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映画『マローダーズ 襲撃者』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『マローダーズ 襲撃者』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マローダーズ 襲撃者』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『マローダーズ 襲撃者』の結末までのストーリー
  • 『マローダーズ 襲撃者』を見た感想・レビュー
  • 『マローダーズ 襲撃者』を見た人におすすめの映画5選

映画『マローダーズ 襲撃者』の作品情報

マローダーズ 襲撃者

製作年:2016年
上映時間:107分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:スティーヴン・C・ミラー
キャスト:クリストファー・メローニ、ブルース・ウィリス、デイヴ・バウティスタ、エイドリアン・グレニアー etc

映画『マローダーズ 襲撃者』の登場人物(キャスト)

ジョナサン・モンゴメリー(クリストファー・メローニ)
FBI捜査官。ヒューバート銀行襲撃事件を指揮する。麻薬王ヴェラスケスを内偵中に、妻を殺されている。
ジェフリー・ヒューバート(ブルース・ウィリス)
ヒューバート銀行の頭取。20歳ほど年の離れた弟がいたが、誘拐事件が起こり殺されてしまう。
ウェルズ(エイドリアン・グレニアー)
FBIの新人捜査官。ジョナサンの部下。特殊部隊では勲章を授与され、狙撃の腕も一流の優秀な人物。
ミムス(ジョナサン・シェック)
市警の刑事。妻は末期癌に侵されており、自宅で療養している。悪徳警官。

映画『マローダーズ 襲撃者』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『マローダーズ 襲撃者』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マローダーズ 襲撃者』のあらすじ【起】

仮面を着けた4人の人物が、ヒューバート銀行を襲撃した。犯人達は手慣れた様子で犯行を行い、金を奪った。そして、逃げる間際、犯人の1人が防犯カメラを眺めた後、支店長のスティーヴン・ハッチェンソンを射殺した。

FBI捜査官のジョナサン・モンゴメリーはヒューバート銀行襲撃事件の現場を確認した。犯人は15分以内に通報すれば爆弾が爆発すると脅し、逃走時間を稼いでいた。そのため、警察官が駆けつけたのは、事件発生の25分後のことだった。犯人は300万ドル以上の金を盗んでいた。ジョナサンは爆弾を確認しようとするが、ミムス刑事が既に押収していた。ジョナサンは部下に証拠が無くなる前に回収するよう指示を出した。

ジョナサン達の捜査チームに、新任のウェルズ特別捜査官が新たに加わった。彼は特殊部隊では勲章を授与され、狙撃の腕も一流の優秀な人物だった。だが、ジョナサンはウェルズがポリグラフ検査のときに嘘を吐いていたことを見抜いており、チームに所属する以上は嘘を吐かないよう言明した。ウェルズが嘘を吐いたのは、大麻の吸引歴についてだった。

押収した爆弾には指紋が付いており、容疑者宅から銃器と薬物が発見された。その指紋はT・Jジャクソンのもので、ミムスはT・Jの弟のジェームズ・ジャクソンを連行した。報告を受けたジョナサンは驚愕する。なぜなら、T・Jは死んだとされるレンジャー部隊の隊員だった。ミムス達市警は、T・Jの遺品を使いジェームズが犯行に及んだと思っていた。しかし、ジョナサンは銀行襲撃時の手際の良さから、ジェームズが犯人だとは思えなかった。その時、ウェルズの調べにより、犯行時刻にジェームズが酒店にいたことが判明する。

映画『マローダーズ 襲撃者』のあらすじ【承】

2011年アレクサンダー・ヒューバートがレンジャー部隊に誘拐された。その犯人の1人がT・Jだった。誘拐犯は逃走し、アレクサンダーは死亡していた。軍は誘拐犯達を射殺した。アレクサンダーの兄は、ヒューバート銀行の頭取であるジェフリー・ヒューバートだった。ヒューバート銀行襲撃事件には、何か裏がありそうだった。

ヒューバート銀行の支店長が再び襲われた。犯人達は支店長のティーガンを脅して、貸金庫を開けさせた。ティーガンは家族を人質に取られていたため、大人しく犯人の指示に従った。しかし、犯人が銀行に足を踏み入れた後、警備員が現れてしまう。犯人は咄嗟に警備員を撃ってしまったため、応急処置を行った。犯人は路上にいたダグリーという名の男を殺し、逃走した。

ティーガンは貸金庫を借りた人物についてジョナサンから尋問を受ける。始めは守秘義務があって黙秘していたが、ジョナサンに厳しい言葉で説得され、ジェフリーが閉店後の店に何度も足を運んでいたことを明かした。

銀行から盗まれた300万ドルが発見される。その金は慈善団体に寄付されていた。ミムスはFBIに報告せず、独自に保管していた。ジョナサンはミムスの元に足を運び、すぐに明け渡すよう指示を出した。一方、ウェルズはまだ市警との遺恨がなかったことから、先輩のストックウェル捜査官に市警の指揮を任される。

ダグリーはT・Jが所属していた部隊の指揮官で、誘拐事件に唯一加わらなかった人物であることが明らかになる。彼の今の雇用主は、ジェフリーだった。ジョナサンが部下から報告を受けていると、郵便が届く。中には、ジェフリーとクック上院議員が親密な関係である証拠の写真が入っていた。

映画『マローダーズ 襲撃者』のあらすじ【転】

ジョナサンの自宅のノートパソコンに、ロビンフットを名乗る人物がアクセスしてきた。ロビンフットは銀行襲撃事件を利用し、ジェフリーとクックを逮捕してもらおうとしていた。さらに、ロビンフットは殺した2人のことを悪党と呼び、憎しみを抱いている様子だった。ジョナサンはロビンフットの話を軽く受け流していたが、妻を殺した犯人が裁きを受けずにいることを指摘される。ジョナサンはそっとパソコンを閉じた。

ジョナサンはジェフリーに会いに行き、アレクサンダーの論文の話を持ち出してジェフリーに揺さぶりをかけた。ヒューバート一族は経済や法律を学んでいるのに、アレクサンダーは哲学を専攻していた。そして、「銀行制度が誘発する政治腐食」というテーマで論文を書いていた。ジョナサンはアレクサンダーの論文の話を終えた後貸金庫の件についても尋ねるが、ジェフリーは何も答えようとはしなかった。

ジョナサンが帰ろうとしていると、犯人達が襲撃してきた。ジョナサンはジェフリーを守りながら、犯人達に銃を向けた。犯人はジェフリーを守る警備員を射殺した。ジョナサンは犯人の1人を射殺し、その場に居合わせた人々を守った。

スティーヴン・クック・ダグリーが同じレンジャー部隊に所属していたことが判明する。ダグリーはスティーヴン達の隊から離れた後、T・Jがいる隊の指揮官になっていた。その隊はダグリー以外、アレクサンダー誘拐を実行した者達だった。ジョナサンはジェフリーがアレクサンダーの殺害を画策したと睨んでいた。

映画『マローダーズ 襲撃者』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジョナサンの元に貸金庫から盗まれた書類が届く。そこには、アレグザンダー誘拐事件についての詳細が載っていた。ジョナサンはジェフリー達を追い詰めるため、ウェルズを使って記者に書類を公表した。そこには、クックが大量破壊兵器に関する偽の情報を提供して部隊を誘導したことや、アレグザンダー殺害の罪を擦りつけたことが書かれていた。部隊は誘拐犯に仕立て上げられ、抹殺されたのだ。そのことにジェフリーが関与していた。

ジョナサンはT・Jの恋人がいるクラブに足を運び、T・J本人を確保することに成功する。ジョナサンはT・Jを尋問した。T・Jの隊の生き残りは彼だけだった。生きていることがばれると恋人と我が子に危険が及ぶため、身を潜めていたのだ。T・Jがいた隊は大量破壊兵器を所有しているテロリストがいるとの情報を受け、現場へと足を運んだ。だが、そこにあったのは学生の遺体だった。T・J達が戸惑っていると、突然襲撃を受けたのだ。ジョナサンは強盗犯の一味ではないかと尋ねるが、T・Jは否定した。

ミムスは強盗団の金を狙い、違法な襲撃を実行した。ジョナサンは何も報告を受けていなかったので怒るが、ミムスに情報を提供したのがウェルズであることが判明する。ジョナサンは至急ウェルズの前歴を調べさせた。それにより、ウェルズとT・Jが同じ時期にパナマに駐在しており、面識があったことが判明する

ウェルズはストックウェルと共に、逃げたジェフリーを追っていた。ウェルズはストックウェルを強盗犯仲間と共に襲撃した。ジョナサンが駆けつけたときには、ウェルズ達は逃げた後だった。ストックウェルは怪我を負っていたが無事だった。ウェルズが逃走の準備をしていると、ミムスが現れる。ミムスは盗んだ金を返すよう説得した。ウェルズは拒否して去るようミムスに伝えるが、彼は動こうとはしなかった。ウェルズは仕方なくミムスを射殺し、警官が撃たれたことを通報した。

ジョナサンはメキシコでウェルズと会った。彼が強盗犯のリーダーで、どうやったのかは不明だが、ジョナサンの妻を殺した男を獄中で殺害していた。ウェルズは事件の詳細について聞かれ、拒否することなく話した。ウェルズが所属していた隊の半分が、反乱兵(T・Jがいる隊)を始末するよう指示を受けていた。ウェルズはその指示に不信感を抱きながらも、拒否することはできず従った。しかし、最後まで生き残ったT・Jが怯えているのを見て嵌められたのを確信し、救出したのだ。

ジョナサンはウェルズの元を離れると、近くにいたジェフリーの席に座った。ジェフリーはメキシコにいる以上逮捕されることはないため、余裕そうにしていた。だが、ジョナサンは一瞬の隙を突き、ジェフリーの胸をナイフで刺した。ジェフリーのボディーガードに撃たれそうになるが、ウェルズに救われる。ジョナサンはウェルズに銃を向けるが撃たなかった。ウェルズは銃を仕舞い、立ち去った。

映画『マローダーズ 襲撃者』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

銀行強盗を追う捜査官たちの視点と、銀行の裏に潜む陰謀が交錯していく展開に引き込まれました。ブルース・ウィリス演じる銀行オーナーの存在感も抜群で、単なるアクションものに留まらない深みがありました。エンディングにかけてのどんでん返しは予想外で、善悪の境界が揺らぐ感覚が面白かったです。(20代 男性)


社会の腐敗や権力者の傲慢さがテーマに盛り込まれていて、単なる強盗映画以上の重みを感じました。ただ、登場人物の描写がやや浅く、感情移入しづらい部分もありました。アクションシーンは緊張感があり見応えがあったので、もう少し脚本に緻密さがあれば名作になったと思います。(30代 女性)


ブルース・ウィリスが出演しているということで期待して観ましたが、彼の出番は意外と少なめでした。むしろ、捜査官側の視点で進むサスペンス色が強く、派手なアクションを期待していた分、肩透かしを食らった印象です。ただ、ストーリー展開には意外性があって最後まで楽しめました。(40代 男性)


暴力シーンも多いですが、それ以上に金と権力に絡む人間ドラマが印象的でした。FBI捜査官たちの葛藤や、単純な正義だけでは割り切れないラストが良かったです。悪を裁くために悪に手を染める、そんな苦味を残すテーマが心に残りました。ブルース・ウィリスの渋さも作品にマッチしていました。(50代 女性)


テーマは面白いのに、ストーリーの進行がやや散漫だったように思いました。特に中盤、捜査が進展しているのか停滞しているのか分かりづらく、集中力が途切れそうに。でもラストの衝撃的な真相には驚かされました。キャストの熱演も光っていたので、惜しい作品だと感じます。(20代 女性)


正直、最初はありがちな銀行強盗ものかと思っていましたが、実は社会的な不正を暴こうとする正義のための犯罪だった、というどんでん返しに痺れました。主人公たちの正義感と葛藤がリアルで、後味の苦いサスペンスを楽しみたい人にはおすすめです。派手なだけではない映画でした。(30代 男性)


警察と強盗、どちらも一筋縄ではいかない事情を抱えていて、単なる勧善懲悪ではないストーリーが印象的でした。特に、FBI捜査官の最後の選択には考えさせられました。ただ、登場人物が多くて序盤は少し混乱したので、もう少し整理されていたらもっと良かったです。(40代 女性)


ブルース・ウィリスが出ているからアクションメインかと思ったら、かなり社会派な作りでした。派手な銃撃戦よりも、人間関係や汚職がメインテーマになっていて、予想と違うけれど楽しめました。エンタメ要素だけを求めると物足りないかもしれませんが、メッセージ性は強い映画です。(50代 男性)


中盤以降、誰が本当の敵なのか分からなくなる展開が面白かったです。FBIの捜査官すら完全な善ではないという描き方がリアルで、現代社会の暗部を突いていました。ラストの救いのなさも含めて、単なるハッピーエンドではないところが逆に心に残る作品でした。(30代 女性)


ストーリーの骨格は面白いのに、テンポやキャラクター描写にやや粗さを感じました。それでも、伏線回収の巧さと、最後のカタルシスは見事。ブルース・ウィリスが少ない出番ながら物語の軸になっていたのも良かったです。社会派クライムサスペンスが好きな人には一見の価値あり。(20代 男性)

映画『マローダーズ 襲撃者』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マローダーズ 襲撃者』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

インサイド・マン

この映画を一言で表すと?

完璧すぎる銀行強盗計画、その裏に隠された衝撃の真実!

どんな話?

ニューヨークの銀行で起きた完璧な人質事件。FBIも手こずる知能犯と、それを追う捜査官たちの心理戦が繰り広げられます。しかし、強盗の目的は単なる金銭ではなかった――。緻密なプロットと意外な結末に驚かされるサスペンス映画です。

ここがおすすめ!

単なる強盗劇では終わらない、知能戦と社会派ドラマが絶妙に絡み合う傑作です。クライヴ・オーウェンとデンゼル・ワシントンの対決も緊張感たっぷり。細部にまで張り巡らされた伏線が見事で、最後まで目が離せません!

ザ・タウン

この映画を一言で表すと?

犯罪と愛、運命に翻弄される男の切ない物語。

どんな話?

犯罪都市ボストンを舞台に、銀行強盗団のリーダーと、人質となった女性との間に芽生える禁断の愛。抜け出したくても逃れられない運命に苦しむ主人公の葛藤を描きます。アクションと人間ドラマが絶妙に絡み合う、骨太なクライムストーリーです。

ここがおすすめ!

ベン・アフレックの監督・主演による渾身の一作。リアリティある強盗シーンと、人間ドラマの深みが絶妙にミックスされています。犯罪映画にドラマ性を求める方には、たまらない感動と緊張感が味わえる作品です!

ヒート

この映画を一言で表すと?

男たちの生き様が火花を散らす、究極のクライム・アクション。

どんな話?

プロの銀行強盗団と、彼らを追うロサンゼルス市警の刑事たち。それぞれの矜持と生き様が交錯する中、壮絶な銃撃戦と緻密な心理戦が繰り広げられます。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ、2大スターの共演も見どころです。

ここがおすすめ!

派手なアクションだけでなく、キャラクターの内面まで丁寧に描くストーリーテリングが圧巻。静かな緊張感と爆発的な銃撃戦のコントラストに酔いしれます。長尺ながら最後まで目が離せない名作中の名作です!

トリプル9 裏切りのコード

この映画を一言で表すと?

警察内部の裏切りと、極限まで追い詰められる男たち。

どんな話?

汚職警官たちが、犯罪組織に脅されながら壮大な犯罪計画を遂行しようとするクライム・スリラー。仲間を犠牲にする「トリプル9作戦」を巡って、裏切りと葛藤が渦巻きます。全編に漂う緊張感がクセになる作品です。

ここがおすすめ!

リアルな犯罪描写と、息が詰まるようなサスペンスが魅力。キャシー・アフレック、ウディ・ハレルソンら実力派俳優たちの重厚な演技も見どころ。暴力と裏切りが支配するダークな世界観に没入できます!

ダークナイト

この映画を一言で表すと?

正義と狂気がぶつかり合う、究極のダーク・ヒーロー映画。

どんな話?

ゴッサム・シティを守るバットマンが、狂気の犯罪者ジョーカーと壮絶な対決を繰り広げる物語。善と悪の境界が揺らぐ中で、ヒーローの存在意義が問われます。社会派要素も色濃く、ただのヒーロー映画にはとどまらない深みがあります。

ここがおすすめ!

ヒース・レジャー演じるジョーカーの圧倒的存在感に誰もが衝撃を受けるはず。緻密な脚本と壮大なスケール、心に突き刺さるテーマ性で、映画史に残る傑作です。サスペンス好きにも絶対おすすめしたい一本!

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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