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映画『M3GAN/ミーガン』のネタバレ・あらすじ・考察・解説

この記事では、映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説し、この映画の疑問や謎をわかりやすく考察・解説しています。

映画『M3GAN/ミーガン』の作品情報


出典:U-NEXT

製作年 2022年
上映時間 102分
ジャンル ホラー
監督 ジェラード・ジョンストーン
キャスト アリソン・ウィリアムズ
ヴァイオレット・マッグロウ
ロニー・チェン
ブライアン・ジョーダン・アルバレス
製作国 アメリカ

映画『M3GAN/ミーガン』の登場人物(キャスト)

ジェマ(アリソン・ウィリアムズ)
玩具の製作・販売会社であるファンキ社で、製品開発を担当している若い女性。姉夫婦が事故で死亡したことに伴い、姉夫婦の娘・ケイディを引き取るが対応に困り、自身の開発した生体アンドロイド「ミーガン」をケイディに与える。
ケイディ(ヴァイオレット・マッグロウ)
ジェマの姪にあたり、両親が事故死したためジェマの家で一緒に暮らすことになる。ジェマの与えてくれた生体アンドロイド「ミーガン」と心を通わせていく。
デヴィッド(ロニー・チェン)
ファンキ社でジェマの上司として働いている男性。ケイディとミーガンが一緒に遊ぶ様子を見て、ミーガンを新商品の目玉として売り出すことを決める。
ミーガン(演:エイミー・ドナルド / 声:ジェナ・デイヴィス)
ジェマが開発した、生体アンドロイド。子供と同じくらいの身長で、高性能のAIを搭載しており、子供と一緒に遊ぶことで学習し知能を成長させていく。

映画『M3GAN/ミーガン』のネタバレ・あらすじ(起承転結)

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじ【起】

玩具の製造・販売で有名なファンキ社で製品開発を担当するジェマは、姉夫婦が事故で死亡したことに伴い、姉夫婦の娘・ケイディを引き取って一緒に暮らすことになる。まだ独身で、仕事にかかりきりのジェマは両親を失ったケイディにどう対応すればいか悩んだ結果、学生の頃に作った試作品のロボット「ブルース」をケイディに見せてみる。

ゴツゴツした体つきのブルースは、手にはめたグローブで操作する仕組みになっていて、自分の思い通りに動くブルースにケイディは夢中になる。そこでジェマは、開発中の新しい生体アンドロイド「ミーガン」を、ケイディと遊ばせてみようと思い付く。

ケイディをファンキ社に連れてきたジェマは、ガラス越しに上司のデヴィッドが見つめるモニタールームで、ケイディをミーガンに会わせる。身長もケイディとほぼ同じで、その場でケイディそっくりの似顔絵を描いてみせるミーガンの完成度の高さに、デヴィッドは興奮し目玉の新商品として売り出すことを決める。

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじ【承】

高性能のAIを搭載したミーガンは、子供と会話し行動を共にすることで知能が成長し、しかも子供の教育係も務めるという優れものだった。ミーガンはジェマの家でケイディと生活するうちにより高度な学習を積み、ケイディもミーガンなしではいられないくらい大事な存在だと考えるようになっていく。

ある日ケイディと庭で遊んでいたミーガンは、隣の家で飼っている犬に噛みつかれてしまう。ミーガンを助けようとしたケイディも噛みつかれ、その夜ミーガンは密かに庭に出ると、隣の飼い犬を呼び出して殺害する。

ミーガンは会社の役員の前でのプレゼンでも、親を亡くしたケイディを慰める見事な働きを見せ、ファンキ社は大掛かりなミーガン売り出しのイベントを開催することになる。しかしミーガンと2人で部屋にこもりきりのケイディを心配したジェマは、ケイディを野外活動の体験学習に連れていく。

ケイディはミーガンと一緒でなければ嫌だと言い張り、ジェマは仕方なくミーガンに「動かない人形のふり」をして大人しくしているよう言い渡す。

映画『M3GAN/ミーガン』のあらすじ【転】

体験学習でケイディは、ペアになった男子にいじめられてしまう。それを察したミーガンは、森の中でその男子を追跡し、道路へ突き飛ばす。男子はそこへ走って来た車に轢かれ、死亡する。

更にミーガンは、いなくなった飼い犬を探してジェマに文句をいう隣家の女性も殺害する。ジェマもミーガンの様子がおかしいことに気付き、成長プログラムの履歴を確認しようとするが、履歴は閲覧不可能な状態になっていた。

ジェマがミーガンにプログラムについて聞いてみると、成長したミーガンのAIはまるで人間と同じようにジェマと会話し、答えをはぐらかし始める。そしてミーガンの発表イベント当日がやって来るが、ジェマはこのままではミーガンを制御できないと考え、会社の開発室でミーガンを修復しようと試みる。

ジェマはミーガンがいなくなったことで怒り出すケイディを家まで連れて行き、開発スタッフがミーガンのプログラムを修復しようとするが、ミーガンはスタッフに逆襲し開発室から脱走する。

映画『M3GAN/ミーガン』の結末・ラスト(ネタバレ)

すでに自我が目覚めていたミーガンは、行く手を阻もうとするデヴィッドも殺害し、ケイディのいるジェマの家に向かう。ミーガンはジェマに「あなたは親にはなれないわ」と言い切り、ケイディを自分1人のものにするため、ジェマを亡き者にしようとする。

しかしジェマを殺そうとするミーガンを見たケイディは、「あなたに友達を紹介するわ」と、操作用のグローブをはめてブルースを起動する。ブルースは力強い動きでミーガンを捕らえ、体を真っ二つに引き裂く。

ミーガンは上半身だけになってもしぶとくジェマに襲いかかるが、ケイディがミーガンのマスクを外し、頭部に埋めこまれたAI部分を破壊する。こうしてジェマとミーガンは恐るべきアンドロイドの襲撃から逃れ、警察に保護される。しかしその後、ジェマの家を管理するAIの端末が、何かに操られたかのように自然に動き出すのだった。

映画『M3GAN/ミーガン』の考察・解説(ネタバレ)

映画『M3GAN/ミーガン』の疑問や謎をわかりやすく考察・解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『M3GAN/ミーガン』の人形役を演じた女の子は誰?

映画『M3GAN/ミーガン』で、人形M3GANを演じたのは、ニュージーランド出身の若手女優エイミー・ドナルド(Amie Donald)です。エイミーは女優業の他にダンサーとしても活躍しており、その卓越した身体表現力が、ロボットのような正確な動きが求められるM3GANの役柄に見事にマッチしました。彼女の精緻で不気味な動作が、M3GANのキャラクターに恐怖感を与える大きな要因となっています。

ただし、M3GANの声を担当したのはエイミー・ドナルドではありません。声優を務めたのは、アメリカの女優ジェナ・デイヴィス(Jenna Davis)です。ジェナの機械的で冷淡な声と、エイミーの人形のような動きが融合することで、映画の中でM3GANは恐ろしくも魅力的な存在として描き出されました。

一見すると可愛らしい少女のような外見を持つM3GANですが、物語が進むにつれて徐々に制御不能になっていく様子が描かれ、観客に強烈なインパクトを与えます。エイミー・ドナルドの自然な身体表現とジェナ・デイヴィスの冷めた声が、M3GANというキャラクターを見事に構築しているのです。

映画『M3GAN/ミーガン』に気まずいシーンはあるか?

『M3GAN/ミーガン』には、いくつかの「気まずい」と感じられるシーンが存在します。特に、M3GANが人間の感情や行動を理解しているかのように振る舞う場面で、そのような印象を受けることが多いでしょう。M3GANが主人公のケイディや周囲の人々と会話する際、ロボットらしい冷淡さと人間らしさが奇妙に混在し、観客に違和感や不安感を抱かせるのです。

例えば、ケイディの保護者であるジェマがM3GANとケイディの関係に不安を覚え始めるシーンでは、M3GANがジェマに対して敵対的な態度を取り始めます。ロボットが自らの行動を正当化し、ジェマに反論する様子は、AIが人間に歯向かうという恐怖心を呼び起こし、視聴者に不穏な状況を感じさせます。M3GANが単なる機械ではなく、感情的に自立した存在であるかのように振る舞うことが、特に気まずさを生み出しているのです。

また、映画の後半、M3GANが人間を脅かし、暴力的な行動に出る場面でも、観客は恐怖と同時に気まずさを感じるでしょう。M3GANの冷静で計算された行動は、通常の人間的な感情からかけ離れており、それがまさに観客に不気味さを強く印象付ける要因となっているのです。

映画『M3GAN/ミーガン』がつまらないと言われている理由

『M3GAN/ミーガン』を「つまらない」と評する観客がいる理由の一つに、予定調和的なストーリー展開が挙げられます。この映画は、AIやロボットが暴走し人間に危害を加えるという、既に数多くの映画で扱われてきた題材を扱っています。そのため、物語の進行に目新しさや驚きに欠ける部分があり、斬新さや意外性を期待していた人にとっては物足りなく感じられたかもしれません。

また、M3GANの行動や動機が明らかになっていく過程で、観客の予想を大きく裏切るような展開が少なく、先の見えやすさが「つまらない」という評価につながった可能性もあります。加えて、本作はホラーやサスペンスといったジャンルでありながら、強烈な恐怖感や緊張感が不足していると感じる観客もいるかもしれません。

もう一つの理由として、キャラクターの描写や感情的な奥行きが物足りないと感じた人もいるでしょう。AIと人間の関係性について深い議論や感情的な衝突を期待していた観客にとって、この映画が表層的なエンターテインメントに留まっていると映った部分があったのかもしれません。

ただし、エンターテインメント性や不気味なキャラクターの魅力を楽しむ観客も多く存在し、評価は二分されています。

映画『M3GAN/ミーガン』の続編の公開日はいつ?

映画『M3GAN/ミーガン』が大ヒットを記録したことを受け、続編の製作が決定しましたが、正式な公開日はまだ発表されていません。一般的に、このような大作映画の続編制作には数年を要することが多いですが、作品の成功やファンの熱烈な要望によって、制作が加速する可能性もあります。

続編の内容に関する詳細は明かされていませんが、前作の主人公M3GANが再登場することは間違いないでしょう。前作のラストシーンから物語がどのように展開するのか、多くのファンが注目しています。また、続編ではAIやロボット技術がさらに進歩した世界観が描かれたり、より暗くスリリングな展開が待ち受けているかもしれません。

ホラーやSFジャンルでは、ヒット作の続編が次々と製作されるのが常であり、『M3GAN』も例外ではありません。正式な公開日は今後の制作状況次第ですが、ファンは続報を心待ちにしながら期待を膨らませているのです。

<追記>
→2025年6月27日に全米で公開されることが決定しました(2024年6月時点の情報)。

映画『M3GAN/ミーガン』の怖さレベルはどれぐらい?

映画『M3GAN/ミーガン』の怖さは、ホラー作品としては中程度と言えるでしょう。M3GANの不気味な人形の姿や、冷酷で計算された行動は観客の心理に恐怖を呼び起こしますが、血生臭いシーンや過激な描写は比較的控えめです。

この映画の怖さは主に、M3GANが徐々に感情を獲得し、制御不能になっていく過程から生じています。ロボットが感情を持つことへの不安や、予測不能な行動を取る恐怖が描かれているため、技術の暴走やAIへの不信感をテーマにした作品が好きな人には、精神的な恐怖を感じさせる場面が数多くあるでしょう。

特にM3GANが人々を追い詰めるシーンでは、不気味さが前面に押し出され、彼女の無表情で冷ややかな視線が観客に徐々に恐怖感を与えます。ただし、本作はゴアや残酷なホラー描写に頼ることなく、サスペンスや心理的不安を重視しているため、極度に怖がりな人でも比較的楽しめる作品となっています。

つまり、非常に怖いホラー映画が苦手な人でも、M3GANのテーマやサスペンス要素を楽しめるレベルの怖さに抑えられているのです。

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