映画『ロスト・キッズ』の概要:MJと書かれたスニーカーを手に入れた孤児院の少年カルビン。そのシューズを履いてNBAの試合のハーフタイムショーで地元スターのトレイシーと1対1をしたら圧倒的な強さを発揮した。それに目を付けたチームのオーナーや監督はカルビンとNBA選手として契約をする。カルビンは魔法のスニーカーによってNBAの試合でスター選手を相手に大活躍をする。
映画『ロスト・キッズ』の作品情報
上映時間:100分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、スポーツ
監督:ジョン・シュルツ
キャスト:リル・バウ・ワウ、モリス・チェスナット、ジョナサン・リプニッキ、ブレンダ・ソング etc
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映画『ロスト・キッズ』の登場人物(キャスト)
- カルビン(リル・バウ・ワウ)
- 孤児院で暮らす少年。魔法のスニーカーを手に入れるとバスケのスキルがプロ並みに変貌し、NBA選手として契約する。多くのスター選手の中でも輝きを放つが、一方で養子にしたいという親達が次々に現れる。
- トレイシー(モリス・チェストナット)
- ロサンゼルス・ナイツのスター選手。試合のハーフタイムショーでカルビンに負けて面目を丸潰れにされてしまう。当初カルビンを煙たく思っていたが、徐々に心を開き仲良くなる。
- マーフ(ジョナサン・リプニッキ)
- カルビンと一緒に孤児院で暮らす少年。歳はカルビンよりも幼く彼の弟の様な存在。母親の写真を大切に持っている。
- スタン(クリスピン・グローヴァー)
- カルビンやマーフが住む孤児院の院長。NBAで活躍するカルビンを最初は重宝していたがスニーカーの秘密を知ると態度が一変する。
映画『ロスト・キッズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ロスト・キッズ』のあらすじ【起】
孤児院に暮らすカルビンはいつもの様にNBAのスター選手であるアレン・アイバーソンのレプリカ・ユニフォームを着てマーフ達とバスケットボールを楽しんでいた。そこへいじめっ子のマービンがやって来る。彼はカルビンが着ているユニフォームを賭けて1対1をする。その勝負でカルビンは負けてしまう。弱いとからかわれる彼はいつかNBA選手になってテレビで見る様な素敵な家族を手に入れると話す。
そんなある日、カルビンは孤児院に寄付された物の中にMJと書かれたスニーカーを見つける。マーフ達ときっとマイケル・ジョーダンのだと興奮する中、その靴をマービンに奪われてしまう。マービンはその靴を電線に掛けてしまった。
その晩はひどい嵐だった。カルビンはスニーカーを諦めきれず、外に出る。彼は近くの木に登り、スニーカーを取ろうとする。その時、電線に雷が落ち、スニーカーにも電気が走った。その衝撃の中、カルビンは何とかスニーカーを手にする。
翌日、カルビンはNBAの試合チケットを手に入れてロサンゼルス・ナイツの試合を観戦する事になった。そのハーフタイムショーではチームのスター選手であるトレイシーとの1対1が出来るというのだ。興奮しながらチケットを眺めるカルビン。そして幸運にもラッキーチケットを手にしたのだ。コートに下りて行くカルビン。憧れの選手であるトレイシーとの1対1を楽しむ。そして3ポイントやダンクと誰もが驚くプレーを連発してトレイシーに勝ってしまうのだ。
映画『ロスト・キッズ』のあらすじ【承】
翌日、孤児院にナイツのオーナーと監督が来ていた。カルビンをナイツの一員としてプレーさせたいというのだ。にわかに信じ難い事実だと思う孤児院の院長であるスタンであったがカルビンの出場を認める。
ナイツのロッカールームにやって来たカルビン。そこではトレイシーがからかわれていた。申し訳なく思ったカルビンは謝るが、トレイシーは気にするなと話す。
試合ではナイツが劣勢に立たされていた。そこでカルビンは作戦を考えて監督は彼を試合に出す事にした。カルビンは例の魔法のスニーカーを履いてコートに登場。そして強敵スパーズを相手に獅子奮迅の活躍を見せる。そして終了間際には逆転シュートを沈めてナイツに勝利を呼び込んだのだった。彼がこの日決めた得点はなんと27得点だった。翌日、スポーツニュースでこの事は大きく取り上げられ、カルビンの事を全米が知る事となった。そして彼は正式にナイツと契約するという事にもなったのだ。
遠征先でカルビンはトレイシーとルームメイトになった。しかし、初の遠征でハメを外す自由奔放なカルビンにトレイシーはうんざり。せっかくのデートも台無しにされてしまった。
遠征の相手はカルビン憧れの選手アレン・アイバーソン率いるシクサーズだった。試合でアイバーソンを抜き去ってダンクを決めるカルビン。ナイツはカルビンの活躍で連戦連勝を重ねていく。最初はからかっていたNBA選手達やトレイシーもカルビンを認める様になり、サインを求める選手が出てくるほど彼の人気は高まっていた。
映画『ロスト・キッズ』のあらすじ【転】
遠征から戻ったカルビンは孤児院に戻って来た。親友の活躍に大興奮のマーフ。しかしマービンは同じ孤児でありながらスニーカーの力によって活躍するカルビンを妬んでいた。
カルビンの話はそれだけではない。養子の話がいくつも来ていた。しかし、カルビンはどの親達にも魅力を感じなかったのだ。カルビンはその事を相談しにトレイシーの家に行く。トレイシーは親身になってカルビンの話を聞き、自分にとって良い選択をする様に促す。カルビンはマーフも交えて3人で遊び、楽しいひと時をトレイシーの家で過ごした。トレイシーも息子の様なカルビンを養子にしても良いと考え始めていた。
一方、スタンは何故カルビンがあんなにも活躍できるのかと不思議がっていた。マービンを使ってスタンはマーフからスニーカーの秘密を聞き出す。そしてスニーカーを高値で売る為にスタンはスニーカーを金庫にしまってしまう。
カルビンは急いで大急ぎで院に戻り、スタンに金庫の開け方を聞くが彼は話さない。そこへマービンがやって来る。彼はスタンに上手く使われていた事に気が付き、カルビンに味方する。そして金庫を開けてスニーカーをカルビンに渡す。
映画『ロスト・キッズ』の結末・ラスト(ネタバレ)
スニーカーを奪われたスタンは取引相手に連絡をし、カルビンを追いかけるように命令する。取引先の男達はモーターサイクルに乗ったカルビン達を車で追いかける。何とか追っ手を振り切ったカルビンは大急ぎでステイプルズセンターのコートへと向かう。そこにはスタンがおり、スニーカーを取り返そうとする。カルビンはスタンにモーターサイクルを当てて何とか難を逃れてコートへとやって来た。試合はビンス・カーター率いるラプターズによる一方的な展開となっていた。この試合に負けてしまうとナイツのプレーオフの夢は途絶えてしまう。選手達にカルビンも加わり、チームは一丸となって諦めずに勝利を目指す。ナイツはカルビンを中心にラプターズを猛追。しかし、ラプターズもエースのカーターが着実に加点をして追いつかせない。そして残り19秒でナイツは1点差に迫る。
ナイツはタイムアウトを取り、監督がディフェンスでボールを奪えと支持をする。タイムアウトがあけ、カルビンがカーターからボールを奪おうとして弾く。そこへ選手がなだれ込む。ボールはナイツに移行したがアクシデントが起きてしまった。カルビンの魔法のスニーカーが破けてしまったのだ。カルビンは魔法のスニーカーのお陰で今まで活躍できた事をトレイシーに話す。試合が再開し、カルビンはシュートを打つ。しかし魔法の効力はなくなっている為、カーターにブロックされてしまう。トレイシーはボールを拾い、カルビンにパスする。カルビンなら魔法がなくとも出来ると信じたのだ。カルビンはトレイシーの言葉に勇気づけられフェイクでカーターをかわす。そして最後のシュートをトレイシーに託す。トレイシーのシュートは綺麗な放物線を描いてリングに吸い込まれた。ナイツは奇跡の逆転勝利でプレーオフ進出を決めたのだ。
魔法のスニーカーを失ったカルビンは元の普通の子供に戻っていた。孤児院ではマービンとも仲良くなり、多くあった養子の話もなくなっていた。そこへトレイシーがやってくる。カルビンを養子にするというのだ。その様子を見て嬉しくも寂しいマーフ。そこへカルビンが声を掛ける。自分とマーフは兄弟だと話すカルビンに対し、トレイシーはそれを受け入れカルビンとマーフを家族に迎え入れた。カルビンは魔法のスニーカーのお陰によりNBAでプレーするよりも大切な温かい家族を手にしたのだった。
映画『ロスト・キッズ』の感想・評価・レビュー
心が暖まり、何が本当に大切なのか教えてくれた映画である。魔法のシューズを手に入れたカルビンのバスケプレーの変貌ぶりや、素晴らしいプレースタイルが興奮した。彼を妬むマービンの気持ちの変化や、影でずっと応援し続けてきたマーフの優しさに心を打たれた。チームメイトであり、信頼していたトレイシーとの関係が深まったり、真実を伝えた後もカルビンを励ます言葉をかけたりと、トレイシーの心の広さもかっこよかった。チームメイトではなく、家族として生活していくカルビンとトレイシー、そしてマーフの三人の幸せな日々が想像できた。(女性 20代)
夢みたいな最高のストーリー。完全に『スパイ・キッズ』を意識したDVDのジャケット。一瞬B級かなと躊躇しましたが、これ大正解でした。孤児院で暮らす少年カルビン。ある日孤児院に寄付された物の中に「MJ」と書かれたバスケットシューズを見つけます。そのシューズを履いてバスケをプレーすると、まるであの「MJ」のようにプロ並みのプレーができるのです。
男の子版シンデレラストーリーと言った感じのファンタジック・コメディ。NBAのプロ選手と子供のカルビンが戦うシーンが最高です。ラストもしっかりしていて、大満足の作品でした。(女性 30代)
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