映画『愛の伝道師 ラブ・グル』の概要:ホッケーのスター選手であるダレンは、妻との関係が破綻し浮気をするようになった。同時に、ダレンは試合で思うようなプレーができなくなってしまう。オーナーのジェーンは、愛の伝道師のピトカを雇い、ダレンを復活させようと画策する。
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』の作品情報
上映時間:87分
ジャンル:コメディ
監督:マルコ・シュナベル
キャスト:マイク・マイヤーズ、ジェシカ・アルバ、ジャスティン・ティンバーレイク、ロマニー・マルコ etc
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映画『愛の伝道師 ラブ・グル』の登場人物(キャスト)
- グル・ピトカ(マイク・マイヤーズ)
- アメリカで生まれ、インドで育った。愛の伝道師。本も多数出版しており、スピリチュアル・リーダーとして活躍している。チョプラという導師の方が人気があり、嫉妬している。インドの武術を会得している。
- ジェーン・ブラード(ジェシカ・アルバ)
- ホッケー「メープルリーフス」のオーナー。父からチームを引き継ぐが、父の代から一度も優勝したことがないため、ファンから嫌われていることを恐れている。
- ジャック・グランデ(ジャスティン・ティンバーレイク)
- ホッケー「キングス」の名ゴールキーパー。プルーデンスの愛人。ダレンとはライバル関係にある。
- ダレン・ロアノーク(ロマニー・マルコ)
- ホッケー「メープルリーフス」のスター選手。母親に恐怖心を抱いている。優勝しなければ妻のプルーデンスに捨てられると思い、自分から関係を破綻させてしまう。
- プルーデンス・ロアノーク(ミーガン・グッド)
- ダレンの妻。ダレンが浮気するようになり、自らもジャックと浮気するようになる。本当はダレンのことを愛している。
- パンチ・チェーコフ(ヴァーン・トロイヤー)
- ホッケー「メープルリーフス」の監督。ピトカと気が合わず、度々喧嘩している。
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』のあらすじ【起】
ピトカは人口が76人しかいないインドの小さな村で育った。大人になると導師(グル)として活動し、「君は本当に幸せか」という本を出版した。そして、愛の伝道師としてインドを離れ、故郷のアメリカへと戻った。そこで、ホッケー選手のダレンを弟子にした。
テレビのホッケー番組のチャンピオン特集で、ダレンのことが取り上げられた。ダレンは数々の伝説を残し、「ホッケー界のタイガー・ウッズ」と称されるほど、有名で真面目な選手だった。だが、プレーオフを目前に妻のプルーデンスと別居し、モデル達と浮名を流すようになった。プルーデンスの方も、チーム「キングス」の名ゴールキーパー、ジャックと浮気をしていた。ダレンは妻の浮気を知ってしまい、手が震えてプレーが乱れるようになった。
ダレンが所属する「メープルリーフス」のオーナーのジェーンは、ダレンの不調に頭を抱えた。野球のヤンキースが不振のとき、グルを雇ったと噂があった。ジェーンもチームを優勝させるために、グルを雇うことを決める。
ピトカはハリウッドに“グル・ピトカの僧院”を建て、悠々自適に暮らしていた。だが、マネージャーから渡された新聞を見て、腹を立てた。“チョプラが1番のグルで、ピトカが2番”と書かれていたのだ。有名な俳優夫婦も、チョプラを支持していた。チョプラは「オプラ」の番組に出て、人気を集めていた。マネージャーは2番手で苛立っているピトカのために、新たな仕事の話を持ってきていた。「メープルリーフス」が決勝戦に合わせてダレン夫妻を復縁させれば、200万ドル支払うと言ってきたのだ。それ以外にも、「オプラ」の番組担当者が、ダレン夫妻を復縁させれば番組に出演させると言っていた。ピトカは大きい仕事のチャンスに喜び、目を輝かせた。
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』のあらすじ【承】
ピトカは人々を集め、愛の伝道師として自己愛の大切さを説いた。そして講演後、“VIPルーム”でファンと交流を深めた。ジェーンも監督のチェーコフと来ており、ピトカに挨拶をした。ピトカはジェーンに一目惚れをする。
ピトカはジェーンに誘われ、一緒にトロントに行くことになった。飛行機の中で、ジェーンは父の死後、ピトカのセミナーに参加していたことを話した。ピトカの本も全て読んでおり、憧れを抱いていた。ピトカはジェーンに褒められ、照れくさそうにした。しかも、ジェーンが独身で恋人もいないと知り、興奮して喜んだ。ジェーンは恋人ができないのは“ブラードの呪い”のせいだと打ち明けた。ジェーンの父であるハンク・ブラードが1967年にチームを買収して以降、「メープルリーフス」は1度も優勝しておらず、町中の男性に恨まれているからだった。
ピトカは練習をしていたダレンに声を掛けた。ダレンは私生活について口を出されるのが嫌で、ピトカを追い返そうとした。だが、ピトカはその場を離れず、プルーデンスが愛人と別れて復縁したがっていると嘘を吐いた。ダレンはそれを聞いて調子を取り戻すが、ピトカが嘘だと言った途端、パックがゴールに入らなくなってしまう。ピトカは調子を取り戻すために、プルーデンスに謝罪の手紙を書くことを勧めた。
ピトカはダレンが書いた謝罪文を持ってプルーデンスの元を訪ねた。だが、プルーデンスの怒りは、手紙だけでは収まらなかった。ピトカはジャックに見つかり、二度とプルーデンスに近づくなと脅される。ピトカはダレンに会いに行き、プルーデンスが激しく怒っていることを報告した。そして、苦しみから気を逸らしトラウマに立ち向かう、“ドラマ段階療法”を取り入れることを勧めた。
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』のあらすじ【転】
「メープルリーフス」と「キングス」の試合当日。“ドラマ段階療法”を習得するためには、試合中の喧嘩は厳禁だった。ホッケーの試合に喧嘩はつきもののためダレンは戸惑うが、ピトカは優勝杯を手に入れたければ喧嘩をするなと自信満々に言い切った。その一方で、ピトカは「キングス」の選手達の元に行き、ダレンが馬鹿にしていたと嘘を吐いた。ダレンは怒った「キングス」の選手達に、吹っ飛ばされたり壁にぶつけられたりした。ダレンはピトカに対して怒るが、いつの間にか手の震えがなくなっていた。
ダレンはやられっぱなしでいることに我慢ができなくなっていた。すると、ピトカは誰でも良いから喧嘩しろと指示を出した。ダレンはピトカが思いつきで決めていることに腹を立てるが、ジャックがプルーデンスと投げキスをし合っているのを見て、標的をジャックに決めて体当たりをした。ダレンは審判から1試合の出場停止を命じられる。チェーコフ監督に怒られるが、ピトカに唆され、チェーコフ監督にパットをぶつけた。チェーコフ監督はパットに当たり、後ろに倒れてしまう。審判は新たに2試合の出場停止を言い渡した。
“ドラマ段階療法”は次の段階に入り、トラウマを克服することになった。ダレンは母親を恐れており、試合に呼んだことがなかった。ピトカはダレンを連れて母親の元まで向かった。
ダレンの母は試合に呼んでくれない息子を非難した。ダレンは自分を支えてくれないからだと言い訳をするが、母に顔面を殴られてしまう。ダレンの母は、「圧力が人を強くする」と信じていた。ダレンは手の震えが再発してしまい、母に何も言えずにその場を逃げた。ピトカはダレンを追いかけ、トラウマを克服するには、母に立ち向かうか下剤を使って気を逸らせるしかないと言った。ダレンはピトカの馬鹿馬鹿しい考えに、思わず笑顔になった。
ダレンは母のように、優勝を逃せばプルーデンスに捨てられると思っていた。それが嫌で、先に捨てたのだ。ピトカはその事実に気づいたダレンを褒めるが、母ともきちんと向かい合う必要があると教えた。それは、プルーデンスもダレンに言っていたことだった。ダレンはプルーデンスのことが恋しくなった。
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』の結末・ラスト(ネタバレ)
ピトカはジェーンを自宅に招き、夕食を御馳走した。ジェーンは男性に疫病神だと非難され続けていたため、久しぶりに男性と楽しい時間を過ごして笑顔になった。だが、ピトカはそれを否定し、ジェーンが自分を愛することを恐れているから、男性と過ごせないのだと指摘した。そして、恐怖心を捨てて無防備になれと教えを説いた。ジェーンは恐怖心を捨てるため、ピトカにキスをしようとするが拒まれてしまう。怒ったジェーンは家を去っていった。
ダレンがいない「メープルリーフス」は、3連敗していた。しかも、「オプラ」の番組担当者が、“第4戦までにダレン夫妻を復縁させないと、チョプラを出演させる”とピトカのマネージャーに言ってきた。ピトカはバーテンダーとしてクラブに潜入し、プルーデンスに声を掛けた。そしてズバリ、ジャックが“今だけの男”か“理想の男”か質問した。プルーデンスはいい関係だと言葉を濁した。それを受けてピトカは、ダレンとプルーデンスは“知識のある愛”で真に結ばれており、ダレンは生まれ変わったと話した。だが、プルーデンスは未だに母の前でプレーできないダレンが、生まれ変わったとは思えなかった。ジャックはその話を近くで聞いて、ダレンにとって母が弱点だと知ってしまう。
プルーデンスはダレンに会いに行き、捨てられると思っていたことを打ち明けられる。ダレンの母のことは気がかりだったが、プルーデンスはダレンと復縁することを決める。次の日、「メープルリーフス」と「キングス」の試合が行われ、ダレンの好プレーのお蔭で、「メープルリーフス」が勝利を収める。「メープルリーフス」が3連勝し、優勝はトロントでの「メープルリーフス」と「キングス」の試合で決まることになった。ピトカも「オプラ」の出演が確約になるが、その表情は晴れなかった。“ドラマ段階療法”を無視したことが気がかりだったのだ。
試合当日、ピトカは「オペラ」に出演するため、トロント空港にいた。だがその時、テレビでホッケーの試合が流れているのを見てしまう。国歌の歌唱を行う人物として、ダレンの母が紹介されていた。ジョージの策略だった。ダレンは手の震えが再発し、リングから逃げ出した。ピトカのマネージャーはそのテレビを見て、行くなとピトカを引き止めた。だが、ピトカはマネージャーから荷物を取り返し、急いで試合会場に向かった。
ピトカはダレンに会い、解決するためには母に立ち向かうしか方法がないと教えた。ダレンは覚悟を決め、母に初めて自分の意見を述べた。母は息子の成長に感動し、抱きしめ合った。試合の終了まで残り31秒のところで、ダレンが試合会場に姿を現した。ダレンが得点を決め、「メープルリーフス」が優勝を果たした。
チョプラはピトカが「オプラ」の出演を断ったことを知り、ピトカの元を訪ねてきた。「オプラ」の番組担当者に出演を勧めておいたのだが、ピトカは出演できなくても気にした様子はなかった。ピトカは自分自身に誇りを持ち、チョプラをライバル視するのを止めたのだ。
現在。ピトカはインドへと戻っていた。そこには、ジェーンの姿もあった。ピトカの師匠は、ピトカが自己愛を習得したことを認めた。ピトカはつけられていた貞操帯の鍵を貰おうとするが、留め金で止まっていただけだった。ピトカはジェーンや使用人達と歌って踊り、喜びを表現した。そして、ジェーンにキスをした。
映画『愛の伝道師 ラブ・グル』の感想・評価・レビュー
なんにも考えずに観ていい、とにかく楽しむだけの作品です。主演はマイク・マイヤーズ。もう面白い予感しかしません。ストーリーはとにかくドタバタで特に内容もありませんが、インドで修行を積んだアメリカ人が、心を病んだアイスホッケー選手のケアに努めその中で繰り広げられるハチャメチャなコメディ作品です。
修行して、性行動が制限されている反動でか、かなり下ネタが多めです。しかもその下ネタが良い意味でくだらない、下品なもの。だから何も考えずに楽しめるんです。
なるべく1人で観るのをオススメする作品です。(女性 30代)
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