の隅に連れて行かれる。妻の不倫に気付いた夫は、「二度と妻に近づくな」とカーレルに釘を刺す。

その後、クロークの女に愚痴をこぼすカーレル。すると女は、「あの歌手は男を騙す魔女。近付かない方がいい。旦那も破滅する」と告げる。そして愛人の夫には借金があるとも話した。それを聞いたカーレルは、小包の仕事を愛人の夫に持ちかけることにする。

カーレルは、愛人の夫に仕事の話をする。カーレルの思惑通り、夫は仕事の話を二つ返事で承諾した。

三人は仕事の話をするため酒場を訪れた。話をするため店の奥に入って行く店主と愛人の夫。カーレルと二人になった愛人は「この町はうんざり。都会に行けば歌で成功できる。人生をやり直すの」と話す。そして、人生を諦めているカーレルを見下して馬鹿にする。仕事の話がつくと、三人は家路に着く。

映画『ダムネーション 天罰』のあらすじ【転】

翌日、カーレルは柱の陰から愛人の夫が仕事に出掛ける様子を窺っていた。すると、そこへクロークの女がやって来る。女性は旧約聖書の教訓めいた一節を唱え始め、カーレルはそれに聞き入った。女は最後に「これ以上引き止めない」と言い、愛人の部屋に入って行くカーレルを見送る。

カーレルはタイタニックバーで、ステージの合間に愛人を食事に誘う。しかし、「借金が片付いたので、もうあなたに用はない」と言い渡される。それでもしつこく迫るカーレルを、女は口汚く罵り二人は揉み合いになる。結局カーレルは追い出されてしまった。

その後も未練がましく愛人につきまとうカーレル。彼女が一人になるのを見計らって「君は俺の世界そのものだ。君を失うと俺の全てが終わってしまう」と泣きつく。情に絆された愛人は、結局彼を家に招き入れ、二人は身体を重ねる。

情事のあと、窓際に座る二人。そしてカーレルは、かつて関係があった女性との痛ましい過去を話し始める。

映画『ダムネーション 天罰』の結末・ラスト(ネタバレ)

外で大雨が降っている中、タイタニックバーでは陽気な音楽をバックに人々が踊り明かしている。そこにはカーレル、愛人、その夫、酒場の店主が集まり仕事の成功を祝っていた。夫は仕事が終わって金が入ったことに気を良くしている。そしてカーレルを見て、「お前の人生は終わっているな」と馬鹿にして笑った。

パーティーの途中、離席した酒場の店主とカーレル。二人きりになると店主は、愛人の夫が小包の中身を密かにくすねていたことをカーレルに話す。儲けは十分にあるが、信用を損ねたと憤る店主。

カーレルが席に戻ると、愛人と夫が抱きしめ合うように踊っていた。それを見つめながら煙草に火をつけるカーレル。愛人は、今度は酒場の店主と踊り始めた。そこへ、またクロークの女がやって来る。女はまた意味深で謎めいたことを話した後、「行きなさい、まだ間に合うわ」とカーレルに告げる。

夫の弱みを握られた愛人は、酒場の店主と車の中で抱き合い身体を許す。

翌朝、カーレルは警察に行く。そして、違法な仕事に関わったとして愛人と夫、酒場の店主の三人を密告するのだった。

映画『ダムネーション 天罰』の感想・評価・レビュー

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映画『ダムネーション 天罰』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ダムネーション 天罰』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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