この記事では、映画『LOVE LIFE』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『LOVE LIFE』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0094708
| 製作年 | 2022年 |
|---|---|
| 上映時間 | 123分 |
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 監督 | 深田晃司 |
| キャスト | 木村文乃 永山絢斗 砂田アトム 山崎紘菜 |
| 製作国 | 日本 |
映画『LOVE LIFE』の登場人物（キャスト）
- 大沢妙子（木村文乃）
- ホームレスの支援を行うNPOで働いている女性。息子の敬太を連れて二郎と再婚するが、義両親からはよく思われていない。不慮の事故で亡くした息子の葬儀で、行方不明になっていた前夫のパクと再会。自分たちを置いていなくなったことを恨みながらも、路上生活者になっていたパクを放っておけず面倒を見ることになる。
- 大沢二郎（永山絢斗）
- 市役所の福祉課で働く妙子の夫。職場の同僚である山崎理佐と婚約していたが、妙子に心変わりして別れを告げる。失恋を引きずり休職した理佐に会いに行く一方で、パクの世話をする妙子に嫉妬もする。
- パク・シンジ（砂田アトム）
- 韓国籍を持つ妙子の前夫で、敬太の本当の父親。ある時、突然妻子の前からいなくなり行方が分からなくなっていたが、敬太の葬式に姿を現し妙子と再会。路上生活者になっており、妙子に助けを求める。ろう者のため手話で会話する。
- 山崎理佐（山崎紘菜）
- 二郎の職場の同僚であり元彼女。二郎に婚約を破棄され、失意のどん底にいる。
- 大沢誠（田口トモロヲ）
- 二郎の父。二郎と妙子の結婚を認めておらず、妙子との間に壁を作っている。
- 大沢明恵（神野三鈴）
- 二郎の母。妙子や敬太には優しく接するが、内心は本当の孫がほしいと思っている。
映画『LOVE LIFE』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『LOVE LIFE』のあらすじ【起】
ホームレスを支援するNPOで働く大沢妙子は、再婚した夫の二郎、連れ子の敬太と三人で団地の一室に暮らしている。また、妙子たちが住んでいる向いの棟には、二郎の両親である誠と明恵が住んでいた。
ある日、敬太のオセロ大会優勝と、誠の誕生日をサプライズで祝うパーティーが行われることになる。その準備には、結婚式に出席してくれた二郎の職場の面々も手伝いに来てくれていた。しかしその中に、一人だけ妙子の知らない山崎理佐という女性がいた。二郎は「彼女は病気で結婚式に来られなかったんだ」と妙子に説明する。
誠は、妙子がバツイチで子持ちという理由で、息子との結婚を心よく思っていなかった。この日も終始よそよそしい態度で、遠回しに妙子を「中古」呼ばわりして空気を悪くする。明恵に諭されて誠は妙子に謝り、気を取り直してパーティーが再開されるが、その時悲劇が起こる。遊んでいた敬太が、誤って水が張ってある風呂場の浴槽に落ちて亡くなってしまったのだ。自分の不注意だと自らを攻める妙子に、二郎は「君のせいじゃない」と慰めた。
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映画『LOVE LIFE』のあらすじ【承】
敬太の葬儀が営まれる中、突然一人の男が式場に駆け込んで来る。彼は妙子の姿を見るなり歩み寄って来て、彼女の頬を思いっきり引っ叩いた。そして、今度は自分の顔を自ら何度も殴り始めた。男は妙子の元夫パクで、敬太の実の父親だった。彼は何年も前に突然妻子を残して出て行き、行方が分からなくなっていた。新聞で敬太のことを知り、やって来たのだというパク。
後日、妙子はけじめをつけるため路上生活者になっていたパクに会いに行く。そして、彼の家族から預かっていたパスポートと手紙を渡して別れを告げた。しばらくして、市役所にやって来たパクが、生活保護の申請を行おうとしているところに遭遇する妙子。しかし彼はろう者のため、対応した二郎と会話ができず困っていた。妙子は放っておけなくなり、手話で間を取り持ち、パクは無事に職を得ることができた。時を同じくして、二郎の両親が引っ越すことになり、二郎は付き添いで新居に向かうことになる。
映画『LOVE LIFE』のあらすじ【転】
その夜、一人で家にいた妙子を大きな地震が襲う。揺れがおさまると二郎から心配して電話がかかって来るが、その時二郎は密かに理佐と会っていた。以前二郎と付き合っており婚約までしていた理佐は、二郎から突然別れを告げられ立ち直れないでいた。二郎と妙子の仲を妬み、不幸になればいいと願ったら痛ましい事故が起きてしまったと泣きながら語る理佐。二郎は彼女を慰めるようにキスするが、理佐は彼の心を見透かすように「目を見られないんですね」と言うのだった。
妙子は、義両親たちが住んでいた部屋にしばらくパクを住まわせることにするが、二人がベランダで戯れているところを二郎が目撃してしまう。すぐに二郎は部屋へ向かい、見せつけるようにパクの目の前で妙子にキスをする。その時、パクが拾って来た猫が逃げ出し、三人は一転猫を探すことになる。結局二郎が猫を見つけてパクに返すが、「この猫はあなたを選んだのであなたが飼ってください」とパクは二郎に猫を託すのだった。
映画『LOVE LIFE』の結末・ラスト（ネタバレ）
そんな折、妙子の元にパク宛ての郵便が転送されてくる。手紙によると、韓国にいる父が危篤らしく、帰郷する金を貸してほしいと頼むパク。妙子と二郎は仕方なく彼を車でフェリー乗り場まで送っていく。しかし、妙子が「彼を放っておけない」と言って、二郎の静止も聞かずパクと船に乗って行ってしまう。
韓国に着くと、「父親が危篤というのは嘘だ」とパクから聞き妙子は閉口してしまう。手紙の本当の内容は、前妻との間に生まれた息子の結婚式の報せだった。敬太の死で、急にもうひとりの息子の顔を見たくなったのだという。
屋外の披露宴会場では、新郎、新婦を祝う多くの人で盛り上がっていた。パクと再会した息子は、父が来てくれて嬉しいと妙子に話して笑顔を見せた。すると、突然雨が降り始め、人々は慌てて屋内に入っていく。そんな中、妙子はずぶ濡れになりながら、一人その場に立ち尽くすのだった。
帰国し自宅に戻ってきた妙子。しばらくして帰って来た二郎が「これからどうする？」と尋ねると、「分からない」と答える妙子。とりあえず散歩でもして考えようということになり、二人は部屋を出る。団地から見下ろした先には、並んで歩いて行く二人の姿があるのだった。
映画『LOVE LIFE』の感想・評価・レビュー
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映画『LOVE LIFE』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『LOVE LIFE』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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