この記事では、映画『ミニミニ大作戦(2003)』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ミニミニ大作戦(2003)』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ミニミニ大作戦』の作品情報
上映時間:111分
ジャンル:アクション
監督:F・ゲイリー・グレイ
キャスト:マーク・ウォールバーグ、エドワード・ノートン、シャーリーズ・セロン、セス・グリーン etc
映画『ミニミニ大作戦』の登場人物(キャスト)
- チャーリー(マーク・ウォールバーグ)
- 盗みの天才。常に冷静沈着で頼れるリーダー的存在。裏切り者のスティーヴへ復讐するため大胆不敵な作戦を練り上げる。
- スティーヴ(エドワード・ノートン)
- チャーリーたちの仲間だったが、途中で裏切りリーダーであるジョンを殺害する。大金を得ても使い道のない地味な男。
- ステラ(シャーリーズ・セロン)
- ジョンの娘。自身は解錠士として警察に協力していたが、チャーリーに誘われ父を殺したスティーヴへの復讐に参加する。
映画『ミニミニ大作戦』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ミニミニ大作戦』のあらすじ【起】
数々の強盗事件により、長きにわたる懲役を終えたジョンが再び仲間を集め、最後の盗みを計画する。それはベニスに拠点を持つギャングから3500万ドル相当の金塊を盗み出すという大胆不敵な作戦だった。
信頼のおける仲間のチャーリーらと共に作戦を遂行するジョン。作戦は成功を収めるが、金塊を移送中に仲間のスティーヴが裏切り、金塊を強奪されてしまう。また、その際にスティーヴが放った銃弾によりジョンは命を落とす。
一年後。警察の協力者として開かずの金庫を解錠する役目を担っているジョンの娘ステラのもとにチャーリーが現れる。彼はスティーヴへの復讐計画をステラに告げ、協力を仰ぐ。スティーヴは現在名前を変え、強奪した金塊を細々と換金しながら生活を続けているという。
はじめは拒否していたステラだったが、父を殺したスティーヴへの怒りが再燃し、復讐計画への参加を決意する。チャーリーは一年ぶりに仲間を集め、強奪された金塊を再び取り戻すため計画を練り始める。

映画『ミニミニ大作戦』のあらすじ【承】
金塊はスティーヴの所有する豪邸内の頑強な金庫の中に保管されており、その解錠をステラが担当することに。
スティーヴの家のネットワークシステムをダウンさせ、修理屋として侵入するステラ。その際に、彼女の美しさに惹かれたスティーヴから食事の誘いを受ける。
スティーヴ宅に侵入したステラの情報をもとに計画を練るチャーリーだったが、金庫から玄関までのストロークが長く、人力で金塊を移動させるのは難しいという結論に至る。そこで彼が考えた計画は、小型自動車ミニ・クーパーでスティーヴ宅に乗り込み、金庫ごと運び出すという大胆なものだった。
作戦決行日はスティーヴがステラと食事に行っている間に行うことが決定。作戦当日、三台のミニ・クーパーでスティーヴ宅へ向かうチャーリーたちだったが、隣家でパーティーが開かれており、目撃者が多すぎるため作戦中止を余儀なくされてしまう。
知らせを聞いたステラは、もう一度機会を作るため、スティーヴと再び会う約束を交わす。しかし、その際に焦ったステラの様子を見て、スティーヴは彼女がジョンの娘であることに気が付く。
映画『ミニミニ大作戦』のあらすじ【転】
計画に気付いたスティーヴは金庫を輸送車に乗せ、国外へ逃亡することを企てる。そのことを知ったチャーリーは、正面から堂々と強奪することを計画する。
当日スティーヴの家の前で待機していた一行だったが、スティーヴは機転を利かせ、目くらましのため三台の輸送車を用意していた。
三台の輸送車の車高を見極め、一番車体の低い輸送車に狙いを定めたチャーリーはその後を追う。スティーヴはヘリに乗り、上空から輸送を見守っていた。
仲間の信号のハッキングにより、道路上に仕掛けた爆破地点へ輸送車を誘導するチャーリー。爆破地点へ到達した瞬間、道路が爆発。輸送車は車体ごと地下鉄の線路上に落下する。そこに待ち受けていたチャーリーの仲間たちによって輸送車は制圧。ミニ・クーパーのトランクに金庫を乗せ、地下鉄構内を疾走する。
追っ手を撒き、金庫の解錠に取り掛かるステラ。しかし金庫は頑強な仕掛けが施されており、一度失敗すると二度と開かない仕組みになっていた。追っ手が迫る中、懸命に解錠を試みるステラ。間一髪解錠に成功し、金塊を三台のミニ・クーパーに取り分け再び逃走を開始する。
映画『ミニミニ大作戦』の結末・ラスト(ネタバレ)
上空からチャーリーたちの乗るミニ・クーパーを追いかけるスティーヴ。チャーリーたちは追いつかれまいと、さらに速度を上げていく。当初の計画通り、チャーリーたちはミニ・クーパーを貨物車の車体に隠す。そのまま目的地まで金塊を輸送する手筈になっていた。
そこへ銃を持ったスティーヴが現れるが、彼の登場もまたチャーリーの計算内だった。チャーリーは既に、スティーヴに恨みを持つギャングたちを買収しており、そこへ現れたギャングたちによってスティーヴは拘束され連行されていく。
無事に金塊を取り戻し、さらにはジョンの敵討ちも果たしたチャーリーたちは、それぞれに金塊を手にし、新しい人生へと歩んでいく。ある者は高級車を買い漁り、ある者は自宅に図書館を造った。
そしてチャーリーは、かつてジョンに言われた「足を洗う時には生涯のパートナーを見つけ、そして彼女を絶対に離すな」という言葉の通り、ステラと恋に落ち、二人は生涯のパートナーとなった。
映画『ミニミニ大作戦』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
リメイク作品ながら、スカッと爽快なカーアクションが見どころです。
なんと言ってもキャストの豪華さには目を見張るほど。マーク・ウォールバーグ、エドワード・ノートン、シャーリーズ・セロンといった実力者揃いです。これだけでも良い作品でしょう。
ミニクーパーのカーアクションも必見です。車がかわいいのに、カッコいいアクションと似合わないハイスピードのギャップが他では味わえない楽しさです。(女性 20代)
大好きすぎるこの作品。原題は『The Italian job』。『ミニミニ大作戦』ってタイトルに少々問題がありますが、ストーリーは最高です。100%間違いなく楽しませてくれる作品になっています。盗みのプロたちが企てる金塊強奪計画。計画は成功したものの、予想もしなかったトラブルが起こりそこから始まる復讐劇が今作の見どころです。
マーク・ウォールバーグにシャーリーズ・セロン、ジェイソン・ステイサムにエドワード・ノートン。豪華なキャストに華麗な盗みと豪快なアクション。無駄なシーンが一切なく、とてもスマートで見応えのある作品でした。(女性 30代)
タイトルは可愛いですが、内容はスタイリッシュなアクション映画です。チームメンバーの各々が才能に長けていて、良く練られた計画と連携に見入ってしまいます。終始敵が手のひらで転がされるのも良いですね。ジェイソン・ステイサムのカーチェイスの安心感も凄いですね、追っ手に捕まる気配が感じられません。タイトルの由来はミニ・クーパーですね。逃走の鍵となるミニ・クーパーが路肩にちょこんと並んでいたのが、可愛くて笑ってしまいました。(男性 20代)
『ミニミニ大作戦』という邦題からは予想ができない、スタイリッシュなカーアクション映画です。ミニクーパーという可愛い車でカーアクションをこなしているのがすごいです。
さらに、キャストも相当豪華です。シャーリーズ・セロンの鍵開けシーンが個人的にはとても印象に残っています。シャーリーズはこの作品では他とは少し雰囲気が違って、最初は自信がなさそうな感じが新鮮です。
アクションものながら名言が多いのもこの作品の特徴です。ジョンは良いセリフを遺しています。(女性 30代)
スタイリッシュなクライム・アクションとして最高に楽しめた!冒頭でドナルド・サザーランド演じる師匠的存在が裏切りによって命を落とす展開には驚かされたけど、それがチームの絆とリベンジの原動力になる流れが熱い。ミニクーパーを使ったロサンゼルス市街での追跡劇もスリリングで、まさに「見せ場の連続」。頭脳とテクノロジー、仲間の信頼が融合した痛快なエンタメ作品。(30代男性)
ストーリーのテンポが良くて、最後まで飽きずに楽しめました!何より女性キャラのステラがかっこいい。金庫破りの才能だけじゃなく、冷静でブレない判断力に惚れました。父を殺された怒りと悲しみを抱えながらも、仲間と共に犯人を追い詰める姿が印象的。カーアクションも派手すぎず洗練されていて、特に地下鉄を走るシーンは鳥肌モノ。スタイリッシュで気持ちの良い作品でした。(20代女性)
昔の『ミニミニ大作戦』のリメイクとして観ましたが、しっかり現代風にアップデートされていて好印象。マーク・ウォールバーグを中心としたチームのバランスも良く、それぞれの得意分野が生かされる展開はワクワクしました。ラストで見事に裏切り者スティーブを出し抜くシーンは快感。ド派手な爆破よりも、緻密な頭脳戦とチームワークで魅せるタイプの映画としておすすめ。(50代男性)
カーチェイスがとにかく爽快!女性としてはカーアクションって苦手意識あったけど、これはスピード感とスタイリッシュさが絶妙で、気付けば夢中に。ミニクーパーの小回りの良さが活かされた逃走劇がテンポ良く進むから、見ていて気持ちいい。個人的にお気に入りなのは、エレベーターや地下道を使った奇想天外な作戦。チームの連携も最高で、見終わった後に「また観たい!」と思いました。(30代女性)
スタローンやシュワちゃんのような“殴って奪う”タイプのアクションとは違い、“計算して奪う”というスマートさが魅力。裏切り者スティーブに対して、派手な暴力でなくテクニカルに仕返しするのが痛快。チャーリーたちの冷静さと、チームのプロフェッショナルぶりが際立っていて、特に黒人ハッカー“ナップスター”の活躍にはニヤリ。若い世代にも刺さる現代的クライムムービー。(20代男性)
スリルとユーモアのバランスが絶妙。大金を盗むというシリアスなテーマなのに、緊張しすぎず見られるのは、キャラ同士の軽妙な掛け合いのおかげ。中でもステラとチャーリーの関係性が心地よく、ただの復讐劇では終わらない人間ドラマも垣間見えました。金庫破りの技術や、都市のインフラを使った作戦が緻密で面白い。カーアクションも含めて、大人の遊び心を感じる一作。(40代女性)
映画『ミニミニ大作戦』を見た人におすすめの映画5選
オーシャンズ11
この映画を一言で表すと?
「華麗すぎる頭脳とチームワークで魅せる、スタイリッシュ・クライムムービー」
どんな話?
出所したばかりのダニー・オーシャンが、腕利きの11人を集めてラスベガスの巨大金庫に挑む。ターゲットは3つのカジノの金庫で、そこには複雑なセキュリティが待ち受ける。スマートでテンポの良い展開が魅力のクライムエンタメ。
ここがおすすめ!
『ミニミニ大作戦』のように、緻密な作戦と個性豊かなチームの連携が光る作品。ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットら豪華キャストの掛け合いも楽しく、クライム映画初心者でも入りやすいテンポの良さが光ります。
ベイビー・ドライバー
この映画を一言で表すと?
「音楽×カーアクションがシンクロする、スタイリッシュ逃走劇」
どんな話?
天才的なドライビングテクを持つ青年“ベイビー”が、音楽を聴きながら強盗の逃走ドライバーとして働くが、やがて抜け出したいと願う。しかしボスから解放される条件として、最後の大きな仕事に巻き込まれていく。
ここがおすすめ!
全編を貫くBGMとカーチェイスの絶妙なシンクロが新鮮。『ミニミニ大作戦』好きなら、軽快な車の動きと爽快な映像演出にハマること間違いなし。スタイリッシュながらも、登場人物のドラマも濃く、完成度の高い一作。
スナッチ
この映画を一言で表すと?
「複数の物語が絶妙に絡み合う、スピード感満点の群像クライム劇」
どんな話?
盗まれた巨大ダイヤをめぐって、ボクシングのプロモーター、ギャング、詐欺師など複数のキャラクターが交錯していく。すべての人物が知らぬ間に一つの事件へと巻き込まれていく展開が痛快なクライムコメディ。
ここがおすすめ!
ガイ・リッチー監督ならではのテンポの良さと、洒落の効いた編集が見事。『ミニミニ大作戦』のようなクライム要素に加え、ユーモアと皮肉が効いた会話劇も楽しめます。ブラッド・ピットの怪演も必見です。
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
この映画を一言で表すと?
「極限のミッションと超絶アクションが融合した、諜報エンタメの最高峰」
どんな話?
クレムリン爆破事件の濡れ衣を着せられたイーサン・ハントとIMFチームが、自らの潔白を証明しながら世界を救うミッションに挑む。国家に見捨てられた状況下でのスリリングな作戦と、チームの協力が鍵を握る。
ここがおすすめ!
トム・クルーズの全力アクションはもちろん、チームでの連携プレーやガジェットの活用が『ミニミニ大作戦』好きにはたまらない要素。ドバイの高層ビルシーンなど、記憶に残る名場面が満載の大作です。
ナウ・ユー・シー・ミー
この映画を一言で表すと?
「マジックと頭脳戦で魅せる、新感覚の犯罪マジシャン映画」
どんな話?
一流マジシャン4人が結成した「フォー・ホースメン」が、ショーの最中に大規模な強盗を実行。FBIとインターポールが追う中、彼らはトリックと知能を駆使して逃げ切る。華麗なマジックが裏に隠す真の目的とは?
ここがおすすめ!
華やかさとスリルを兼ね備えたクライムエンターテインメント。『ミニミニ大作戦』同様、観客の予想を裏切るスマートな展開と、チームでの完璧な連携が最大の魅力。何度も観たくなる仕掛けが満載です。
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