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映画『ミークス・カットオフ』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ミークス・カットオフ』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ミークス・カットオフ』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0065236

製作年 2010年
上映時間 102分
ジャンル ドラマ
監督 ケリー・ライカート
キャスト ミシェル・ウィリアムズ
ブルース・グリーンウッド
ウィル・パットン
ゾーイ・カザン
製作国 アメリカ

映画『ミークス・カットオフ』の登場人物(キャスト)

エミリー・テスロー(ミシェル・ウィリアムズ)
ソロモン・テスローの妻で、ジミーの母親。旅を続ける中で男女の役割分担に疑問を持ち、時には男顔負けの凛々しさ、賢さで困難を乗り越えていく。
ソロモン・テスロー(ウィル・パットン)
テスロー家の主。一行のリーダー的存在で、ガイドのミークとことあるごとに対立する。
ジミー・テスロー(トミー・ネルソン)
ソロモンとエミリーの息子。好奇心旺盛な育ち盛りの子ども。
トーマス・ゲイトリー(ポール・ダノ)
ゲイトリー家の主。ガイドのミークに不審を抱いている。ものごとに対してすぐ疑心暗鬼になる性格で、周囲を不安にさせる。
ミリー・ゲイトリー(ゾーイ・カザン)
トーマスの妻。トーマスのことを信頼していて、影響されやすい。
ウィリアム・ホワイト(ニール・ハフ)
ホワイト家の主。自分のことより妻や仲間のことを心配する性格。
グローリー・ホワイト(シャーリー・ヘンダーソン)
ウィリアムの妻。他人を思いやるが故、自分を犠牲にするウィリアムのことを心配している。
スティーブン・ミーク(ブルース・グリーンウッド)
西部への道を熟知しているということで、一行にガイドとして雇われている。数々の武勇伝を家族に語るが、本当かどうかは定かではない。
先住民の男(ロッド・ロンドー)
一行が道中で遭遇する先住民族。言語が通じず、不思議な行動を取る。途中からミークの代わりにガイドを担うことになる。

映画『ミークス・カットオフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ミークス・カットオフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ミークス・カットオフ』のあらすじ【起】

1845年、オレゴン州。テスロー、ホワイト、ゲイトリーの白人3家族は、新天地を目指し移住の旅をしている。彼らは道に詳しいスティーブン・ミークという男をガイドとして雇い、家財道具を載せた荷車で移動していた。

ある日の夜、エミリー・テスローは夫ソロモンから、ミークのことを不審に思っているという話を聞く。ゲイトリー家の主であるトーマスが、ミークがでたらめな道を案内してわざと荒野を彷徨わせているのではないかと言うのだ。トーマスはその理由として、イギリス人がアメリカ移民の入植を阻もうとしてミークを雇っているのではないかと考えているらしい。

そもそも最初は2週間で目的地に着くとミークは説明していたのに、既に5週間も月日が経過していた。このことでミークへの不信感はさらに募っていく。

3家族は、険しい高地や砂漠を進む過酷な旅で深刻な水の不足に苦しんでいた。一行はひとまず野営を組んで休憩するか、先へ進むかでミークと意見が対立する。水を求めて少しでも先に進みたい一行は、ミークの反対を押し切り荷車を進めることに決めた。

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映画『ミークス・カットオフ』のあらすじ【承】

次の日、一行は荷車を引く牛の負担を減らすため、やむなく荷物を捨てていくことにする。作業の合間に休憩していたエミリーが遥か向こうの岩山を眺めていると、馬に乗った人影が見えたがすぐにいなくなってしまった。

しばらくして、姿が見えなくなっていたミークが水場を見つけたと言って戻って来る。しかし、彼が発見した湖の水は動物すら飲まないアルカリ性の水で、一行は落胆する。

さらに、これからどう進むかでまたソロモンとミークの意見が対立する。ソロモンは北に進み他の移民団と合流することを提案するが、ミークは西もしくは南へ進むべきだと主張する。

家族たちは話し合い、散々自分たちを振り回したミークを解雇して、今後彼の意見は聞かないことにした。

水を求めて北に進む一行。夕方、焚き木拾いをしていたエミリーの目の前に、知らない男が現れる。エミリーは、彼が以前岩山で見た男だと確信する。

気が動転したエミリーは、慌てて逃げ出す。彼女は男を威嚇するため、ショットガンを持ち出して空に向かって空砲を放った。

エミリーから事情を聞いたミークは、その男は攻撃的な先住民族カイユースに違いないと言って一行を不安にさせる。

映画『ミークス・カットオフ』のあらすじ【転】

旅を続ける一行だったが、水は一向に見つからない。そんな時、テスロー家の息子であるジミーが、エミリーが遭遇した先住民を岩場の影で見たと騒ぎ出す。逃げ去った方角を聞いたソロモンとミークは、男を追いかけていく。

しばらくすると、2人が男を連れて戻ってきた。男は流血していてミークから暴力を振るわれたようだった。しかし、男は全く抵抗せずただエミリーたちを無言で見つめていた。

野蛮な先住民なのですぐに殺すべきだとミークは騒ぎ立てた。しかし、水の在処を知っているかもしれないと主張するソロモンはそれに反対する。結局ミーク以外はソロモンの考えに同意し、一行は男を一緒に連れていくことにする。しかし、言葉が通じないため意思疎通を図ることができず、一行は困惑する。

そんな中、エミリーだけは男に食事を分け与えたり、水を差し出したりするなどして反応を探ろうと試みる。言葉は通じないものの、エミリーは男と接するうちに彼が考えていることを少しずつ理解できるようになっていく。

映画『ミークス・カットオフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

道中、一行は丘を越えるため荷車を谷の下に降ろしていた。その時、テスロー家のワゴンが誤って落下し大破、貴重な水を失ってしまう。男はその様子を丘の上からただ眺めているだけだった。

荷物を拾い集める一行の傍らで、男は荷物を物色し始める。怒ったミークはついに男に銃を向け殺そうとするが、エミリーはそれを阻むためミークに銃を向ける。男が何かを知っていると信じるエミリーの眼差しを見たミークは、仕方なく銃を下ろす。

何日も飲まず食わずで皆の精神力が限界に近づいていたその時、ソロモンが荒地に1本の木を見つける。青々とした葉が生えたその木を見たジミーは、水がないと木は育たないと喜ぶ。

しかし、近くに川があるという保証はなく、このまま引き返した方が無難なのか、それとも賭けに出るか。もはやミークですら男に従うしかなく、それが運命なのだと言い始める。

一行が困惑する中、エミリーは男を見つめている。男もエミリーを一瞥するが、すぐに背を向けて歩き始めた。もう選択肢は残っておらず、彼らは道なき道を進んでいくしかなかった。

映画『ミークス・カットオフ』の感想・評価・レビュー

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映画『ミークス・カットオフ』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『ミークス・カットオフ』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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