映画『マクマホン・ファイル』の概要:ジャーナリストのエレナ・マクマホンは中南米の戦争を取材する中で、アメリカが戦争に介入している証拠を掴む。この事件について調べていくエレナは、次第に政府が仕組んだ陰謀に足を踏み入れていくことになる。
映画『マクマホン・ファイル』の作品情報
上映時間:115分
ジャンル:サスペンス
監督:ディー・リース
キャスト:アン・ハサウェイ、ベン・アフレック、ロージー・ペレス、エディ・ガテギ etc
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映画『マクマホン・ファイル』の登場人物(キャスト)
- エレナ・マクマホン(アン・ハサウェイ)
- アメリカの新聞社に勤める、ジャーナリスト。エルサルバドルの大虐殺を取材した際に、アメリカ製の銃弾を見つけたことからアメリカの戦争介入を疑い始める。
- リチャード・マクマホン(ウィレム・デフォー)
- エレナの父で幼かったエレナを残して家を出て行った過去を持つ。現在は貿易関係の仕事をしており、自分の仕事をエレナに託すことになる。
- トリート・モリソン(ベン・アフレック)
- 政府関係者で、国務長官に近しい人物。海外に取り残されたエレナを帰国させるふりをして、彼女を射殺し、彼女に濡れ衣を着せた。
- アルマ(ロージー・ペレス)
- エレナの同僚のジャーナリスト。違法に海外に出国したエレナから電話で事件のことを知らされ、彼女の死後、政府の陰謀を明るみにしようとする。
映画『マクマホン・ファイル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『マクマホン・ファイル』のあらすじ【起】
1982年、ジャーナリストのエレナ・マクマホンはサンサルバドルのエル・モソテで行われた虐殺を取材する。虐殺の現場で、アメリカ製の銃弾を発見したエレナは、一部始終を文章にまとめアメリカに送る。
中南米の戦争にアメリカが関与しているのではないかと疑問を持っていたエレナだったが、何者かに襲撃を受けると、命辛々空港まで逃げ延び、なんとかアメリカに帰国するのだった。
それから2年後、エレナはワシントンでアメリカ国務長官の記者会見に参加していた。一人娘を寮生の学校に入れ、仕事に没頭していたのだった。
ある日、会社の上司から彼女が兼ねてから希望していた中南米支局への赴任が却下されたと告げられると、激しく抗議する。
しかし、そんな彼女をよく思わない会社の上層部からの命令で、エレナは選挙報道を担当するよう命じられる。
この命令が政府からの依頼だったことを知ったエレナは、自分の考えの正統性を実感し、会社を辞めると言い出すのだった。
映画『マクマホン・ファイル』のあらすじ【承】
その後、デスクのエレナの元に一本の電話が入る。相手は、エレナが幼かった頃に出て行ってしまった父のリチャードだった。
リチャードに誘われて久しぶりの再会を果たした二人だったが、リチャードが出て行ったことで様々な苦労を経験してきたエレナは、彼に対して嫌悪感を隠そうとしない。
リチャードはエレナから妻が死んだことを伝えられると狼狽えてしまう。その後、エレナに妻と出会った時のことを話すと、二人は少しずつ蟠りを解消するのだった。
選挙報道の担当になったエレナは取材のため、カンザスシティを始め、多くの都市を訪れる。シンシナティで開催されたレーガン陣営のパーティに参加したエレナは、国務長官に中南米の一件をインタビューするものの、あしらわれてしまう。
ヒューストンの取材でホテルに滞在した際に、匿名の人物から首を突っ込むなと書かれた手紙を受け取ると、軍内部の情報提供者に同封されていた写真を見せる。
写真の内容から、ニカラグアに余剰軍事物資が運ばれていることを知ったエレナは選挙報道そっちのけでこの件について調べ始めるのだった。
映画『マクマホン・ファイル』のあらすじ【転】
エレナはやっとのことで政府の陰謀の尻尾を掴んだため、これまで以上にやる気に満ち溢れていた。
そんな彼女のもとに一本の電話が入る。リチャードが入院したとの知らせを受け取ったエレナは、取材を一旦中止し、マイアミの病院を訪れる。
病院で気が触れてしまったリチャードと面会すると、彼からとある人物に会い、支払いをするよう頼まれるのだった。彼は貿易関係の仕事に関わっており、多額な借金をして法外な報酬を得られる仕事を請け負っていたのだ。
何を取り扱っているのか、また、その支払いは何に対する報酬なのかわからないエレナは、頼みを断ろうとするも、この件がアメリカの中南米への介入疑惑に絡んでいると考え、この頼みを聞き入れ、出国手続きをしない違法ルートでニカラグアに旅立つのだった。
現地に到着すると、一緒に運ばれた多くの積荷の中身がアメリカからの武器だと判明。取引相手と値段交渉をする間に飛行機が飛び立ってしまうと、エレナは一人、ニカラグアに取り残されてしまう。
映画『マクマホン・ファイル』の結末・ラスト(ネタバレ)
コスタリカの都市部、サンホセまで自力で移動したエレナは、新聞社の同僚、アルマに電話し、積荷の中身が膨大の量の武器だったことを伝えると、中南米で暗躍している人物の情報を得る。
サンホセのホテルに滞在することにしたエレナのもとに、リチャードの取引相手から、帰りの飛行機を手配するとの連絡が入る。
翌朝、何者かによって航空チケットが届けられると、そこにはエリーズ・マイヤーズという架空の人物の名前が記載されていたのだった。
結局飛行機に乗ることができなかったエレナは、近場のホテルに滞在することに。ホテルのプールサイドでこれからの計画を立てていると、新聞にリチャードの死亡記事が掲載されていることに気が付く。
身の危険を感じたエレナの元に、政府関係者のモリソンが近づく。彼はエレナのことを知っており、彼女の帰国を手助けすると申し出る。
モリソンを信用したエレナは、この申し出を受けることにするが、彼は今回の一件の黒幕で中南米に武器を流していた張本人だったのだ。
モリソンはエレナを銃殺し、今回の一件を全て彼女に擦りつけ、事実を闇に葬ったのだった。
映画『マクマホン・ファイル』の感想・評価・レビュー
他の作品に比べ、化粧っ気のないアン・ハサウェイが熱意あるジャーナリストを熱演する姿が印象的だった。
また、政府の陰謀に気がついたエレナの周りで人々が少しずつ消えている描写は非常に緊張感があり、恐ろしく感じた。
全体を通じて、少しずつ事件の真相が暴かれていくストーリーだったので、鑑賞していて退屈することなく、最後まで緊張感を持って視聴することができた。(MIHOシネマ編集部)
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