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映画『ロスト・フロア』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ロスト・フロア』の概要:実力派俳優のそろっているスペイン製のサスペンススリラー映画。父親のセバスチャン(リカルド・ダリン)とその子供達はアパートの階下まで競争するが、子供達は行方不明になってしまう、人間模様の映りながらの推理モノ。

映画『ロスト・フロア』 作品情報

ロスト・フロア

  • 製作年:2013年
  • 上映時間:88分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:パチ・アメスクア
  • キャスト:リカルド・ダリン、ベレン・ルエダ、オズバルド・サントロ、ルイス・シエンブロウスキー etc

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映画『ロスト・フロア』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『ロスト・フロア』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ロスト・フロア』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ロスト・フロア』 あらすじ【起・承】

父親セバスチャン(リカルド・ダリン)とその子供達は学校への見送りの際、アパートの階下まで階段とエレベーターでどちらが先に着くかで競争する。

エレベーターに1人乗るセバスチャンに「あんたのせいだ、アルベルト」とメールが届く。
階下に着いたセバスチャンだが子供達がどこをさがしても見つからない。

慌て探すセバスチャンに弁護予定の仕事の催促の電話がなる。

3階に警視がいると聞き相談をしに行き、アパートの各住人に行方を聞いて回るセバスチャン。
電話で状況を聞いた妻のデリア(ベレン・ルエダ)も仕事から戻り、アパート内をまた捜査するが、デリアは夫の嘘を疑いだす。
しかし催促する職場からの電話を「子供が行方不明でそちらの方が大事だ」と発言する夫を見て謝る。
階下で聞いたニュースから「自分が裁判所に行けないと公聴会は開かれない」、その罠ではないかと疑いだすセバスチャン。
自分の証言がなければ弁護の席でピニェイロは時間を稼げるのだ。

自分が降参すれば子供は返してもらえると踏んだセバスチャンは相手に電話で問い合わせるがどうも様子が違う。

行方がますますわからなく混乱する夫婦。
前科があった住人がいた為その部屋を探すが影もない。

その時誘拐犯とみられる者から「2時間後に10万ドル要求」の電話が来る。

映画『ロスト・フロア』 結末・ラスト(ネタバレ)

セバスチャンはお金を工面する為に半ば強引に身代金用のお金を借り、取引場所に向かう。
電話で子供たちとも話せ安全を確認。

取引場所に着くが自転車に乗った少年が身代金を確認し回収して走り去る。
しかしそこで携帯電話が充電切れしてしまう。

無事に身代金を回収できた事を知ったが、電話をかけていたのは警視の所からだった。
警視はセバスチャンの妻に頼まれて動いていたのだ。
アパートに戻ったセバスチャンは無事子供達が見つかり妻と一緒にいる事を聞く。
子供たちの無事を喜び、妻にやり直したいと伝えるセバスチャンだが、妻は子供を連れてスペインに行くと言う。
書類にサインしたセバスチャンは、家を出る子供達と妻を見送り一人アパートに。

アパートの階段を降りる際、部屋に寄ると子供達の話した部屋の特徴、飲みかけの薬などで子供達がその部屋にいた事を知り、事実に気がつくセバスチャン。

急いで妻達を車で追いかけ、3人を探す、子供達が気付き、「予定が変わった、行くのはママだけだ」と伝える。
子供たちには真実は告げないまま、デリアは一人で空港を後にする。
セバスチャンは子供達を取り返し家路につくのだった。

映画『ロスト・フロア』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ロスト・フロア』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

探偵気分で犯人を予想する

話の3分の1~2近くくらいまでは子供を捜すシーンがほとんどな上に、全体的に似たような捜索場面が多い。
それゆえ為少し単調な感じもある。
ぼんやり見てしまうと全体的にそこまで緊張感がない映画。
サスペンスにありがちな人の殺人シーンや死者のシーンがないのが珍しい為、グロさがない。
そう言うシーンは苦手でただ犯人を当てたい、犯人の予想を楽しみたいと言う人には向いている。
お話の半分以上過ぎてからがやっと犯人と思える者からの直接のアクションが来る。
身代金要求の電話までが長いので動きが目立たない。
状況が淡々としているので、電話、会話1つ1つがヒントになるのではないか?考えを巡らしながら注意深く見てあげると良い。

結局は誰がかわいそうなのか

主人公の職業柄、彼に恨みを持つ者が少なくないので、怪しい犯人の心当たりが次々と出てくるのだがどの犯人の当たりもあまり確信がもてない。
どの人物もある意味切妙な度合いで同期になるような怪しさを持っているので、確信しにくい。
そこがこの映画の真綿でやんわりとした雰囲気を出している、かゆい所に手が届きそうな醍醐味なのかもしれない。
犯人の予測推理が苦手な人は読みづらいものになっているのでそこを注意して観察すると楽しめる。
また普段の生活圏内での捜索で、見知った人物に対して疑心暗鬼になっていくセバスチャンの気持ちが痛々しい。
純粋に子供を思うセバスチャンの父親像は素敵だが、もう少し普段の仕事とのギャップを大げさに出したほうが視聴者は飽きがこないはず。

映画『ロスト・フロア』 まとめ

見る人によっては、けたたましくスペイン語が飛び交うので落ち着かない感じもあるだろう。
これを見ると女性と言うのは腹黒くて怖いものだと感じてしまう人もいる。
しかし結局は両親の気持の機微に気がつかないままでいる子供の可愛さ、無邪気さは純粋に可愛く映る中少し可愛そうな気持にもなる。
親の都合なのだから。
母親が父親にかけた罠であるにしても、夫と分かれる最終手段としての決断となると可哀想なのは妻とも感じる。
最後の最後は、もう少し真実をガツンとぶちまけて欲しい気持もわくし、物足りなく感じる人がいるかもしれない。
女性の視聴者としては妻の肩を持ちたくなるだろうし、作中通して一生懸命なセバスチャンを見てやはり父親派と思ってしまう人もいて分かれると思う。
車で空港へ向かう姿はある意味この映画のクライマックス。純粋に応援したい気持ちになる。

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