映画『リトルフット 大恐竜帝国』の概要:30年前に誕生した名作、リトルフットが再びスクリーンに登場。恐竜が地上を支配している遠い昔のお話。世界で最も有名な子供恐竜が、父親を助けるため仲間たちと共に大冒険に出かける。
映画『リトルフット 大恐竜帝国』の作品情報
上映時間:82分
ジャンル:ファンタジー、アニメ
監督:デイヴィス・ドイ
キャスト:フェリックス・アビティア、アイザック・ライアン・ブラウン、アリア・クルゾン、ジェフ・ベネット etc
映画『リトルフット 大恐竜帝国』の登場人物(キャスト)
- リトルフット(一花さくら)
- ブロントサウルスの子供。リーダー的存在で仲間を導いていくが、多少融通の利かないところがある。
- セラ(本田和希)
- トリケラトプスの女の子。我が強く、リトルフットと張り合うことが多い。
- ピートリー(九成茉凜)
- プテラノドンの子供。臆病ですぐに弱音を吐く。
- ダッキー(堀川かえで)
- アナトサウルスの子供。スパイクとは義理の兄弟。
- スパイク(長友孝憲)
- ステゴサウルスの子供。食いしん坊で少し知力がみんなより劣る。
- エッタ(浅井晴美)
- プテラノドンのおばさん。友達と逸れたリトルフットを励ます。
映画『リトルフット 大恐竜帝国』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『リトルフット 大恐竜帝国』のあらすじ【起】
ブロントサウルスのリトルフットは、祖父祖母と仲の良い友達と一緒に緑の谷で平和に暮らしていた。1年前から谷を離れていた父親のブロンが谷に戻ってくることになり、リトルフットは朝からウキウキしていた。友人たちのいる湖に行き、今日が特別な日であることを一緒に祝う。
そろそろ父親が戻ってくる頃合いに、祖父と祖母がリトルフットを呼びに来る。祖父とリトルフットは高い場所に上り、帰ってきた群れを眺めている。谷の向こうからやってきた群れの中に、父親のブロンの姿はなかった。
その群れの中からワイルド・アームズが助けてくれと走ってきたので、祖父とリトルフットは急いで群れの元へ向かう。群れは、旅の途中で火山の噴火に遭ってしまい、身動きが取れなくなってしまった。リーダーのブロンが身を挺して仲間を逃がすも、ブロンはそのまま逃げ遅れてしまう。
話を聞いたリトルフットは、ワイルド・アームズに父親の元への案内を頼む。だが危険な場所へ戻ることを誰もが反対し、父親への救出は火山の噴火が収まってからと諭された。
リトルフットは、心配してくれる友人たちに父親のいる火の山へ行くと告げる。初めて1人で森の中を歩くリトルフットは、様々な物音に怯えるが、友人らが後をついてきてくれた。友人らの力強い言葉を聞いて、リトルフットは皆と一緒に火の山を目指す。
映画『リトルフット 大恐竜帝国』のあらすじ【承】
リトルフットたちが森を抜けると、深い谷の岩場に出る。谷を渡るため、トリケラトプスのセラが木を倒して更に先へ進む。ごつごつした岩場を歩いていくと、そこはティラノサウルスの谷になっていた。ティラノサウルスに遭遇しないよう、リトルフットたちは「におい草」を全身に擦り付け、臭いで居場所が分からないように工作した。
強い太陽の日差しが照りつける中、強烈な臭いと暑さにばてていたセラたちは、途中で水場を見つけて思う存分のどを潤す。先を急ぎたいリトルフットはみんなを急がすが、セラたちは水場の中へダイブし、泳いで体の熱を冷ます。
だが、そうしているとにおい草が落ちてしまい、ティラノサウルスに居場所が分かってしまう。リトルフットたちは迫りくるティラノサウルスからやっとの思いで逃げ、リトルフットの思い付きでティラノサウルスを崖下へ突き落として撃退した。
緑の谷ではリトルフットがいなくなったことを祖父と祖母が心配して、セラたちの親に事情を告げる。セラたち他の子供たちもいなくなっていることから、ブロンの元へ向かったのだと推測する。祖父とセラの父はワイルド・アームズに道案内を頼み、リトルフットたちの後を追った。
その頃セラたちは、ティラノサウルスと戦ったことで疲れ果て、眠り込んでしまう。月が照らす中、リトルフットは父親のいるであろう火の山を見つめ、深くため息をついた。
映画『リトルフット 大恐竜帝国』のあらすじ【転】
翌朝、リトルフットとセラは長い道のりを歩いている間に、火の山への道のりについて言い争いになってしまう。リトルフットは1人で行くと言い張り、セラも自分の信じる道の方が正しいと言い、他の仲間を連れて別れて歩き出した。だが砂嵐が子供たちを襲う。
リトルフットは岩場の陰に隠れるが、別れた友達が心配になり外へ出て行こうとする。だが結局砂嵐に吹き飛ばされ、岩場にいるしかなかった。しかし、砂嵐が収まり岩場から出ようとしたところで落石に遭い、リトルフットは洞窟に閉じ込められてしまう。
セラと友人のダッキー、スパイクは砂の中に埋もれていたが、何とか抜け出して、嵐に飛ばされていなくなってしまったピートリーを探しながら歩く。ピートリーと無事に再会できたセラたちは弱気になり、リトルフットに会うためリトルフットを探しに歩き出す。
岩場に閉じ込められたリトルフットは、そこに偶然いたプテラノドンのエッタから父親がどういう目に遭ったのか事の顛末を聞く。そして2人で洞窟の中を歩き、出口を探し始める。2人は水が流れている小さな川を見つけ、水の流れに沿って洞窟の奥へ進んだ。
リトルフットを探していたセラたちは、ティラノサウルスの足跡に紛れてリトルフットの足跡を見つける。だが、ティラノサウルスに見つかり、追いかけられて岩場へ逃げ込む。水脈まで辿り着いたリトルフットは、そこでセラたちの助けを呼ぶ声を聞く。エッタにお願いして洞窟の天井に穴を開け、そこにいたセラたちを地下へ避難させた。
セラとリトルフットはお互いに謝罪し、そして、一緒に行こうと再び団結した。
映画『リトルフット 大恐竜帝国』の結末・ラスト(ネタバレ)
エッタを新たに仲間に加え、リトルフットたちは地下水脈に飛び込み水の流れに乗って先へ進む。洞窟の外へ無事に辿り着くと、エッタが火の山までリトルフットたちを案内した。
火の山の近くは煙が上がり、木々は焼き焦げていた。エッタが最後にブロンを見たという場所までリトルフットを案内すると、父のブロンは岩に足を挟まれて火の海の中で孤立していた。
何か助けられることがあるはずだと辺りを見回したリトルフットは、セラには水をせき止めている岩を砕くようお願いし、スパイクとダッキーには木を集めるように指示する。大量の水が流れると溶岩は熱を奪われ固まり、リトルフットたちは木を使い、てこの原理でブロンの足を挟んでいる岩をどける。ブロンが足を抜いたところで更なる溶岩が流れてきたが、今度はブロンが長い首を使って子供たちを助け出す。
そこへ祖父とセラの父が到着し、皆の無事を喜ぶ。
冒険を経て大切なことを学んだリトルフットは、大事な友人たちといつまでも仲良く緑の谷で暮らしました。
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