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映画『マダガスカル』あらすじネタバレ結末と感想

映画『マダガスカル』の概要:都会のニューヨークの動物園から、野生の生活を目指して逃げ出す動物達の物語。2005年製作でライオン、シマウマ、キリン、カバのユニークな各々が憧れの地を求め、着いた先で繰り広げるコメディ映画。

映画『マダガスカル』 作品情報

マダガスカル

  • 製作年:2005年
  • 上映時間:86分
  • ジャンル:コメディ、アニメ
  • 監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス
  • キャスト:ベン・スティラー、クリス・ロック、デヴィッド・シュワイマー、ジェイダ・ピンケット・スミス etc

映画『マダガスカル』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『マダガスカル』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『マダガスカル』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『マダガスカル』 あらすじ【起・承】

動物園で何不自由ない暮らしをしていたライオンのアレックス、キリンのメルマン、シマウマのマーティ、カバのグロリア。
それぞれが動物園で、各自の特性と個性を活かし、それなりの生活をしていた。

シマウマのマーティは誕生日を親友達に祝ってもらい満足していたが、昼間に穴を掘って敷地に侵入してきたペンギン達の「広大な野生の王国へ旅立つ事にした」と言う言葉が頭から離れない。

野生の大地行きたいよね?電車で行けるかな?と話すが、友人達は相手にしてくれない。
野生には上等なステーキ肉は置いていない、野生の地を知らなくても死にはしないよ、とあまりノってくれなかった。落ち込んで部屋に戻るマーティを心配し、グロリアやメルマンは親友なのだから話してきて!とアレックスをけしかける。
しかし気がつくと、マーティは檻からいなくなっていた。

グランド・セントラル駅に行ったのだ!と気付いた3頭は慌てて後を追う。
電車に乗り、無事マーティを見つけたが、麻酔銃で撃たれ、目が覚めると箱の中だった。

彼らは自然のケニアに送られる事が決まったが、ケニア行きの船のトラブルで4頭は箱ごと海に落下。

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映画『マダガスカル』 結末・ラスト(ネタバレ)

箱ごとバラバラに流された4頭だったが、無事浜辺で合流。流れ着いた先は、「サンディエゴ動物園」かと思いきや、まさかの「マダガスカル」だった。
仲間として受け入れられ、ファンキーな生活を始める3頭。

アレックスは肉食獣と言う事もあり、なかなか受け入れてもらえず、おまけに仲間達がステーキ肉に見え追いかける羽目に。
他の3頭もマダガスカルのリアルな弱肉強食を目にして、ここは理想郷ではなかったのではと落ち込んでいた。
アレックスを元に戻そうと決め3頭は気を揉む。
船を見つけ、人間に助けてもらおうと考えたが、中から出てきたのは同じ動物園にいたペンギン達だった。
船で戻れると思ってアレックスを迎えに行ったマーティだが、アレックスは肉の恋しさから襲ってしまうはずと引きこもってしまう。

途方にくれたマーティは気が付くと獰猛なリカオンに囲まれていた。
他の草食動物も襲われてピンチになった時にアレックスが百獣の王の威厳を醸し出すかの様に現れ、皆を救いリカオン達を撃退する。
歓迎パーティーで肉以外の寿司を食べて満足するアレックスだが、やはり人の元でないと生きていけないとわかり船に乗るのであった。

映画『マダガスカル』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『マダガスカル』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

動物園での動きの良さ

どの動物達も最初は当たり前の様に動物園にいて、それぞれがスターとして、そこそこに満足しながら暮らしている。
当たり前の日常の繰り返しも悪くないと思える程、友人に恵まれ、お客さんには良い演出をするアレックスや、マーティ、メルマン、グロリアは見所である。
多少キャラクターの濃さはあるが、そこが魅力でもあるので、ノリの良く明るい園での彼らを見ていると楽しい気分に自然となれてしまう。
動物間では、人間くさい生活や行動をし、人の言葉を話すのに、人間や社会から見てみたら獰猛な動物達なので、その両者のギャップが笑いを誘う。
当たり前の様に電話をかけたり、電車に乗り込んだりする姿が、人間サイドから見たら麻酔銃を取り出し機動隊に囲まれる位だから普通じゃないと目が覚める。

目的地に着いて終わりではない

最初、動物園を脱走してまで憧れる土地を目指していたので、てっきり憧れの「野生王国」に着くのがラストだと思ってしまうが、そこが一捻り聞いているし、少しシュールである。
キャラクター達が生き生きしているので、子供のウケも良いかもしれないが、大人こそ「目的地イコールゴールではない」と言う事の教訓を得る場合もあると感じるアニメーションである。
目的地に着いて、それ故に本能が目覚め、そこに対応して行けるかどうかが問われる。
本当にのぞむ場所に行きたいならそのリスクや、郷に入っては郷に従う事も忘れてはならないと気付かされる。
明るくノリノリで話が進んでいくので深く考えずに観られるし、動物間の掛け合いも面白いのであまりそのシュールさには気が付きにくいが、大事な事を明るく教えてくれる。


この手の映画は有名人を吹き替えに起用して台無しにしてしまう事が多々あるのだが、この作は意外にもこの吹き替えがハマっていて楽しい。とくに『おぎやはぎ』のおふたり。自分が彼らを好きだからかもしれないが、とても良かった。

のうのうと暮らすことができていた動物園から、自由になるために外の世界に飛び出した動物たち。ディズニー作品とは一味違う、皮肉の利いたストーリーがまた癖になる。といってもコミカルなので子供と一緒に見ることもできてお得。(男性 30代)

映画『マダガスカル』 まとめ

動物達皆の個性が強いので、キャラクターの濃さだけでもストーリーが続く位しっかりしている。
てっきり目的地に行って終わりかと思いきや、目的の目指していた「野生として生きていく地」で、野生が目覚めてその本能で苦しむとは皮肉だと思う。
与えられた所で咲くのも悪くないと思わせてくれるし、何より笑い所が多いし音楽もノリが良いのでつい楽しく見てしまえる映画。
麻酔銃のシーンが1度目だけでもクスっとなるのに、2度目もすぐ撃たれるのには少し驚くが、ツボにはまるとかなり爆笑してしまう人も多いだろう。
映像はやはりとても綺麗なので、ビルに囲まれた動物園の景色はもちろん、大自然の緑のCGを楽しむのもオツだ。

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