この記事では、映画『窓辺にて』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『窓辺にて』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0086313
製作年 | 2022年 |
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上映時間 | 143分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ ラブストーリー |
監督 | 今泉力哉 |
キャスト | 稲垣吾郎 中村ゆり 玉城ティナ 若葉竜也 |
製作国 | 日本 |
映画『窓辺にて』の登場人物(キャスト)
- 市川茂巳(稲垣吾郎)
- フリーライター。妻の紗衣が浮気していることに気づいているが、なぜか怒りを感じない自分にショックを受ける。かつて一度だけ小説を出版したことがあるが、それ以降は筆を置いてしまった。文学賞の授賞式で久保留亜と知り合って親しくなり、不思議な友情を育む。
- 久保留亜(玉城ティナ)
- 17歳で文学賞を受賞した天才女子高生作家。授賞式で的を得ない質問をする記者ばかりの中、ちゃんと本を読んで質問してきた茂巳に好意を持つ。考え方は大人びているが、普通の高校生な一面も見せる。優二という金髪の彼氏がいる。
- 市川紗衣(中村ゆり)
- 茂巳の妻。編集者で、担当の売れっ子作家である荒川円と不倫関係にある。茂巳のことは愛しているが、彼が小説を書かなくなってしまったことをずっと気にしている。
- 有坂正嗣 / マサ(若葉竜也)
- 茂巳の友人。アスリートで、引退を考えていたが、継続する決意をして復帰に向けてリハビリ中。妻と幼い娘がいるが、モデルでタレントの藤沢なつと不倫している。茂巳のことを慕っており、お互いの夫婦同士でも交流がある。
- 荒川円(佐々木詩音)
- 紗衣が担当している人気小説家。紗衣と不倫しているが、罪悪感があり別れを切り出す。ヒットとは裏腹に、自分の納得いく小説が書けず苦悩している。
- 水木優二(倉悠貴)
- 留亜の彼氏。留亜の小説「ラ・フランス」のモデルの一人。茂巳がモデルに会いたいと留亜に頼んだことから引き合わされることになる。若白髪を隠すために金髪にしている。
- 有坂ゆきの(志田未来)
- マサの妻。彼との間に幼い娘がいる。茂巳や紗衣とは夫婦ぐるみの付き合い。紗衣の浮気を相談しに来た茂巳を一喝する。
- 藤沢なつ(穂志もえか)
- モデルでタレント。マサと不倫関係にある。マサのことが好きすぎて、男女の関係はやめようと切り出す。今後は「MAXで焼肉」と言っておきながら、結局関係を続けてしまう。
映画『窓辺にて』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『窓辺にて』のあらすじ【起】
フリーライターの市川茂巳は、編集者である妻の紗衣と、彼女が担当している若手人気作家の荒川円が不倫していることに気づいていた。しかし、なぜか怒りの感情が湧いて来ないことにショックを受ける。
茂巳は、取材でやって来た文学賞の授賞式で、17歳の高校生作家である久保留亜と知り合う。彼女の授賞作品「ラ・フランス」にはモデルがいると聞いた茂巳は、興味があるので可能なら会いたいと伝えた。
茂巳にはプロスポーツ選手の有坂正嗣(マサ)という友人がいた。故障が続き、引退を決意したマサだったが、復帰を決意してリハビリを続けている。しかし、マサは妻と娘がありながら、タレントの藤沢なつと不倫していた。引退のことを最初に伝えたのが茂巳で、次に伝えたのが彼女だった。なつはそのことを嬉しく感じていたが、複雑な思いも抱えていた。
後日、茂巳は留亜から小説のモデルだと言われ、彼氏の優二を紹介される。訳も分からないまま引き合わせられた優二は茂巳への不信感を露わにして、二人の間には気まずい空気が漂う。茂巳も優二が想像していた人物像と違いすぎて戸惑うしかない。
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映画『窓辺にて』のあらすじ【承】
そのあと、山奥に連れて来られた茂巳は、モデルの一人だと言って留亜から叔父のカワナベを紹介される。彼はかつてテレビマンで、業界に嫌気がさして今は人気のない場所でひっそりと暮らしているらしい。彼に紗衣の不倫のことを相談する茂巳だったが、「初対面の自分に話すなんてよっぽど相談する人がいないんですね」と言われてしまう。
もっともだと思った茂巳は、マサ夫婦に紗衣のことを相談しにいく。しかし、マサの妻のゆきのは「なんで怒らないんですか?奥さんがかわいそうなので別れた方がいい」と急に怒り出し、茂巳を追い返してしまう。
数日後、今度はゆきのが茂巳と紗衣のところに訪ねて来る。実はゆきのも、マサがなつと不倫していることに気づいていた。全く気付かなかった茂巳は驚き、それを知っていたというゆきのにも驚く。しかし、それでもマサと別れたくないというゆきのを茂巳は羨ましく思った。
映画『窓辺にて』のあらすじ【転】
荒川の新作が出版されることになり、紗衣は茂巳に本の感想を尋ねた。正直な茂巳は、「自分には必要のない本だと思った」と答える。意見を交わしている内に、茂巳は荒川との関係に気づいているとそれとなく紗衣に伝えた。そして、その事実にショックを受けない自分にショックを受けているということも打ち明ける。「自分は本当に人を好きになれないのかもしれないから別れよう」と告げた茂巳に、紗衣は「わたしのためじゃなくて自分はどうしたいの?」と言って悲しそうに見つめる。
結局、茂巳と紗衣は離婚することになった。役所に書類を取りに行った後、一度もやったことがなかったパチンコで大当たりを出していると留亜から電話が掛かってくる。ラブホテルに呼び出されたので何事かと思ったら、優二と別れることになったといって酷く落ち込んでいる。ラブホテルは小説を書くために知り合いから借りているだけだと聞いて安心する茂巳。朝まで一緒にいてほしいという留亜とあれこれ語らいながら、一夜を明かすこととなった。
映画『窓辺にて』の結末・ラスト(ネタバレ)
翌朝、目を覚ました茂巳は荒川から会いたいと連絡を受ける。荒川は、二日で書いたという原稿を茂巳に手渡した。荒川は、なぜ茂巳が小説を書かなくなったのか自分の解釈を述べる。「紗衣さんとの日々が過去になってしまうのが嫌だからだ」と言う荒川を、否定もせず肯定もしない茂巳。
その後、荒川の新作は大ヒットし、テレビではレポーターを務めるなつが新作の感想を語っている。その後、有坂夫妻は不倫のことはどうなったかわからないが、マサの引退の話はお互いにすることができたようで、少なくとも上手くはいっているようだった。
茂巳は優二から喫茶店に呼び出され、「留亜からを荒川円の本を読むように言われた。これは寄りを戻したいってことなんですかね?」と尋ねられる。茂巳は笑いながら「そうだろうね」と答えた。それを聞いた優二は、喜びを隠しきれない表情で、留亜に電話を掛けると言って出て行った。茂巳は留亜と出会った頃に食べたフルーツパフェを頼む。そして、水の入ったグラスに太陽の光を当て、手のひらに光のリングを作って眺めるのだった。
映画『窓辺にて』の感想・評価・レビュー
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映画『窓辺にて』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『窓辺にて』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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